はてなキーワード: 一曲とは
最近流行ってるゲーム史上の重要性とは何も関係ないが何となく思いついたのでやってみることにした。
フランツ・リスト(1811-1886)はハンガリー王国の寒村ドボルヤーン(現オーストリア・ライディング)に生まれた作曲家。リストはハンガリー人としての自意識を持っていたようだが、両親はドイツ系であり、他方でパリで成功を収めた関係上フランス語を使って生活していたと思われる。いわゆるコスモポリタンであり、○○国の音楽家とは言いにくい。音楽史上の重要性ではバッハやベートヴェンには劣ってしまうから義務教育では名前は出てこないだろうが、少なくともピアノ音楽史上は絶対に避けては通れない。無尽蔵の超絶技巧によってピアノの表現可能性を著しく拡張したからだ。膨大なリストのピアノ作品から7選ではきついので、リストの活動時期に区切って7選ずつということにした。
クラシック音楽の紹介をする以上、演奏(録音)の紹介は避けて通れない。まさか自分で弾いて確かめろというわけにもいかないだろう。筆者は、リストの豪華絢爛な超絶技巧音楽が大好きである一方、特に晩年に多い宗教的、内向的な音楽は未だにあまりピンと来ない感がある。努力はしたが、晩年作品を中心にうまく推薦ができていないのは好みの関係で、あまり色々な音源を聞き比べていないことが一つの理由だ。
リストのピアノ作品はあまりに膨大で、しかも抜群の技巧を要求する作品も多い。一曲ごとの規模の違いを無視していうが、大量のピアノ曲を残した作曲家であるショパンの場合作品数は200強。単独ピアニストによる全集も作られているし(ギャリック・オールソン、アシュケナージ、横山幸雄も作ってますね)、レコード会社の企画モノで複数のピアニストを起用して制作されることもある。横山氏みたいにぶっ続けの連続演奏会を開いてしまうことも不可能ではない(https://www.afpbb.com/articles/-/2784123)。
しかしリストの場合は単純な作品数の多さ、別稿・異稿が多く存在すること、難易度の高い曲が非常に多いことから、「全集」の制作は困難を極める。複数のピアニストを起用しているNAXOSのリスト・ピアノ曲集シリーズも未だに全曲をカバーできていない(もし完結していたら教えてください)。その点で単独でリストのピアノ作品全集という前人未踏の大偉業を成し遂げたレスリー・ハワードのCD(Hyperion)は本編と別巻(新たに発見された別稿・異稿)あわせて99枚というとんでもない分量がある(全曲試聴可能/https://www.hyperion-records.co.uk/dc.asp?dc=D_CDS44501/98)。優れたピアニストであるハワードでも、短期間に、といっても10年以上あるが、大量の作品を録音しなければならない計画故、詰めの甘い演奏がかなりあるように感じられ、何も考えずにハワードの全集を推薦するわけにもいかない。とはいえ、ハワードのおかげで取り敢えずリストのピアノ曲のほとんどをまともな「音」として把握できるようになった。ここで敬意を示しておきたい。ハワードのCDを一巻ずつ紹介している古くからのサイトがあり、本当に頭が下がる(https://www.katch.ne.jp/~hasida/liszt/liszt.htm)。良くない演奏もバシバシ指摘している。
リストの生涯について。作曲家の生涯を知ることが楽曲の理解に必ずしも結びつくわけではないが、それでも、どのような作風を意識しているのかとか、どのようなモチーフを描こうとしたのか(特に標題音楽の場合)ということを知ることは有益だろう。作曲家の置かれていた状況を知ることはその理解の助けになり得る。リストの場合、ざっくりいえば大スターとして活躍した1840年代までの時期(前期)、ワイマールの宮廷楽長としての活動が中心になる50年代(中期)、そして50年代末の波乱、特に愛人カロリーヌとの結婚が認められず、子どもの早世などの不幸に連続して見舞われた後、ローマに腰を落ち着けて作曲活動を再開し、亡くなるまでの晩年の時期(後期)に活動を区切ることができる。このあとは単に前期・中期・後期とのみ述べる。ここで紹介するのは、前期、少年時代からピアニスト時代までのもの。父を失って本格的にピアニストとして稼がねばならなくなり、大スターになっていくが、仕事ばかりで事実上の奥さんとは破局する。そして後年の恋人カロリーヌと出会い、ヴァイマールの宮廷楽長に就任するまでだ。
作品番号について。クラシック音楽には、出版社のつけた出版順序を示す作品番号(op. xxみたいなやつ)がついていることが多い。クラシック音楽では、抽象的に「ピアノソナタ」とのみ名乗る曲が多いので、作品番号は楽曲の区別にとって大事になる。しかし、リストの作品番号は出版社ごとに全然違うなど滅茶苦茶で(こういうことはシューベルトにも言える)、作品番号では把握できない。そこでよく使われるのは、イギリスの音楽学者ハンフリー・サールが整理して付番したサール番号(S. xx)である。Wikipediaにもサール番号順のリストの作品一覧があるので参照されたい。
彼の代表作の一つ、「超絶技巧練習曲」の初稿にあたる作品。48とあるが、実際には全12曲。「超絶」を聞いたことがある人なら驚くはず。リスト15歳の頃の作品。リストはハンガリー貴族たちから奨学金をもらってチェルニーの元で学んでいたのだが、本作品は明らかに影響が見て取れ、微笑ましいと思うか、チェルニー××番を思い出して頭が痛くなるかは人次第だろう。録音は多くない。筆者はハワードを一聴したことがあるのみ。ウィリアム・ウォルフラム(NAXOS全集20巻)は未聴。パガニーニの影響を受けたあとの改訂版(24の練習曲 S.137)は異常に難易度が高い割に第三版にあたる「超絶技巧練習曲」ほど演奏効果がないのでやはりほとんど取り上げられない(ハワードは録音している)。
2. 「ある芸術家の生涯の出来事」 S.470(1834年出版)
タイトルでもしやと思った方、あなたは正しい。ベルリオーズの「幻想交響曲」のピアノ編曲だ。実は原曲よりも出版自体はこちらの方が早いようだ。ふられた作曲家がヤクをやって彼女を殺して処刑されて悪魔のサバトに遭遇するという夢、というとしょーもない話だが、この曲は初演当時多数の人々を熱狂に巻き込んだ。リストも熱狂した一人だった。それでピアノ編曲までやってしまったのだが、当時は録音技術がないので、家でちょっと味わおうとCDだのSpotifyなどというわけにはいかない。ピアノで弾くしかないわけだ。とはいえ、よくあるオケ作品のお手軽編曲ではなく、オーケストラの生み出す音響を可能な限りピアノで再現しようとした意欲的な作品だ。演奏難易度は極めて高い。フランソワ=ルネ・デュシャーブル(EMI)とニコライ・ペトロフ(原盤は知らないがVeneziaの再版盤を所持)の演奏が世評高く、特に後者の演奏は凄まじいが、まだまだこの曲のポテンシャルを完全には引き出していないような気がする。ジョヴァンニ・ベルッチ(CD未所持)は公式YouTubeに演奏動画をアップロードしている(https://www.youtube.com/watch?v=bSqunBoj0cY)。これが一番アクセスしやすいだろう(録音は一番良い気がする)。
3. パガニーニによる超絶技巧練習曲S.140(1840年出版)
1828~34年に欧州でコンサート・ツアーを行ったヴァイオリニストのニッコロ・パガニーニは極限まで高められた演奏技巧と表現力によって多くの熱狂的ファンを獲得した。リストもパガニーニに狂った一人(またかよ)。全6曲、すべてパガニーニ作品からの編曲だ。ヴァイオリンの技法をピアノに映すというよりも、パガニーニから霊感をもらってピアノ技巧の拡張を試みたものと言って良い。第3曲が「ラ・カンパネッラ」(ヴァイオリン協奏曲第2番第3楽章の編曲)だが、有名な「ラ・カンパネッラ」は、実は本曲集の改訂版S.141(1851年出版)の方であり、本曲集を聴くと、違いに驚く(逆にパガニーニの原曲を知っているとそちらに忠実ということに驚く)と思われる。そしてこの曲集は何よりも演奏難易度の高さで悪名高く、特にひたすら重量級かつ幅広い跳躍のある和音アルペッジョが続く第4曲(の第2稿)はピアノマニアの間では語り草になっている。また第6番「主題と変奏」(原曲は24の奇想曲第24番)の第9変奏も地味ながら恐ろしく難しい。
かつては本曲集といえばペトロフ(原盤Melodiya、VeneziaとOlympiaの再版盤で所持)、大井和郎(Deutsche Shallplatten)、そしてハワード全集しかなく、マニアたちがアップロードしているMIDI演奏の非人間的超絶技巧を楽しんでいたのだが、現在ではゴラン・フィリペツ(NAXOS全集42)とヴァレチェク(Capriccio)が挑戦している。現在でもペトロフの演奏が最も高い水準にある思われるが(映像もある https://www.nicovideo.jp/watch/sm12879344)、フィリペツの演奏もそれに並ぶハイレベルな演奏であり(流石に6番の第9変奏は苦しそうだが)、CDの入手可能性もあるので今ならフィリペツを聴くと良い。
困ったことにペトロフの映像は中々手元を写してくれない。ニコニコ動画で「国家機密の指」と揶揄されているが、確かこれはペトロフがカメラに写されることを非常に嫌っていたからだと思う(出典は忘れた)。
4. 旅人のアルバム S.156(1836年~1842年出版)、「巡礼の年 第一年:スイス」(1855年)、「巡礼の年 第二年:イタリア」(1858年)、「第二年補遺:ヴェネツィアとナポリ」(1859年改訂版)
ダグー伯爵夫人マリーは当時のパリ社交界を代表する人物で、たいへんな美貌の持ち主だったという。リストは1834年頃からマリーと逢瀬を重ね、35年にマリーは妊娠している。大胆なスキャンダルは芸能人の特権。
特に社交界でつまはじきにされることもなかったようだが、人目を憚るように二人は(それぞれ一時的なパリ帰国も挟みつつ)スイスやイタリアへの旅行に順次出かけている。鉄道もない時代なので妊婦には大変な重労働だったはずだが、ジュネーヴで36年12月、長女ブランディーヌが誕生した。
旅人のアルバムは、スイス旅行で見聞きした風景や民謡をモチーフにした曲集で、全19曲ある。このうちの数曲が改訂を経て「巡礼の年 第一年:スイス」 S.160(1855年)に結実する。また、37~38年に訪れていたイタリア旅行で見聞きした風景や芸術作品から受けた霊感を表現した「第二年」と「補遺」も出版は後年だが、大部分は39~40年頃に完成していたらしい。
旅人のアルバムはほとんど聴いたことがない。NAXOS全集32のアシュリー・ウォスもハワード全集でも聴いてない。巡礼の年の方は、第三年も含めた全曲盤ならラザール・ベルマン(Deutsche Grammophone)が有名。村上春樹の小説中に登場したせいでクラシック音楽のCDにしては珍しく再版がかかった。個人的にはルイ・ロルティ(CHANDOS)の演奏がとにかく美しく、大好きである。巡礼の年は、大曲もあるが、短めで肩肘張らずに聞ける曲も多いので、リスト入門にはもってこい。第一年の大曲「オーベルマンの谷」単独ならアルカーディ・ヴォロドス(SONY)がホロヴィッツ編曲を織り交ぜながら気合い入りまくっている(https://www.youtube.com/watch?v=4ADtxG-b8ik)。第二年、そして本曲集最大の大曲であり、リストの最高傑作の一つである「ダンテを読んで:ソナタ風幻想曲」は、評判の高いベルント・グレムザー(Koch Schwann)は未入手。ロルティ(CHANDOS)は全集版も第二年だけの旧録音どちらも良い(とにかく超絶技巧を味わいたいなら若い頃の旧録音が良い)。有名曲なので演奏動画をアップしている人はプロアマ問わず色々いる。
5. ベッリーニのオペラ「ノルマ」の回想 S.394(1844年)
幻想交響曲もそうだが、リストの作品の多くを他作品の編曲が占めている。特に多数のオペラ編曲があるが、この曲が最高傑作だと思う。中盤の鍵盤を駆け巡るアルペッジョは明らかにジギスムント・タールベルクの「三本の手」を取り入れたもので、聴いていて気持ちが良い。後半の「戦争だ、戦争だ!」のテーマに基づく部分は極めて難しく、ここを上手く弾けるかどうかがこの作品の見所。しかもいかにも難しいという様子で弾いては興ざめ。
今ならフィリペツの映像(https://www.youtube.com/watch?v=0TMypN1gW5k)が一番良い。CDもあるらしいのだが自主制作盤と思われ、未入手。他は、かつては表現意欲にあふれるベルッチ(assai)、ヴィルトゥオーゾ的な迫力あるトム・ウェイクフィールド(Symposium Records)、そして我らがスーパーヴィルトゥオーゾ、マルク=アンドレ・アムラン旧録音(Music & Arts)が三大録音だったと思う。アムラン新録音(Hyperion)は若干遅くなったが、抜群に録音が良くなり、総合的にこちらの方が好きかも。若手だと韓国のノ・イェジン(NCM)やイギリスのベンジャミン・グロヴナー(Decca/https://www.youtube.com/watch?v=OVKTEoxBIKE)が大変良い。
40年代に作曲されたもの。全3曲。演奏会用練習曲は、チェルニーのような練習のための曲ではなく、コンサートで披露して喝采をさらうための曲であり、いわゆる「性格的小品」の一種。リストはこういう曲をひっさげてコンサートに臨んでいたわけだ。第1曲から「嘆き」、「軽やかさ」、「ため息」と標題がついているが、出版社がつけたものに過ぎない。第2番の標題通り、全体的に軽やかな作風。特に「ため息」は有名でよく弾かれる。
第2、あるいは有名な第3番の録音はよく見るが、全曲録音というと意外とない。福間洸太朗(アクースティカ)のCDに全曲入っている。確かロルティ(CHANDOS)にも全曲録音があったはず。
スイス、イタリアでマリーと過ごしたリストだったが、ピアニストとして忙しく飛び回るためにマリーを放置してしまい、結局二人は破局する。ひどい話で、破局した後もリストは演奏活動をしていたので、リストの母が子どもたちの面倒を見ていた。
41~43年の夏にリストとマリーはライン川の中州にあるノンネンヴェルトの古い修道院で子どもたちと共に過ごしているが、これがマリーとの最後の親密なお付き合いだった。この曲は、当時同地に夫妻を訪ねてきたリヒノフスキー侯爵の詩に音楽をつけたもの。シャルルマーニュの武将ローラン戦死の誤報を受けて絶望した妻がノンネンヴェルト修道院に入ってしまい、ローランは二度と妻と会えなくなったことを知って修道院を見下ろせる土地に住み着き、妻を思う歌を歌った・・・という救いのないストーリーだ(歌詞:https://www7b.biglobe.ne.jp/~lyricssongs/TEXT/S4212.htm)。マリーとの破局に後悔していたのか、リストはこの曲に相当執着していたようで、ピアノ独奏用を含めて複数のヴァージョンを作り、何度も改訂している。晩年のバージョンをアンスネス(EMI)などが録音しているが、重苦しい。当時のバージョンはそこまで重苦しくないと思う。推薦音源はあまり思いつかない。全集を録音しているハワードもライナーで"beloved"と書いていて、気に入っているみたいである。
華麗なオペラものやシューベルトの歌曲の編曲(魔王を含めてかなりの曲を編曲しており、どれも魅力的)など、編曲を中心にまだまだ色々な作品があるが、そろそろ次の時代に進もう。
「俺がハマった名盤」って邦楽で言うなら、真っ先に挙げたいのは、やっぱりMr.Childrenの『深海』。このアルバムはマジで衝撃的だった。一曲一曲が深海のように底知れない魅力を持ってて、特に「シーラカンス」から「名もなき詩」への流れは、まるで一本の映画を観ているような濃密さだった。歌詞の奥行きもすごくて、聴き返すたびに新しい発見があるんだよ。何度聴いても尽きることがない、まさに名盤。
それに比べて、椎名林檎の『無罪モラトリアム』は全然違うベクトルの名盤だ。あの尖り方、そして独特すぎる歌詞の世界観に、初めて聴いたとき完全にノックアウトされた。「丸の内サディスティック」とか「ここでキスして。」なんて、どれも色あせるどころか、今聴いても当時以上の刺激をくれる。時代を超えて愛される理由がわかるよな。
それからサカナクションの『DocumentaLy』。これは別格で、めっちゃ聴き込んだ一枚だな。エレクトロとバンドサウンドの絶妙な融合で、聴くたびに全然違う景色が浮かんでくるんだ。「アイデンティティ」や「ルーキー」は、リズムに乗って自然と体が動くし、心に新鮮な風を吹き込んでくれる。
一方で、BUMP OF CHICKENの『ユグドラシル』は、もっと内面的な名盤。これを聴いていると、自分の中にしまいこんでいた感情をすべて引っ張り出されるような感覚になるんだ。「オンリーロンリーグローリー」と「車輪の唄」、どちらもいつ聴いても心に深く刺さる曲で、アルバム全体が一つの旅のようにまとまっている。
それとはまた違った味わいなのが、スピッツの『ハチミツ』。牧歌的でありながらどこか切なくて、どの曲も胸にしみるんだ。「ロビンソン」と「涙がキラリ☆」なんて、何度聴いたかわからないけど、それでも飽きるどころか、むしろ聴くたびに新鮮な気持ちになれる。普遍的な名曲ってこういうのを言うんだろうな。
さらにback numberの『ラブストーリー』も外せない。恋愛の切なさや甘酸っぱさをこれでもかと詰め込んだ一枚で、「クリスマスソング」と「ヒロイン」は、その感情をどストレートに突き刺してくる。聴くたびに青春時代がフラッシュバックしてきて、なんだか胸がキュッと締め付けられるんだよ。
そして最後にONE OK ROCKの『35xxxv』。このアルバムはとにかくエネルギーがすごい。ロックなのにどこかポップな要素もあって、でもめちゃくちゃエモーショナル。「Mighty Long Fall」や「Cry out」を聴くと自然とテンションが上がって、何かに挑みたくなるような気持ちにさせてくれる。これもまた唯一無二の名盤だよな。
こうして振り返ると、邦楽って本当に奥深い。いろんな個性が詰まった名盤があって、それぞれのアルバムが自分の人生の一部みたいに思えるんだよな。
みんなも好きな名盤があったら教えてくれよな!
反反AIで特に絵に対して文句をいっている人って、絵描きに対してコンプレックスがあるか、AIで絵を描いて儲けたいとか何かのポジショントークとしか思えないところがある。
例えば DeepL とかの AI ベースの製品も入力内容を学習に使わないオプトアウトができるようになっている。
X とか SNS に載せたらそれは学習に使いますと言われたらそのSNSを使わないという選択があってもよい。
そこを学習は合法だからと連呼するのは、会社のデータをなんでもかんでも外部のサイトに提供してお漏らしすることが許されている会社なのかな?AI の発展のためにおまえのデータをすべて開示すべきとかいってる奴は働いたことがないか、やっかみか何かか?と思ってしまう。
クロール防止を避けられてしまうならウォーターマークなどで自衛するしかないだろう。これは生成AI以前でも行われていたこと。難易度を少しでもあげLORAされにくくする、学習に時間がかかったり手間がかかるので悪用する利益に見合わないと思わせるようにするというのは問題ない。
現代の暗号化も素数とか計算に時間がかかることに依拠しているものもあるように、現実的な時間というのは重要なファクターなのだ。
これは絵だけでない。声やテキスト全ての学習されたくない情報をどうやって学習させないかをちゃんと考えて一般の人に広めるのは個人情報保護のように今後リテラシーになっていくのかもしれない。なので学習されないようにしていると冷笑するのではなく、安全な公開方法を用意したりする仕組みを考えるべきなのだろう。
あの法律、生成AIをあまり想定してなかった、かつ一度決めたら引っ込められないお役所仕草が相まってると思うのだよね。
AI にも色々あって画像認識、背景削除など色々使える。GenAIと違いこれらのAIは基本的に学習した結果がそのまま出力されない。このように使われるなら納得されるだろう。
一方GenAIは学習結果から同じフォーマットの成果物を出してしまうのが問題。画像生成は学習したデータを元にした画像しか生成しない。LLMもニュースや過去のデータを元に回答している。それらには本来権利があるのに無視してしまっている。
声優の話や、海外の getty やニュースサイトの訴訟とか、今後法律も変わってくると思う。
EU なんかは学習元データ開示させようとしてるし、アメリカのエンタメ界隈のロビー活動によってはディズニー法みたいに変わることもあるだろう。
特許や著作権同様、国際協調して進めるべき案件だろう。盗まれるならやはり保護技術や法律が必要ということ。
学習速度と生成速度が全然違う。前述のとおり暗に現実的な時間というものが守ってくれていた部分がとっぱわれてしまった。
活版印刷の時に著作権ができたように何らかの制限ができてしかるべきだと思う。
横道にそれるが量子コンピューティングなりで暗号鍵やHashが推測できるようになったら暗号化はどうなるのだろうね。パスワードの解析も人間が考えたものだから解析するのは問題ないとか言うのだろうか。すでに不正アクセス防止法があるが。
そこは同意だがライセンス、特許はあるよね。ライセンス違反をしてコピーをしたら訴えられる。プロプライエタリな製品のEULAだと大体リバースエンジニアリングも禁止だ。
プロプライエタリの製品のソースコードをすべてオープンソースにせよとかおもってるのかな?
音楽は消費するのに少なくとも一曲3分以上かかるし、小説、動画だってもっとかかる。
一方、絵というのは一目で個人的な見解のレベルでは良し悪しがわかる。そのため消費するのに時間がかからない。それなのに人間が作成するには時間がかかるという非対称性がある。
そういうものをAIで数秒に一枚生成されてしまうのだから反発が大きい。
声もそう、その人の声でなにかするというのは一瞬で消費される。一度学習されてしまえば再利用に歯止めが利かない。
消費するために公開せざるを得ないものについても保護できるようにすると言うのは必要。それが著作権以外でもいい。
何でも学習合法にするとDeepFakeや類似作品が溢れかえる。しかも生成は数秒。
それをすべて被害者が訴えて回るのはフェアではない。学習、生成段階で歯止めをかける仕組み、法制度が必要になってくるだろう。
それを合法だから!反AIは異常とか言ってるのはそれはそれで思慮が足りない。
一方、合意して学習した内容を使ったAI、例えば自分の作品を自分で改善するといった分野に使うなら否やはないだろう。
時々YouTubeでtiny desk concertsという番組を見ている。
毎回様々なミュージシャンが登場し30分程演奏する、いわゆる音楽番組だ。
収録場所は豪華なセットではなく、あえてTV局のオフィスの片隅で演奏されるところに番組の特徴がある。
楽器の置けるスペースが限られているから、バンドも小編成となり、自ずとサウンドや表現も限られたものになる。
元々はアメリカの番組だったが、最近は日本版が制作されYouTubeでアップされている。
出演しているのは、藤井風や稲葉浩志、チャラン・ポ・ランタンといった実力派だ。
稲葉浩志の年季の入った歌声やチャラン・ポ・ランタンの怪しげな雰囲気もまあまあ楽しめた。
なんというか一曲一曲に彩りがあり、風景が立ち上ってくる感じ。
たくさんの音が鳴っているが、それでいてうるさ過ぎず、何かを足しても何かを引いても全てが崩れてしまう繊細なサウンド。
前に出過ぎず、控えめに旋律をなぞり、バンドサウンドと渾然一体となっている。
声自体も無機質味を帯びながら、哀愁を帯びたメロウな雰囲気を漂わせている。
セットリストもよくまとまっており、まるで高級店のお昼のミニコースを味わったかのような満足感がある。
楽しげな表情やちょっとしたチャーミングな動きが良いアクセントになっている。
さながら巨匠シェフの元で生き生きと働く女性パティシエのようだ。
なんだか堀込高樹のことがとても眩しく、自分が情けなくなり涙が出てしまった。
おそらく彼は20代の頃から努力し続け、時にはもがき苦しみながら、還暦を目前にして自分のスタイルを体現しつつあるのだろう。
それに比べて同世代の俺は何だ。
少しうまくいかないとすぐに社会のせい、時代のせいにして、自分を磨くことを忘れてしまった。
下の世代だって苦しい状況は変わらないのに、ことあるごとに上の恵まれた世代と比較し、自分の不遇をアピールすることばかりに力を入れて。
まあ、わずかにでも社会に貢献しつつ、嫌われ者らしく謙虚にひっそりと小さく死んでいこうと思う。
参考リンク
■稲葉浩志の回
https://youtu.be/q-ne87XKlY0
■チャラン・ポ・ランタンの回
https://youtu.be/VZwyVbJYoUU
■KIRINJIの回
・ふーん、静岡で椎名林檎ライブやるんや ほなちょっと応募してるみるかウィンとサンドウィッチマンのノリで応募したら当たったので当日まで半信半疑半分・夢見心地半分で過ごし今日…ってワケ…
・当日の午前中、思ったより心が落ち着いてるな…と思ったけどなんかいつもより世界がキラキラしとるな…ってなった
・愛野駅のエスカレーターの時点で心臓がドキドキしとる…自分って認識してるより椎名林檎の事、好き、なんや…って思ったけど愛野駅の階段がハード過ぎるだけだわ
・ライブティシャツ買おうとしたけど生地があまりにペラ過ぎてやめた ¥4000までならわかるけどこの生地とデザインで¥6000は価値観に合わなかった
チケット代も今まで参加したライブで一番高いチケ代+手数料計¥14080+新幹線代でえれえ金額かけてるから冷静になってしまった…
東京のでっけえ箱に比べるとそもそもキャパが小さめなのでどの席もステージを見やすく良席でスナイパーの席は無かったが、
「より近い席」人を羨んでしまう心が無いと言ったら嘘になるのでこれが「上を見続け、羨み続けてしまう人間の心…」ってなった 己の恵まれた現状を認識に現状で目一杯楽しめ!と己に言い聞かせた 人生
・オープニングの映像で「生の椎名林檎がこの世に存在しあまつさえ生歌を聴くことができる」という事実に感動し、今まで椎名林檎の歌を聴き続けた己の人生にうっとりし涙したがその後は割とスンッとしてた
・エコパアリーナは椅子があるし座っての観劇やろなぁと思ったらみんな普通に立ってた…
キョロキョロして立った
・面白くは無かったけど、
私は「今」の椎名林檎じゃなくて「昔」の椎名林檎が好きだったんだな…と思った
3/5は「し、知らない曲ですね…」ってなり1/5は「聴いたことはありますがそこまで刺さらなかったのでそんなにリピはしてない曲ですね…」ってなった
・貝のベッドで歌ってくれてる段階でスンッてなって女豹のレオタードの段階で上記の気付きを得た
・19:00上映で、18:20頃に会場に入って「19:00になったら本当に椎名林檎が目の前に現れる…?!」ってソワソワハァハァしてる時間がいっちゃんおもろかった
・赤安が大爆破する前に緋色の弾丸曲の生歌…聴きたかった…という気持ち半分と生歌聴けて嬉しすぎて呼吸数爆増〜!が同時に来た
・油(聴衆)が大炎上(熱狂)したくてフツフツしているが決定的に沸く火種が投下されずフツフツした状態が継続したライブだった
アンコールの2曲(自由に道連れ・東京オリンピック映像の曲)を序盤にやってたらもっと沸いてた
「主語デカくしてんじゃねーぞ」と思ったけど椎名林檎旗の振りが明らかになんか…こう…揺蕩う川のような…各々一生懸命フリフリしてるような…スポーツとかライブで盛り上がった聴衆の動きの一体感は… やっぱ途中盛り上がってなかったんやなってなった
・まさかの「二次創作」で強めの流れ弾が来たわ…そして「二次創作はいくらクオリティが神、ましてや椎名林檎は日本で指折りのトップアーティストだが二次創作の元ネタが刺さっていなければ刺さらないのはどんなに作り手が神でもそういうものなんだな」かつ「目茶苦茶楽しそうに二次創作する椎名林檎」「二次創作は本人が楽しくて公式様にお目溢し頂ければそれでええんじゃ!」(椎名林檎ほどの神アーティストになると二次創作元から二次創作を依頼されるかもしれませんが…)といつ二次創作の「核」を再認識させて頂いた
ライブでライブの生中継(表情アップ)してくれたんだけど、椎名林檎の目を伏せて口を横に引き結ぶ笑い方、目茶苦茶魅力的な表情だな…と思った
特にアンコールの金髪ボブボクサー、目茶苦茶可愛かった1番好き YUKIみたいなビジュアルの髪型+衣装も目茶苦茶似合ってた
・やきう回
やきうがそもそもあまり…とクサクサしていたが「青春の輝き」生歌+背景の雷鳴轟く野球グラウンドが萌えに直撃(通常の晴天の野球グラウンドにしないところが流石椎名林檎のライブ背景作る神クリエイターさんの仕事やでぇ!ってなった) というか野球ジャンルの◯◯◯◯のイメソンに「青春の輝き」は妄想してると感情が溢れすぎてしまうため禁止カードとして封印していたのに椎名林檎様から最高の環境で直撃させられてしまうと…椎名林檎の声帯、直撃すると生歌一曲でもう心揺さぶられて泣いちゃうからほんまダメ
・椎名林檎の呼吸音とか口のニチャ音をきけたので「マジ実在する人間なんだ…」って思った
・おまいら、「熱狂した」ってことにしようとしてねえか?
・まさか浴室をやってくれると思わなんだ
ありがたすぎて拝んだ
緋色の弾丸の曲と浴室と青春の輝きはハンチョウほパフェ回の「甘いものにロックオンした幼児の眼」で自我をシャットダウンして視覚と聴覚をひたすら研ぎ澄ませていた 興奮しすぎて呼吸数が異常に多くなっていた
・新アルバムのコラボアーティストがライブに来るんやろうなぁ…と思ってた AIが来てた?
・トークとかするんやろなぁ…椎名林檎たそはどんなトークするのかな?ニチャア…してたけどトークはなく「歌唱100%」の密度が凄まじい時間が目の前を通り過ぎていった プ、プロの仕事すぎる
・色々ゆうとりますけど「椎名林檎のライブに行く」のは死ぬまでにやりたいことリストのかなり上位だったので行けてよかった
あとは倉橋ヨエコのライブに言ったら本当に「ライブに行きたいアーティスト」コンプリートだが倉橋ヨエコのチケとれんからコンプは難しそう
クインシー・ジョーンズは、音楽史において最も影響力のあるプロデューサーや作曲家の一人です。以下は彼が関わった代表的な10曲です:
1. 「スリラー」マイケル・ジャクソン - 1982年のアルバム『スリラー』のタイトル曲で、ポップ、ロック、ファンクを融合させた曲です。このアルバムは史上最高の売り上げを記録し、ジョーンズのプロデュースが際立っています。
2. 「ウィ・アー・ザ・ワールド」USAフォー・アフリカ - 1985年にマイケル・ジャクソンやライオネル・リッチーと共に制作したチャリティソングで、アフリカの飢饉救済のために多くの有名アーティストが参加し、世界的な団結の象徴となりました。
3. 「ギヴ・ミー・ザ・ナイト」ジョージ・ベンソン - 1980年に発表されたこの曲は、ジョーンズの滑らかなプロデュースが光り、ベンソンにとってジャズとポップを融合させた代表的な作品です。
4. 「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」フランク・シナトラ - 1964年にジョーンズがアレンジを担当したこの名曲は、シナトラのキャリアを象徴するジャズのスタンダードとなりました。
5. 「ソウル・ボサ・ノヴァ」クインシー・ジョーンズ - 1962年のインストゥルメンタル曲で、映画『オースティン・パワーズ』で使用され、ジャンルを超えたジョーンズの創造力が示されています。
6. 「イッツ・マイ・パーティ」レスリー・ゴア - 1963年のこのヒット曲はジョーンズが手掛けた初期の代表作であり、彼のポッププロデューサーとしての名声を確立しました。
7. 「オフ・ザ・ウォール」マイケル・ジャクソン - 1979年にリリースされたアルバムで、ファンクやディスコ、ポップを見事に融合し、ジャクソンをスーパースターへと押し上げた一曲です。
8. 「スタッフ・ライク・ザット」アシュフォード&シンプソン、チャカ・カーン - 1978年のアルバム『サウンズ・アンド・スタッフ・ライク・ザット!!』に収録され、ファンク、ジャズ、R&Bを融合させたジョーンズらしい楽曲です。
9. 「P.Y.T. (プリティ・ヤング・シング)」マイケル・ジャクソン - 『スリラー』収録のこの曲もファンキーな曲調で、ジョーンズの緻密なプロデュースが光ります。
10. 「アイアンサイドのテーマ」クインシー・ジョーンズ - 1967年のTV番組「アイアンサイド」のテーマ曲で、特徴的なサイレン音と迫力あるホーンセクションが印象的です。
ジョーンズの影響はジャンルや世代を超えており、彼の代表作はポップ、ジャズ、R&Bといった音楽を形作る一端となっています。それぞれの曲が、彼の独自の音楽スタイルとトップアーティストとの協力を表しています。
2024年11月2日 syrup16g「遅死11.02」@日比谷野外音楽堂
天候的に新幹線が遅れるかもしれないと思って早目に乗ったは良いけど途中で止まってしまい新幹線の中に閉じ込められる等のアクシデントがありつつも何とか辿り着けたまでは良かったけど、野音の最寄り駅に着く前にトイレ行っておこう〜って思ったら駅で迷って到着がギリギリになるポンコツ振り。そして帰りも新幹線遅延で1時間半デッキに立って帰りました…(少しでも早く動き出すのに乗って帰らないと家に辿り着けない為)まぁ無事にライブが観れてその日の内に帰れたので結果オーライ。
雨に関しては始まる前が一番ピークだったかも。公演始まったら割と気にならないレベルで観れた。でもこれはRSRで揃えた雨具が大活躍してほぼ濡れずに済んだ(手のひらがちょっと濡れたぐらい)お陰もあるかも。大荷物になったけど雨とか寒さは全然気にせずにライブに集中出来たから色々持ってきた甲斐があった。
席は五十嵐さん寄りだったので五十嵐さんと中畑さんがよく観えて頑張ればマキさんも観える感じ。なので今回は沢山五十嵐さんを観ました笑
以下、曲の覚え書きと感想。
·2曲目前頭葉。前頭葉、普通に音源として聞く時はそうでもないけど笑 ライブで聴くとめちゃくちゃカッコ良いんだよなぁ。ギターソロ完璧に近くてすごい(って言うのも失礼だけど)
·4曲目 もういいって。もういいっては音源発売当時に鬱屈した気分の時によく聴いててその思い出が脳裏を過る。あの時はまだ若かったなぁ…。ギターがめちゃくちゃ良い。ラストの所もういいって〜の所中畑さんが歌ってなかった?記憶違いか…??
·5曲目 翌日。やっぱ美しいメロディだよなぁと思いつつ聴いてた。晴れてたらもっと美しかっただろうなぁ〜!!中盤に持ってくるの珍しい気がする。中畑さんのハモリが美しい曲。
·6曲目 生活。始まり方で生活だなと分かった笑 定番曲なので個人的にお腹一杯な感じだけど、何やかんや聴くとテンション上がる曲。ソロが完璧ですごい(?)
·7曲目 真空。真空も定番曲だけどドラムがカッコ良いんだよなぁ〜!!あとベースの入りがいつも激カッコ良いです。中畑さんのロックンロールー!!とイェイェイェイェ〜!!でテンション上がらない人いない説を唱えます。
·8曲目 Breezing。珍しい曲だからちゃんと聴かなきゃ!!と思ったけど気付いたら終ってた…笑
·9曲目 エビセン。エビセン初めて生で聴いた気がする。照明が紫のうねうね(?)したやつで綺麗だった。あとメロディがめちゃくちゃ美しくて今回聴けた中でも上位に入る良さだった。エビセンの中畑さんのハモリ良すぎる…!!この曲聴けただけでも元取れたなと思う。
·10曲目 明日を落としても。明日落としても大好きなので野音で聴けて嬉しい。いつ聴いても名曲。ベースがアレンジしてあってマキさんがそう言う工夫をしてくれてるのが嬉しい…。
·11曲目 赤いカラス。赤いカラスも好きだから嬉しい。(僅かばかりの未練に)「しがみ付いてみたのです」って歌詞変えてた。もしかしたら普通に間違えてただけかもだが…笑 この歌詞、再始動前の五十嵐さんって感じがして聴く度に胸がぎゅっとする。ラストの所のドラム最高に好き!
·12曲目 I Hate Music。この曲も初めて生で聴いたかも。中畑さんのハモリが美しい!!あとベースが素晴らしい!!やり慣れてない曲だけどかなり良い感じだったしまたの機会に是非やって欲しい一曲。
·13曲目 In My Hurts Again。まさかレミゼの曲でこの曲を持ってくるとは…!!でもレミゼの曲聴けて嬉しい。この曲の照明綺麗だったなぁ。レミゼの曲もっと積極的にやって欲しい!!!
·14曲目 変拍子。この曲野音で聴けてめちゃくちゃ嬉しい!!「分かりあえた日々が眩し過ぎて見れないだけ」って歌詞、本当に好き…。ギターソロもめちゃくちゃ良かった…。本当やってくれてありがとう…。
·15曲目 光なき窓。この曲も野音で聴けて嬉しい〜!!照明もすごく素敵で天気が良かったら最高に美しかっただろうなぁ…。「そばにいてくれ ふらっと隣に」って歌詞が大好きなので聴けてじーんとした(この感想書いた後に中畑さんのポストが流れてきたのだがそれに影響されたとかではないです!!私の方が先に感想書いてた!!と言う謎の主張をしておく笑)あとドラムが曲に寄り添ってる感じがして好きなんだよなぁ…。アウトロの部分が美し過ぎる…。この曲終わった時点で1時間半ぐらいはやってたんだけど本当にあっという間でマキさんがベースおろして手に持ってそのまま去っていったの見て後ろの人が「えっ?(早くない?)」って声出してて気持ち分かる〜!!ってなったし私も「早っ!?」って思った笑
E.N 1曲目はSonic Disorder。マキさんが最初に1人で出てきてベースを弾き出して中畑さんが出てきて、最後に五十嵐さんが出てくる構成だったんだけど五十嵐さんが出てきた時にマキさんに「わ〜(両方の手のひらをひらひらさせて皆注目〜!って感じの動作)」ってしてから手拍子煽ってた。そしてこの曲が走る大きな要因は中畑さんのドラムだな〜と改めて感じるなど笑 ソニックでぐわって入ってくるベース本当大好きだしマキさんがこの日いち激しくノッてた感じがした。
E.N2曲目は神のカルマ。アンコールの流れ、定番過ぎる!!笑 でも大好きな曲なので結局は嬉しいと言う…笑
E.N3曲目は落堕。五十嵐さんがハンドマイクで前まで出てきて「結構降ってる〜」ってヤンキー座りしながら言ってるの笑った。あれカメラにアピールしてるのかと思ったけど違ったのかな?(遠巻き過ぎてよく見えなかった…)そのままギター弾かずにドラムとベースに合わせて歌ってた。「寝不足だって言ってんの」の所で客席にマイク向けててお客さんの声に「ありがとう」って言ってて何かじーんとする。この日今までライブ行ってきた中で初めて「寝不足だって言ってんの」って叫んだ笑(今まで一回も叫んだ事なかった)記念的な気持ちも込めて。落堕も飽きる程聴いてるけど本当〜に演奏がカッコ良い!!特にドラムとベース!!最高です。
E.N4曲目はcoup d'Etat〜空をなくす。ド定番とわかっていながらも嬉しい笑 ベースもカッコ良いしドラムもカッコ良いしリズム隊がとにかく最高なんだよなぁ…。そう言えば照明がポケモンフラッシュじゃなかった気がする…。
WE.NでReborn。出てきた時に中畑さんが前まで出てきて隅から隅まで歩きながら全方向に挨拶してて暖かい気持ちになった。
Reborn、昔程は特別視してない曲だけど、やっぱり私の中で武道館の演奏が一番心に残ってて、その後何度も聴いてきたけど、この日の野音でその悲しい記憶を塗り替えれたような感覚がしている(生還の時も感動したけど、あれはシロップとしての演奏だったかと言われると個人的に複雑な気持ちなので…)今のシロップが鳴らしてくれたRebornをようやく手に取れた感じがした。悲しみではなく希望を鳴らした音楽を。
以下MC覚え書きと雑感想。ニュアンスなので所々間違ってると思われます。
·五十嵐さんの第一声が「(雨で)ごめんね〜」なの、やっぱ気にしてるのか〜って思った。その後も何度もごめんねって言ってたけど皆シロップの音楽が聴きたくて集まってるので気にしないで演奏してくれ〜と思っていた。
·「よく来た、よく来たね」って言ってくれる中畑さんLove…。「こんなバンドを観に来たばっかりに…笑 皆大変ね〜。この後、雨強くなるみたいだけど笑 無理せずね。最後まで楽しんでってくれたら嬉しいです。こっちは無理してもやるので。」
·五「(客席を見て)野戦病院みたい」「楽しい時間にしたかったんだけど…今も楽しいんだけど💦」って焦ってて笑った。
·五「(明日を落としても終わりで)辛いことばかりって…ねぇ…辛いのはこっち(お客さん)だよって…(少しの沈黙)…すみませんでした…」って自己完結してて笑った。こちらは好きで来てるので大丈夫です!
五「雨弱まってきたんじゃ…?ねぇ…」
中「前に出てみれば分かるんじゃない?笑」
五「あ、そ、そうね…失礼しました…」って五十嵐さんに対してちょっと鬼畜な中畑さん笑う。
·何の曲か忘れてしまったけど、足を蹴り上げる五十嵐さん新鮮過ぎる。定番(?)の左足も上がってた。
·曲が途切れるとこまめにベース拭いたり捌ける時は必ず手に持って捌けていくマキさん、楽器大切にしてるんだなって思ったと同時にやっぱステージ側に雨かかってるのかなと心配になった。
·今年初めてのワンマンライブ…と言うか今年はこの一回だけなんですけど…ってのに笑い起こってたし私も笑った。また来年会いましょうって言ってくれたので期待して待ってます!!
·照明が明るくなると雨が照明に照らされてこちらから観てる分には綺麗だったけど、風の向き的にステージ方面に割と雨流れてる様に見えたのどうだったのかな?濡れたりしてないと良いけど…。
·最後全員で前に出てきてお手振りしてたけどマキさんが何回かお手振りして「これ(終わり方)どんな感じ…?」的な風に2人の動向見てたけど他の2人は全く気にしてない感じでずっと手を振り振りしてて可愛かった笑
·途中、雷ピカピカ·ゴロゴロしてて色々な意味で貴重な体験だったし、雨の中で演奏するシロップ幻想的で綺麗だったな。滅多に観れない光景だし。ダイマスさんが言うように伝説の一日になった気がする。良くも悪くも記憶に鮮明に残る野音になった。
·中畑さん、シロップのライブについては終わった後に必ずXなりインスタなりで気持ちを伝えてくれるので嬉しい限り…(もしかしたらファンの気持ちに応える為にやってるかもしれないけど)シロップの事を大切にしてくれてるんだなと思えて嬉しい気持ちになる。
あと近年一番嬉しい事はマキさんとシロップとの距離がぐんと近付いた感じがしてるのを体感出来てる事で。昔は一線引かれてる感じがしてたけど今はsyrup16gのメンバーでいてくれてるのがちゃんと伝わってくる。私の思い込みかもしれないけど。バンドの暖かい空気ってこの事も大きく関係してると個人的に感じてます。本当にそれが嬉しい。
正直、個人的に遅死や野音に関してそこまで思い入れないけど3人だけで野音で演奏する姿が観れたのすごく嬉しかったな。あと今回、五十嵐さんのギターが全体的にすごく良くてそれが野音で聴けたのも嬉しかった。今回、今の身体的に雨の中でライブを観ると言う行為に不安がなかった訳ではないけど、行きたいと思ったライブには少し無理してでも行くと決めたので行って本当に良かったと思っている。あの時行っておけば良かったなってこの先思いたくないので。
·服装→足元はロングの長靴(折りたたみ式で荷物のコンパクト化をはかる)雨が酷そうだったのでレインスーツ(小雨だったらポンチョにしようと思って持っていったが今回は出番なし)フードだと音の聞こえが若干悪くなるのでレインハット、寒そうな予感がしたのでレインスーツ内にウルトラライトダウンを着込む。この仕様で寒さ·濡れ共にほぼなし且つライブに集中する事が出来た。大荷物にはなったけど、どれも持っていって損はなかったので持っていっただけの価値はあったなと思う。
·荷物→ゴミ袋に全てを突っ込んで足元に置いておく。ゴミ袋は2重に出来るとなお良い。会場に向かう前に駅の構内で濡れたくない荷物はとりあえずゴミ袋等に突っ込んでおいて席に着いてから完璧にすると全く濡れずにすむかも。
1.クロール
2.前頭葉
3.Heaven
4.もういいって
5.翌日
6.生活
7.真空
8.Breezing
14.変拍子
15.光なき窓
E.N
1.Sonic Disorder
2.神のカルマ
3.落堕
4.coup d'Etat〜空をなくす
E.N2
1.Reborn
ハウスかテクノかと問われたらジャンル分けが難しい部分もあるが、今回はハウスカテゴリに入れさせて頂きたい。
ハウスミュージックの歴史を語る上で外すことのできない1曲。ここから全てが始まったと言っても過言ではなかろう。
様々なバージョンが出ている名曲。聴けば「これが元ネタか!」となる人も多いだろう。
DJ EMMAさんが毎月5月に必ずかけていた曲として思い出深い人も多いだろう。
フロアの聴衆は必ず「スイスイスイスイ」と合唱していた記憶がある。
2006年にリリースされたInner City Jam Orchestra版を聴いた人は多いかも知れない。
ピアノハウスというジャンルにおいて歴史的名曲である事は間違いない。
なんとも印象深い歌詞とPVが特徴的だが、ジャンルを超え大ヒットした曲として選択させてもらった。
未だに色あせる事のない名曲。Kings of Tomorrowは他にもAnother Dayなどの名曲を残している。
クラブに遊びに来る客層を問わずフロアを沸かせたハウスとして書き連ねておくべき一曲。いわゆる一般受けするハウス(悪い意味では無い)
日本が世界に誇るハウスの巨匠サトシトミイエ氏の名曲。トミイエ氏といえばTearsの方が有名でファンも多いと思われるが個人的趣味で敢えて選ばせてもらった。
最後に日本の音楽ゲームからハウスミュージックを知った人も多いのではないかと思い、ビートマニアシリーズの名曲を載せておきたいと思う。
これを機に日本にハウスミュージックが広がったのであれば、それは歴史的に外せない1曲として重要な価値を持っている。
ほぼ毎日使うサービスなのに、考えてみたら数年単位で同じ使い方しかしていない。みんなどう使ってる?
こうすれば新しい音楽と出会えるよとか、おすすめの使い方があれば教えてほしい。
以下は自分の主な使い方で契約プランは月額980円のプレミアムスタンダード。
基本的な利用目的。これはSpotifyじゃなくても大手サービスなら作品数に大差ないのかな。他社のものを試したことがないから分からない。
音質については自分の環境と耳では256kbps以上の違いが感じられないので割愛。
ちなみにいま試しにスマホから有料契約していないAmazon Musicでトップ画面のプレイリストをシャッフル再生したらエンドレスで広告しか流れなかった。何だこれ?
ちょっと気になった曲があれば気軽に突っ込む。
自分は比較的曲数を聴く方だと思うので、ちょっと興味に引っかかったら流れないようとりあえずお気に入りに入れる。
あとでプレイリストに整理することもあるけど、基本的に入れっぱなしな事が多い。登録した日付順でソートする機能が欲しい。
週に一度、自分の聴取行動に基づく30曲のパーソナライズプレイリストが作成されるのだけど、これが年に数発、抜群にぶっ刺さるホームランを放ってくる。
精度はそれほど高いわけではないが、自分一人のディグでは到底辿り着けなかったであろう一曲に出会えた時の喜びはちょっと代えがたい。
アルゴリズムの先には確実にどこかの国の耳の肥えた貪欲なリスナーがいて、そいつらのとっておきを聴かせてもらえる感動。
同じようなディグ目的としてソングラジオもあるけど、これはDiscover Weeklyほど複雑かつ雑多なセレクションではなく、既にお気に入りに入れた曲も散りばめられていたりして打率は下がる印象。
Spotify公式のエディターが運営するプレイリストの持つ影響力については知ってはいるものの、そこまで刺さるリストに出会えていないのであまり聴いていない。
でも個人的にチェックしているプレイリストはあるし、自分自身もフォロワーがついて更新を続けているプレイリストが数個ある。
フォローといってもインタラクティブなコミュニケーションは無いけど、自分のセレクションを楽しんでくれる人がいることは嬉しいしDJ的な楽しみ方ができる。
あとは純粋に実用的な非公開プレイリスト、料理の時のやつとか深夜に運転する用とか。
これはどのプラットフォームも大差ないのかな。時事、語学、映画の話とかお笑いラジオとか。
新しい音楽との出会いを求めている人が多いのだなと改めて思った。
せっかくバズったので、この場を借りて前から温めていた試みを宣伝させてほしい。
Online B2B on Spotify(Lineのオプチャに飛びます)
Spotifyのプレイリストを知人と共有して交換日記のように作った経験のある人はどれくらいいるだろう。これすごく楽しいんです。
それを拡大して、不特定多数の音楽好きで集まってB2B(バック・トゥ・バック)形式でプレイリストを作ってみたいと思ってます。誰かが一曲投げたら返歌のようにセレクトして数珠繫ぎにしていく。
ジャンルは限定せず、流れに身を任せて一筆書きのプレイリストをみんなで作りませんか?
もし興味を持ったらオプチャに来てねー!
Vtuber見るけど基本的に芸人だと思ってみてるから、ライブほとんど見たこと無いんだよね
ただ流石に5年推してて、ずっとやりたいって言ってたソロライブだから見るかーとなったんだけど(チケットは外れた)
完成度が異常に高くてビビった
ストーリーとしてほんとに綺麗なんだよね、よくできた漫画かアニメみたいな
シナリオライター居るわけでもないのに設定の伏線とかドラマがちゃんとしてる
「ソロライブやりたいといい続けてて6年かかって実現する話」とするとカタルシスがエグい
そりゃ皆泣くって
例えば「すいちゃんのステラステラを配信で女児みたいに歌い続けた」っていう伏線がずーっとあって
それで初ソロライブでゲストとして呼んで一緒に綺麗に歌うみたいな、これも伏線回収というか、その瞬間に色んな記憶が呼び起こされるんだよね
まるでアイドルに憧れた女児が同じ舞台に立つみたいなエモさ、マクロスか?(見たことないけど)
こういう、漫画とかで見る「繋がった瞬間のエモさ」がめっちゃあった、鳥肌立つやつ
35Pのピンクのハッピやサイリウムが、まるで桜の木のようになってる みたいなのも、後出しにしては出来すぎなんだよな
ライブ開始時に、初期設定の動画のリメイクを流すのもさ、アニメで見るよね、最終回で1話のシーンが出てくるやつ、シュタゲとか
それを6年越しだからね
初期3Dを登場させるとか、初期みこちからのメッセージとか、ライブ前の私からの手紙とか
あとはライブ告知前からの「最近レッスンで忙しい」という伏線からの、告知後の「ライブのためのレッスンで忙しい」からの、ハイクオリティなパフォーマンス、みたいなのも時間が意識される
この感覚もエグくない?毎日配信してるから裏で頑張ってるのが何となく分かるんだよね、家族見てる気分になるわけ
歌とダンスも異常に良かった、想像の上の上だった、よほど頑張ったんだろう
前からこうだったかなあ?今回異常に上手く見えたんだけど、会場もよかったのかもしれない、Vのソロライブ始めてみたけど面白いステージ構成だった
ライブ後の通常配信での撮影会は「かわいい」より徐々に「おもしろい」が勝ってきたから、やっぱあの会場がすごかったのかもしれん
あとライブを意識して作ったと思われるアルバムの新曲もどれもしっくり来た、これ配信活動のことを歌ってるからなんだと思う
個人的にアニソンが好きな理由と同じだ、バックグラウンドがある歌はエモさが段違いになる
一般アーティストにいい歌はたくさんあるけど、どうにもハマれないんだよね
あと3Dも異常によかった、ついにここまできたかっていうくらい
めちゃくちゃ存在感があった
初音ミクさんが初めて3Dでライブしたときはイロモノみたいに捉えられてたけど、ここまで来るとちょっと話変わってくると思う
これすごいエモいなって思ったんだけど
普通の歌手のライブだと、いうてファンがどういう人かなんてわからないし、普段から歌手とコミュニケーション取ってるわけじゃないから、他人と一緒に見るライブなんだよね、歌手+自分+その他大勢みたいな
でもVのライブの場合、いっつも配信でやり取りしてるファンなんだからファミリー感がかなり強い
つまりライブなんだけどほんとうに「いつも通り」なんだよね、ファンがどういう人かもだいたい知ってる、どういうノリでどういう笑いのセンス持っててどういう気持でライブ来てるか何となく分かる
これすごくね?1万人以上の「お前ら」なわけよ
Vにとっても安心安全空間すぎる、歌だって緊張せず「いつもどおりの歌枠配信」のつもりでもいいんだよね、皆100点出せとか思って無くて、いつもの延長線を求めてるんだから、おもろいわ
いつもの同接は3万人とかだから、それより少ない厳選された視聴者が、オフで集まって豪華な配信見てるだけなんよ言っちゃえば
よく体験型コンテンツって言うけど、これぞまさにって感じがした
みこちはバンド系の盛り上げ方も上手いんだよね、なんならカバーオンリーでライブあってもいいくらい
いやーほんとに良かった
ストーリー厨としては大満足と言うか、「近年見たアニメの中で一番おもしろかった」みたいな評価になってしまっている
プリパラは全部見たけど
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ブコメで自分の思い入れのある分野で、よっしゃーと思いながらブヒブヒ書き始めて、字が足らなくなって、高揚感と消化不良感に包まれて朝の通勤電車に乗ることあるよね?(俺はあります)
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/amass.jp/178130/
なので、ピンポイントで映画「ブエノスアイレス」のサウンドトラックについて増田でもう少し書こうと思う。
ブエノスアイレスは香港の映画監督のウォンカーウァイの作品である。ウォンカーウァイが最近なにをしてるか全く知らないが、90年代後半から2000年ごろにかけて無茶苦茶はやった。マジで流行った。東京の一番オシャレな映画館(と俺が思っていた)シネマライズで前作が動員記録を打ち立てて、その最新作がシネマライズで公開されるってから、レンタルビデオ屋で過去作の「恋する惑星」とか予習してから渋谷のスペイン坂まで、地方出身の俺は当時付き合い始めたばかりの彼女と出かけたわけである。
個人的な思い出はさておき、記憶に残るサントラの重要な要因として「時代性」がある。シネマライズ、香港返還、ちょっと先取りしたゲイムービー、ちょっと前の流れだがピアソラブームなどの時代の空気をたっぷり吸った「ブエノスアイレス」はその要素に溢れてる。
収録曲に関してはアストールピアソラ、フランクザッパ、カエターノヴェローソ、という3人の組み合わせである。この3人を一つの場に持ってこようと思った人間はいないのではないか。そしてその3人は同時代にいながら、互いの音楽を聞いていないのではないか(いや、ザッパは聞いてるかも)。しかし、その三者三様の音楽がブエノスアイレスという映画の中にめちゃくちゃ嵌っている。
楽曲以外の収録要素もいい。一曲目のカエターノの「ククルククパローマ」のイントロの前に、短くイグアスの滝の音が入る。イグアスの滝は映画の中で象徴的な役割を果たしており、サントラの導入としては最高である。また楽曲の合間に、映画本編の登場人物のセリフが収録されているのがいい。広東語なので何言ってるかわかんないが、こういうのは雰囲気だ。
こんな最高な作品だが、他の名作サウンドトラックと同様に廃盤となっているようだ。映画自体も前評判の割には大ヒットというわけでもなく、ウォンカーウァイの時代も遠い過去になってるからしょうがない。
独裁者みたいな現場を仕切ってるやつ(以下Nと呼ぶ)がいて、そいつに気に入られない人間は徹底的にパワハラを受ける職場だった。
当時まだ経験も少なかった俺はNには相手にすらされてはいなかったが、俺の直属の上司がなにかのきっかけで独裁者に嫌われたようで、その結果しばらくして飛んでしまった。
すると今度は俺が突然的にされてしまい、そっから地獄みたいになっていった。
上司が飛んだ時は自分の担当部分にはすでに色々な遅れが生じてた(嫌がらせでそうなってた部分も多かった)ので
Nには「帰ってもいいよ、この状況で帰れると思うなら」みたいな感じで言われた。
今思えば「帰れると思うので帰りますね」とか言ってそのまま辞めればよかったとつくづく思う。
でも当時の俺は要領が悪く、家に帰る勇気もなかった。
いや、正直言うとその時点ではもう判断能力が落ちていたんだと思う。そして家に帰るという気力すら失っていたと思う。
記憶が曖昧な部分が多いが、夜中まで仕事して3~4時くらいに机の下で丸くなって寝る、朝礼が始まったらぼんやりした頭でなにか話してるな~って感じで聞いて、昼くらいまでぼんやりしたまま仕事をする。
昼にビル内の店で昼飯を買って、そのビルに入ってる企業が使えるジムでシャワーを浴びる。下着は使い捨てにして、何枚かの服を時々ランドリーで洗ってローテーションしてた。
その後は深夜まで黙々と仕事する。夕飯はデスクで食べてると独裁者に「よく飯とか食ってられるよな~」みたいな嫌味を少し遠くのとこで、取り巻きに語る体でこっちに聞こえるように嫌味を言われるのであまり食べなかった気がする。
夜中は人がいなくなるからそん時に食べていたと思う。
家には月1くらいは帰っていたとは思うが、なぜかそこらへんの記憶が抜け落ちてる。曜日感覚も失ってる感じだった。
しばらくは仕事だけはとにかく頑張ってやろうとしていたが、途中からはもはやその気力も失っていて、一応やりはするんだがパフォーマンスとしては本来出せる力の半分にも満たなかったと思う。
惰性でただそこにいるだけでもはや自分がなにをしてるのかもよく分からなくなっていた。
会社としてそんな役にも立たなくなった人間を置いておく意味なんてないと思うんだが、なぜかクビにされるでもなくそんな状態で仕事は続いた。
3~4ヶ月くらいそういうのが続いていたか、ひょっとしたら半年くらいだったかもしれない。
終わりとしてはそのプロジェクトが終わるということになり、そのタイミングでNに辞めますと伝えた。
Nは最後まで冷たい目で俺を見ていて、その時もニヤニヤしながら「ああそうなんだあ 今更かあ笑」みたいな事を言って自分の取り巻きにも誘い笑いをさせてた。
本当に、今の俺なら間違いなく「人としてクソすぎて笑っちゃいました」とか「お子さんかわいいですね写真見ました」とかとにかくなにかしら捨て台詞くらいは吐いてると思う。
ただ当時の俺はあまりにショボくてなにも言えなかった。黙って睨みつけるのが精一杯だった。
仕事を辞めるというときに、好きだった音楽をもうずっと長い間聞いていないことに気づいた。
BUMP OF CHICKENというバンドは知らなかったんだけど、そのタイミングでなにかで一曲きいて良さそうだなと思ってたのでアルバムを買ってみた。
で、職場に最後に行った時の帰り道に聞いたのが「ギルド」という曲だった。
とりあえず汗流して 努力をしたつもりでいただけ
悲しいんじゃなくて 疲れただけ
奪われたのは何だ 奪い取ったのは何だ
美しくなんかなくて 優しくも出来なくて
それでも呼吸が続く事は 許されるだろうか
バンプのアルバムは良い曲がたくさんあったが、この曲を聞いた時に涙がポロポロこぼれてしまった。
酷い目にあったという恨み、それを打破できず負けてしまった自分への怒り、色んな気持ちが溢れて涙が止まらなかった。
焦って路地裏に入りフヒフヒと泣いたのを今も覚えてる。
この曲の歌詞の解釈としては単に働く仕事の歌ではなく「人間という仕事」という、人間が生きることそのものを「仕事」と仮定した詩的なものだと思うんだが、
当時仕事の場で自分の人間性まで否定されたような気がしていた俺にはダイレクトに重なりすぎた。
しかしこの曲のおかげで俺は勇気をもらえた。それはこれくらい暗い気持ちを歌詞にできる人がいるんだなと思ったからだ。
希望を見出だす歌詞でもあるんだが、その前提としての視点が「どん底にいる自分」としてもろ重なったのだ。
それから社会復帰するまでは何ヶ月も引きこもっていたんだけど、時々この曲を聞いていた。
この曲で生きる希望が湧いたとかそういう話ではないんだが、自分の中にあるふつふつとした得体のしれない暗いものを描写してくれてるようで、そこに安堵があった。
今はこの曲を聞き返すのはなかなか難しい。聞くと泣けてくるしどこか恥ずかしさもある。
Panteraで一曲を選ぶの難しいな…😟
RISING SUN ROCK FESTIVAL 2024inEZO 2日目その②
長めにやる事も想定して帰りの準備を全て整えてからレッドへ移動。前の方で観る元気はないので後ろの方で椅子に座って待機。中野さんの弾き語りでドロップからスタート。中野さんの歌うドロップ、とっても美しかったな…。最初からブチ上げるセットリストも良いけど、何だかこの順番と言うか出番が一番で正解なのでは?と思わせる程、曲を大切に歌ってるのが伝わってきて本当に素晴らしいスタートだった。その後キュウちゃんと達也さんのツインドラムでドラムセッション。こう言う機会でもなければ聴けないので貴重だよなぁ…と思いつつやっぱり耳が達也さんのドラムを追いかけてしまう笑
その後は久土さんを加えてTHE STALNの365。すごい迫力…!!ツインドラム最高…!!次に+イマイさん(達也さん曰く問題児笑)でteddy boy。こうやって聴くと何か不思議な感じだなぁ…。この辺りでチバさんってもう居ないんだなぁ…としんみりした気持ちになる。お別れ会も行ったけどずっと実感ないまま過ぎてて、でもこの日チバさんの曲を違う人が歌ってるの聴いて、もうチバさんの歌を生で聴く事はない事を突き付けられた感じがした。
一旦キュウちゃんが捌けてReiちゃんとハルキさんと達也さんでシャンデリヤ。プロボの時は少しテンポ落としてた気がしたけどここではオリジナルのテンポだった…と思う。しかしあのギターを弾きながら歌うのは至難の技過ぎる…。達也さんが「最近ミッシェルをよく聴いてるけど今更ミッシェル聴いてる元ブランキーって…笑」っての笑ってしまった。その後「かかってこいやー!!」って言っててお客さんの頭に「???」が浮かんでるのが見えた笑 達也さんはこれが通常運転です笑
Reiちゃんとハルキさんが捌けてLOSALIOSの面々か出てくる。TOKIEさんの時、一際歓声多くて分かるー!!ってなった笑 いつも美しい〜!!LOSALIOSでhit man。個人的にLOSALIOSの曲が聴けるのめちゃくちゃ嬉しかったしカッコ良かったけど、このWEEKEND LOVERSの企画をどう言う風に捉えてたかで反応変わってきてたと思う。これをチバさん追憶としてがっちり企画として期待してた人は何でLOSALIOS??と思ったと思うし後半のMANNISH BOYSとか意味わかんないって思ったかな?と感じた。個人的にはチバさん追憶込みのWEEKEND LOVERSと言うチバさん+達也さんの企画ってイメージで楽しみにしてたから普通に楽しかったんだよなぁ…。こればっかりは思い入れもあるかなとも思うし。ちょっと話題ズレちゃったけどLOSALIOSカッコ良かった〜!!周りはほぼ座ってるor寝てるだったけど1人だけめちゃくちゃ楽しんでいた笑
次はYONCEとイマイさんを呼び込んで1000のタンバリン。イマイさんのギター正直苦手なんだけどオリジナル聴けてる感じは良かった。YONCEはチバさんへのリスペクトめちゃくちゃ感じたな〜。本当に大好きなんだろうなぁと言うのがビシビシ伝わってきたし、曲に声がめちゃくちゃ合ってた。と言うかやっぱYONCEって本当にカリスマ性がすごいな…。あんな黄土色のだら~んとした無地ロンTなのに異様にカッコイイと言う…笑
YONCEが捌けてLOSALIOSでもう一曲。IQ69。この曲のTOKIEさんのベース本当カッコ良かった…!!LOSALIOSの曲もっと聴きたかったけどそれは少数派の意見だったっぽい…。でも私はこのライジングの地でやるWEEKEND LOVERSでLOSALIOSの曲が聴けた事が嬉しかったし最高に楽しかった。
バースデーの3人を呼び込んでLOSALIOS+the BirthdayでCISCO。CISCO始まった瞬間、寝てたり座ってた人がワラワラ立ち上がるの面白かった笑 キュウちゃんのCISCO生ドラムが聴けて嬉しい。ここで斜に構えて盛り上がらないのは損なのでバチバチ盛り上がりました(7月のリベンジも込めて)
LOSALIOSのメンツが捌けてバースデーでI SAW RIGHT。やっぱチバさん不在を感じさせられるな…と聴きながら複雑な気持ちになる…。
バースデー+BOSSさんでハレルヤ。個人的にこの曲すごく好きだった。アレンジ、めちゃくちゃカッコ良くて聴き入ってしまった。この日披露された曲の中でも上位に入る良さだった。
バースデー+YONCEでプレスファクトリー。YONCEは本当にチバさん愛に溢れてるなぁ…と言う歌声とスタンス。皆で歌ってみたいな事言ってたけど後ろの方は皆力尽きててほぼ歌ってなくて一人で歌う勇気なかった…笑
バースデー+中野ミホさん+イマイさんでOH!BABY DON'T CRY 。この辺り眠すぎて座ってた上に記憶ない…。多分ほぼ寝てた…。すみません…。
ハリーさんでBaby It's you。ハリーさん登場ですごい声援上がってた。流石…。しかし眠くて(ry
次の曲がバースデーとスライダーズのLet's go down the street。この辺りで重い腰を上げて立ち上がって観る。こんな機会多分もうないし…。めちゃくちゃカッコ良かったけどとりあえず立ってるので精一杯だった…。勿体ない…。そして次が世界の終わり!!また周りがワラワラと立ち上がってきて面白い笑 ハリーさんの歌う世界の終わりカッコ良かったなぁ。やっぱりこのメンツならハリーさんが歌うよねぇと言う選曲(YONCEがステージ袖ですごい盛り上がっていたらしい。YONCE可愛い)
ハリーさんが捌けて民生さん+バースデーで誰かが。近くにいた家族(小さい子供がシートの上で寝てて大丈夫か…?と心配になった)の奥さんがファンなのか旦那さんが寝てる奥さんを起こしていた。流石民生さんって感じで歌いこなしてたなぁ。予想してた感じよりハマっててすごく良かった。あとキュウちゃんのドラムが単純に好き。前向きと言うかストレートな歌詞をチバさんが書いた事に今はすごく励まされる(当時は何となく消化出来ないでいた)
一旦バースデーが捌けて民生さん+せっちゃんで恋のサングラス(せっちゃんがきょいのサングラスって言ってた笑)民生さんのギター何か変じゃない…?と思ってたけど普通にミスしてたっぽい笑 それ以外は豪華共演見れたし聴けて良かった。
民生さんが捌けて達也さんと堀江さんが出てきてMANNISH BOYSで猿の惑星。この曲が始まって達也さんのドラム聴いたら今までめちゃくちゃ眠かったのに脳が覚醒して目が覚めて脳が冴え渡ってきてすごかった。三井寿の名言「この音が……オレを蘇らせる何度でもよ」って感じでだった笑 個人的にMANNISH BOYS聴けて嬉しかったけど多分大多数は微妙に感じてたかも…。でもさ、WEEKEND LOVERSなんだから良くない!?とは思う…。せっちゃんがMCで今日札幌の狸小路の路地で見つけた服屋で買った服を着てきた、そこでチバさんも買ってたって話が出てもう一枚買いましたって言う感動の話なのに達也さんが「良いカモじゃねーか!!」って言ったり、チバ君会場来てるんじゃないかなってせっちゃんが話したら「怪談じゃねーか!!」ってツッコんでせっちゃんを困惑させたり、何か達也さんらしいなと思った笑 湿っぽい空気にさせないの私は好きだよ…!!
上記のメンツ+ハルキさん+イマイさんで涙がこぼれそう。イマイさんの独特のギター、久しぶりに聴いた…。この曲はこれこれって感じだよね…笑 涙がこぼれそう良かったなぁ。達也さんが叩くこのドラム好きだなぁと思ったり。
MANNISH BOYS+バースデー+堀江さん+ReiちゃんでWEEKEND LOVERS!!聴けるの一番楽しみにしてた曲!この曲大好き。この日、何故かこの曲でチバさんがもう居ないんだって自分の中で決定的に突き付けられて急に涙が止まらなくなって一人で泣いていた…。まだまだ歌っていたかっただろうな…と思うと同時に種類は違えどチバさんと同じ病に罹った自分も今後頑張れるだろうかと考えてしまい余計涙…。でもこんなに素敵なライブが観れたんだから頑張ろうって思えた一曲でした。蝦夷の地でこの曲を聴く事が出来て本当に良かった。
アンコールはバースデー3人でサイダー。ハルキさんとキュウちゃんが歌ってた。純粋に良い曲だなぁと感じた。チバさんらしいなと思える一曲。
最後湿っぽくなるのもあれなんでこの曲で締めたいと思いますとキュウちゃんの言葉から全キャストで演奏されたローリン。YONCEがものすごく楽しそうにしてたのが印象的だった。ツインドラムすごい良かった〜!!最後は明るく終わるの良いね。最後まで立って見れました!
途中でも書いたけどWEEKEND LOVERSのステージについて結構微妙だったって意見も沢山見たけど私はこれがライジングで観れて嬉しかったし楽しかったです。2時間?ぐらいだったけど個人的にはあっという間だったし(途中眠くはなったけど笑)演者側の追憶の気持ちが強くてこちら側が多少置いてけぼりでも良いのでは?と思う。あとそう言う役目にはあまり向いてないホスト役を達也さんがやっていたのもお疲れ様と言いたい。良い印象持たなかった人もいたかもだけど…笑 愛に溢れた良いステージだったと私は思います。
最後にセットリスト載せとく(自分の記憶用)勿論検索かけて調べてます。
2.中村達也+クハラカズユキ+山本久土+イマイアキノブ/365
3.中村達也+クハラカズユキ+山本久土+イマイアキノブ/Teddy BOY
6.LOSALIOS+イマイアキノブ+YONCE/1000のタンバリン
7.LOSALIOS/IQ69
8.LOSALIOS+The Birthday/CISCO〜思い出のサンフランシスコ
9.The Birthday/I SAW RIGHT
10.The Birthday+ILL-BOSSTINO/ハレルヤ
11.The Birthday+YONCE/プレスファクトリー
12.The Birthday+イマイアキノブ+中野ミホ/OH!BABY DON'T CRY
14.村越HARRY弘明+The Birthday/Let's go down the street
15.村越HARRY弘明+The Birthday/世界の終わり
16.The Birthday+奥田民生/誰かが
19.MANNISH BOYS+堀江博久+ヒライハルキ+イマイアキノブ/涙がこぼれそう
20.MANNISH BOYS+The Birthday+堀江博久+Rei/WEEKEND LOVERS
E.N
WEEKEND LOVERSが終わった後はもう燃え尽きてテントに帰って帰り支度に勤しむ。トイレ行ったりゴミ捨てしたりしてたらクリープハイプが始まった。何か割とイキってる(言い方)感じのMCでまだ丸くなってないんか〜と思いつつ聞いていた。まだトガッてる時期なのかな?アジカンがトリやった時はもう丸くなってた気がするし、トリやるバンドって丸くなってる印象だったけど、よく考えたら去年のトリもトガッてたわ笑 10時発の飛行機に乗って帰るので早目にバスに乗りたいと思い去年の教訓も生かして(バス乗る迄結構並んだ)早目にテントから出てとぼとぼひたすら歩く(テントサイトがトウモロコシだった為、入場口が遠かった)荷物が重かったけど充実感が勝っていた気がする。帰り道、演奏聴きながら歩いたけどやっぱ個人的に苦手な歌声…。まぁ世代交代ってこう言う事だよなぁと去年と今年のトリを見て感じています。あと今年も日の出は全く見えなかったです!!笑
RISING SUN ROCKFESTIVAL inEZO 2日目
お風呂では全裸で盛大にすっ転び見知らぬ方にめちゃくちゃ心配されたりドライヤー使い過ぎてロビーのブレーカーが落ちたり色々ありましたが笑 お風呂入ってさっぱりしてバスで会場に帰還。まだ2日目からの人のゲートが開放されてなかったのでテントに帰る前に予めチェックしてあったそば粉のクレープ屋へ。グッズ売り場の前を通りかかったけど既にスピッツのグッズに長蛇の列が…。夏フェス限定グッズとかあったのかな?あれだけ並んで待てる根性がすごい…。クレープ屋はちょっと並んでたけど1枚ずつ焼くしなと少しの列は仕方がないと思って並んだは良いが朝だから店員が少ないのかめちゃくちゃオペレーション悪くて長時間待つ羽目に…。一瞬近くにあったホットドッグの店にしようか迷ったけど折角並んだし…と言う貧乏根性で並び続ける。何とか買えて(これだけ待たされて、先に出来上がり待ってたお客さんが居たのに渡す順番間違えて後からの人に渡してしまったりしててすごい険悪な空気になってて直接は関係ないにしろその場にいるだけで気まずかった…)その場を速攻離れる。美味しかったけど…あれだけ待ってまでは良いかな…と言う感想。時間は有限なのでオペレーション大事よ。
とりあえずテントまで帰ってお風呂から帰ってきた荷物を片付けたりしてからガチャガチャをやりに再びグッズ売り場付近へ。レッド側から行く方が近い事に今更気付きそちらから向う。ガチャブース、思ってたより混んでてとりあえずシロップが出ればそれで終了!と思ったけど当たり前に自引き出来ず途中で諦めて交換して貰う方向へ切り替え。何がレアなのか全く分からないけど交換に適したバッチを引けた感じがせずヤバいかな〜と思ってうろついてたら「こっちは交換用で出してるので」って言ってる人がいて見てみたらシロップが2枚ある…!!と思って「シロップ欲しいんですけど…」と手持ちの缶バッチを見せると「う〜ん…vaundyは駄目ですよね?」って言われたから「全然良いです!!」って言って交換してもらったら「シロップ好きなんですか?もう一枚交換します?予備で」って言ってもらえてご好意に甘えてもう一枚交換してもらえました…!!ありがとうございます…;_; 本当今年は人の暖かさに救われている…。
2日目みたやつ。
打首獄門同好会(途中トイレ行った)→スガシカオ→THE BACK HORN(途中から)→スピッツ(3曲だけ)→Rei+中村達也+ヒライハルキ→M.J.Q→Hedigan's→菅田将暉(途中まで)→WEEKEND LOVERS 2024 "with You"→クリープハイプ(帰り道チラ見)
打首獄門同好会、めちゃくちゃすごい人だった…。昨日寝てないのがここに来て響いてきて眠くて座ってたらトイレ行きたくなってトイレ行って…とかやってたからしっかり見れなかった…が最後の日本の米は世界一が聴けたので良かった。2017年だったかな?ライジングに出る打首獄門同好会ってどんなバンドかな?ラウドロックみたいなやつかパンクかも…と思ってYouTubeでライブ映像見てみたらこの曲やっててド肝抜かれた記憶が…笑 観てみたかったけど2017年の出番がCAMPERSで断念して2019年もEARTHのトリで力尽きてて観れず…だったのでようやく今年観れた。ようやく日本の米は世界一!コール出来ました!笑
打首獄門同好会を観終わった後、ぴあの休憩所で再び元ハイカーさんとお会いする。ぴあの休憩所がオシャレ過ぎてびっくりしたと言う話題で盛りあがる笑 昨日のシロップの話になり楽しくなって一人でベラベラ喋っていて後々反省する事に…。ハルカミライの巨大なファンが目の前に現れた話、笑う所じゃないけど面白くて笑ってしまった。何でよりにもよって根ぐされで入ってくるのか…??終わるまで待てないのか…?話は尽きないが次のステージの時間が迫ってきて足写真を無事に撮りお別れする事に。本当に沢山時間お話出来て楽しかったです!毎年変わらずにお二人に会える事が私がエゾへ行く一つの意味にもなっていました。
お二人とお別れしてボヘミアンへ。今年復活したボヘミアンへ2日目にして初めて行くも前より遠くなっていてこの道合ってるよね…?と一抹の不安を抱くも無事に入口を発見。入るともうスガシカオのステージ始まってたけどまだ開始から時間経ってなくて割と聴けた。後で知ったけどステージ開始5分前に着いてリハなし衣装も私服とサンダルだったらしい。遠巻きだったからよく見えなかったけど私服があれって普通にオシャレだな…と思った。ウエスから何度も間に合いますか?って連絡が来て知らないよって思ったって話してて本当そうだよな笑 と思うなど。しかし歌上手〜!!めちゃくちゃ聴き入ってしまった。軽く観てみるか〜なんて気持ちで来たけど来て良かった。夜空の向こう聴けたし。ドラムとギターだけで(しかもリハなし5分前到着で)あれだけ素晴らしいステージが出来るって凄すぎる…。流石長い事音楽業界に居続けるだけの実力を感じた。
ボヘミアンで泉谷しげるを観る予定にしてたのでそのまま残るかめちゃくちゃ迷ったけど折角だし行ってみよう!と思いEARTHまで歩く。テントの中には入らず外のモニターで観る事に。丁度空、星、海の夜やってて今もこの曲やってるんだ!!と驚く。すごく懐かしい気持ちになった…。噂で山田さんの声が今は出なくなってるって聞いてたからこの曲はまぁまぁ普通では…?ちょっと苦しそうだけど…と思ってたけど、コバルトブルー(コーンフロスティって呼んでたら友達に笑われた)でこれはかなり厳しそうだな…と感じる。まぁあの歌い方じゃ長年維持は難しいだろうなとは思ったけど…。刃は歌ってない部分が長くあってあれは皆で歌う為に歌ってないのか声が出なくて歌わないのか判断つかなかったけどかなり苦しそうだったな…。昔の曲が有名と言うか定番になってたりすると、いずれこう言う事があるから怖いよね…。人気曲だとやらざる終えない時もあるし。無理せず長く歌える様にして欲しいな…等と余計なお世話な事を考えていた。あと自分世代ど真ん中のバンドが元気に長続きしている事に嬉しさも覚えた。
泉谷しげるを観に再びボヘミアンへ行くもまさかの飛行場の事故(ハサミなくなった事件)で到着が遅れていて50分後からと言うアナウンスが…!!それだとReiちゃんと達也さんにただ被りじゃん…!!と思い諦める事に。折角来たし軽くアイスでも食べてから行くかーと思って並んだらオペレーション悪くてめっちゃ待つ…。そんなに待つような代物でもないような…と思いつつ折角並んだしと貧乏根性(2回目)が発動し何とか買うも、アイスより生クリームが一杯で微妙な気持ちに…。私が生クリーム嫌いなのもあるけど…。ライジングは生ゴミ捨てるの大変だから我慢して食べきった…。プロボに移動したら元ハイカーさんのリプでReiちゃんと達也さんも時間変更になりまさかのスピッツと被りになる事が判明!!マジかよ!!って事で今更ボヘミアンへは向かえないので(体力的にキツイ)とりあえずサンステ側に行ってしなびたポテトを食べて(去年も食べたんだけど割と癖になる味笑 萎びてるけど量一杯入ってるのでお腹一杯になるし味は普通に美味しい)ドライシャンプーでやるヘッドスパを施術してもらい(気持ち良かったけど陽キャっぽいお兄さんがやってくれてめちゃくちゃドギマギした…私はこう言うタイプの人と普段全く関わりがないので怖い…全然明るい良い人だったけど…)その足でスピッツへ。5分押しぐらいでスタート。一曲目から空も飛べるはずでお客さんを掴んでいて流石ベテランバンド…と心の中で唸る。ハチミツ、醒めないと続きここで時間オーバー。本来なら最後まで聴けたのに…!!とうしろ髪ひかれつつもプロボへ移動。まぁ数曲でも聴けたので良しとしよう…。
着いたら人が一杯でステージは全く見えない感じだったので大人しく後ろで待つ。Reiちゃんが達也さんの事たっちゃんって言うの可愛くて大好き。達也さん曰くReiちゃんの遅れの為リハなし!との事。しかし毎回思うけどReiちゃんのギターは本当にカッコイイ…。大御所が弾いててもおかしくないぐらいめちゃくちゃ渋いんだよなぁ〜。最初二人でやってから途中でハルキさんを呼び込み、達也さんの「クハラさーん!!!」の雄叫びがあったりして笑 ゲット・アップ・ルーシー!!周りから歓喜の声が上がり前の方はかなりつまってた。多分モッシュ的なのおこってたんじゃないかな?(私は後ろの方に居たのでよく分からなかった)Reiちゃんが弾いて歌うゲット・アップ・ルーシーがめちゃくちゃブルージーでカッコ良かった…!!このアレンジと歌い方めちゃくちゃ好き!!その後のシャンデリヤも凄かった…!!!ちょっとテンポ落とし気味だったけどあのギター弾きながら歌ってるReiちゃんバグ過ぎる…!!頭の中どうなってるんだろう…。終わった後達也さんが「終わり方が分からーん!!!」「カズユキー!!」って叫んでたらまさかの本物登場(姿は見えなかったけど声は聞こえた)Reiちゃんが「御本人が…」って話てたら達也さんが「もう遅ーい!!!」って言ってて笑った。去年中憲とReiちゃんと達也さんで作ったRISING RISINGも披露してくれた!!これまた聴きたいと思ってたから今年も聴けて嬉しい。この曲カッコイイんだよねぇ。達也さんがどうやって入るんだっけ?って言っててReiちゃんから入ったんだけどギターのキーが間違ってて「キー間違えてました💦」ってあせあせしてるの可愛かった。今年もReiちゃんと達也さん観れて良かった。スピッツ引き上げた後悔なし!
一旦時間あるからトイレ行こ〜と思ったけどEARTH側もレッド側も大行列で萎えたのでボヘミアン迄歩く事にする。並んでる時間と歩いてボヘミアン迄行くの多分時間変わらないしボヘミアンは確実に空いてるから…。トイレの為だけにボヘミアン行って帰ってきたらまだイマイさんが演奏してたので、テントに上着取りに行ったりしてプロボへ向かうと丁度M.J.Qが始まっててタイミング良かった。久土さんギター上手過ぎるな〜!!ドラムとギターだけとは思えない音の厚み…!!キュウちゃんのパキッとしたドラムとめちゃくちゃ合う。これはもっと大きなステージで観たいなぁ…と思ったり。元々はスピッツと被ってて観れなかったので怪我の功名とでも言うのか…。カッコイイ演奏が聴けて大満足!!
21時前に上がる花火を今年はよく見えるスポットまで歩いて行って見る事に成功。間近で見る花火すごく綺麗だった。花火が終わって、ご飯を買ってからボヘミアンへ移動。着いたら既に始まってたけど、皆スカパラにいるのか割と空いてる印象。後ろの方で椅子に座ってご飯を食べながら観る。前にオウガとの対バンで見た時はYONCEはやっぱりカリスマ性あるな〜って感想しか抱けなかったけど笑 久しぶりに観たらバンドとして音が纏まっててめちゃくちゃカッコ良かった!!脳内に響く音のグルーヴが気持ち良い。良いライブはあっという間に終わってしまうもので気付いたら終わっていた…。正直サンステに出る菅田将暉を観るか迷ってたけどこっちにしといて大正解だったな…!!
ボヘミアンから一旦テントに戻って座ってたらもう菅田将暉別に良いかな…と言う考えが頭をめちゃくちゃ過ったけどこの機会を逃したら一生観る事も聴く事もないぞ!!と自分に言い聞かせて重い腰を上げてEARTHへ。EARTHに着いたら人人人ですごい事に…。だから菅田将暉はEARTHじゃ無理では…?と言ったのに…(言った所で何にもならんけど)とりあえずモニターも見えないので歌だけ聴く事にしてEARTHの入口付近から少し離れた右側に座って聴く事にする。早速さよならエレジーを歌いめちゃくちゃ盛り上がっていた…笑 歌としてはまぁ…CD通りと言うか思ってた通りの感じでこれならたくみの方が数倍は上手いな…等と言う謎の上から目線の事を思いながら聴いてたけど、数曲聴いて満足したのでモニターが何とか見える所まで歩いて「お、菅田将暉だ」とモニターで確認してからテントへと帰った笑
長くて載せられなかったのでその②へ続く…
でも最近は好きと言えるアーティストもわからなくなってしまった。
今でも音楽が好きな友人たちを思うとちょっと心がしんどくなる。あわよくば音楽と昔の関係に戻りたい。そんな悩み。
音楽を聴くのは大学生頃までは好きだったと思う。ライブもフェスも行く普通の音楽好きだった。
でも「好き」になったアーティストは誰かが薦めていたものだけで、自分から見つけた人たちはいないのではないだろうか。
誰かの推薦があって、CDを借りて、歌詞カードを読み込みながら聴いて、「好き」とフィードバックする。それが自分の音楽の全てだったように思う。
今は好きな音楽というものがわからない。実は良し悪しもわからない。
最近はもっぱら配信がメインになってしまったので、一曲一曲に対する思い入れも減ってしまった。
かつ周囲の音楽好きたちは広く浅く聴いているような人が多く、昔のように「このアルバム聴いて!」という紹介の仕方はなくなった。
結果、「好き」になれる人たちがいなくなってしまった。自分にとって良い音楽がわからなくなった。
Spotifyを立ち上げて視聴履歴からおすすめしてもらっても琴線に響かない。
新しいものに興味がなくなったら老化の可能性があるらしい。(本当にそうかも)
チャートの1位を聴いても、Youtubeで数百回しか再生されていない楽曲を聴いても、違いがよくわからない。
もちろん曲としての違いはあるのだが、どちらが良い・悪いのか?どっちが自分は好きか?を考えると答えが出なくなる。
一つ言えるのは、数百回再生のほうに感情移入しそうになるということ。
ヤツらは情報を食ってるんだ、というのはかの有名なラーメンハゲ芹沢さんの台詞であるが
チャート1位にあまり価値は感じない。それは自分にとっての特別ではないから。自分だけが知っている何かがほしい、という気持ちがあるから。再生数数百回のアーティストのほうが古参ぶれるのではないか、ライブに行けば感謝されるのではないか、向こうからも特別だと思ってもらえるのではないか。とか。
上記は明確にそう思っているわけではないのだけど、自分のことだから心の底でそういう意識があって、それが「好き」「良い」に反映されている可能性もあると思う。
底が浅い気がして情けない。
自分には推しという存在はないが、一方的に聴いているだけの側から個を見出してもらって、特別扱いされるようになったらさぞ気持ちよかろうと思う。
と、いうように「良い……のか?」と感じた音楽でもいろいろ考えて好きとは言えないのではないかと思ってしまうのである。
漫画は読んで面白かったら「好き」「良い」になる。自分なりに面白さは判断できる気がする。
音楽に関してはさっぱりわからない。漫画とかに比べて好みが出すぎるから?
要素が多いから?
メロディが好き、歌詞が好き、顔が好き、演奏技術がすごい、MVがきれい、単純に人として推したい、とか。
音楽を好きになるのは要素が多すぎる気がする。だからこそ好みは細分化する。と考えてみた。
自分に自信を持って好きなものを作る力が足りていないのかもしれない。
無理やりにでもこのアーティストが好き、と言ってみるのも1つの方法だろうか。
もしも人間の感覚を正確に言葉に変換出来るのなら、口で言った説明を聞いただけでチャリも一発で乗れるはず。実際はコツ程度にしかならない。
料理の味だってそう。その食べ物の魅力が舌の上にありありと浮かぶような描写だなんて思っても、実際に食ったら「思ってたんと違う!」なんて事もザラ。
それは友達の感想であっても、その界隈で持て囃される美食家のそれであっても多分変わらない。
ソムリエのワインポエムや飯漫画の過剰な演出なら、齟齬が生まれるのもまあ不思議ではないけど。
何たらの風味がどうとか塩味と酸味のバランス感がどうとか価値中立的な物言いをしたって、百聞は一見に如かないし百見は一食に如かない。
自然のルールはどうなっているのかという話であれば科学という手法で引き継げるのだろうけど、人の感覚は非常に不出来な形でしか取り出せないし受け渡せない。
だからこそ、頭の中の感覚に少しでも完全に近い形で輪郭を与えてやりたいという欲求が生まれるのかもしれない。
まあ身体の外に持ち出されて伝達される感覚が他人と共有出来ないのは、単に不完全っていうだけでもないんだとは思う。
そもそも人間にも個体差はある訳で、他人の感覚を流用出来る事もあれば出来ない事もあるはず。そこが面白さでもあるのかもしれない。
ローティーンかそこらの時期、琴線をスラップされるような衝撃の漫画なり映画なり音楽なりに触れる。その刺激を受けて自分の頭の中に漠然と漂う面白さ、かっこよさ、美しさの理想形に気がつく。そんでそれを取り出そうとしてみる。
よし神漫画を描いてやるぜ、最高の一曲を作ってやるぜと息巻くけれど、人間の身体を描くのだって覚束ない。メロディーすらも頭の中から取り出せない。
そういう欲望を抱いたとて、妥協と怠惰にまみれた大半の人間はそれを諦めるんだろうけど。そういうのを追求する生き方を厨二病だの何だのと腐して、自分の現状をオトナのまともな生き方なんだと肯定する。それが最初は酸っぱい葡萄的なものでもいつかは本心になってるのかもしれない。そんなもんだと思う。
それでもやっぱり頭の中の最高傑作を取り出してえんだよなあ!
シロップだけは別途で感想書きたかったのでこちらに書き記します。自分用覚え書きなので読まれる方はMC等ニュアンスで受け取ってもらえれば…。
私がライジングに行き出してからずっとライジングでシロップのライブを観るのが夢で(2004年に出た頃は流石に若過ぎてライジングに行く様な環境じゃなかったので)でも途中で解散したり、まずもってシロップが野外フェスに出るなんてノリに乗ってるバンドでもあるまいしあり得るのか…?と半ば諦めていた所があって。個人的な話になるけど、今年自分にまあまあヤバめの病気が見つかって(現在進行系)これは行けるのか…?と色々考えてた所にシロップの出演が決まって、これはもう行くしかない!!と強い気持ち(必死過ぎて親が引いてた)で飛行機から宿まで、行ける可能性が出てから必死になりながら取って、問題を一応クリアと思いきや今度は台風でまず自分が行けるのか(あと身体はもつのか)そしてシロップは無事に札幌まで来れるのかと言うギリギリまでハラハラしっぱなしでしたが無事に観る事出来ました…!!
SPEEDER-Xを観てから(超絶カッコ良かった!!)シロップに向かう事にしたので良い場所では見れないだろうなぁと思いつつステージに向ったけど丁度良い具合いの位置が空いてて前に人が居ない絶好の視界で観る事が出来た!!しかもマキさん側!!奇跡!!
中畑さんとマキさんがリハで出てきて結構長めに演奏してくれて嬉しい。中畑さんがマキさんのベースに合わせて叩いたり軽いセッション的なものが聴けて本番前にこんな贅沢な時間を味わって良いの…!?と既にテンションが上がる笑 さり際にマキさんが手を振ってくれて「ひゃー!!」と言うキモい声をあげてしまい私は…。我ながらキモすぎる…。
五十嵐さんは何時ものWピースで登場。黒シャツで胸元結構開けてた。もうメンバーが登場した時点で感極まってしまい…。フジロックのセットリストの事があったのでセットリストには期待してなかった(この言い方良くないけど…)から一曲目がI.N.Mでめちゃくちゃ驚いた。お客さんもおおー!!って声上げててここには本当にシロップが観たくて来てる人が沢山集まってるんだなと感じて嬉しい気持ちになる。I.N.Mのマキさんのベース大好き!!正直I.N.Mってライブで聴くと何かイマイチだな…って感じてるんだけど(失礼過ぎる)この日はめちゃくちゃ良かった…!!五十嵐さんの声もすごく出てたし、ここ最近のバンドの良い雰囲気を曲と演奏から感じれた。
2曲目が生きてるよりマシさで「えー!?!?」となってしまった。まさかそこもってくる!?と言うかワンマンとかでもやらないのに!?と頭が軽いパニックになる…。生きマシ聴くのいつ振りなんだろう?と言うかこのセットリストはまさかのやつか…!?とこの辺りで期待が膨らむ。生で聴けて嬉しいしライジングで聴けたってのが本当に嬉しい。
3曲目はタクシードライバー·ブラインドネス。大好きな曲だけどまさかそこ!?この日のタクシーめちゃくちゃ良かったな…。マキさんのベースアレンジしてあってカッコ良かった〜!!聞き逃さない様に大切に聴いた。
4曲目はゆびきりをしたのは。どういうセットリストなの!?って声出た笑 普段ワンマンでもやらないのに!?(2回目)ゆびきり大好きだから久しぶりに生で聴けて嬉しいよ〜!!サビのメロディーが美しい…;_;「はっきり断言する人生楽しくない だから一瞬だって繋がってたいんだ ねぇ」の歌詞が大好きでそこをライジングで聴けたの最高…!!最後の辺りめちゃくちゃシャウトして叫んでたから次の曲から声大丈夫か…!?と不安になったけどその後もちゃんと声出ててすごい調子良かったなと思う。ゆびきりをしたのは盛り上がってたし、再結成後の曲も盛り上がる·皆聴きたいと思ってる事が五十嵐さんに伝わってたら良いなと思う。
5曲目はテイレベル。テイレベル→ゆびきりをしたのはと曲が繋がっててその繋ぎめっちゃカッコ良かった!!テイレベル、五十嵐さんが歌詞割と忘れてて私の方が歌えるなと思うなど笑 マキさんのベースが超気持ち良いし五十嵐さんのギターソロの部分最高だったな〜。ソロの部分、頭振り振りして一人盛り上がった。
6曲目は天才。天才聴くと吉村さんが頭を過るんだけど、マキさんと中畑さんがtwitter(あえて)で吉村さんの話をやりとりしてて感極まる…。天才走りそうな感じをちょっと抑えてて珍しいなと感じた。「おい!」が裏声だったのは最近の仕様なのだろうか?
7曲目は落堕。この日の落堕もカッコ良かった〜!!めちゃくちゃ頭振り乱してしまった…笑 頭振り乱してる所カメラに抜かれたんだけど(その時は盛り上がっててどうでも良くなってた)あれもしかして外のモニターに映されてた…??と終わってから思った。もし抜かれてたら本当に気持ち悪いファン過ぎる…。中畑さんの煽りでめちゃくちゃ盛り上がっていた。この曲でライジング!みたいな事言ってた気がする…(記憶力0)
8曲目は根ぐされ。ギター始まった瞬間、ねねね根ぐされ!?!?と驚いて声をあげてしまう…笑 中畑さんが胸に手を当てて嬉しい〜!!って感じのモーションしてて本当に大好きな曲なんだなぁと思うなど。中畑さんのリクエストなのかな?じゃなきゃわざわざ選出されない気がするんだよな…。ライジングでお会いした方が聴けたら嬉しいけど特別大好きな曲かって言われると…って感じって話しててめっちゃ分かる!!と思った笑 でもこの日聴いた根ぐされ、とても素晴らしかった…。音源だと弾き語り(ラストエレキギター入ってるけど)だけど、途中でドラムとベースも入ってくるアレンジになってて曲に重厚感増して「バンド感」がとっても良かった。アウトロのギターソロが本当…美し過ぎてずっと聴いていたかった…。本当に映像化して欲しいよ。バインもライジング出た時の映像化してたしスペシャも入ってたから出来ない事もない…はず!!
·マキさんがリハの時ジャケット下にRSR限定Tシャツ着てた!!そう言うちょっとした事が嬉しい。
·リハで出てきた時、ステージ袖に知り合いの方?が来て中畑さんが「あっ!!」って感じからめっちゃ笑顔になって手を振ってて可愛かったしドラムから一度降りてその方に駆け寄ってたの可愛すぎませんか…??
·五十嵐さん「何で20年(ライジングに)出なかったんだろう?人生短いかんだから楽しんで…家にばっかり居ないで外に出たり…そう言う事言うあれじゃないのでやめまーす笑」
·五十嵐さん「二十年ぶり…!!(声ガビガビ)二十年経つと体力も20年分落ちて…でも落ちてない風で頑張りまーす(この流れで天才へ)」
·五十嵐さんが遠いところ来てくれてありがとう、また来る的な事を去り際に言っててジーンとした。この日最近にしては珍しく中畑さんのMCがほとんどなくて(初めまして、syrup16gですぐらいだった気がする)沢山五十嵐さんが喋ってて(相変わらず聞き取りにくかったけど笑)珍しいなぁと思ったり。
·この日、五十嵐さんの声の調子すごく良かったし、3人が曲事にちゃんと目を合わせて確認取り合ってたり、私の色眼鏡かもしれないけど3人共気合い入ってる感じがライブ全体を通して感じられたの嬉しかった。
·ライブ終わった後放心してたら後ろからハルカミライのファンに突き飛ばされて笑 正気を取り戻し何とかステージから出たものの、あまりのセットリストの意外さにパニックになり意味もなくアースの周りをウロウロしていた…笑 この興奮と戸惑いを誰かに聞いてほしいけど一人で消化しきらなきゃいけないからとにかくウロウロして最終的に道端で立ち尽くしてた笑
ライジング15回目にして遂に叶った夢、それだけでも充分過ぎるぐらいだったのに攻めのセットリストで挑んでくれた事、本当に本当に感謝したい…。私が大好きなフェスで一番大好きなバンドのライブが見れて本当に幸せでした。あと、キタダマキTを着て観る夢も叶えました!!買った当時から大切にしてきてライジングにシロップが出たら絶対これを着ていくんだと心に決めていたのでそれを実行する事が出来て良かった。
1. I.N.M
2. 生きてるよりマシさ
4. ゆびきりをしたのは
5. テイレベル
6. 天才
7. 落堕
8. 根ぐされ
ちょうどアイドルマスターSideMの9thライブ2日目から一か月たつわけですが、
一か月もたったらこの気持ちも落ち着くかな?と思っていたのにあまり落ち着かなかったので折り合いをつけたくて文字に起こしてみることにしました。
長いし、読みにくいし、自分の恥ずかしい話をする感じの日記です。
3か月ほど前のこと、わたしはせむPだったので、「2日目せむ揃ったのか!!現地はもう間に合わないので配信見るぞ!!」という気持ちで日々を過ごしていた。
そして時は流れ9th直前の金曜日、仕事でどうしても納得できないことがあり、
2024年はいってからずっとバタバタしてるし、その上先輩へのモヤモヤがチリ積もで無視できなくなってきたしで珍しくめちゃくちゃ落ち込んでいたわたしは、とにかくこの配信を楽しみにしていた。
ライブは本当に良かった。
当時せむの最新CDは未発売で、あえて視聴も聞かないようにしていたので、Life’s Side Menu!の衝撃はすごかった!せむってこれだよな~~~~~
そんなこんなでライブも終わった頃、自分が思っていたより元気になっていないことに気付いた。
当然、SideMを摂取したはずなのになぜ……という思いがぐるぐると渦巻く。
確かに子どものころアイドルになりたかったこともあるよな…なりたかった気持ちを思い出しちゃってセンチになったのかな……うーん。
もう寝ようかという頃、ある一曲が引っ掛かっていることに気付いた。
それが『Eteniteen Age!!!/S.E.M』である。
『今になって やればよかった なんて思うこと やろうよ一緒に』
これをきいて無意識のうちに「今になってやればよかったと思うこと」がジワジワと心に染み出してきていたことに気付いた。
アイドルになりたかったとか、お笑い芸人にもなりたかったんだよなとかいろいろあったが、その最たるものがまさに大学院進学だったのだ。
でも辞退した身で、就職して2年目となり権限が付与された身、いまさら戻る決心もできず、
あと後述のとおり先輩へのモヤモヤで院進から逃げたのに職場の先輩のモヤモヤで院に戻りたいなんて、お前はまた逃げるのか???となり、
とにかく自分の選択が正解であったことを確めるためにとにかく一か月間いろいろ考えた。
それはつまり、なぜ院をやめて就職を決めたのかを振り返る時間だった。
〇この日記はつまり、振り返ったことを整理したいというのが主な目的です。
大学に入学したばかりのころは、当然院に進学することまでセットだと考えていた。
しかし2年のとき、コロナウイルスが突然猛威を振るい、外出自粛からの映像授業で完全に家に引きこもらざるを得なくなった。
1年の頃はあんなに時間割詰め詰めで忙しかったのに、急にあまりにも時間が増え、世の中が変わりすぎて漠然とした不安を覚え、そこでふと「公務員になりたかった」ことを思い出した。
小学生のころ、響きのカッコよさで国家公務員になりたいと思ったことがあったのだ。
あらためていろいろ調べてみると、合格したら3年(今は5年らしいけど)は有効なので、「学部で合格しておけば院いってから就活楽じゃん」と安直に考え、学部4年で受験することを決めた。
2年の途中から、「実験科目は対面でないとどうしようもない」ということで少しずつ家を出る機会も増えたが、このころにはわたしの公務員試験受験の決意は固まっていた。
また、この2年から3年にかけての実験授業で諸事情あって手が爆荒れしたので、もともと有機に憧れていたものの「実験系はやめよう」となり、もう一方で興味のあった物理系を志すことにし、研究室は計算系のところを選んだ。
さて、この研究室は先生も先輩も同期もみんないい人で居心地は大変良かった。
しかし、あまりの緩さに、というか、先生はきちんとコアタイムを定めていたが、月に1~2週間程度リモートワークで研究室にいなかったり、
当時M1先輩が若干先生のことをナメていて(個人の感想)平気で「コアタイム?ないよ」と言い放って午後5時に来たり(まあPCがあれば計算できるので100歩譲ってこれは良いとしても)、
週に1回ある、英語の本の読み合わせを頻繁にぶっちしたり、予習忘れたので変わってなどなどあったりした。
もともと夜型でなまけ癖のあるわたしは、3年の3月に配属されてから数か月この環境で過ごす中で、
「このままでは、わたしもああなってしまう……それどころか、もっと完全にダメ人間になって研究どころではなくなってしまう、、、、、、どうしよう」
と考えるようになった。(シンプルにめっちゃ腹立った、というのも、もちろん考えたことあります。)
4年になってから、研究したり、決意に沿って公務員試験も受けたり、(ちょっと教育実習も行ったり、)して過ごして8月になった。
わたしの通っていた大学の前期の院試は8月下旬なので、このころはちょっと研究のスピードを落としながら試験勉強をしていた。
大学受験みたいに(まあもちろん過去問とかはありますが)問題集が充実してるわけじゃないので、手探りで不安になりながら勉強している中、
いつものように遅刻をキメる先輩を横目にみていると「このまま院に行ったところで、わたしは大丈夫なのか……???」という気持ちがどんどん強まっていく。
また、院試が近付いてきたときに親からかかってきた電話で院の話をしたときに「お金は?また奨学金借りられるんだよね」という話もされた。
まあ、もちろん院でもいったら奨学金を借りるつもりだったが、本格的にお金のことを考えると、また借金が増えるのか…
そういえば高卒で就職した妹はもう貯金3桁あるって言ってたな…ゔ、頭が……という気持ちにもなった。
そしていよいよ院試まであと1週間ちょっとというところで、公務員一般職の合格発表があった。
と思った矢先、某省庁からいわゆるスカウト電話がかかってきた。
もともと院を卒業したら入りたい省庁だったのもあり、「運命では!?」と思い、ほいほい説明会に行った。
とはいえ、院に行くことを第一に考えていたため、院試も受けた。
このころの時系列としては、
某省庁の説明会に行く → 院試 → 某省庁面接からの内々定 → 院試合格
8月下旬という短い間に、わたしはいきなり二つの選択肢を手に入れてしまったのだ。
(いろいろではなかったかも、前述のダメ人間になるか否か・お金問題をどうするか・わたしがやりたい仕事はなにかの3点が主です)
結果、いったん就職して、先輩から逃げ、規則正しい生活を手に入れ、お金を稼いで借金を減らすことを決意した。
(10月の内定式のときの人事課長の「皆さんが4月に来る準備を、我々一同進めていますからね」という言葉に、ここで辞退したら迷惑かけるなという気持ちにさせられたというのもある。)
就職した今となっては、生活リズムは整ってるし、きちんとご飯も規則正しく食べるようになったので大学のころは痩せすぎて頬がめっちゃコケてたのがマシになってちょっとだけ鏡見られるようになったし、貯金もちょっとあるし、転勤族になったのでものも減らすようにしてすっきりしたし、いいことばかりではある。
でもやっぱり、今になってやればよかったって思うこともあるなって、SideM 9th ライブを見て思い出した、というところに戻る、というわけです。