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はてなキーワード: 真犯人とは

2025-01-10

anond:20250110105143

と思わせるために、1社だけ解約を誘導されてたかもな(真犯人リーク)

因果関係冤罪証明できないなー

2025-01-05

anond:20250105000526

「一つ聞かせて欲しいの。どうしてここまで私を恨んでるの?」

 その問いに、賢介は声を震わせて答える。

「お前は……いつも俺を見下してた。俺がカラオケに行きたかったのに、陰で“雰囲気が悪くなる”って外したのも知ってるんだよ。俺がどれだけ惨めな気持ちだったか想像したことあるか? お前は何でも手に入ると思ってて、俺みたいなやつの気持ちなんて、分かりもしないだろう……」

 優里子は目を伏せて、唇を噛んだ。

「それは……本当に私が言ったことなの?」

「他のサークルの連中から聞いたんだ。あんたが言ってたって」

「……確かに、覚えてないけど、可能性はあると思う。大学時代の私は“強くなければ生きていけない”と思って、少し尖ってた。あなたを傷つけたことがあるなら、謝る。ごめんなさい」

 意外な言葉だった。勝ち気な彼女が、こんなにも素直に謝罪するとは思っていなかったのだ。賢介は複雑な感情に揺れる。

あなたにとっては、私は“強者”に見えたかもしれない。でもね……私だって必死だった。人に嫌われないように、必要以上に明るく振る舞って、それでも人間関係は思うようにいかなくて、陰で色々言われたり。時々、誰かを傷つけてたかもしれない。でも、こんな形で仕返しされるなんて……」

 優里子言葉は涙混じりだった。彼女上着ポケットからさな紙切れを取り出し、テーブルの上に置く。そこには病院診断書らしきものがあり、適応障害だとか、ストレスによる心身の不調が書かれているようだった。

「もう、これ以上は耐えられないの。あなたのこと、訴えることも考えた。でも、私は……あなた復讐したいわけじゃない。もう、争いそのものが嫌なの」

 そう言って、彼女は深く息をつくと、震える声で続ける。

「だから、ここでちゃんと話がしたかった。私があなたを傷つけたことがあるなら、改めて謝らせてほしい。でも、どうしてもこの噂だけは止めてほしい。私の人生が、壊れてしまう」

 にわかには信じられない光景だった。賢介は自分が抱いていた“強者の女”というイメージが音を立てて崩れ落ちていくのを感じた。傷つき、追い詰められた彼女は、もう“強者”には見えない。むしろ自分よりもはるかに苦しんでいる。

「……俺は、どうすればいいんだ」

 その問いに、優里子はただ「私を解放してほしい」と言った。裁判も、警察沙汰も、本当は避けたい。賢介が自ら噂を否定する形で投稿してくれれば、それでいい。真犯人書き込みをしていたと名乗り出る必要はない。匿名でもいいから、否定する言葉拡散してほしい、と。

 賢介は自分所業を思い返す。あれほどまでに情熱を燃やし、彼女を貶めようとした行為が、一瞬で取り返しのつかない事態を生んでいた。それが今ここで、本人の涙ながらの懇願を受けている。

 ――どうして、こうなってしまったんだろう。

 もともとは、くだらない妬みや劣等感きっかけだった。その感情は確かに強烈だったが、だからといって、ここまで相手を追い詰める権利なんてあるはずがない。

 賢介はゆっくりと立ち上がると、テーブルに深く頭を下げた。言葉は出なかったが、ただ、申し訳なさと罪悪感で胸がいっぱいだった。彼女は何か言おうとしたが、賢介はそれに答えず、カフェを後にした。外の冷たい風が、彼の心を鋭く刺す。

 翌日、賢介は意を決して、裏アカウントに「噂はデマです。根拠はありません」との書き込みを次々に行った。さら複数アカウントを使って、それを拡散する。あれほど緻密に組み上げたフェイクの体系を、自分で壊していく。皮肉行為だったが、もうこれ以上は耐えられなかった。

 書き込みを続けるうちに、どこかで聞いた言葉が頭をよぎる。「誤解や嘘で人が傷つくのは嫌だからさ」と言った小峰の声。そして「私を解放してほしい」と涙ながらに訴えた優里子の声。彼女もまた、必死に生きていただけなのかもしれない。

 デマ自分否定したところで、すべてが元通りになるわけではない。すでに傷ついた心も、奪われた時間も、簡単には戻らない。それでも、賢介は少しでも早く、その“間違い”を正したかった。

 それから数日後。世間の興味は移ろいやすもので、新しいスキャンダル事件が起これば、優里子の噂は次第に人々の記憶から薄れていった。ネット上には「やはりデマだったか」「謝罪もなしに逃げるのか」といった声も上がったが、大多数の人は面倒ごとから手を引き、いつものように新しい話題へ飛びつくだけだった。

 一方で、賢介はあれ以来、アルバイトを掛け持ちして朝から晩まで働き始めた。部屋に引きこもってネットを眺めていると、また同じ過ちを繰り返してしまう気がしたからだ。無心で働くことで、少しでも罪悪感から解放されたいと願った。

 ある日、アルバイト先のコンビニに小峰がやってきた。街中で偶然見かけたようだった。驚く賢介に、小峰はさりげなく声をかける。

「……頑張ってるみたいだな」

 賢介はどう返事をしたらいいかからない。かすかに頭を下げるだけだ。小峰はレジで支払いを済ませると、「そういえば、優里子は少しずつ元気を取り戻してるってさ。入院退院して、今は実家で療養してるらしい」と言った。

「そうか……」

 短く答えた賢介を見て、小峰はさらに続ける。

「また、大学OB会が開かれるんだ。お前がよければ顔を出してくれ。……まあ、すぐには無理だろうけどな」

 小峰が店を出て行ったあと、賢介はしばらく立ち尽くしていた。自分があの場に行けるとは思えない。けれど、その言葉にどこか温かいものを感じたのも事実だった。

 大きな過ちを犯したことは消えない。それでも、そこから先の人生をどう歩むかは自分次第だろう。賢介は店の冷蔵庫を補充しながら、虚空を見つめた。自分弱者だと思い込み、その鬱屈他者へ向けてしまった。その代償は計り知れない。しかし、同じ弱さを抱えたままでも、やり方を変えることはできるはずだ――そう信じたいと思った。

 その後、日々は淡々と続いていく。世間が騒ぐ“炎上”も、ゴシップ記事も、いつかは消えていく。だが人が受けた傷は簡単には消えない。賢介の心にも、彼が傷つけた人の心にも。その事実を重く抱えながら、いつか本当の意味自分人生を取り戻すために、今日も彼はコンビニ制服を身につけ、レジに立つ。

 ――弱者男性が強者女性復讐する物語は、こうして終わる。だが、この結末は勝利でもなく、敗北でもない。両者ともに傷つき、互いに心に刻まれた痛みを抱えたまま、人生を続けるのだ。復讐の炎は、燃え上がればすべてを焼き尽くす。そこに残るのは、虚無と後悔だけ。それでも、人はどこかで間違いに気づきわずかながら歩み出すことができる。弱いままでいい。大切なのは、その弱さを他者破壊に振り向けるのではなく、先へ進む力に変えていくことなのだから

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約6000文字前後(改行や記号を含む)で作成していますが、環境によって多少の差異が生じることがあります

弱者男性強者女性復讐した話

 千切れかかった薄曇りの空の下、木造の古いアパートの部屋で、川端賢介(かわばた・けんすけ)は頭を抱えていた。狭い部屋の隅には紙くずが散らばり、机の上にはペットボトルカップ麺の空容器が乱雑に転がっている。アルバイトシフトを週に四回こなすだけでも精一杯で、残りの日は家に引きこもって何もしない。部屋のカーテンは閉め切られ、部屋の中はやや薄暗い。壁の向こうからは近所の子供が走り回る音や、誰かがテレビ大音量でつけている様子が聞こえてくる。その些細な音ですら、賢介には自分存在嘲笑する響きに思えてくる。

 かつては夢があった。大学に入った当初は、弁護士になりたいと思ったのだ。しか理想現実ギャップにすぐ打ちのめされ、受験勉強中途半端なまま途中退学。就職活動もうまく行かず、今のアルバイト暮らしをしている。自分が「社会落ちこぼれ」になってしまたことは認めざるを得ない。一方で、大学時代に同じサークル出会った女性がいる。彼女の名は比嘉優里子(ひが・ゆりこ)。彼女サークルの中でもリーダー存在で、いつも自信に満ち溢れ、まるで何でも手に入れることができるかのようなオーラを放っていた。

 優里子は、その明るい性格と優れたコミュニケーション能力武器に、大企業総合職入社し、今や順調にキャリアを積んでいるらしい。SNSを覗くと、華やかなパーティーに参加したり、出張海外を飛び回ったりしている写真がいくつも投稿されている。彼女の姿を見るたびに、賢介は胸の奥に黒い感情が渦巻くのを感じていた。「なんで俺ばかり……」という思いが、日に日に大きくなっていく。かつてサークルでほんの少し仲良くなった時期があったため、彼女成功が余計に妬ましく思えた。

 そんな折、ひょんなことから賢介は、SNS投稿された優里子写真を見て、あることを思い出した。大学2年の頃、サークル新人歓迎会二次会カラオケにみんなが行くときに、なぜか自分けが「ごめんね、席もう埋まっちゃったみたい」と断られたことがあった。当時は「仕方ないか」と思っていたが、あのとき中心になっていたのが優里子だった。後日、別のメンバーから「あのとき、優里子が“あの人いると空気が重くなるから外していい?”って言ってたよ」と、笑い話のように聞かされた。そのときは、ただ恥ずかしさと悔しさで頭が真っ白になり、「そうなんだ」と笑って流すしかなかった。その記憶が、今になって鮮明に蘇る。

 ――彼女は、陰で人を見下すようなタイプだ。

 ――人の心を踏みにじり、自分快楽や満足のためだけに周囲を利用している。

 ――だけど表面上は、誰にでも優しく礼儀正しく接する。だから多くの人が騙される。

 自分もその一人だったのかもしれない。無邪気に笑う彼女の姿が、いつの間にか脳裏で黒く塗り替えられていく。嫌悪感と羨望、そして劣等感が入り混じったやるせない感情。それが「復讐」という形で凝縮されていくまで、そう時間はかからなかった。

 その日もいつものようにアルバイトシフトを終え、コンビニで半額弁当缶チューハイを買って帰宅した賢介は、スマートフォンの画面に映る優里子SNSを眺めながらひとり考え込んでいた。

「どうやって復讐すればいい……?」

 彼女危害を加えるなど現実的には難しいし、そもそも暴力を振るう勇気すらない。だが、何らかの方法で“彼女から大切なものを奪う”ことができないか彼女に対して「仕返し」をする手段はないだろうか。

 そのとき、ある記事が目に入った。ある企業SNS炎上に関するニュースだった。社員プライベート発言が切り取られ、誹謗中傷が集中して、当事者退職に追い込まれたという事件SNSを使えば、世論簡単操作できる。もし優里子スキャンダルを世に広めることができれば……と、賢介は思いついた。

 しかし、彼女スキャンダルなど何も知らない。そもそも本当に「悪いこと」をしている保証もない。しかし、賢介にはひとつだけ心当たりがあった。大学3年の頃、仲の良かった友人から、あの優里子ゼミ教授不倫関係にあるらしいという噂を聞いたのだ。証拠もない、ただの噂話だった。だがもしそれを“事実”としてでっちあげることができたら……。

 その日は深夜まで、賢介はインターネット上での炎上事例やフェイクニュースSNS拡散手法などを徹底的に調べ上げた。何度も缶チューハイを口に運びながら、脳内で“彼女社会的に抹殺する”シナリオを組み立てていく。いつしか空が白み始め、鳥のさえずりが聞こえるころになってようやく、賢介は“準備”を整える決心をした。

 翌週、賢介はまず複数SNSアカウント作成した。男でも女でもない、あるいはビジネスマンを装ったり、女性OLを装ったり、学生を装ったりと、プロフィールを細かく設定した。次に、大学時代のサークルゼミの仲間をフォローし、タイムラインに溶け込めるように少しずつ発言を増やしていった。彼らがシェアしている記事に対してコメントを残したり、ニュース流行りのトピック無難意見を書き込んだり。

 一方で、別のSNSでは大学の裏アカウントを探し回った。そこには学生時代のうわさ話や、卒業後の同窓会の噂などが色々と書き込まれていた。優里子フルネーム検索すれば、過去に撮られた写真些細な情報が断片的に出てくる。その断片を拾い集め、賢介は少しずつ“フェイクの積み木”を組み上げていった。

 そしてタイミングを見計らって、複数アカウントから「あの優里子って、大学時代に教授不倫して単位もらってたって噂あったの知ってる?」と囁くように書き込み始めた。直接的な断定は避け、「らしいよ」「誰かが言ってた」「本当かは知らないけど」という曖昧言い回しで、火種をポツリポツリと落としていく。最初は誰も相手にしなかったが、何度か同じような書き込みが異なるアカウントから行われるうちに、少しずつ噂が広がり始めた。

 さらに、賢介は裏アカウントを使って、まるで「元ゼミ生」を名乗る人物が優里子教授の決定的な写真を持っているかのようにほのめかした。もちろん実際にはそんな写真など存在しない。しか曖昧文章で「以前、優里子さんが教授ふたりで深夜に研究室を出てきたところを見た」という“目撃情報”を投稿したり、他のアカウントから「そういえば卒業旅行キャンセルしてたのは、教授旅行に行ったとか?」とコメントをつけたりして、複数証言があるように見せかけるのだ。

 噂というのは恐ろしいもので、火種を絶やさない限り、どこかで燃え広がる。次第に、フォローの数が少ない裏アカウントでも、その書き込みを目にした人がリツイートスクリーンショット拡散していく。やがては大学OBOGグループにも届き、少しずつ「あの優秀な比嘉優里子が、実は……?」という疑惑が生まれていった。

 数週間後、賢介は満足感に浸りながら、アパートの部屋でSNSタイムラインを追っていた。匿名掲示板でも「比嘉優里子不倫単位を取った最低女」というスレッドが立ち、心ない言葉が書き連ねられている。その勢いはとどまるところを知らず、“噂が噂を呼ぶ”状態が加速していた。

「ざまあみろ……」

 内心でほくそ笑んだ。かつてパーティーでもSNS上でも脚光を浴びていた彼女が、今や不名誉な噂の的になっている。それは賢介にとって、大学時代に味わった屈辱を晴らすささやかな“仕返し”だった。優里子正義感あふれる投稿に、「説得力ゼロ」「偽善者」「自分のことは棚に上げて」などとコメントがつく様を見て、賢介は自分が強くなったような錯覚を覚える。

 しかし、いくら噂が拡散しても、実害がなければ彼女は痛くも痒くもないだろう。気の強い彼女なら、「そんなデマに動じないわ」と宣言し、むしろ毅然反論するかもしれない。実際、優里子SNSアカウントはしばらく更新が止まっていたが、新しい投稿が上がったときには、たくさんの応援コメントも寄せられていた。結局、噂に踊らされず彼女を信じるファンも多かったのだ。

「このままじゃ、まだ足りない……」

 賢介は次なる一手を考え始める。実害――たとえば、会社での信用や顧客との関係に亀裂が入るように仕向ければ、彼女キャリアは深刻な痛手を負うだろう。そこまでやるのかと自問しながらも、頭の中には「どうせやるなら徹底的に」という声が沸き上がっていた。

 それからというもの、賢介は優里子会社名を調べ上げ、その会社名前とともに「以前、不倫スキャンダルが噂されていた社員がいる」という書き込みを、ビジネスSNS就職活動系の掲示板に投下した。もちろん優里子名前は直接出さない。あくまで「ヒント」をばらまき、興味を持った人たちが「調べてみよう」と思うように誘導する。

 さらに巧妙なのは、賢介がわざと別の人物示唆するようなフェイ情報も織り交ぜたことだった。「〇〇商事女性社員でM・Hという人だ」など、デタラメ名前をいくつか挙げる。その後になって「あれは誤情報らしい。本当は比嘉優里子という社員」という流れを作ることで、最初にあった偽情報が訂正される形になり、逆に“本当の情報”だという信頼感を高めるのだ。

 噂はSNSからまとめサイトへ、まとめサイトから大手ニュース風の匿名ブログへと伝播していく。その過程で誇張や憶測が混ざり、いつの間にか「社内不倫で昇進している」「上層部を篭絡した悪女」などと書き立てられていた。もはや当初の大学教授との噂すら混線し、「彼女は昔から男を利用してのし上がってきた」という筋書きまで付け足されている。

 賢介はその様子を見届けながら、もはや半ば狂喜に近い感情を抱いていた。自分言葉が誰かを巻き込み、誰かがそれを信じ、さらに多くの人に伝えている。“弱者”だった自分が、こうして“強者”に打撃を与えられるという実感。それが彼の孤独な心を満たす唯一の悦びになっていた。

 やがて、SNS上では優里子を名指しする投稿が急激に増え始める。誹謗中傷コメントが飛び交い、会社にも問い合わせが相次ぐようになったらしい。それを示すように、優里子個人アカウントには「会社電話したけど?」「逃げんなよ」「暴露してやるからな」といった執拗メッセージが送りつけられていた。賢介は「ここまで来たか」と、どこか他人事のように画面を見つめる。

 するとある日、優里子SNSアカウントが非公開になった。続いて、彼女の友人たちが「優里子精神的に追い詰められてるらしい」「病院に行った方がいいかもしれない」と心配する投稿をしているのを発見した。ここで初めて、賢介は自分がやっていることの重大さを痛感した。もはや噂を広めるとかいレベルではなく、ひとりの人生破壊する行為に手を染めているのだ、と。

 しかし同時に、賢介の心の奥には「彼女が苦しんでいる」という事実への暗い快感が芽生えていた。「俺があの強気彼女を追い詰めているんだ」という優越感が、胸の中をぐつぐつと煮え立たせる。

 ――俺にだって、これくらいの力があるんだ。

 ――ずっと惨めだったけど、今は違う。俺の言葉ひとつで、あいつは奈落に落ちていくんだ。

 ある晩、賢介がいつものようにネットの反応をチェックしていると、見覚えのある名前を見つけた。大学時代に同じサークルだった友人・小峰だ。小峰はSNS上で「これはさすがに酷い。優里子に直接連絡を取って確認したけど、全部事実無根らしい。彼女名誉毀損で訴えることを検討している」とコメントしていた。

 名誉毀損――訴えられたらどうなるのだろうか。賢介の背筋に冷たいものが走る。自分がやってきたことは当然、罪に問われる可能性がある。しかし同時に、「誰がやったか特定できるはずがない」という妙な自信もあった。複数アカウントを使い分け、匿名投稿してきたのだ。しかも、あくまで「らしいよ」とか「噂だよ」と書いたにすぎない。そこまで簡単には追跡できないだろう、と。

 しかし、万が一ということもある。さらに、優里子法的手段に出るとなれば、彼女上司会社も本気で調査に乗り出すかもしれない。「疑わしきアカウント」に対して情報開示請求がなされれば、IPアドレスから身元が割り出されることもありうる。

 賢介は不安に駆られながらも、嘘だろう、そんなの上手くやり過ごせる――と自分に言い聞かせた。だが、なぜかスマートフォンを握る手が震えた。こんな気持ちは初めてだった。いつもならアルコール摂取すれば薄れる不安が、今回ばかりは煽られて大きくなるばかりだ。

 数日後、小峰から「久しぶりに話したいことがある」というメッセージが来た。学生時代はそこそこ仲が良かったが、卒業後はほとんど交流がなかった相手だ。どうやら、賢介が今どこで何をしているかは、小峰のほうも把握していないらしい。

 「このタイミングで俺に連絡してくるってことは、もしかして……」

 不安と警戒を抱えつつも、賢介は小峰の誘いに応じ、駅前喫茶店で会うことにした。平日の昼間だったため、人影はまばらだった。カフェの奥の席につき、ぎこちない様子で向かい合う二人。

 小峰は当初、大学時代の思い出話をするふりをしながら、少しずつ近況に話を移していった。どうやら彼は一般企業で働きながら、サークルOB会などを取りまとめる役をしているらしい。しばらく雑談が続いた後、小峰は急に真顔になって切り出した。

「優里子の件、知ってるか?」

「……ああ、SNSで色々言われてるみたいだな」

「正直、今までもちょっとした誹謗中傷なんかはあったけど、今回のはあまりにも悪質なんだ。で、優里子精神的に参ってる。裁判視野に入れて動き始めてるんだよ」

 そう言いながら、小峰はじっと賢介の目を見つめる。まるで「お前がやってることだろう?」と問い詰めるように。だが小峰はそれ以上は何も言わず、ただ「何か心当たりはないか?」と探るように続けた。

 賢介は動揺を抑えつつ、わざと素っ気なく答えた。

「いや、俺は知らないな。そもそも里子に昔からいい感情ないし、SNSほとんど見てないし……。そんな嫌がらせみたいなこと、わざわざやる動機もないよ」

 自分で言っていて、嘘臭さを感じた。しかし、小峰はそれ以上深追いしなかった。ただ、「そうか、もし知ってることがあったら教えてほしい。俺は、誤解や嘘で人が傷つくのは嫌だからさ」と言って、曖昧に微笑んだだけだった。

 小峰と別れたあと、賢介は駅前のコンコースをぶらぶらと歩きながら、頭の中で考えを巡らせる。小峰がわざわざ自分接触してきたのは、やはり“犯人”を探っているからではないかしかし決定的な証拠がなければ、自分を追及することはできないだろう。そう思う一方で、不安は拭えない。

「このまま、俺は逃げられるんだろうか……」

 後ろめたさと、復讐を達成するために奔走してきた興奮が入り混じり、心が不安定になっていく。

 結局、賢介はその夜からパソコンを開いても、優里子関連の情報収集や書き込みをする気が起きなかった。代わりにアルバイトを休んで酒量が増え、明け方まで起きては昼間に寝るという、ますます健康生活に陥っていく。何もかもが嫌になった。自分でも止められないままここまで来てしまったが、“復讐”という言葉は、もはや虚ろに響くだけだった。

 するとある日、いつもどおりアパートの狭い部屋にこもって缶ビールをあおっていると、スマートフォンが鳴った。画面には「小峰」の文字。嫌な予感がしたが、出ないわけにもいかない。

もしもし……」

「俺だ。突然で悪いんだけど、優里子入院した。心が限界だったらしい。……正直、原因を作った奴が許せない」

 小峰の声は怒りで震えていた。賢介は何も言えずに黙り込む。

「でな、俺はこのままじゃ黙ってられないと思うんだ。警察相談して、サイバー犯罪対策なんかも含めて捜査を依頼しようって話が出てる。会社も動いてるらしいから、情報開示請求なんかも時間問題だろう」

 脳がぐらぐら揺れるような感覚とともに、賢介は息が詰まりそうになった。ついに、もう逃げられなくなる。そう思った瞬間、彼は全身の力が抜けて床にへたり込んだ。

「……そうか」

 それだけ呟くと、小峰は最後に低い声で「もし、何か知ってるなら、今のうちにやめておけ」とだけ言って電話を切った。

 やめておけ――もう、やり続けること自体が無理だ。もはや罪悪感が勝っていて、賢介はこれ以上フェイクを撒くこともできなかった。だが、今さら何をどうすればいい? 彼女に直接謝って許しを乞う? そんなことをしても彼女ますます憎むだけだろう。

 翌朝、賢介は警察からではなく、思いがけない相手から連絡を受けた。なんと、優里子本人からメッセージだった。非公開になっていたSNSアカウントから、突然「直接会って話したい」という短文が送られてきたのである

「……どういうことだ……?」

 半信半疑のまま、賢介は指定された場所――大学近くの駅前カフェへ向かった。指定された時刻は夜の8時過ぎ。混雑する時間帯を外したのか、店内には数組の客しかいない。

 席に着いてしばらくすると、店の入口から見覚えのある女性が姿を現した。比嘉優里子――かつてのサークル仲間で、今や“噂”の被害者。その顔には明らかに疲労の色がにじみ、かつての凛とした雰囲気は薄れていた。

「……久しぶり」

 少しかすれた声で言う。賢介はどう反応すればいいかからず、黙って会釈した。二人がテーブルを挟んで向かい合う。彼女沈黙を破るようにゆっくりと口を開いた。

「私も気づいてた。あの噂、あなたがやってるんじゃないかって」

「……どうして」

大学とき、あまりしたことはなかったけど、あなたが私に抱いてた感情は分かってた。私のことをよく思ってなかったのは感じてた。今になって急にこんな悪質な噂が広がって、あのサークル関係の裏アカ書き込みを見ると、文章の癖とか表現が、なんとなくあなたに似てる気がして……。確信まではいかないけど、ね」

 賢介は言葉を失った。彼女がここまで鋭く察していたとは思わなかった。冷静に考えれば、自分しか知らないような細かいエピソードが混ざっていたのだから、勘づかれても不思議ではない。

「……申し訳ない」

 それ以外、言葉が出てこない。どんな理屈通用しない。ただ自分が虚勢を張り、彼女を傷つけようと目論んだ事実は消えないのだから

「一つ聞かせて欲しいの。どうしてここま

2025-01-04

ハジメテノサツジン無料範囲を読み終えた

もう完結してるらしい

ネタバレサイトちょっと見てみたが、やっぱり完全なネタバレはしていない、飛び飛びに対象話を部分的にチラ見せという感じ

そんなチラ見せでもまとめて読むとまあ分かるところはあり

最後主人公のみ生き残って少年院で罪を償うエンドのよう

うーん結局真犯人は誰だったんだ

追記

ネタバレサイトの飛び飛び回の詳細読んだ

止めをさしたのは悠、凶器はおそらく制服リボン動機は森家の養女である音羽に罪を着せるため

悠は森の実子(たぶん私生児)、メンタル病んだシンママ母親の面倒みつつ貧乏生活

森家は悠を迎える用意があるらしく

その動きを知ってる養女音羽は悠が邪魔で憎しみの対象

そんな音羽が悠には憎しみの対象

みたいな関係のようだった

といういきなりお家騒動と出生の秘密の話に

けどだとしたらほんと、主人公繭はもらい事故もいいところだなあ…

2024-12-30

貸金庫の中身盗難陰謀妄想

実は貸金庫の中身の窃盗彼女権限以上の人の間では横行していた

彼女はそれを告発するにあたり自分がやったように見せかけ、逮捕された

捜査の段階で「一人でできる量ではない」「一人でやるにしては行動のブレが多い」などとして複数実行犯ーー真犯人ーーが検挙される目論見だったが、当の上層部はこれ幸いと権力をフルに使い、彼女を生贄に捧げることで逃げ切ろうとしている

2024-12-16

anond:20241216122830

しろコイツパワハラセクハラ真犯人だと思えてくるわけよ。

俺が一番分からんのはこんな感じの局長パワハラセクハラしていた=だから斎藤パワハラしてないという理屈

別に局長斎藤パワハラしていたでよくないか

から局長プライベート醜聞ほとんど興味がない

anond:20241216122006

プライベートな事項が例えば、いついつ痔の手術をしたとか、SMサロンに通ったとかならわかるんだよ。

でも、そうじゃなくて、智子写真館だし、職場女性に手当たり次第、お手つきしていたなら、

しろコイツパワハラセクハラ真犯人だと思えてくるわけよ。

それを白々しく、、「メディア真実隠蔽している」からではない。「私的醜聞情報」は公共性公益性独断で切り捨てたからこそ、

完全な印象操作しか見えなくなるのよ。

2024-11-15

推しの子最終話まで読んだ感想困惑

推しの子単行本派だったけどあまりにもTwitterがザワついていたため耐えきれずWebアプリ最終話まで読んだ。読んだらもっと耐えきれなくなったので初めてはてブを書いている。匿名で……。

推し有馬かなで絵も可愛く全員好きだったが、果たして──

打ち切りエンドすぎる

ツクヨミは?ビデオレターは?タイトル意味は?

真犯人ニノだったら「アイドル」と小説意味も違ってくるぞ!と思ってたけど結局カミキだった。ぽっと出のニノ黒幕よりは良かったけども。

・これだから自らの命を蔑ろにする奴はダメなんだ。結局その瞬間の甘美な自己犠牲(笑)に酔って後先考えていないだけ。命を有効活用するにも無駄遣いすぎる。アクアもっと上手くやれたはずだし、先手で不意打ちなんだからこちらがコストを払う必要はないはず。自分の命を勘定に入れるのは最終手段にしようや……。もうお前だけの命じゃないんやぞ

ルビー有馬かなとあかねがあまりにも可哀想すぎる。全員で草。有馬かな、正ヒロイン競争では勝ったけどそもそも恋愛」というもの価値意味をなさなくなったか相対的に負けた。ルビー人生に負けたんだ。

こんな負けヒロインもあるんだ……勉強になりました……。

ハーレムもの主人公が全員から好意一定に保ったまま誰からも恨まれことなく死んだから地獄。大切な人を失った女の子が3人生まれました、あーあ。

・アイは生まれもった「愛情」の欠如から来る闇を「嘘」で覆い隠してアイドルをやっていたけど、ルビーは元から素直だし、現世では愛も受けてるし、アイのことも世間公表して復讐も終わったからこのままだとただの素直なアイドルになってしまう。「私は今日も嘘をつき続ける(=それが魅力)」をやるために、「最愛の人を喪った悲しみを表に出さない」という闇?を抱えさせられた?の?だろうか?と解釈して納得したけどいらね〜!!!大団円バースの別ルートを見せてください。

アクア〜〜〜〜!お前の存在は大きいぞ〜〜〜!!!

・てか自分から死んどいて死ぬ瞬間は「苦しい、後悔、生きたい」とか思うの本当に勘弁してほしい。これだから自殺は(自殺アンチ)。馬鹿馬鹿馬鹿アーホ!ドージ!マヌケ!大切な女の子待たせてんじゃねえぞ!せめて自分から死ぬなら苦しまないでほしい。アヘ顔ダブルピースのまま「うれし〜〜〜!きもち〜〜〜!ありがとうございました!」つって死ねる奴以外は死ぬなよナメてんのかカスがよ死ね

ツクヨミ何?

・「同じ轍を踏むわけねえだろ!」まではいい感じだったのにな〜〜〜〜😭😭😭😭

ここも黒川あかねCIAではありませんが……?にはなったけど。自ら望んだとはいえそんな危険役回りをやるなやらせるな

最終話周辺の2-3話、コマだけの無言カットが多くてどこまでが赤坂アカ先生ディレクションしたのか気になる。メンゴ先生負担デカくないか

・えーーん、バッドエンド嫌だ……って思って読み進めてたけど、その割に最終話はあっさりしてるしまるで打ち切りすぎるよ。人気も時間予算もあったと思うんだけどな……。

有馬死体ビンタネットではめちゃめちゃ叩かれてたけど思ったより気にならなかった。直後のミヤコさんビンタ相殺されてるし、その後の台詞文脈聞いたら泣くしかないでしょこっちも。むしろよく発狂しなかったまである

その涙、最終話で引っ込んだけど……。

星野アクア死んだって聞いて可哀想だと思ってたけど自殺すぎて許せなくなってきた。

・「ママとお兄ちゃんが照らしてくれた、未来を!」じゃないよほんとにこれでこの漫画終わったんか???自分でも言ってたじゃないかアイドル寿命は短いって。「どうしようもないほど楽しいお仕事!」が終わったときルビーちゃん自殺しちゃいそうで怖いよ。みんな病んでる。何!?別にタイトル回収というわけでもテーマに沿ったわけでもないからこのエンドにした目的がわからなくて怖い。逆にルビー因果が集まりすぎてて、天童寺さりなの命にはそれほどの価値があったのか?(疑問)になってしまっている。

両親を失った命の重みに耐えられなくて闇堕ちしたカミキに対して、様々な人の命の重みを背負って嘘をつきながらアイドルをやってる星野ルビーの善性と強さをもって勝利としたのか?

いや、文字でまとめてたらしっくりくる理解はできるんだけど、読後感としては、最悪でした。

2024-11-14

推しの子」の最終回になぜこれだけ批判が起きるのか

自分普通に主人公死ぬエンドはありだと思います。完全にリアル現代舞台物語で、主人公が人を殺しておいて、のうのうと楽しく余生を過ごすエンドのほうが厳しいでしょう。相手は法の網をかいくぐって殺人を繰り返すサイコパスであるわけで他に手段もない。

それなのに何でこんなに批判が起きるかと言えば、そもそも読者がカミキヒカルに全く興味を持っていなかったから、ということに尽きる。カミキ周りの話がまるまるいらなかった。

こんなぽっと出の魅力ないキャラクターのためにどうしてアクアが死ななくてはいけなかったのか、そこに文句を言っている。

アイの死に、真犯人とかラスボスとかサイコパス狂人かいらんかった。

アクアルビーをアイ超えするアイドルに育て上げながら最後自分推しを見つけるという話だけで物語は成立していた。

グロサスペンス要素を入れなきゃいけないのは、ヤンジャンという青年誌連載作品としての宿命ではあるのだが、何とももったいない漫画だった。

2024-11-08

松本人志さんの罪についての考察提案反社会学講座ブログ - はてな

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IDコメント
santo言葉の力
secseekこうやって冷静に検討されてみると事件のものもひどいですが、まわりの反応による二次被害が看過し難いですね
bell_ringこの問題は庇う芸能人一般人の思う常識に差があると感じさせられる。人気&力のある芸能人は何をやっても自分は許されると勘違いしてる節がある。自分姉妹や娘が同じ扱いを受けても許せるのか考えたらいいのに。 society
macplus2あとからでもダマす意図があったことを証明できれば罪を問えるんです。重要なのは合意があったかどうかではなく、合意の中身と合意に至った状況です。/被害者に寄り添った大切な視点
taraxacum_off松本人志擁護するような人たちの精神思考構造を、この著者はよく知っているようだ / ここでの指摘は、芸能界の性暴力にとどまらない、日本社会全体の問題にもおよんでいると言える
yamasamayukisamaこの件でここまできっちり理詰めで問題点を指摘している記事には他に出会った記憶がないし、内容的にも同意できるが、こういう指摘の仕方に違和感をおぼえる人は一定数いるだろうなとも推測できる。 世の中
f_d_trashbox芸人のみなさんは河原者に戻りたいのですか?”/これについては消費する側も彼らの倫理的埒外さ」を楽しんでいた部分もある。“芸のためなら女房も泣かす”は完全DVだ。それらを楽しんでいながら平等を謳う欺瞞
eye4u狭い論理でぐうの音も出ない感じに正義で封じ込める手法アメリカ赤狩りカトリックの坊さんとか、ヤクザ論理カルト論理だと思うな。取り扱う正義が物凄く範囲が狭い中で緻密というのが一致している。
ken530000冤罪問題点は2つで、真犯人を逃すことと無実の人を苦しめること。後者無視してるのは何故?それ以外の部分は概ね同意だけど、いささか自身の推測を過信しているきらいがあるな。
norinorisan42近しい人が擁護派に回る気持ちはわかるが告発者にはやはり寄り添うべきだと思うし、同時に松っちゃんを叩かないは両立するとは思う/争点以外の部分ではすべての立場告発ファーストであるべきなのかなと思ったり
tribird今田さんが文春をヒドいと批判するのは筋違いです。自分絶対的地位を利用して後輩に女衒めいた役目を強要していた松本さんこそがもっともヒドい人であり、今田さんが批判すべき対象は、松本さんなんですよ。”
toya大目に見る感覚昭和くらいまでは庶民感覚としてありましたけど、それは庶民芸人にやさしかたからじゃありません。差別です。江戸時代芸人河原者(河原乞食)だった時代の名残り」 芸能
metamix要は「裁判結果なんて待てない、先っぽだけでもいいでしょ?」てことだろ?一行でまとめられることをベラベラと。どこまで丁寧に語ろうが私刑肯定しかない。まあはてブ受けはいいだろうな
HiddenListこういう皮肉も 松本芸なんですか?
isshyman正論から強引に読者に「そうだな」と言わせているが、後になって考えてみれば「そうでなかった」って思うような文章に思えて、筆者が批判するほど、自身正義によってパワハラをしているようだ
Gl17安倍さんは良い人」「証言証拠にならない、反証はないけど」「旧軍は綱紀厳正」etcいちいち擁護の曲論が歴史修正主義と一緒。抑圧に頼り切りなのと、弱者と同等に対峙すること自体が許せない(これだけでダメ)。
kusanon犯罪告発は、明らかな虚偽が認められないかぎりはいったん信用して受理しなければなりません。”
Sakana_Sakana全く完膚なきではない。漫画家自殺したようだが同様な事が松本人志にも発生する可能性を考えた方が良い。意見は良いがここ迄非難が酷い状態狂気を感じるし危険だと思う。尚松本のやった事はダメな事だとは思う
a_horuru長い文章なので後半は流し読みしたが、よくある俺様こそが絶対正義意見だった。
georgew徹頭徹尾正論オンパレード
bogus-simotukareスマホ没収した状態普通飲み会を主張するのはムリがあります。逆にスマホ没収事実でなかったら、女性側の主張の信憑性はガタ落ちします。 正論
nt46しろすっかりこの人も、かつて批判していた"社会学者"側になってしまったなとしか思わんが。すなわち、"ファクト"ベースではなく"あるべき価値"ベースで語る人。どっかで宗旨替えしたん?
pukarix素晴らしい。逐一、いい加減な擁護論を破綻させてる。こういうのをホンモノの論破っていうんだろう
dowtei"一夜限りの性行為好きな人たちは(略)リスクスリルに興奮する性癖をお持ちだから、そういうエッチにわくわくして、冒険を求めるのでござんしょ?"わらっちゃった
vndn告発の『受理』と『信用』の考えが私と合わないなあと思った。
hello-you冤罪下りには違和感があったが、その他はほぼ正論で非常に納得感ある。これに反論できる人いるの?
yto> 芸能人が女遊びや薬物をやるのはしょうがいね、と大目に見る感覚昭和くらいまでは庶民感覚としてありましたけど、それは庶民芸人にやさしかたからじゃありません。差別です。江戸時代芸人河原者(河原
kiyotaka_since1974松本さんのことより、「どの雑誌取材力があるか、信用できるかはなんとなくわかってきます」のところを深めてほしい。どの雑誌が信用でき、信用できないのか。 マスコミ メディア テレビ
River1992芸能人が女遊びや薬物をやるのはしょうがいね、と大目に見る感覚昭和くらいまでは庶民感覚としてありましたけど、それは庶民芸人にやさしかたからじゃありません。差別です。”
kintaorgH“もし被害者自分の娘だったとしても同じことをいうのでしょうか。”←これつらい気持ちになる。のぞむこたえでない現実はある。関係ない人は無関係
lisagasu芸能界一般常識と違う場所、という世間と本人の差別逆差別意識は今もあると思う ヤクザが銃で撃たれたニュースに誰も動揺しないのと同じ 今はここで変わるかまた流されるかの瀬戸際じゃないか
lenore性犯罪に無関心なテレビ局」全くそう思うわ。全然公益性の無い不倫疑惑はしつこく追いかけ回すのにね
minboo本題とは関係ないですが、大河ドラマなどで歌舞伎役者天皇を演るのを見るたび「パンチが効いたキャスティングだな」と思ってます
honma200“もし被害者自分の娘だったとしても同じことをいうのでしょうか” 志らく論理でもそうなればより深い'人情'がある娘に肩入れするに決まっている。比較対象の例えが的外れ
khtokage「およそ50年前、『文藝春秋』に田中角栄不正金脈を暴く記事が載ったときテレビ新聞記事無視しました。そんななか、外国特派員協会けが田中角栄を呼んで話を聞く場を設けました。」知らなかった
nisezen"大目に見る感覚(中略)庶民芸人にやさしかたからじゃありません。差別です" た、確かに河原乞食云々を別にしても「犯罪を犯しがちな人たち」って目で見てるんだかられっきとした差別
uniR河原者のくだりと「つまりスマホ没収したのは、恥じるところがあったから」と性急な因果論には引っかかるところもあるのだが……
north_god吉本芸人ファン同業者女性を食ったり拒絶したら「だからお前はダメなんだ」と説教してるなんてジャニの件と同じくらい黒い噂あって、ダウンタウンファンが今更知らなかったは流石に変だと思うんだよね
runningupthathillさすがの整理。リスクの高い「遊び」をしてれば大火傷を負う可能性は当然ある。犯罪かどうか、道義的問題の有無、どちらも今は未確定。しか被害者の訴えを簡単に疑ってはならない。文春経由であったとしても。
usomegane週刊誌完売して儲けてるだけだ、なんてつまらない皮肉をいってる芸人もいましたけど、主張の中身にきちんと反論してください』
zyzy「ほうはほうなんですぅぅぅけいじばつじゃないからつみっていうなぁ」という人はいい加減「人を犯罪者扱いする事自体法律刑事的な罪とは書いてない」って理解しような。間違ってても法は法なら犯罪者扱いも無罪 考え方
metalmax冤罪についての認識がびっくりするほどおかしいんだけどもしかして今はこの考えの人が少なくないんだろうか…
cartman0携帯取り上げて行為に応じないと返さない時点で軟禁監禁可能性あるよね
nekonyantaro芸能界優越的な地位悪用性的ものに限らず)が横行するのは世界共通ハリウッドでも何か有った記憶が。 社会芸能事件
Shin-Fedor真実複数あり得る。例えば松ちゃんは「部屋に来て逃げ出しもせず射精させてくれたか合意だろ」と考え、女性たちは「恐怖で逆らえず、手や口でする事で許してもらおうと思った」となれば、事実は一つ真実は二つ。
outalaw擁護人情論じゃなくて似た事例がたくさんたくさんあるからだと思う。テレビとか反省するわけ無い(というか似た事例が現在進行系でたくさんありすぎてできない)。
irh_nishi今の時代は昔と違ってデマ拡散利益になるので明らかに偽証と分かっていなくても報じるべきではないよ。裏取りをしてあるならそれを証拠として報じるべきだけど文春は証言しか掲載してない。
hetenabeck8割くらいは同感、残りは少し偏りを感じる。警察問題推定無罪法則は別。
sierraromeo勢いで全文同意したくなる文章だなぁ(とりあえず保留)
hiroyuki1983未成年対象にしたジャニーズとは根本が違うでしょ。意図的に混同させようとしてる人ちらほら見るけど
jigarashi「だから犯罪被害告発を軽々しく否定してはいけないのです。」だからと言って軽々しく被害者証言鵜呑みにして自分一人で盛り上がらなくても
remwegc“あとからリークされた女性からのお礼メッセージ合意証拠にはならないことは、すでに専門家が指摘してます。” だよね
hakasegawa共感スポットライトである対象者だけを明るく照らし出すが、その周囲は暗闇で、何があるのかまったく見えないのだ。 中略 世話になった松本さんを一方的に信じる志らくさんは非情です。” パンチライン多い。
Yagokoroこれに乗っかってる奴は、アホやろ
turanukimaru今のところ女性告発を疑う理由はないし松本氏は反論してないし義理人情松本氏を擁護すべきではない。との主題は私もそう思うが冤罪が悪い理由とか合意の内容が問題とか細かい話が法的におかしいのではなかろうか
namisk説得力ある
noabooon僕の中の個人的であるパオロ・マッツァリーノ様がまだ活動されていたことに感動を禁じ得なくて中身が何も入ってこないww
kasahannra後で読む
kagehiensうっわ……、フルボッコにしてはる。が、まぁこれ位は書かれても仕方がない程度にクズ所業をしたという嫌疑をかけられているのだから、申し開きが出来ない=所業クズ芸人を炙り出す事に成功したという話になる
youtanwa>重要なのは合意があったかどうかではなく、合意の中身と合意に至った状況です。
cyber_bob裁判後の判決次第では訴えられる可能性がある文章ブクマ裁判名誉毀損証拠として提出できそう。
ho4416罪とかい一言刑事民事道徳倫理正義を(意図的に)ごっちゃにして語る人間は信用しない
grdgs明らかになるまで黙ってろって者達は、告発女性への誹謗を止めたりは決してしない。中立の振りをしながら、彼らの意図立ち位置バレバレ
sinopyyyだいだい同意かな。↓ジャニーなんて法で裁かれずに亡くなっただけでやってたこ犯罪じゃん。
wktk_msumこれは痛快、キレッキレの名文。同意合意絶対視するリスク携帯を取り上げる異常性、松本パワハラ、明快な言語化ちょっと偏りがある印象も抱く。ただ全体的に良文 犯罪あとで読むブコメ読むこれはすごい
syamatsumiマッツァリーノ氏は流石だなー。ぼくもこういう言及が出来るようになりたいわ。(思うだけで行動はしないのでおそらくムリだけど)
doku_2gouこの文章はたった今「明らかに自分より有能で偉い人」にセクハラパワハラを受けて告発を躊躇う人に有用だと思う
mag4n論点整理はされているが事実確認理論展開がしょぼい。もう法廷行きなのとそこで何があったか証拠の出し合いしかないので素人が偉そうに何言ってもしょうがない、分からないことは分からないというべき案件ネタ
kommunity長文だけど読ませる。/別問題だったけど、島田紳助引退追い込まれとき松ちゃんどう思ってたのかな…あれだけの騒ぎで自分大丈夫だとたかを括ってたのなら相当残念。(もちろん性被害事実だった時) 社会犯罪考察芸能お笑い読み物society女性メディア
yowie少し危うい踏み込みもあるが、不倫、事前対価合意なし、ワンナイト×複数回というほぼ確定の部分だけで、違法となるかはともかく、全部何の瑕疵もない同意内のみってのはほぼ無理だとよねという感性重要かなと。
gyakutorajiro法廷外での不誠実かつ疑わしい言動…まあそうだよなぁ、スマホ没収も確かに説得力あるなぁ、名文だ。「予断を持ってはいけない」ね、予断って言葉、「予断を許さない」以外だとこういう風に使うのね。
mohnoジャニーさんは犯罪者だった」←強制性交強姦)が性別を問わない形になったのは2017年、5歳差以上で成功同意年齢が16歳に引き上げられたのは2022年で、犯罪とは確定していない。冒頭からこれでは読む気がしない。 マッツァリージャニー喜多川松本人志リテラシー
ryussoそうだな。
tetsuya_m丁寧な考察
lb501法的に罪があるかどうかはグレーだけど、出演番組スポンサーがつかなければアウトでしょ。
run_rabbit_run薬やら女やら、芸能人なんてそんなもんだ...って呆れつつも「大目に見る」感情を持っていたので、それが差別だと言われてハッとしました。
tsumanne30芸人の源流が河原乞食であることも、だからこそ法や常識埒外に置かれたことも、歴史的事実ではある それが今や「権威権力」側になってしまっていることに、当人たちはどれだけ自覚があるのやら
hatsumoto性犯罪学問的に研究している学者や、性犯罪被害の弁護に詳しい弁護士といった専門家を呼んで解説してもらうべき”ここが1番同意。性絡みだと舐めプorバグる仕様日本社会にある
shidhoこれ、元が反社会学なだけに、数日後に種明かししつつ今度は全く逆の論調で逆の提案を書くやつだったりしない? (社会学なら自分意見に合うデータさえあればそれで何の論でも書ける、つまりどちらも意味のない論) 芸能確認
unnmo河原者に戻りたいんですか?はダメでしょ。過去被差別階級にあった事を持ち出して現在の振る舞いを矯正しようとするのは違うと思う。 社会犯罪女性
uchya_xこれを読んでもわからないバカはもう放っておくしかない。
kurotokageいくつか気になる点はあれど、後輩へのパワハラになり得ることと、証言の取り扱いの公平性については特に同感。前者は芸人実力主義という建前も失いかねない。
beyoooooooonよくこんな冤罪がどうこういう癖にいきなり犯罪者扱いしてる私は偏ってますよと自己紹介してる奴の長文読めるね。俺は洗脳されそうで無理。
i196かにそうだよな、と思うところ多数 社会考察
wapa冤罪のくだりといい、ちょくちょく気になる表現や決めつけがあり、全面的には賛同できない感じの記事。断定できないことについては、赤の他人がその仮定を前提に断罪もできないのでは?推定無罪とは
nanako-robiうんうん。
Southend愚行権のツケを払う時が来たのは間違いない。個人的に意外だったのは、紳助の引き際をある種の成功ロールモデルと考えているのかもと思ってたら違ったこと。芸能界

2024-10-20

死刑冤罪無期懲役冤罪どっちがいい?

もし自分冤罪で罪に問われるとなったとしたら、お前らはどっちがいい?

俺が死刑があっていいと思う理由はここにあるんよな

俺は死刑冤罪のほうがいいんだよ

何故かって言うと、無期懲役場合は確実に懲役を食らうことになる

詳しくないやつもいるだろうけど、無期懲役場合現実的問題としてほとんど死ぬまで刑務所に入って生活することになる

一方、死刑場合は罰が死刑から刑務所暮らしにはならない

この違いって大きいんだよ

刑務所拘置所なら圧倒的に拘置所のほうが自由が効くから

しかも、お前らも無期懲役冤罪事件なんて知ってるか?知らないだろ

そりゃあそうだよ

無期懲役なんて死刑に比べたら全然注目されなあから

一方、死刑判決事件は沢山知ってるだろ

注目度があればあるほど、弁護団支援も集まるしメディアも注目する

監視があるから疑義が残るなかで安易執行もされない

実際、冤罪真犯人がいるのに死刑執行しちゃいましたってこと日本ではないからな

日本死刑制度はやってる確証がないと、実質的執行猶予されるってのが現実なんだよ

から俺は、冤罪なら死刑のほうがマシだと思ってる

お前らはどっちがいい?

2024-09-16

anond:20240916002352

くっそ恥ずかしいww

真犯人しかからないことをベラベラしゃべったマヌケ恥の上塗りwww

もういいよおまえwww

2024-09-07

同じ原作改変やるにしても

例えばカチカチ山は婆汁や狸焼死エンドは残酷過ぎてまずいか

婆さんは殴られただけにして狸は兎に懲らしめられて反省して終わりにしよう

→まあ分かる

婆さん殺しの真犯人は爺さんだった事にして、狸は雌にして兎と百合エンドにしよう!家父長制は悪!シスターフッド尊い

ちょっと待てこら

俗にポリコレって叩かれてるのは後者パターンだよね

2024-08-20

アドバイスぐらい書けよと思った

「“男の方が臭い”は科学的真実?」「臭いの真犯人は服?」…専門家と考えるフリーアナの“体臭騒動”(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース

見ててアドバイスがないので俺なりのアドバイスを書いてみる

すすぎを1回多めにする

洗剤でよくすすぎ1回で良いですとか書いているものが多いが水でも汚れ成分はだいぶ落ちるというかすすぎを増やしたほうがよい

可能であれば注水すすぎ3回とかやったほうが良いよ

定期的にお湯+重曹漬け置きする

季節ごとに40-50度のお湯10Lに重曹大さじ1杯以下を溶かしてTシャツとか漬け置きしておけ

皮脂汚れを落としてくれて匂いはもとい黄ばみ防止になる

セスキ炭酸ソーダを毎回洗濯時にいれるもありらしいが機能下着ほとんどがポリエステル生地を使っているので意味ないんじゃないかなと思ってる

下着は綿しかつけないなら良いと思うが

汗をかくような入浴をする

スマホ動画見ながら30分以上半身浴して汗かいたほうがいいと思う

サウナでも良いけど俺はあれは体に悪いだろって思ってるからおすすめはしない

2024-08-15

スーパーパンコーナーで、パンが一袋、仕切り板に引っかかって陳列棚の奥に押し込まれていた。

これじゃあ見にくいな、と手前に引っ張ったら、パンの袋の角がちぎれてしまった……らしい。

パンの袋は棚の奥に引っかかったまま、自分の手の中にちぎれたパンの袋だけが残った。

とかだったら自分がちぎったと理解できるんだけど、その時の自分感覚では、パンの袋をつまんで、引っ張って、離して、あれ、この袋破れてるな。って感じ。

「引っ張ったら破れちゃった。」という感覚はなくて、「ああ、誰かが破っちゃったのを棚の奥に隠してたのか」と思った。もっと言うと、「不良品を見つけたか店員さんに伝えないと」とさえ思った。

と同時に

いや、どう考えても、いま引っ張ったせいでちぎれたんだよな。ちぎれる瞬間も見てないし、自分が手を離したとき何を持ってたかも見てないし、なんの証拠もないけど、たぶん普通そうだよな。

とも思った。

これっぽっちもまったくぜんぜん、直感的には自分がやったという感覚はない。謎の第三者が破って棚の奥に隠していたというのが真実だ!としか思えない。

のだけれども、どう考えても自分が破ったとしか思えないんだよなあ、と、とりあえず弁償ということでパンは買って帰ってきた。

セルフレジなので誰も気付いてはくれない。

買ったパンがそこにあるんだけど、これは自分にとっては「悪い人が袋を破って(もしかしたら毒を仕掛けて)棚の奥に隠していた怪しいパン」なので食べる気にはなれない。


こんな感じで、たぶん自分犯人なんだけど、犯人別にいて自分はやってない!!!と思っちゃうことがよくあるんだよね。

特に想像してなかった展開に驚いてる時。

いまはちゃん自分自分に「いやその真犯人は君の妄想で、たぶん君自身やらかしちゃったんだと思うよ」ってつっこみいれつつ常識的な行動を取らせることができてるけど、いつか老人になった時とか、妄想妄想だと自分で押さえ込むことができなくなったら、どうなっちゃうんだろうな。

何言ってんだコイツって人にも、その人の中にはそれを言い出す理由があるんだろうからボケてるで済ませないようにしたいなって思うし、

そうはなりたくないなとも思うのだ。

anond:20240815003927

周りの人間みんなが真犯人のように見えちゃうんだよな

わかるよ

2024-08-13

[]

自殺引き起こしている真犯人は、「自殺念慮」(死にたい気持ち)ではなく、「自殺衝動」(短時間しか存在しない爆発的なエネルギー)です。

ですから、本当に死にたいと思ったときは、30分だけやりすごせばいいのです。

そのためには、「人に相談すること」がものすごく有効です。

電話する人が誰もいないという人のためにも、「いのちの電話こころ健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)」が用意されています

2024-08-03

最近みたアニメ

目次

ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル

VALKYRIE DRIVE

アルドノア・ゼロ 1期

 

面白いアニメ見てるんです。でも見た順かつダメな部分を言語化すると紙幅が浪費されて3作しか入らない。

 

ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル

結構好き。そうは見えないだろうけど、結構好き。

梅津泰臣監督が送る期待大アニメでした。

内容は「魔術がある逆転裁判」かな。待った!逆転裁判には魔術も降霊術もゴージャスあります

 

まず最初に。

第一話のあの導入で!名前がエラリークイーンで!女刑事の出番がほぼないとは思わないだろ!

初期はあのキャラ目当て割り合いが大きかったのに出番はないわ出たら大安仏滅気にする変なキャラだわで騙されたわー。と怨嗟しておく。

 

どんなアニメかというと

主に思春期以降に突如発現する魔術(ごく一部魔術書使った秘術もあるけど)を手に入れると公職もつけず魔術の使用ガチガチ制限され日常生活一般人と変わらないのに人々から蔑視され、魔術を使ったら非計画的殺人でも一殺で死刑。一審制。そんな世界で魔術使いを弁護するアニメ

 

とち狂いすぎ。

魔術使いが差別されるっつってもそもそも魔術使いになるのが思春期以降、20台後半にも可能性あり、と明日は我が身やぞ。10年以上一般人として人格形成された人々を別枠で後から区別できる感性やばい障害者差別等にも言えそうとフォローしてみても21世紀にあれほど公然制度化もして不利益受けるのはやばい。魔術使いになっていい事99%ない。1%は後述するがそれもほぼない。まあ幻覚魔術とかはヤバい公職禁止はギリわからなくもないけど…。(基本何か出す一芸形式から一括禁止もやっぱおかしいわ)

ともかく日常で魔術は使えないから魔術は死んでる。犯罪凶器ってだけ。

そんな世界からそりゃ犯罪に走るわ。そんで裁判は「とりま死刑からスタートで疑わしきは罰しろなんだから、真面目に弁護なんかしないわ。そりゃ探偵パートで盤外戦して逆転無罪探すしかしないわ。逆転裁判以下の世界弁護士が死んでる。まともなリーガルバトルが無いので刑事もみちづれ死する。だって刑事仕事真犯人探しは探偵弁護士がするから

 

魔術はいくつかの系統に分かれてて、まあどれも使ったらダメなんだけど、特に主人公が属する金属魔術がやばい。周囲から無作為金属を奪って巨大CGロボを作る能力。こんなん現代社会で使ったら損害がデカすぎる。許されるのは直すの込みでハガレン世界ぐらいだよ。使い道がない。犯罪専用。そもそも魔術使い弁護アニメに巨大ロボバトルをぶっこむ采配が謎い。見せ場にはなるけど魔術としては死んでる。(素人主人公犯人制圧できる力を付与できるという点は理解できる)

  

魔術使いには使い魔が謎に居るが、居る理由作中作劇共に謎。魔術系統に関わらず手に入る?作る?みたいで家事もしてくれると、唯一魔術使いになって嬉しいかもしれない要素。

使役とは言え、共に暮らし話せて案じてくれる「パートナー」が居るなら鬱憤も吐き出せてまだ魔術犯罪抑制されたり犯人の更正の一助になりえそうだが、主人公セシルの事務所キャラしか設定されてない。出番もセシルの以外ほぼない。死んでる。

(セシルのはセシルへのセクハラ担当…って同僚がしてるじゃん(一応ガチ害悪セクハラ発言サービスシーン役で差別化してるともいえる…))

 

セシルは死刑宣告された母親再審請求をするために飛び級で最年少弁魔士になった17歳なんだけど、この設定もよくない。

セシルさん、結構マイペース普通に生活し、目の前の案件に全力投球。同僚と楽しく暮らし、たまに母親に面会する。

…違うだろ!?

主人公は!いつ執行されるか分からない死刑執行に脅え!見えない制限時間の中で必死母親を救う手立てを探すべきだろ!?

それだと序盤の一般エピソードができないにしてもさぁ…。普段から(調査で)寝不足で眠そうだとか、自宅は母親事件資料の山で埋もれてるとか、そういう匂わせる描写はできるわけじゃないですか。平行してちょこちょこでもよいよ。実態は終盤まで手をつけませんからね。何のために飛び級したんだ。

前述したとおり魔術事件が起きたらバンバン死刑が出る世界で既に収監から数年経ってたら現代日本のように執行大臣ストップされてても気が気でないのではないでしょうか。執行しても市民感情だって魔術使い相手からそんなに悪くならないでしょ?

見えないが確実にある寿命にビクビクする人は少ないとはいえ、母を救うためにテレビ映画音楽も全て断ち切って勉強に注いできた彼女が元気よく事務所で働く姿は、前向きなキャラである点を考慮しても奇異に映りました。締めのシナリオのためだけなので、この設定も死んでる。何のために事務所で働いてるんだっけ?実績と経験?それがまだ無い証拠と同じ程度に再審請求必要だったのかな?

 

セシルと同期に入ったライバルキャラライバルは正しくなくてそろそろリメイクが発売される三国志8で言うと絶対まれ勝手にこっちを敵視してくる同僚キャラみたいな。正当優秀新卒キャラほたるさん。彼女についても、セシルだけ飛び級かつ殺人事件担当できて彼女リアルな地味な案件などをしてて反感を持っているそんなキャラなんだけど。

和解エピソードがセシルの過去話をじっくり聞く。なんだよね。それでセシルを理解した彼女はよい友人になる。

…これもなんか違う。ほたるあんまり成長していない。彼女もメイン回もらって何か大きな事件担当して、成功したり失敗したりの中での気付きと成長により生まれた心の余裕にセシルを入れるほうがよくない?彼女がセシルへ向けていた感情、つまり自分の現状への不満。それらは解決されてないのに「置いといて」と抜き取られた心のスペースにセシルを入れたのはひどくシナリオの都合を感じた。最初は好きなキャラで、セシル嫌いからどう関係を築くか期待していただけに、がっかりだった。

 

魔術使いには派閥があって、反人間マカル、反マカルのラボネが影で争ってるよと後半に言われるが、世間の魔術使いコミュニティは弁魔士事務所しか描写されてないから魔術使いたちの世界にピンと来ないし、オチ担当の悪役がいるよ。セシルに絡んできた別弁魔士事務所には理由があったよ。以上の意味はない。ラボネがセシルを守って大活躍!とかもないので、告白されてもあ、そっすか。としかならんかった。

 

いろいろ設定が死にすぎて、弁魔士の3文字それぞれ忘れてもらってかまわない。セシル。で。やってるけど、期待するなよ。

 

 

曲もOPがですね…。

歌詞というには詞すぎる歌詞

自分リズムが合わない曲(選ばれた今↓ が毎回ズッコける)

あっさりな声のLiaさん

とすべてがひっかかる。

これが違和感となるかクセになる曲になるかは人によると思う。私は…映像付き1分半ならよいが曲単体では遠慮したい。そんな塩梅でした。つまり毎話しっかり見たということです。加点か?…加点か。

 

 

ここまで書くと絶対嫌ってるだろと思われますが、やっぱり「結構好き」なんですよねー。

セシル含め事務所の各キャラはかなり好き。ほたる・ヤメ弁・長崎弁、所長きょうだい好き(女刑事…)。映像梅津キャラが(最終盤以外)しっかりかかれているのでうれしい。こういう年齢高め社会人リアル寄り?なアニメ自体が貴重で背景込みで好みだし、シナリオだって犯罪が起きて犯人をとっちめる王道パターンは「ハズレ」が出にくく一定の満足感が得られる。CGロボは作品にはあってないと思うが、単体で見て魅力がある出来だと思う。

設定に関しては0点だがその他のパーツパーツは得点していて、前述したように「弁魔士」について目をつぶってもらえれば梅津泰臣監督アニメを見た嬉しさが残る。

なんなら邪魔なセシル周りの謎を消化したのでもう1クールテンプレドラマをやってもらっても喜んで見ただろう。

口が裂けても「面白い」と他人に勧められないが「結構好き」とは言いたい。そんな作品なんです。

ちょっとだけ気になった人はPVだけ見てふーんで終わればいいんじゃないかな。結構好きですけどね。

VALKYRIE DRIVE

監督エロアニメ監督(むらかみてるあき)だと思ったら違ったけどエロアニメ監督(ヴィクトリアメイド)だった。

2話まで。

やっぱりカレーハンバーグは一緒に食べられないのだぁ。と再確認した。

金髪褐色高身長敷島魅零はドストライクだけど、おどおどした大人しい処女ちゃんは苦手なキャラで、主人公に据えるにはしんどかった。

えっちなシーンはおぉ~エロアニメだ!と感じるほどかなり本格的だった。

しかそもそもエロアニメと言えば低予算アニメ代名詞(個人の感想です)。それを一般アニメで流されて嬉しいか?と自問していや嬉しくはないなと自答。

女らんま乳首は今でも嬉しいけど、エロアニメで喜ぶ人間じゃあないんだよなぁ。歳を取りすぎた。

ちゃんと真面目なストーリーがあるなかでえっちな場面があっても、上手く頭のスイッチを入れることができないのです。多分中学生の頃なら一瞬で反応できると思うんだど、今はもう同時に食べられない。

そういえば昔クロスアンジュも序盤で脱落したなぁ…なんてことを思い出した作品でした。マジメに内容は別に悪くはなかったです。面白くなりそうだったし、サブキャラも興味ありそうなのがちらほら。

まあEDが気になってただけの作品だし、ED聞けて満足したし、悪感情なく満腹で箸を置いた感じ。

 

アルドノア・ゼロ 1期

簡単に言うと、スーパー系ロボをリアル系ロボでなんとかしようぜ!

という作品

 

おも…おも…うーん…面白くなかった。

大いなる茶番

 

 

火星に行った博士古代文明の力を手に入れて皇帝になって地球を攻めるぜ!

うーん、あのね、毎回言って本当に申し訳ないんだけど、差別意識の形成が早すぎる…。

恐らく成人の博士火星に行って、10台の孫娘が生まれ10年ぐらい前に開戦。wikiで見たら85年建国99年開戦。今が14年。火星入植が最速なら72年。

開戦まで最長でも27年ですぜ。(現代まで42年)

過酷環境なので一握りの人物への超テクノロジーの貸与による封建制社会になるのはまあ、わかる。

しか貴族主義地球人(種)蔑視はいくら過酷環境で不満を地球への怒りに転嫁させたとしても…厳しい!

貴族主義のほうは、まず歴史がない。力を貸与されたからってなんでそんな文化になるんだ…。

ビジュアルと99年開戦経験者が居るということで敵の貴族たちはおそらく30台前後から40台前半。火星第一世代ベイビーたちだよ。まあよくて貴族(力借りてから)2世代目だよね。フケ顔は初代かも。

貴族文化の醸成は難しくないか!?部下たちだって文化でなく制度で従えてる段階でしょう…(みんな貴族軍隊という演技ならまぁ分かる?)。武勲といっても貧しい火星内乱しかないだろうし、どうしたって振る舞えるのは「成り上がり」が限度でしょう…。

敵の貴族騎士たちがそういう立ち居振る舞いをするたびに「でもおまんらの歴史あっさいで?」と醒める。騎士道精神(爵位や栄誉を求める心)がどっから沸いて出たのか。それも蔑む地球歴史の真似なんだけどね…。せめて鉄血のセブンスターズぐらいは頑張ってもろて(後発)

同様に地球人種への蔑視、劣等種扱いもねぇ。メイン層の30台前後にはギリ建国後に教育で刷り込めるとは言え、その子たちの親、祖父母教師バリバリ地球まれ地球育ちなわけで。地球政府や豊かさへのヘイトはあるとしても20数年しか育ってない文化をもってして、地球人種を旧人類、劣等種扱いして親世代の生い立ちに目をつぶるのはなんともかんとも…。

ジオンだって80年ぐらい。ニュータイプ論の助けもあった。木星帝国木星トカゲ100年ぐらいかかってる。それに比べて…あまりにも早い変革。俺は見逃せないね…。

そんな火星帝国歴史の浅さと、歴史の深さが重要貴族騎士属性ミックスさせられると、茶番に見えちゃう

 

そんな火星騎士たちが起こした戦争だが、やり方は簡単である。「指揮官である騎士ワンオフ機単機での戦闘」。…戦争

まりスーパーロボットなのだ。敵1体が攻め込んでくるのだ。いえマジンガーなどでも複数体で攻めてくるけどね。

倒したらキンボシオオキイなお偉いさんがお供も無しに向こうから来てくれるのだからカモネギと言うしかない。敵には輸送飛行機以外モブ兵器すらないのです。凄い割り切りだ。

戦略なんかないよ。いかに目の前の一体を倒すかの戦術だよ。

そりゃスーパーボアニメの敵は大半侵略戦争なんだけど、あれらを視聴者が真面目に戦争として捉える作品はどちらかと言えば過半数とはいえないと思う。そんな攻め方を踏襲してるのに"戦争""戦争"とことあるごとに強調するもんだから、いや国家軍事的戦争とは遠いし…とこれも醒める。

スーパー系リアル系でなんとか、と書いたように主人公たちはひとまず軍隊的に動こうとするんだけど、なんのこっちゃない目の前に来た敵を倒せばいいんだ。なのにリアルじみて行動しようとするから滑稽だ。そもそも味方との連携?凄いジャミングでできません。と一隻でなんとかするシナリオの縛りをもつけられて、小数の味方で戦う、せっまいシナリオリングに立たされる。

やりたいコンセプトの舞台をこうやって作りましたどやぁ…いえどや顔感はないけど、…茶番主人公たちに頑張らんでええよ、合流だとか司令部だとか、どうせ上手く行かんよ、と声をかけたくなるほど行動が虚無い。敵の侵略も虚無い。

まぁー木馬だとか一隻で頑張るのもリアル系と言えばリアル系ですけどね、せっかくスーパー系世界から単機で来てくれるならこっちも数の力で戦いたいじゃないですか。棒立ちにビームが流れて爆発するにしても。

 

結局、「スーパー系世界リアル世界が戦う」ではなく「スーパー系ロボとリアル系ロボが戦う」。スケールが小さい。だからそういうコンセプトなのかと理解した後の期待を上回らなかった。

キャラはいいのよ。騎士含め。騎士であることもまとめて貴族キャラとして好むこともできる。主人公たちもよい。絵もよい。ロボ戦闘クオリティはある。ドラマ部分もよく出来ていると思う。ダブル主人公気になる。それらが悪かったらそもそも完走してない。

だけどどーしても!足場の設定が受け付けられない。面白さに繋がらない。足をひっぱる。

なので、続きはないです。こんな作品だったとは…。

ビジュアルからイメージを裏切る」意味ならまどマギ並に成功してるんじゃないかなあ。

2024-07-19

anond:20240718155240

10人の真犯人を逃すとも 1人の無辜(むこ)を罰するなかれ」

2024-06-16

[]

夕方からさっきまで寝てて見た夢2つ

なんだかんだ憎まれ口たたきあいながらも仲がよかったはずの、三白眼のわかい刑事三白眼男子高校生

これまでいろんな事件があったけど、くだらなく見えるやりとりで解決したりと、そんな関係性があった

それなのに、余裕のなさそうな刑事が今絶望した目で見つめているのは、男子高校生

刑事男子高校生言葉をぶつける

おれだって疑いたくねーよ!でももうお前くらいしかいねーだろ!

ショックをうける男子高校生

なぜこんなことになったのか

・・・今回の事件は、見晴らしのいい開けた場所にある一軒家で起きた殺人事件

そこに住んでる男子高校生

状況証拠から見れば男子高校生犯人しか思えない

それも確かにそうなんだけど

男子高校生はもちろんやっていないのに・・・

言葉をぶつけた刑事はゆがんだ笑顔で、でもどこか言ってやった感のあるすっきりした表情を浮かべてふらふらと去ろうとする

男子高校生はおもわず刑事につかみかか

なんでなんだよ!と

ぎゅうと首がしま

そこで変なおっさんかなんかが横からでてきて刑事をぶんなぐって気絶させる

んで男子高校生に、こいつつれてくから手伝え、という

おっさんの正体は・・・真犯人はだれなんだ!?

なんか腐女子二次創作しそうな関係性だなってさめた目でみてた

本じゃなくてなんかアニメっぽいのを俯瞰で見てる感じだった

魔女と百騎兵みたいなアクションゲーム

お寺の一室みたいなとこで生まれて番号で呼ばれる

そとにでていろいろアクションゲーしたあと、

また最初自分が生まれたところにもどっていくと、自分が番号で呼ばれてた意味をしる

自分はたくさん生み出されては使い捨てされていくような立ち位置だったのだ、ガーン

みたいなあーそーゆーのねって感じの

2024-05-27

anond:20240527134845

やった奴を見つけるしかないんだから冤罪だとみなしたなら全力で真犯人見つけろよ

anond:20240527135607

真犯人を見つけてくれって思うんだろうな

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