図解
※記事などの内容は2020年4月24日掲載時のものです
生命保険大手5社の2020年度資産運用計画が24日、出そろった。新型コロナウイルスの影響で金融市場に不透明感が増す中、各社は相対的に高い収益が見込める外国社債を中心に利回りを確保する。世界景気は新型コロナの感染拡大の抑制に伴い、年後半以降に回復に向かうと想定。信用力の高い銘柄を選別して投資する。
生保各社は契約者の保険料を原資として、金融商品で運用し、収益源の一部としている。外債については、住友生命保険が社債を「投資の中心」と位置付けるなど3社が増やす。金利や為替の水準次第で配分調整する明治安田生命保険も社債に関しては「業績や格付けを慎重に見ながら一定程度増やす」と積極的だ。
国内債券は、低金利が続くとみられる中、3社が増やす。金利水準が上昇した局面で買い入れを増やす社が多い。償還が多いかんぽ生命保険は残高が減少する。
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