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2024-12-12

フランツ・リストピアノ名曲重要曲七選(前期)

 最近流行ってるゲーム史上の重要性とは何も関係ないが何となく思いついたのでやってみることにした。

 フランツ・リスト(1811-1886)はハンガリー王国の寒村ドボルヤーン(現オーストリア・ライディング)に生まれ作曲家リストハンガリー人としての自意識を持っていたようだが、両親はドイツ系であり、他方でパリ成功を収めた関係フランス語を使って生活していたと思われる。いわゆるコスモポリタンであり、○○国の音楽家とは言いにくい。音楽史上の重要性ではバッハやベートヴェンには劣ってしまうから義務教育では名前は出てこないだろうが、少なくともピアノ音楽史上は絶対に避けては通れない。無尽蔵の超絶技巧によってピアノ表現可能性を著しく拡張たからだ。膨大なリストピアノ作品から7選ではきついので、リスト活動時期に区切って7選ずつということにした。

 クラシック音楽の紹介をする以上、演奏(録音)の紹介は避けて通れない。まさか自分で弾いて確かめろというわけにもいかないだろう。筆者は、リストの豪華絢爛な超絶技巧音楽が大好きである一方、特に晩年に多い宗教的内向的音楽は未だにあまりピンと来ない感がある。努力はしたが、晩年作品を中心にうまく推薦ができていないのは好みの関係で、あまり色々な音源を聞き比べていないことが一つの理由だ。

 リストピアノ作品はあまりに膨大で、しかも抜群の技巧を要求する作品も多い。一曲ごとの規模の違いを無視していうが、大量のピアノ曲を残した作曲家であるショパン場合作品数は200強。単独ピアニストによる全集も作られているし(ギャリック・オールソンアシュケナージ横山幸雄も作ってますね)、レコード会社企画モノで複数ピアニストを起用して制作されることもある。横山氏みたいにぶっ続けの連続演奏会を開いてしまうことも不可能ではない(https://www.afpbb.com/articles/-/2784123)。

 しかリスト場合は単純な作品数の多さ、別稿・異稿が多く存在すること、難易度の高い曲が非常に多いことから、「全集」の制作は困難を極める。複数ピアニストを起用しているNAXOSリストピアノ曲集シリーズも未だに全曲をカバーできていない(もし完結していたら教えてください)。その点で単独リストピアノ作品全集という前人未踏の大偉業を成し遂げたレスリーハワードCDHyperion)は本編と別巻(新たに発見された別稿・異稿)あわせて99枚というとんでもない分量がある(全曲試聴可能https://www.hyperion-records.co.uk/dc.asp?dc=D_CDS44501/98)。優れたピアニストであるハワードでも、短期間に、といっても10年以上あるが、大量の作品を録音しなければならない計画故、詰めの甘い演奏がかなりあるように感じられ、何も考えずにハワード全集を推薦するわけにもいかない。とはいえハワードのおかげで取り敢えずリストピアノ曲のほとんどをまともな「音」として把握できるようになった。ここで敬意を示しておきたい。ハワードCDを一巻ずつ紹介している古くからサイトがあり、本当に頭が下がる(https://www.katch.ne.jp/~hasida/liszt/liszt.htm)。良くない演奏もバシバシ指摘している。

 リストの生涯について。作曲家の生涯を知ることが楽曲理解に必ずしも結びつくわけではないが、それでも、どのような作風意識しているのかとか、どのようなモチーフを描こうとしたのか(特に標題音楽場合)ということを知ることは有益だろう。作曲家の置かれていた状況を知ることはその理解の助けになり得る。リスト場合、ざっくりいえば大スターとして活躍した1840年代までの時期(前期)、ワイマール宮廷楽長としての活動が中心になる50年代(中期)、そして50年代末の波乱、特に愛人カロリーヌとの結婚が認められず、子どもの早世などの不幸に連続して見舞われた後、ローマに腰を落ち着け作曲活動を再開し、亡くなるまでの晩年の時期(後期)に活動を区切ることができる。このあとは単に前期・中期・後期とのみ述べる。ここで紹介するのは、前期、少年時代からピアニスト時代までのもの。父を失って本格的にピアニストとして稼がねばならなくなり、大スターになっていくが、仕事ばかりで事実上奥さんとは破局する。そして後年の恋人カロリーヌ出会いヴァイマール宮廷楽長に就任するまでだ。

 作品番号について。クラシック音楽には、出版社のつけた出版順序を示す作品番号(op. xxみたいなやつ)がついていることが多い。クラシック音楽では、抽象的に「ピアノソナタ」とのみ名乗る曲が多いので、作品番号は楽曲区別にとって大事になる。しかし、リスト作品番号は出版社ごとに全然違うなど滅茶苦茶で(こういうことはシューベルトにも言える)、作品番号では把握できない。そこでよく使われるのは、イギリス音楽学者ハンフリー・サールが整理して付番したサール番号(S. xx)であるWikipediaにもサール番号順のリスト作品一覧があるので参照されたい。

1. 48の練習曲 S.136(1827年出版

 彼の代表作の一つ、「超絶技巧練習曲」の初稿にあたる作品。48とあるが、実際には全12曲。「超絶」を聞いたことがある人なら驚くはず。リスト15歳の頃の作品リストハンガリー貴族たちから奨学金をもらってチェルニーの元で学んでいたのだが、本作品は明らかに影響が見て取れ、微笑ましいと思うか、チェルニー××番を思い出して頭が痛くなるかは人次第だろう。録音は多くない。筆者はハワードを一聴したことがあるのみ。ウィリアム・ウォルフラムNAXOS全集20巻)は未聴。パガニーニの影響を受けたあとの改訂版24練習曲 S.137)は異常に難易度が高い割に第三版にあたる「超絶技巧練習曲」ほど演奏効果がないのでやはりほとんど取り上げられない(ハワードは録音している)。

2. 「ある芸術家の生涯の出来事」 S.470(1834年出版

 タイトルでもしやと思った方、あなたは正しい。ベルリオーズの「幻想交響曲」のピアノ編曲だ。実は原曲よりも出版自体こちらの方が早いようだ。ふられた作曲家がヤクをやって彼女を殺して処刑されて悪魔サバトに遭遇するという夢、というとしょーもない話だが、この曲は初演当時多数の人々を熱狂に巻き込んだ。リスト熱狂した一人だった。それでピアノ編曲までやってしまったのだが、当時は録音技術がないので、家でちょっと味わおうとCDだのSpotifyなどというわけにはいかない。ピアノで弾くしかないわけだ。とはいえ、よくあるオケ作品のお手軽編曲ではなく、オーケストラの生み出す音響可能な限りピアノ再現しようとした意欲的な作品だ。演奏難易度は極めて高い。フランソワ=ルネ・デュシャーブル(EMI)とニコライ・ペトロフ(原盤は知らないがVeneziaの再版盤を所持)の演奏が世評高く、特に後者演奏は凄まじいが、まだまだこの曲のポテンシャルを完全には引き出していないような気がする。ジョヴァンニベルッチ(CD未所持)は公式YouTube演奏動画アップロードしている(https://www.youtube.com/watch?v=bSqunBoj0cY)。これが一番アクセスやすいだろう(録音は一番良い気がする)。

3. パガニーニによる超絶技巧練習曲S.140(1840年出版

 1828~34年に欧州コンサートツアーを行ったヴァイオリニストのニッコロ・パガニーニは極限まで高められた演奏技巧と表現力によって多くの熱狂ファンを獲得した。リストパガニーニに狂った一人(またかよ)。全6曲、すべてパガニーニ作品から編曲だ。ヴァイオリン技法ピアノに映すというよりも、パガニーニから霊感をもらってピアノ技巧の拡張を試みたものと言って良い。第3曲が「ラ・カンパネッラ」(ヴァイオリン協奏曲第2番第3楽章編曲)だが、有名な「ラ・カンパネッラ」は、実は本曲集の改訂版S.141(1851年出版)の方であり、本曲集を聴くと、違いに驚く(逆にパガニーニ原曲を知っているとそちらに忠実ということに驚く)と思われる。そしてこの曲集は何よりも演奏難易度の高さで悪名高く、特にひたすら重量級かつ幅広い跳躍のある和音アルペッジョが続く第4曲(の第2稿)はピアノマニアの間では語り草になっている。また第6番「主題と変奏」(原曲24の奇想曲第24番)の第9変奏も地味ながら恐ろしく難しい。

 かつては本曲集といえばペトロフ(原盤Melodiya、VeneziaとOlympia再版盤で所持)、大井和郎(Deutsche Shallplatten)、そしてハワード全集しかなく、マニアたちがアップロードしているMIDI演奏非人間的超絶技巧を楽しんでいたのだが、現在ではゴラン・フィリペツ(NAXOS全集42)とヴァレチェク(Capriccio)が挑戦している。現在でもペトロフ演奏が最も高い水準にある思われるが(映像もある https://www.nicovideo.jp/watch/sm12879344)、フィリペツの演奏もそれに並ぶハイレベル演奏であり(流石に6番の第9変奏は苦しそうだが)、CDの入手可能性もあるので今ならフィリペツを聴くと良い。

 困ったことにペトロフ映像は中々手元を写してくれない。ニコニコ動画で「国家機密の指」と揶揄されているが、確かこれはペトロフカメラに写されることを非常に嫌っていたからだと思う(出典は忘れた)。

4. 旅人アルバム S.156(1836年~1842年出版)、「巡礼の年 第一年:スイス」(1855年)、「巡礼の年 第二年:イタリア」(1858年)、「第二年補遺ヴェネツィアナポリ」(1859年改訂版

 ダグー伯爵夫人マリーは当時のパリ社交界代表する人物で、たいへんな美貌の持ち主だったという。リスト1834年からマリーと逢瀬を重ね、35年にマリーは妊娠している。大胆なスキャンダル芸能人特権

 特に社交界でつまはじきにされることもなかったようだが、人目を憚るように二人は(それぞれ一時的パリ帰国も挟みつつ)スイスイタリアへの旅行順次出かけている。鉄道もない時代なので妊婦には大変な重労働だったはずだが、ジュネーヴで36年12月、長女ブランディーヌが誕生した。

 旅人アルバムは、スイス旅行で見聞きした風景民謡モチーフにした曲集で、全19曲ある。このうちの数曲が改訂を経て「巡礼の年 第一年:スイス」 S.160(1855年)に結実する。また、37~38年に訪れていたイタリア旅行で見聞きした風景芸術作品から受けた霊感表現した「第二年」と「補遺」も出版は後年だが、大部分は39~40年頃に完成していたらしい。

 旅人アルバムほとんど聴いたことがない。NAXOS全集32のアシュリー・ウォスもハワード全集でも聴いてない。巡礼の年の方は、第三年も含めた全曲盤ならラザール・ベルマン(Deutsche Grammophone)が有名。村上春樹小説中に登場したせいでクラシック音楽CDにしては珍しく再版がかかった。個人的にはルイ・ロルティ(CHANDOS)の演奏がとにかく美しく、大好きである巡礼の年は、大曲もあるが、短めで肩肘張らずに聞ける曲も多いので、リスト入門にはもってこい。第一年の大曲「オーベルマンの谷」単独ならアルカーディ・ヴォロドスSONY)がホロヴィッツ編曲を織り交ぜながら気合い入りまくっている(https://www.youtube.com/watch?v=4ADtxG-b8ik)。第二年、そして本曲集最大の大曲であり、リスト最高傑作の一つであるダンテを読んで:ソナタ幻想曲」は、評判の高いベルント・グレムザー(Koch Schwann)は未入手。ロルティ(CHANDOS)は全集版も第二年だけの旧録音どちらも良い(とにかく超絶技巧を味わいたいなら若い頃の旧録音が良い)。有名曲なので演奏動画をアップしている人はプロアマわず色々いる。

5. ベッリーニオペラノルマ」の回想 S.394(1844年)

 幻想交響曲もそうだが、リスト作品の多くを他作品編曲が占めている。特に多数のオペラ編曲があるが、この曲が最高傑作だと思う。中盤の鍵盤を駆け巡るアルペッジョは明らかにジギスムント・タールベルクの「三本の手」を取り入れたもので、聴いていて気持ちが良い。後半の「戦争だ、戦争だ!」のテーマに基づく部分は極めて難しく、ここを上手く弾けるかどうかがこの作品の見所。しかいかにも難しいという様子で弾いては興ざめ。

 今ならフィリペツの映像https://www.youtube.com/watch?v=0TMypN1gW5k)が一番良い。CDもあるらしいのだが自主制作盤と思われ、未入手。他は、かつては表現意欲にあふれるベルッチ(assai)、ヴィルトゥオーゾ的な迫力あるトム・ウェイクフィールド(Symposium Records)、そして我らがスーパーヴィルトゥオーゾマルク=アンドレ・アムラン旧録音(Music & Arts)が三大録音だったと思う。アムラン新録音(Hyperion)は若干遅くなったが、抜群に録音が良くなり、総合的にこちらの方が好きかも。若手だと韓国のノ・イェジン(NCM)やイギリスベンジャミングロヴナー(Decca/https://www.youtube.com/watch?v=OVKTEoxBIKE)が大変良い。

6. 三つの演奏会用練習曲1849年出版

 40年代作曲されたもの。全3曲。演奏会用練習曲は、チェルニーのような練習のための曲ではなく、コンサート披露して喝采さらうための曲であり、いわゆる「性格的小品」の一種リストはこういう曲をひっさげてコンサートに臨んでいたわけだ。第1曲から「嘆き」、「軽やかさ」、「ため息」と標題がついているが、出版社がつけたものに過ぎない。第2番の標題通り、全体的に軽やかな作風特に「ため息」は有名でよく弾かれる。

 第2、あるいは有名な第3番の録音はよく見るが、全曲録音というと意外とない。福間洸太朗(アクースティカ)のCDに全曲入っている。確かロルティ(CHANDOS)にも全曲録音があったはず。

7. ノンネンヴェルトの僧房ピアノ初版1843年出版

 スイスイタリアマリーと過ごしたリストだったが、ピアニストとして忙しく飛び回るためにマリーを放置してしまい、結局二人は破局する。ひどい話で、破局した後もリスト演奏活動をしていたので、リストの母が子どもたちの面倒を見ていた。

 41~43年の夏にリストマリーはライン川中州にあるノンネンヴェルトの古い修道院子どもたちと共に過ごしているが、これがマリーとの最後の親密なお付き合いだった。この曲は、当時同地に夫妻を訪ねてきたリヒノフスキー侯爵の詩に音楽をつけたものシャルルマーニュ武将ローラ戦死誤報を受けて絶望した妻がノンネンヴェルト修道院に入ってしまい、ローランは二度と妻と会えなくなったことを知って修道院を見下ろせる土地に住み着き、妻を思う歌を歌った・・・という救いのないストーリーだ(歌詞https://www7b.biglobe.ne.jp/~lyricssongs/TEXT/S4212.htm)。マリーとの破局に後悔していたのか、リストはこの曲に相当執着していたようで、ピアノ独奏用を含めて複数ヴァージョンを作り、何度も改訂している。晩年バージョンアンスネスEMI)などが録音しているが、重苦しい。当時のバージョンはそこまで重苦しくないと思う。推薦音源はあまり思いつかない。全集を録音しているハワードライナーで"beloved"と書いていて、気に入っているみたいである。

 華麗なオペラものシューベルト歌曲編曲魔王を含めてかなりの曲を編曲しており、どれも魅力的)など、編曲を中心にまだまだ色々な作品があるが、そろそろ次の時代に進もう。

2024-11-27

私は、吹奏楽部所属しています

基礎合奏に関しての質問です。よく一般的に、どのバンドハーモニー練習をやっていますね。三和音第一音は根音、第三音は低め、第五音は高めというのをしっかり理解し基礎合奏をやっています。他にハーモニー練習をやる上で注意するポイントなどがあれば教えてください。また、基礎合奏おすすめテキストなどがあれば教えてください。

プロ演奏団体は基礎合奏などは行いません。

それは奏者が音大等で習得することだからです。

吹奏楽指導者の方に問い合わせて下さい。

この回答に問題があるらしい。界隈では若干燃えた。「言い方が悪い」とか「こんな回答すべきでない」とかなんとか。

基準だと全く問題ではないというか、そもそもこんな指導が今もまかり通ってる吹奏楽オワッテンナマジデという感想しかないので、佼成さんドンマイという感想

ついでに言うとこういうコミュニケーション拒絶反応示してるタイムライン諸君、君らどちらかと言うとコミュニケーション弱者から自覚もとうな。自分にとって気持ちのいい態度を示されないことについて他人に責を求めるんじゃない。

2024-11-08

レトロゲームミュージック史上最も重要作品10

https://anond.hatelabo.jp/20241106140729

https://anond.hatelabo.jp/20241106183428

https://anond.hatelabo.jp/20241106112459

このへん見てたらなんとなく書きたくなったので。

2D時代ゲームから選出したけどだいぶ偏りが出ちゃったかも。海外のものは詳しくないのでパス

ラリーX (1980/ナムコ/甲斐敏夫)

ゲーム中にBGMがついた最初ビデオゲームとも言われる。楽曲としてはおそらく翌年発売のNEWラリーXのほうが有名で、大野木宜幸が手がけたメロディは当時のゲーマーに強烈な印象を残した。

ゼビウス (1983/ナムコ/慶野由利子)

たった2小節からなるメインBGM作品神秘性を高め、日本初のゲームサントラ制作されるきっかけにもなった。細野晴臣によるリミックスも発売され、最先端サブカルチャーとして強く認知されることになった。

スーパーマリオブラザーズ (1985/任天堂/近藤浩治

おそらく世界一有名なゲームミュージック。何度も作り直したというメインテーマ絶妙テンポ感でゲームマッチしている。ゲームサウンドとしてはじめてアメリカ議会図書館登録された。

ドラゴンクエスト (1986/エニックス/すぎやまこういち)

ファミコンの二〜三和音で見事にクラシック表現し、オーケストラによるゲームミュージック演奏という道も切り開いた。また、洞窟の下層に行くほど音程が低くなるという、今でいうインタラクティブミュージックのようなアイデアも取り入れられている。

アウトラン (1986/セガ/Hiro

ハード進歩レースゲームというジャンルの特徴により、イントロからソロアウトロダクションまでを兼ね備えたおしゃれなフュージョン表現可能になった。セガ体感シリーズ系譜は後にS.S.T.BANDを産み、ゲームミュージックバンドの先駆けとなった。また”Outrun”は80年代シンセを使った音楽ジャンルひとつにもなっている。

グラディウス2 (1987/コナミ/古川もとあき)

Ⅱではなく2。ファミコンを含め、ROMカセット拡張音源を載せたゲームは数あるが、知名度が高いこちらを選出した。透明感と重厚感を兼ね備えたSCC音源MSXユーザーの自慢のタネであり、様々な方法を使い自作曲を鳴らす文化まで生み出した。

ジーザス (1987/エニックス/すぎやまこういち

映画のような演出アドベンチャーゲームは多数つくられたが、ゲームしか実現できない仕掛けによってそれ以上のものになっているのが本作。作曲にあたっては難しい条件があったと思われるが、美しいメロディでそれに答えている。

イースⅡ (1988/日本ファルコム/古代祐三永田英哉・石川三恵子)

FM音源の迫力あるドラム、うねるようなリード音が響くオープニングは当時のパソコンユーザーの度肝を抜き、以降のパソコンゲームの音のレベルを引き上げた。

PCエンジン版では米光亮によるアレンジ音源が使われ、CD-ROMの優位性を見せつけた。

MOTHER (1989/任天堂/鈴木慶一田中宏和

企画段階から音楽キーとしていたという本作は、ギターの奏法を再現するなど独自手法も編み出し、ドラクエとはまた違ったタイプRPGサントラを作り上げた。「エイトメロディーズ」は特に有名で、音楽教科書にも掲載された。

アクトレイザー (1990/エニックス/古代祐三

容量の厳しいスーパーファミコン音源を最大限に活かし、オーケストラサウンドを実現して業界震撼させた。植松伸夫がこの作品に衝撃を受け、完成間近だったファイナルファンタジーⅣの音色を全て作り直したという逸話が知られている。

2024-10-09

anond:20241009111508

プロギタリストカポタストを使う理由は、いくつかあるんやけど、主な理由を挙げるとこんな感じや。

1. 演奏の簡略化

カポタストを使うことで、難しいコード簡単に弾けるようになるんや。例えば、キーがEの曲を弾くときカポタストを2フレットに付けてDのコードフォームで弾くと、Eのキー演奏できるんや。これで、複雑なコードを避けて、簡単コード演奏できるようになるんや1。

2. キーの変更

ボーカリストの声の高さに合わせて、曲のキー簡単に変更できるんや。ライブレコーディング現場では、ボーカリストのコンディションによってキーを変更することがよくあるんやけど、カポタストを使えば、ギタリストコードフォームを変えずにキーを変更できるんや2。

3. 音色の変化

カポタストを使うことで、ギター音色を変えることもできるんや。例えば、カポタストを高いフレットに付けると、音が明るくなって、ウクレレのような音色になるんや。これで、曲に新しい雰囲気を加えることができるんや3。

4. 特殊な奏法

カポタストを使うことで、特殊な奏法も可能になるんや。例えば、部分的に弦を押さえる「パーシャルカポ」を使うと、通常のチューニングでは出せない和音を作ることができるんや。これで、独自サウンドを作り出すことができるんや1。

5. 簡単な移動

ライブ中にキーを変更する必要があるときカポタストを使えば、簡単にフレットを移動できるんや。これで、演奏中にスムーズキーを変更できるんや3。

プロギタリストカポタストを使う理由は、演奏の簡略化、キーの変更、音色の変化、特殊な奏法、そして簡単な移動が挙げられるんや。これらの理由からカポタストプロギタリストにとって欠かせないアイテムなんやで!

2024-09-23

和音が聴き取れないし、

正解だったとしても、ギター音色が違っていたので間違いかと思っちゃった

他人演奏動画やタブを見て、やっぱ正解なんじゃんと思ったり、

それでも他人のでも納得できない音があったり…😟

なんか寝ぼけてるし、録音がつらい…

ちゃんと寝て、明日にしようかな…

2024-07-15

anond:20240715151454

blue mondayで追加される音と同じ順に音を重ねていく

まずバスドラリズムを決める→リズムに合わせて特徴的なメロディループを作る→和音を重ねる→ジンバルとか重ねる→歌う

2024-06-24

絶対音感の持ち主は生活音の全てが音階に聞こえて大変」は嘘です

もし自称絶対音感がそう言っていたら、「全ての音をドレミにあてはめようと自分から勝手必死になっている」だけだから気を付けろ。


【おさらい】
人には「音感」というものがあり、音感が優れた人は聞こえた音に対して、ド、ド#、レ、レ#、ミ……といった音階を瞬時に言い当てることがあります
その時、「そもそもどのくらいの高さの音がドで、どのくらいがド#、どのくらいがレ」という比較対象があるわけですが、それを自分感覚絶対的基準)で持ち合わせていることを「絶対音感」といいます
直前に鳴ったものなど、他に存在する音と比較して高低差で音階判断するのは「相対音感」です。


で。よく絶対音感持ちは「日常聞こえるあらゆる音がドレミに聞こえる」と言われることがあるけど、これは大嘘
聞こえるわけねーでしょ。むしろ聞こえたらおかしい。
この世のあらゆる音が「ド~シ」までの12音に必ず分類されるわけがない。
大体、ドとド#の間って結構広いんだよ。事実としてそのスキマに幾つもの無段階の音が存在するのに、それを杓子定規にドかド#かに区分けするのは何の意味もない。
色覚で言えば、目に入る全ての色を絶対7色に分類する人なんていたら「キミ絶対色持ってるんだスゴーイ」じゃなくて「アホ」でしょ。ただの。


まあ言ってもそれは半分冗談で。実際のところ絶対音感持ちは、そういった隙間の音(微分音と言われる)を聞いた場合ちゃんと「やたら高いドだな」とかわかる。
でもそれを「全ての音がドレミになる」と表現するのは違う。
自分の中にある基準のドから離れてるな~であって、ドだと言っているわけではない。
「強いていえばドだな~」みたいな言い方はするだろうけど、「僕にはドに聞こえるんだ」みたいな話にはならない(それ言ったら「普通に耳狂ってるからちゃんチューナー使って」と返されるだろう)。
それに何より、常にあらゆる音に対してそんな評価をいちいち下しながら生きてない。


そう、ここも大きな誤解で、絶対音感があるからといって、常に絶対音感行使してはいない。
例えば手に持てるくらいの任意の箱を想像してほしいんだけど、誰でもせいぜい2~3cmの誤差で幅を当てられると思うんだよね。「絶対サイズ感」というか、自分の中で「1cmってこのくらい」という基準がある。
でも手に取るもの全てを「あ、10cm」 「あっ、8cm」 と考えながら生きてはいない。
絶対音感もそれと同じで、「聞くつもりで聞けば」わかるし、「意識してなければ」わからない。
「全ての音を音階で捉えようとする」のは、絶対音感とは別で、「単に他人の音が気になってしゃーない人」でしかない。

自分の中に絶対的音程基準があるのは確かに絶対音感」だけど、受け取った全ての聴覚情報に対して積極的に音を言い当てようとするのはそれは「強迫観念」に過ぎない。


なので、もしタイトルのことを言うような自称絶対音感持ちがいたら、まあ事実絶対音感は持っているんだと思いますが、他人生活音にいちいち耳を傾ける神経質なヤベー奴だと思うので休ませてあげてください。


で、なんでそんな誤解が生まれたかというと理由は2つ考えられる。


1つは「絶対音感を超天才けが持つ特殊能力だと思い過ぎ」。あの、絶対音感、全く特別じゃないです。います普通に
音楽家じゃなくても、多少音楽に触れる環境があった人なら持ってます
さすがに音楽からっきしって人にはほぼいないかもしれないけど、アマチュア社会人音楽サークルに必ずいますニコニコボカロPを集めて石投げたら多分絶対音感持ってる人にそこそこの確率で当たります。たまに「日本歌手絶対音感持ちは1%もいない」とかドヤる人いますが、いや、そんなわけねーです。います
お湯の温度を触って当てるのとか、荷物を持って重さを当てるのとか、カップラーメン体感3分計れるとか、絶対に目覚ましなしで6時に起きられるとか、そのくらいの技能です。
個人的には幼少時までに訓練して身に付くものという説からして怪しいと思っています


もう1つは昔あったテレビ番組の『特命リサーチ200X』のせい。アレで絶対音感特集した時に、周囲のガヤ音が気になってかんしゃくを起こす再現VTRが作られてたので。
あとあの番組の中で、ピアノで5和音鳴らして当てる天才小学生みたいなのが出てたけど、5音もいっぺんに鳴らされたら「和音の感じ」という情報が増えるので逆にわかやすい。
例えば「ドレミソシ」と鳴らしたら、ベースのドを絶対音で聞き取ったうえで、「メジャーセブンコード」と呼ばれる「ドミソシ」の音の距離感特有雰囲気がわかり、更にドと1音差でぶつかりつつナインス(ベースを1として白鍵9番目の音)の雰囲気を出してる「レ」に気付けるので、絶対音2割相対音8割くらいでいける。もうそ絶対音感実験でもなんでもない。


更に、当の絶対音感持ち自身もこの誤解を抱いているのがまずい。

変にもてはやすから、「絶対音感を持っている自分スゲー」となる。まあなるまではいい。だけど、「絶対音感を持っているとあらゆる音が~」という部分までトレースしようとする。
それが絶対音感であることの証左だと思い込むから。そうじゃないと絶対音感持ちとして扱ってもらえないから。
自ら、「周囲が求める絶対音感像」をやろうとする。
結果、「天才がゆえのペナルティを抱えた自分」に酔って、頼んでもないし自分ですら望んでも無いのに勝手になんでもドレミで言い当てようとするおもしろ人間ができあがる。


そんな必要ないんで、やめましょう。
あなたや私が持っているこの能力は、「赤色を見て赤だとわかる程度」のものです。まあ便利な時はあるので、その時に使えばいい「ちょっとお得な特技」でしかないです。
無い幻想自分からまとうのはやめましょう。誤解を更に広げるだけなので。

2024-04-10

ネット限界

池内友次郎 著 『和音構成音』の序文にはこのように書いてある。

和声法は,適宜な和音連結により,固有の調を確立しつつ,それを強唱敷衍するための手法である

この"強唱敷衍"という言葉説明できる人は今の音楽界にはほとんどいないようで、検索しても結果は帰ってこない。

2024-04-09

アラフォーおじ、邦楽2020年前後の雑感


アラフォーなんだけどコロナ前辺りから邦楽新譜全然聞かなくなったのに気づいて今年はじめからサブスクガンガン聞いて楽しかったのでここに残しとく。

だいたい2020前後から直近の曲までビビッと来たもの感想と昔の曲を添えて。あ、下記は全部自分が好きになった曲になります。リピ確定な。



・mabataki / Vaundy

むぉしきみぃぐあー、好き。テンポを早くしたCreep(レディオヘッド)。コード進行もほぼ同じ(厳密だと3小節目がsus4)。

Vaundyの別曲、踊り子って曲も同じような進行。ばらの花(くるり)感があるのはストリングス8分刻みのスタッカートのせいかもかも。


Cry Baby / Official髭団dism

サビ4小節目の転調すばらしい(0:56あたり)。大サビ(2:39あたり)のメロがきれいに一旦終了してカタルシス

AメロGlitch Hopリズム雰囲気Closer / Lemaitreをめっちゃ意識してると思う!(当たって!)

ヒゲダンコード進行キレイさってKANっぽくて整理されてて文句言えない隙がない。ヒゲダンの息子だったら生きにくいよな。


・The Diamond Four / ももいろクローバーZ

ももクロココ☆ナツと走れが好きなんだけど、このラップも好き。

ファンキートラックリップスライムFUNKASTICを思い出す。


・the Moment / Ryohu(呂布カルマではない)

Harfby味あるゴスペルサンプリングベーシックにしたトラックに何言ってるかわかんねえけどカッコいいラップ曲。

増田ゴスペル好きだったので。appleCMに使われてた思われるんだわ。


・イージーゲーム / 和ぬか natsumi

アコギリズムギターとタム回しがきもちい。Aメロ終わりのコードD♭が予定調和崩壊キモ

声質はとにかく今旬の量産型だけど女の子の歌がYUIの歌をR&B風にした感じと男女で歌ってるのが好き。


・DOGLAND / PEOPLE1

サビで爆発&マリリン・マンソン(デスメタ)ぽいダーク感。ぬーさん(king gnu)風味もある。

ヴィジュアル系追っかけゴスバンギャ大人気!(おらバチボコしたんぞダウナー女子大人気!)

こういう三連符メロ&リズムは今の主流だと思うけど、水戸黄門テーマソング「あゝ人生に涙あり」のタンタタタタン

がピッタリハマる。ということで里見浩太朗は偉大なのだ


さよならクレール / 中村佳穂

コード進行がD♭M7 →EM7 →B♭m/E♭ この3コードだけ(アウトロは変わる)なのでシンプル

4HEROジャミロクワイっぽいストリングス

アウトロサンダーキャットぽい動くベースキモい、いや気持ちいい。この質感は音楽モンクレールや!


喜劇 / 星野源

Youtubeでよく聞くLo-fi hip hopサウンド表現しつつ自らのファン層に「やっぱりおしゃれなんです、僕」をちゃんと伝えてて好き。

こういう打ち込みはDJ Mitsu the beats(gagle)が心地いいので良かったらぜひ。

声質のせいか星野源の歌ってメロディーが聞こえにくい曲が多いんだけどこれはよく聞こえる。そうそう、喜劇はまさに星野源やないかーい。


・ただ君に晴れ / ヨルシカ

令和夜シリーズ(YOASOBI ずとまよ)の一角ヨルシカ。ゆるく歪ませたサウンドペントニック地獄最近には珍しくギターソロがある、うまい

ギターヒーローはまだ死んでなかった。良かった、太陽がまた輝くとき 矢を射るよ。


セーラムーン太郎 / マハラージャン

サビ4小節目のディミニッシュコードオサレ&エモでキュン死。ジャケもムチムチ死。

1サビ終わり(1:10~)からギターでいとしのレイラ/クラプトンを弾いている。私より先に弾くとわ気に食わないけど愛しい。


・踊 / ado

最近の曲、"唄"はいいんだけど"踊"より大衆迎合した感があってウルトラソウル透。

どどどど(1:43)が好き。

トラックダブステップラテン〜しゅわしゅわハウス〜みたいに飽きのこないアレンジ


ビビデバ / 星街すいせい

Vの事は何も知らんがadoライクの唄&音。PV面白いトラックの中でずっと117時報が鳴ってて□□□の00:00:00を思い出した。

ひとつだけ残念なのはトラックプロいので完成されていて予定調和なところ。でもPVかわいいからあいいか!ってなる。


・グッドな音楽を / ねぐせ。

シンプルバンドサウンド。ほんと何も考えなく聞ける。あ、ウルフルズ!それな。

1回聞けば覚えるサビメロが好き。


およげ!たいやきくん / MONO NO AWARE

「たいやきの尻尾を集めてCome togetherで煮込みました。ね、面白いでしょ?」感がすごく、ウザ過ぎて好き。


・dasu . Hikage no onna / Otoboke Beaver

いてこますでえ!!!


・あふれる / tricot

イントロからポップなんて大嫌いっ!感あふれる三和音sus2コードギターリフというかカッティングが印象的。

今っぽくない透明抜けするボーカルが心地良い。


クレイジークレイジー / アイドルマスター

ハイパーポップの代名詞(でいいよね)。サビはDubstepから派生Bメロからリズムがサビで半分になって

アホほど気持ちシンセアルペジオとトゥントゥン降りてくるタムもからまって、

こっちがおかしなっちゃうよ♡


Still in my heart / PSYQUI ぷにぷに電気

これもハイパーポップ(だと思う)。このあたりのぶつ切り感(1:30)とかおもいっきりテレビですわ。

まじサブカルハイパーテクノヴィレッジヴァンガード


・OPENING / KMNVERS

二人のラップバランスが好き。ラップ言葉の置きどころがHALCARI風で今っぽくはないがそこがいい。

トラックドラムベースSEブラスサンプルぐらいなのでシンプル。そのせいか声が聞きやすいぜよお疲れSUMMER


・WurtS / Talking Box

「こんな夜中に卓球でもしてんのかお前」みたいな速さで、ゆるふわピッチベンド全開シンセ気持ちいいイントロ

イントロフレーズ待ち構成がこの曲のカタルシス。サビで倍速リズムになればどの曲も大抵楽しい

歌は何言ってるかわかんねえけど…山嵐の未体験ゾーンも何言ってるかわかんなかったわ。何言ってるかわかんねえくらいでいいんだわ。


・New Jeans / New Jeans

ほんと2STEPガラージHOUSE2000年くらいにM-floもよくこのリズムを取り入れててcome againのサビなんか2STEP

K-POPって生バンドサウンド文化が少ないから打ち込み文化なんだろね。クラブサウンド昇華させて耳障り良くするのがうまいよね。

2024は2STEP流行くるかなー過去二回失敗してるからこねえだろなー。


Away With Me / Tomggg, raychel jay

テイ・トウワっぽくもありPOPうううううう。渋谷を思い出す。この雰囲気は悪いこと起きない

歌詞は英詞だけど多分日本人


・救われ升 / ポップしなないで

月曜AM4:00くらいに小便で起きまして。中年中途覚醒まっしぐらですわっはっは!

でね、テレビにね前日卓球の中継みてたかテレ東が写ってて。

そんでもって変な曲だなとおもったらサビの歌詞が良くて、ああいいなあなんて思いながらまた寝ちまったんです。

で朝起きたら私、透明になってたんですね。。もとい、この曲ベースが無いから粋で好き。


エナジー風呂 / U-zhaan, 坂本龍一, 環ROY, 鎮座Dopeness

教授のenergy flowベーシックに、U-zhaanタブララップがうまく融合した作品

とにかくラップがいい。1:23~からの"たぶん"と"ざぶーん"の応酬がもうきもちいい。

むかしリゲインCMに使われてたと思うんだけどあの頃はリラックスとかブームだったねえ。


拝啓生きとし愛おしきあなた / AAAMYYY

禅問答なのかこれは”と意識させられそうなディアンジェロほっこりシンプルイントロ。こういうの好きマジ大トロ

寝起きで歌ってんかおまえ的な声はBONNIE PINK好きならマストバイさよならバイバイ、元気でいてね


・あわいに / TOMOO

畠山美由紀のような声を持った聖女は転生して歌手になる!」みたいな曲。

アレンジは、ほぼ恋 / 星野源なので安心して聞ける。フルートや他の管楽器も聞こえてほっこりするね。

好きな人はいると思うけど、まじ嫌いな人を作らなそうな声と歌詞。Presentっていう曲もよかたよ。






総評

最近の曲の歌は言いたいことが多く、説明も多い。本当に多い。(←まじ老害)

これはSNS映像コンテンツ歌詞文字の影響なのか。また、一曲の長さが2分台はザラ。時間節約でまじタイパ。

トラックに関しては全体的にコード感が無い曲も多い感じ。

コード感ていうのはマッキー「どんなときも」でいうとイントロからシンセピアノが鳴るんだけど、よく聞くとAメロやサビでもずっと鳴ってて曲を通して和音がわかりやすく全体を支えてる感じ。

あと楽器は歌の裏でクリーントーンエレキが一人で遊んでたりベースがうねってる。ジュディマリみたいにやんちゃ

うそう、ベースの音量大きいよね。リズムも。DTMダンスの影響かな。

管楽器も多いと思う。米津玄師もよく使ってるよね。

あれかな、2000年くらいに管楽器ブームがあってエゴラッピンとかスカパラとかWhat's Loveとか流行ったけど(あの時は椎名林檎すらエゴラッピンに寄せてたよね)あんな流れと似てる。

いうても実は響けユーフォニアムの影響なんですけどね。3期もたのしみ。

さいごに、、、歳をかさねても新しい文化ちゃんと浸れるのはうれしい!たのしい!大好き!



anond:20240409110028

お母さんはパン生地を捏ね終えると、きれいに並べてオーブンに入れて焼き始めた

→ 焼く前になんか時間おいて(発酵させて?)膨らませるんじゃなかったっけ

ステージ上ではロックバンドベース奏者がコードをかき鳴らしていた

ベースギターと違ってコード和音)は弾かないんじゃないっけ

自転車パンクしてしまったので、車輪を交換しなければならない

パンクで車輪を交換するのは明らかにおかしいでしょ

北海道わからん

2024-03-15

なんかギター全然上達はしないんだけどバレーコード適当にチャカチャカとカッティングしてると楽しい

メジャーマイナーセブンスはなんとなく分かってきて、他のパターンも覚えたいけどなんか異常に面倒臭く感じる。ネットで調べて6つか7つか覚えるだけなのに。でもディミニッシュとか使い方全然分からんしな。

たまにジミヘン聴いてみてかっけえと思ってワウで遊んでみたりするのも楽しい。彼の凄さは全く分からんけどワウの使い方はかっこいい気がする。あとなんかギターだけで弾いてても割と曲っぽくて映えるのが凄い。ジミヘンの歌はオマケ程度でほぼインストっぽい気もする。

最近適当なカッティングだと物足りなくなってきて、気持ち良いコード進行を求めるようになってきた。この気持ちが膨らんだ先に作曲があるんだろつなって思う。

有名なカノン進行を、ネットネタバレするんじゃなくルート音と響きから模索していくのは中々楽しかった。ピューピュー口笛でメロディ当ててジャーンと弾いてると中々気分がいい。でもカノンロックをやりたいとは思わなかった。曲自体がどうこうというより、なんかシャバい感じがして気恥ずかしい。

好きな曲の進行の、もっとここをこう行って欲しいみたいな感じに自分なりの好みに改造しようともしてる。頭の中では割と良い感じになるけど、ギターでどう抑えたらいいのかが分からんチューナーも一つのしか拾えんし、そもそも人間の喉に和音は出せない。

コードの音が出るサイトでそれっぽい音階コードを片っ端から試しても全部なんか違う。数音ずらしてみたりしてもやっぱりなんか違う。謎だ。

2024-01-21

モーツァルトってほんとに天才なの?

今見てもなんかザ基本って感じの曲しかないけど

基本片手でメロディー引いてもう片方で和音鳴らしてるだけだよね?

こいつほんとに才能ある?

持ち上げすぎじゃない?

2024-01-02

anond:20240102200956

演歌は安定してる

これはむしろ聴く側よりも歌う側に立った時に実感する

度が過ぎなければ、音痴演歌カラオケで歌ってもそこそこ聴ける。リズム和音単純明快歌謡曲場合も同様

2023-12-28

anond:20231228180718

ここでこの和音からその和音に繋がるのきれいだなあとか、

普通ならあのノートになるのにこのノートにしてるの天才じゃんとか、

この歌詞部分の表現にこの技法使うのめちゃくちゃハマってんなあとか、

そういうのが感じられなくなるのだとしたら定型発達ってそんなにいいものじゃないね

anond:20231228180718

物理的に調和し良く溶け合う完全5度が発見され、ずっと5度で遷移するような音楽が作られた

次第に完全すぎる5度だけではなく3度の和音も美しいことが発見された

しばらくして、調和する音だけではなく、不協和な減5度から3度に解決する一瞬に強いカタルシスが得られることがわかり、これが終止として多用されて定着した

etc

 

という(現代ポピュラー音楽を含む)西洋音楽の成り立ちからしたら、短いフレーズや一瞬の和音に心地よさを感じるのはむしろ自然

その積み重ねで音楽は成立している

2023-10-04

ギターをほんのりと理解し始めた。

FとAの型を適当にずらしてヘボカッティングしてるだけでも大分楽しい

でもブラッシングの音が余りにもショボい。向井秀徳への道のりは遠い。

和音と単音とオクターブ奏法とかを良い感じに混ぜこぜで合わせたかっこいいやつを手癖で弾けるようになりたいぜ。

2023-10-01

白鍵の音を一つ鳴らせば何の音かは分かる。黒鍵は怪しい。

和音も知ってるやつなら分かるかもしれない。適当にグチャッと鳴らした音は全く分からない。

楽器以外から鳴る音の音階とかもさっぱり分からない。

ギター弾いててなんかチューニングズレてるなというのは分かるけど、高いのか低いのかは分からない。まして数ヘルツの違いとかは全く分からない。

ごく普通絶対音感だと思うけど、これって音感というか単に記憶なんじゃないかって気もする。

音を聞いても素直に音階が浮かばない時、おれは展覧会の絵の一音目のGを頭の中で流す。他にもっと好きな曲なんかいくらでもあるけど、なぜだかこれが一番明確に思い出せる。そのGを頼りに、相対音階でつじつまを合わせていく感じで音階の見当をつける。

これって絶対音感を働かせてるのとはなんか違うよなって感じがある。単なる音の記憶絶対音感の違いが何かって言われたら分からないんだけど。正確な絶対音感を持つ人の身体感覚体験する事なんてできないし。でもカゼ薬飲んで音が低く聴こえるようになった時は滅茶苦茶気持ち悪かったな。通学する時にイヤホン刺した途端滅茶苦茶違和感があった。

「一度聴いた曲ってその場でリプレイ出来るんですか?」「音が分かった所で細かいフレーズとか全部覚えきれない」

いわゆる持って産まれた超正確な絶対音感持ちの人はこういう事を言うらしいけど、いや分かるのは分かるのかよって思う。人体の神秘を感じる。

よくある耳コピってピアノメロディだけとって適当コードガチャガチャ鳴らすようなのが多いけど、ああいうのすごいダサく感じる。おれは初めて聴いた音源を親だと思う習性があるので。絶対音感持ちの人が正確に再現したらもうちょっとかっこよくなるんだろうか。そもそもバンドサウンドとかをピアノ一台に押し込むのがナンセンスというのもあるけど……

2023-09-21

Gastr del Sol 「Upgrade & Afterlife」 レビュー

だって聴いてる間、身体はこの世、魂はあの世だし。

世界最高のバンドGastr del Sol

その音楽ピークはとうとうあっちの世界に踏み込んじゃいました。

アメリカーナとは関係なく、フォークロア地域性に根を張った手垢のようなものを感じさせない普遍的天国的で透徹した音楽

(などと勝手に感じてしまってるけど勿論、この国の偏った舶来文化大勢意識の中で生きている一個人独りよがりですが)

全ての曲が完璧ですが、とりわけrebecca sylvesterはこのアルバムハイライトです。

そしてGastr del Solの最高到達点…のひとつでもあると思います

why did the sharks watch him drown?(なぜ 鮫たちは彼が溺れるのを見守ったのか)」

という述懐と共に奏でられフェードアウトしていくコーダの、夜空へ飛び立つような心地よさに何度涙したことか。

the sea incertainの複雑な和音を多用した繊細なピアノつぶやきは、大友良英さんのおっしゃる「恋をしている気分」そのもの

hello spiralはポストミニマルロックノイズと結びついた、明るみに向けてグラデーションを伴いながら上昇していく、

構造的ではあるものの、光の回廊を進んでいくようにみずみずしい喜びにあふれた名曲

バランスを失うとときに過剰な禁欲性を聴き手に要求しがちなミニマリズムの厭味がありません。

孤独とメランコリーの彼方を遠目に深呼吸するよう甘やかな浮き沈みを繰り返すthe relay、

our exquisite replica of “eternity”の一部分と同様のループの中で(この形態での)最後の爪弾きと独白のような歌を終えるGrubbs…。

そしてエンディングJohn Fahey名曲に、天かけるTony Conradの純正律バイオリンと、

わずかに3(4)回ピアノ和音が雨しずくのようにそっと寄り添う雄大もの

もちろん冒頭our exquisite replica of “eternity”はコラージュにおけるGastrでのO'Rourke畢生の大作。

そしてアメリカスイススウェーデンなどから参集した数々の即興ノイズ畑の実験音楽ミュージシャンとのインタラクションは壮絶です。

これは共同的な創造プロセスの成果としても音楽史に刻まれものではないでしょうか。

中核となる二人にしろ、誰が強固に支配的であってもこの音楽は生まれなかったのは間違いありません。

聴きすぎて一通りの音が頭に入ってしまった後は(それ俺です)自分聴く環境・コンディションの変化の中でいつまでも楽しみましょ~!

GrubbsとO'Rourkeの敬愛するLuc Ferrariが言っていました。

「結局、私の最も興味があることは擦ることのようだ」

深い含蓄と汎用性のある言葉だと思います

人にもモノにも、擦り合わせることで新しい何かが生まれる興奮があるっていう事でしょうね。

さまざまな異種の要素たちが無時間的感覚で摩擦し、それらの反発や調和が要素の単なる総和をはるかに超え、躍動的・神秘的に関わり合っていくGastr del Sol作品群も、その音楽大成者に違いないと思います

ああ、こんなすばらしい音楽たちに出会えてよかった!

2023-09-16

anond:20230916164118

ギターのが得意だけど同じだから楽器特性やろな

5−6弦の音と二つ上二つ下がオクターブ一つ上一つ下が5一つしたが4とかポジションだけ覚えてあとは手の形で和音が変わるって弾き方

2023-08-17

anond:20230817080209

そうだよな

曲を弾いてから初めてこれがコード構成音なんだーって思うし

いきなり和音とか覚えてもわからないと思う

同時にやるのがいいのかもしれないけど

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