時事ドットコムニュース
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経済安全保障に関する重要情報の漏えいを防ぐための新法「重要経済安保情報保護・活用法」が5月に施行され、民間人を含め機密情報の取り扱い資格者を国が認定する「セキュリティー・クリアランス(適性評価)」制度がスタートする。これを機に、内外から機密情報に接近されるのを防ごうと、改めて情報保全体制を見直している企業も多いことだ…
不登校の児童生徒が全国の小中学校で過去最多の34万6482人―昨年発表された文部科学省の2023年度「問題行動・不登校調査」が教育現場に衝撃を与えている。増え続ける子どもの不登校に、学校教職員やスクールカウンセラー(SC)、地域の関係機関はどう向き合えばよいのか。長年SCとして不登校の子どもに寄り添い、保護者の支援活…
選挙戦が始まった当初、誰がこの結果を予想できただろう。11月17日に投開票された兵庫県知事選では、県議会による全会一致の不信任で失職した斎藤元彦氏が再選された。勝因の一つはSNSの駆使にあったとされる。根拠のない情報や誹謗(ひぼう)中傷がネット空間を飛び交った戦いは、あたかも米国大統領選を見るかのようだった。SNSが…
紛争の絶えない国際情勢、迷走する国内政治、そして揺れ動く社会。日本はこれからどこに向かっていくのか、その中で私たちはどう生きていくべきなのか―。混迷の時代に新たな視座を求めて、知の巨人・佐藤優氏と気鋭の論客・古谷経衡氏が、初めて本格的に語り合った。政治、外交、社会、教育、カルチャーなどをテーマに、縦横無尽に語り尽くし…
カリスマ経営者のスティーブ・ジョブズ亡き後も、米アップル(Apple)は快進撃を続けて成長し、世界で初めて時価総額3兆ドル企業になった。その成長の背後には、どのようなビジョンやストーリーがあったのか。情報経営イノベーション専門職大学(iU)で講師を務める松村太郎氏と徳本昌大氏は、躍進するアップルでいったい何が起きてい…
「勉強しなさい!」。子どもに一度もこう言ったことのない親は、超少数派だろう。叱りたくはないけれど、ほっておいたらスマホを見ているばかり。どうしたら、うちの子は言われなくても勉強するようになるのだろう―。
強力マグネットの製造販売を本業とし、ロケットや人工衛星の開発でも知られる植松電機(本社・北海道赤平市)。小説『下町ロケット』のモデルともされる同社では、社員たちがそれぞれ本業に携わりながら、宇宙産業をはじめ、医療機器や南極用そりの開発、農業や漁業のロボット化などの新事業にチャレンジしている。社長の植松努氏によれば、こ…
国語の教科書といえば、夏目漱石の『こころ』やヘルマン・ヘッセ『少年の日の思い出』といった作品を思い浮かべる方も多いだろう。昔から定番の教材もあれば、新進気鋭の作家の文章も取り上げられているのが現代の教科書。入試問題も含めれば、国語の文章には想像以上に豊かな世界が広がっている。せっかく子どもが触れる国語の文章、授業だけ…
世界で通用する英語力は、多額の費用をかけて留学でもしなければ身に付かない―。多くの人が抱くそんなイメージを覆し、「ごく普通の家庭で無理なくできる英語環境づくり」を提唱しているのが、前さいたま市教育長の細田眞由美氏だ。
月経は「恥ずかしいもの」「人に話すものではない」。そんなふうに思い込んでいる子どもは、月経に関して何か悩みやトラブルがあっても、なかなか大人に相談できず、時には深刻な事態を招いてしまうこともある。
40人学級の生徒一人ひとりに40人の教師がついて、全生徒の学習をきめ細かくサポートすると聞いて、現実の話だと思う人はいないだろう。ところが、現実にこうした学習環境を実現している教師たちがいる。もちろん、教室に40人の生身の教師が入るわけではない。生成AI「ChatGPT」に、独自の知見を組み合わせ、教師の役割を代替さ…
先の読めない時代に、企業が成長と変革を続け、生き永らえるには何が必要なのか。
「何年も英語を勉強しているのに、全然使えるようにならない」―。日本人がよく口にする嘆きだが、原因の一つとされてきたのが学校の英語教育。公立学校の授業だけでは、英語は話せるようにならないと考えられてきた。
ヘチマの実の皮をむき、乾燥させて作る「ヘチマたわし」。夏に成長したヘチマは秋から冬にかけてのこの季節、たわしとして加工され、各地に出荷されている。ヘチマたわしといえば、昔から浴用品として知られているが、近年その良さが見直され、用途も広がっているという。家事に愛用している人や、製造している人たちに話を聞いた。
「イライラしてつい家族に怒鳴ってしまい、自己嫌悪に陥る」―こんな悩みを抱えるワーキングマザーは多いだろう。子育て、仕事、家事に追われる現代のワーママは、日頃から疲れをため、心の余裕を失いがち。さまざまなメンタル不調を抱えるママたちに向けて、自分の疲労を自覚し、心をケアしていくためのアドバイスを40のポイントにまとめた…
「息子は小2まで特別支援学級に在籍しましたが、いつも午前中に『大変だから迎えにきてほしい』と先生から電話が来るので、学校の近くのカフェで待機していました。電話がかかると慌ててお店を飛び出す様子を見ていた店長から、ある日そっと割引カードを渡されたほどです」
スマホやパソコン、雑誌をはじめ、街中の電光掲示板やレストランのメニューに至るまで、普段は意識しなくても、印刷物やディスプレーの文字は、すべて何らかの書体=フォントで表されている。ところが、世の中には、そのフォントの種類によって、文章が読めなかったり、強いストレスを感じたりする人がいることは、あまり知られていない。
子育て、仕事、家事。膨大なタスクを抱え、疲弊している現代のワーキングマザーたち。政府が「異次元の少子化対策」を掲げてさまざまな施策を打ち出す一方、子育てと仕事の両立の中で生じる肉体的・精神的な負担は、依然として女性に重くのしかかっている。
ジャニーズ事務所の元所属タレントが前社長からの性被害を公表したことで、「男児への性暴力」が注目されている。繰り返されてきたとされる加害に、衝撃を覚えた人も多いだろう。これまで子どもへの性暴力で500人以上の加害者を治療し、『子どもへの性暴力は防げる!』を出版した精神科医の福井裕輝氏に、男児への性暴力の実態と被害を減ら…
梅雨は、読んで字のごとく梅が旬を迎える季節。この時期になると、青梅を使って自家製の保存食を作る、いわゆる「梅仕事」をする人も多いことだろう。梅を使った手作り保存食といえば、梅干しや梅酒は広く知られているが、梅とみそを使ってできる絶品の保存食があるという。
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