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はてなキーワード: 寝床とは

2025-02-21

anond:20250221181124

そうだよな

お前みたいに健康なくせに仕事もろくにしねえで飯も食えて暖かい寝床で寝られてネットでグチグチとかやってエロ動画とか見られるような生活もう最高峰だもんな

これ以上なれないというのはその通りだわ

anond:20250221131221

そうだよな

お前みたいに健康なくせに仕事もろくにしねえで飯も食えて暖かい寝床で寝られてネットでグチグチとかやってエロ動画とか見られるような生活もう最高峰だもんな

これ以上なれないというのはその通りだわ

anond:20250221120642

冷笑すると「健康なくせに仕事もろくにしねえで飯も食えて暖かい寝床で寝られてネットでグチグチとかやってエロ動画とか見られるような生活」とか他人に言わない人間になれるんですか?

企業経営論の話と、個人の話をちゃんとわけて考えられるようになるんでしょーか?

anond:20250221115555

そうだよな

お前みたいに健康なくせに仕事もろくにしねえで飯も食えて暖かい寝床で寝られてネットでグチグチとかやってエロ動画とか見られるような生活もう最高峰だもんな

これ以上なれないというのはその通りだわ

2025-02-07

ホームレスの様子がおかしくて消防通報したのに救急が出動しなかったというニュースについて知識をもって接しよう

このニュースだ。

https://news.livedoor.com/article/detail/28086255/

岐阜県土岐市の市消防本部が、市内のホームレス男性について「声かけに応じない」などと119番通報を受けたが、救急車を出動させず、男性が翌日死亡が確認されていたことが分かった。市は適切な対応だったかを調べている。

Xやまとめサイトなどで様々な憶測想像弱者切り捨ての差別思想などが乱れ飛んでいる。

しかしそれは感想に過ぎないものほとんどで知識をもって語られていないものほとんどだと感じだ。

から俺が職業柄(救急救命士ではないが)持っている知識(たいしたものではないが)を記しておく。

一緒に考えてみてくれ。

ホームレス救急車代を払えないという主張

まず、基本的知識としてもっていたいのが、救急車代は無料であるということ。

からタクシー代わりや一日に十回呼ぶようなやつもいるので救急隊は日々頭を悩ませている。

しかし、それでも119されたら百%出動しなくてはならないのである。命に関わる仕事からそうなっている。

119に通報があり救急車要請されたら指令室の端末にデータが残る。

今回のケースでは、端末にデータが残ってて呼ばれたのに出動しなかったのが即バレしたんだろうな。

今回起きたのは恐らく「指令室」が「救急隊」に伝えなかったことで起きた悲劇と予想する。

何故指令室が職務放棄して100%出動の義務を破り捨てたのかだが、ここが本当に謎。わけがからない。

もしみんながヤバいことになった時救急車を呼んだのに来なかったらどうする?

これは1人のホームレスの話ではなく我々全員が必要とする救急救命を受ける権利が脅かされているという恐ろしい初端だ。

ホームレス医療費を払えない、保険料を納めていないか医療を受ける権利はないという主張

次に医療費問題だ。

実はホームレス医療無料で受けられるので医療費云々はまったく問題ではない。

社会福祉の中にホームレス自立支援法というのがあって、その中に無料低額診療という制度が定められている。

これは貧困者が医療費がなくても救済される福祉であり、今回のケースでも利用可能である

保険料を納めていたかどうかも関係ない。

以上2点、救急車代も医療費無料であることを前提とすると、ホームレス側に権利がなかったわけでは絶対にないのだ。

では何故救急が出動しなかったのか。それが本当にわからない。

こんなケースは初めてだ。先に述べたようにどんなケースであれ救急車を呼ばれたら100%出動しなくてはならないからだ。

救急車を呼んでも来ない可能性がある、というケースが出来てしまった。おおごとではないか

余談

ホームレスはなぜ生活保護を受けないか、彼らは支援を拒んでいるのだから救急車必要ないという意見

一番多いのはプライド問題である

ホームレスの方々は真面目な方が本当に多い。意外に思われるかもしれないが。

その真面目さゆえに人様のお世話になりたくないと路上で自活の道を選ぶ方が多い。

基本、寝床さえなんとか確保出来ていれば食費とあとちょっとを稼げばなんとかなるらしい。

そのため動ける人は日雇いに出たりタイミーに出たり(高齢だと難しいらしいが)して日銭を稼いでいる。

日雇いが出来るレベルなら銭湯に行ったり、ほか弁を食べたり、身ぎれいない服を調達したりしているホームレスの人もいる。

出来なければ、今成立するのかどうか分からないが空き缶拾い、雑誌拾いという仕事がある。

雑誌に関しては、東京に居れば路上で週刊漫画週刊誌が安く売られているのを見たことがある人もいるのではないだろうか?

俺がそれを見たのはもうずいぶん前だし、何よりホームレス自体減ってるから今もあるか分からないが。

あれは始発で山手線運賃を払うか不法に入るかしてゴミ箱から雑誌を集め、30~40冊ほど集まったら元締めに売りにいくという日銭稼ぎだ。

これもずいぶん前の話なので今も出来るのかどうかわからないが。

そう、ホームレスの方々は怠惰でああなってるわけではない。多くのホームレスが時に常識はずれと思えるぐらい生真面目だったりする。

あと精神障害知的障害だったりもあるので支援もっとややこしくなっていたりする側面もある。

さて、生活保護制度について。

我が国が誇るセーフティネット生活保護。だがその捕捉率は20%とまだまだ少ない。受けられる人は受けようね。

でも税金から・・・と遠慮することはあまりない。

生活保護の原資は国債が四分の3で税金が四分の一という仕組みだからだ。税金はあまり投入されてないといっていいだろう。

その税金だって国民の上位4%が60%ぐらい払ってるわけで、と大金持ちが納税してくれる金を底辺が受け取る富の再分配積極的に受け取ってもいいと思う。

働かざるもの食うべからずなんていう人も居るが、それはソ連が昔、資本家に向けて言った言葉底辺に言った言葉ではない。底辺は働かずに食っていっても別にいい。

生活保護を利用しないホームレスのケースとして他の場合は、ヤバいとこから金借りてて、住居を持つと取り立てがくるという人々、反社はチャラにしてくれないからな。

そして貧困ビジネスで寄ってくる業者うんざりして援助の手を振り払ってしまうケース。

貧困ビジネスをやる彼らの大半はホームレス生活保護にして人助けをしたいと考えているだろうが、おおでを振って派手にやっているのは悪質業者である

こないだもニュースになっていたが、ホームレス生活保護になろうとするとアパートなど借りられないので、とりあえず役所無料低額宿泊所という環境のクソ悪いとこに押し込めてみて、

居宅生活が出来るかどうかまず見るというルートをとるのだが、その間、業者があれこれついてきて搾取しにくる。

そして就労支援という名の元にドブラックな土建かに放り込み、成果報酬さらにむしり取る。

職場ドブラックだからまた生活保護に戻ってくる人たちが多い。

そこからまた搾取ブラック就労させられる、業者は金を要求する、のループにハメこまれる。

そういうのにウンザリして路上に戻るホームレスも多いというわけだ。そうしてホームレスは人を信用しなくなり自活の道を選ぶ。それが実態だ。

結びに。

誰もが救急車を呼ぶ権利を持ち、適切かつ迅速な医療に繋がることが出来る権利を持っている。

誰もが突如アタマやカラダがイカれて転落する可能性を持っている。

↑誰もが生活保護のお世話になる可能性がある。

そして最近は少なくなったとはいえホームレスとして生きていかなければならない覚悟を決めなきゃいけない可能性がある。

そのすべての権利がこの貧しくなっていく日本社会福祉制度の中で守られることを切に願うし、ホームレスの方々も救われて欲しい。

以上、俺の知っていること、願っていることのすべてだ。

2025-02-06

なぜ欧米人は当たり前のようにパラグラフライティングが出来るのか

 自分は昔からパラグラフライティングを心がけているのだが、最近特にアホな無教養からそれを「AIの書いた文章みたい」と言われることが多くなった。馬鹿馬鹿しい話だ。パラグラフAIみたいなのではなく、AIパラグラフライティングに則った文章を学んでいるだけだ。それだけ、海外ではパラグラフ文章を書くことがあたりまえに出来ているということだ。これを何故日本人けができないのか。それは増田に言わせれば、根本的に「文章というものの考え方」に問題があるからだ。

 

パラグラフの前に:『機能的な文章とは伝えたいことの羅列である

 日本人にいつまで経ってもパラグラフライティングが出来ないのは、根本的にその本質を捉え損なっているからだ。それは「主張(トピック)を先に言う」という論述ルールとは実は関係がない欧米人の書いたものにも結論を先に言わないものなどいくらでも存在するが、それでもパラグラフ構造は保っている。では実際には何がパラグラフのより本質的な性質なのかと言えば、それは「論点の整理」にある。

 日本人ほとんどそこに注意していないが、機能的な文章には無駄があってはならない。それは完全なる「伝えたいこと」の羅列でなければならない。ここで注意しておきたいのは、機能的な文章というのはもちろん創造的な文章とはまたルールが違うということである創造的な文章は、どのような順序で書いても良いし、どのように無駄なことを書いても良い。

 しか機能的な文章は娯楽のためにあるのではないので、読み味や驚きを求める必要はない。機能的な文章の究極は『表』『箇条書き』、つまり、「データ論点を出来るだけピックアップやすくまとめたもの」だ。パラグラフもまた、『表』や『箇条書き』のように、必要データ論点がどこにあるのかを見やすくし、整理して並べるための機能にすぎない。

 つまり、そのためにまず必要なことは「何が必要な内容で、何が不要な装飾なのか」をきちんと峻別することだ。日本人感想文等の作文教育の影響で、「中身のないものをとにかく膨らます、引き延ばす」ことを文章力だと思い込んでいる。骨身にしみ込まされている。だから文章をセンテンスの単位に切り刻んだときに、まったく要らない、話と話のつなぎでしかないものが大量に紛れ込んでいる。これがまずいけない。パラグラフライティングにまず必要なことは、センテンス単位で箇条書きにしても無駄が出ないほど「伝えたいこと」でないもの排除することだ。(この文章をセンテンスで区切ってみなさい。レトリックのためにあえて複数文に区切ったもの以外、箇条書きで並べても無駄がないから。)

 

さまざまなタイプの『論理

 さて、そうやって伝えたいこと以外をオミットすると(というより、最初から読書感想文のような無駄を膨らます習慣なんか身につけないと)文章は小間切れの主張やデータの羅列になり、それを見やすくするために整理するルールひとつがいわゆる「論理論述)」の「結論根拠根拠、…」となる。

 しかし、文章を整理するルールはそれだけではない。そもそも機能的な文章の多くは、特に主張など含んではいない。政府機関民間レポート研究論文プレスリリース、そのほとんどは誰かを「論理的に説得する」ようなものではなく、ただ必要事実をまとめただけのものだ。そのデータをもとに何かしらを判断するのは読んだ人である。「説得的な文章」などと言うものは、テスト小論文以外ではほとんど出てこないのが現実である。こんなものからパラグラフ」の本質を学べると思っている時点でだいたいの教育者おかしい。

 実用的、機能的な文章を整理するルールには、例えば、「大枠から詳細に入るように説明する」「時間軸に沿って整理する」「手順をステップバイステップで指示する」などの形式がある。実用的な面ではこちらの方が圧倒的に「結論から根拠へ」などというものより多く、より意識して学ばねばならない。

 

増田トリックもっと簡単包括的パラグラフルール

 ところで増田は、このように『ロジカル文章』のタイプを細かく気にするよりも、次のような構造を守れば常にパラグラフ構造を守れるという感覚で書いている。

 それは『韻文、散文、データデータデータ、…』という表現粒度構成するということである

 ここで注意しておきたいのは、『韻文』とはあくま惹句的な、内容の少し曖昧表現という程度の意味で使っているのであり、もちろん五七五などの決まりきった標語にする必要はない。

 パラグラフの「トピック・センテンス」は「結論」でなどある必要はなく、データ(あるいは具体例など)をまとめるためのタイトルくらいに考え、その次にリードのような、トピックを少し詳細にしただけの文を書く。これが出来ていると、後は事実や主張の羅列でも文章が綺麗に整うのだ。実例を見てみよう。

 与作の朝は早い。彼の一日は、まだ日も明ける前から寝床を這い出し、いっぱいの水を飲むところから始まる。それから家の前を掃除し、雨戸しまい、離れの仕事場へ行く。釜に火を入れ、暖をとりながらゆっくりと手をほぐしてまずは一仕事する。郵便物が届くと、配達人に軽く挨拶をして一旦仕事をやめ、朝日を拝みながら裏山を一回りして、散歩がてら見回りをする。「今日は暖かくなりそうだな」などと考えながら、ようやく朝飯をいただくのである

 この例文は完全なパラグラフ構造を持っているが、もちろん結論も何もない。しかしこのような時系列で行動を描写するだけの文章でも、『韻文、散文、データ』のパターンを使うと構造的にまとまるのである

 このパターンに当てはまる例がすべてではないが、ほとんどの場合ノーシンキングパラグラフをまとめられる手法なので、頭に入れておくと良い。

 

2025-02-03

[]2025-02-03-1

闘技場の風が、砂地を撫でるように通り過ぎる。

エルダは足元の砂を見つめ、深く息を吐いた。

剣闘士としてのキャリアが、今ここでの試合によって決まるのだろうか。

彼はそれがどうしても納得できなかった。

まりにも多くの血が流れ、命が犠牲になってきたこ場所で、

どれだけの「自由」が手に入るというのか。

 

ふと、彼の思考過去へと戻った。

ナッキ・カナタ――かつてコンビを組んだ仲間が死んだ試合

その時、エルダはその場にいなかった。

しかし、その後ろで流れた血と死の匂いは、今も鮮明に覚えている。

あの試合も、結局は興行主の手のひらの上で決まったものに過ぎない。

ナッキ・カナタは、ジョー・ガラに敗れ、命を落とした。

死の瞬間、その目はエルダを捉えたように感じた。

何も言わず、ただ目を見開いたまま、彼は倒れた。

 

その時、エルダは一つの決断を下していた。

ナッキ・カナタが死んだことで、エルダは強く思った。

「次は、勝者の手を取ろう」と。

そして、その選択ジョー・ガラだった。

 

ジョー・ガラを相棒として選ぶことは、誰よりも難しい決断だった。

ナッキを倒したその手で、ジョー自分の命を取るように戦っていた。

それでも、エルダは冷徹思考の下で、彼女の強さと実力を評価せざるを得なかった。

恨みがないわけではない。だが、共に生き抜くためには、その強さを信じるしかなかったのだ。

 

ジョー」とエルダは声をかけた。

彼女は無言で視線を交わし、無駄言葉を交わさずに頷く。

その眼差しには、今さら計り知れないものがある。

互いに知り尽くしている。だが、それは同時に、何かを犠牲にしなければならないことを意味していた。

 

あの日の夜、エルダは寝床でじっと考えた。

ジョー・ガラと手を組むことに、全く違和感がなかったわけではない。

だが、彼女の強さ、そしてその冷徹さが、エルダにとって生き抜くために最も必要な力だと感じた。

ジョーが一緒にいるからこそ、今まで生き残ることができたのだ。

 

しかし、運命容赦なく、再び二人を試す。

 

「勝者が自由市民になる」――その言葉が今、エルダの耳にこだました。

ジョー・ガラとの戦いが、まさにその決断意味している。

それが最も避けたかたことだと、エルダは感じていた。

彼女との戦いは、単なる試合ではない。

勝者は自由を手に入れ、敗者は永遠に剣闘士として過ごすことになる。

自由市民。それがどれほどの意味を持つのか、エルダにはわかっていた。

だが、ここでその手を取らなければ、何もかもが無意味になってしまう。

 

ジョーは、エルダを見つめる目をわずかに細める。

「勝者が自由市民になる。それがあなたの望みなのか?」

 

エルダは答えなかった。

目を合わせることすら、今は辛かった。

だが、冷徹に冷静でいる必要があるのだ。

これが、闘技場で生き抜く唯一の方法だ。

 

「そうだ。」

エルダはやっと、重い声で答えた。

 

試合が近づいている。

息を呑む音が、エルダの胸の中で響く。

ジョー・ガラを倒さなければならない。それが、この戦いの目的だ。

しかし、心の奥底では、そんなことを望んでいない自分がいる。

だが、ここに立っている以上、逃げることはできない。

 

エルダは、ゆっくりと剣を握りしめた。

目の前に立つ相棒――その相手と戦わねばならない宿命が、今、彼に課せられている。

 

闘技場に鐘の音が響く。

その音と共に、彼の内心もまた、鳴り響いていた。

2025-01-28

anond:20250128000642

もう終電ないしフジテレビ記者寝床用意してるはずもないから朝までコースやろ

(車という発想は無い

2025-01-27

戸籍寝床を点々として現行犯逮捕されるその日まで誰もその人のそれまでの消息を知らなかった場合テレビマスコミってどうするの?

近所の人の話や卒アル開示で尺稼げないじゃん?

2025-01-26

異性としての女の上澄みは女子アナにたどり着くものと思っていたが、それがAV女優ではないか認識を改めたい

まれ容姿を持つ女の到達点は、ずっと女子アナだと思っていた。

女優容姿(その基準値は最高値ではあるが)のみで構わないが、女子アナには学歴と家柄を求められるからだ。容姿一点突破では女優に軍配があがるが、親ガチャの家柄も兼ね備え、家柄バフ受けようとも一定努力必要学歴をも兼ね備えたキー局女子アナが、この分類での女の頂点だと思っていた。


しかし、ふとAV女優に求められる才能を考慮すると、彼女らほど多様なものを求められる女は居ない。

下記に女優女子アナAV女優に求められるものを書き出してみよう。


女優・・・容姿要求度95)

女子アナ・・・容姿容姿度85)、学歴、家柄、話術

AV女優・・・容姿要求度80)、スタイル、全身肌の綺麗さ、胸の大きさ、乳輪サイズ乳首サイズ乳首の色、陰毛量、性器、喘ぎ声の作法寝床演技力


いかがだろうか。あなたお気に入りAV女優は、数多の審査にふるい落とされお気に入りとなる。

女優女子アナは、首から上の顔面容姿のみで済むが、AV女優は首から下の裸体での容姿すら求められる。

はいいけど、胸が小さい。胸はいいが、乳首が嫌い。可愛いのに声がだめ。・・・などなど

AV女優が如何に才能に恵まれた上澄みの女であることを認識しただろうか?

彼女らは素晴らしい。トップブトップ女である。素晴らしい。

2025-01-14

チンパンジースマホを与えた末路

想像してほしい。毛むくじゃらの手が、最新のスマートフォンを器用に操っている光景を。好奇心旺盛な瞳が、鮮やかなディスプレイに釘付けになっている姿を。当初、それは微笑ましい光景だったかもしれない。動物園飼育員たちは、類人猿知的好奇心を満たし、退屈しのぎになるだろうと考えたのだ。しかし、数ヶ月後、彼らが目にしたのは、予想だにしない、そして恐ろしい「末路」だった。

最初の数週間、チンパンジーたちはスマホに夢中になった。指で画面をタップしたり、スワイプしたり、時には他の仲間と顔を寄せ合って何かを見たりしていた。動画サイトで他の動物映像を見たり、簡単ゲーム遊んだりする様子は、まるで人間の子ものようだった。飼育員たちは、彼らが新しい刺激を楽しんでいることに安堵した。

しかし、熱狂は徐々に変質していった。スマホは、チンパンジーたちの社会に、かつてなかったほどの混乱をもたらし始めたのだ。

まず、スマホを用いた望ましくない行動が目につくようになった。これまで穏やかだった群れの中で、注目を独占しようとする個体が現れ、激しい喧嘩が絶えなくなった。他の個体が倒れていて本来飼育員たちを呼ぶべき状況でも、その状況をスマホ動画写真に収めようとする。強い個体が弱い個体力ずくねじ伏せて土下座させ、その様子を撮影する光景日常茶飯事となり、群れの秩序は大きく乱れた。

次に、スマホ依存とも言える行動が見られるようになった。スマホの画面に夢中になってフラフラと歩き回り、身体障害物にぶつけて怪我をする個体が後を絶たなかった。食事時間になってもスマホから目を離さず、仲間とのコミュニケーションを疎かにする個体が増えたのだ。これまで、毛づくろいをしたり、遊びを通して絆を深めてきたチンパンジーたちの間には、奇妙な静寂が訪れた。まるで、スマホが彼らのコミュニケーション能力を奪い去ってしまたかのようだった。

さらに深刻な問題も発生した。チンパンジーたちは、スマホの扱いに慣れるにつれて、その「破壊力」に気づき始めたのだ。硬い物体であるスマホは、叩きつけることで簡単に壊すことができる。そして、その破片は鋭利凶器になりうることを彼らは学んだ。実際に、スマホの破片による怪我や、スマホを巡る争いによる負傷が多発するようになった。いじめターゲットとなった個体集団スマホを投げつけ、死なせてしまう痛ましい事件も起こった。

スマホの影響なのか変な行動を取る個体も増えた。チンパンジーたちは、災害リスクが高いために閉鎖されていた園内のサル山を見つけ出して侵入して、そこを寝床にしてしまった。だが、動物園で見つけたDEIと書かれたプラカードに夢中になっている間に、サル山で火事が起きて、彼らの寝床の大半が燃え尽きてしまった。

このような状況になったせいで、動物園飼育員たちが今まで動物園を魅力的にするために働いていた時間は、チンパンジーたちの望ましくない行動の後処理をするために割かれるようになっていった。

飼育員たちは事態の深刻さにようやく気づき、一部のものスマホ没収を主張した。しかし、チンパンジースマホを手放すことを拒むことは容易に想像できる。回収作業は困難を極めるだろう。

飼育員たちはジョブスがiPhoneをこの世に生み出したことを心の底から恨んだ。いま、彼らは今後の対策に頭を悩ませている。

2025-01-03

anond:20250103083226

SFでそれっぽい設定の看護を見たことがある。

寝床が液体で、栄養補給汚物処理もその液体が自動的に行う、みたいな。

液体なので床ずれも生じないし、案外良方法なのかもしれない。

2024-12-14

anond:20240326072854

寝床ではないところ←脱衣所の鏡の前で、はじめて立ちバックやった。新鮮だった

2024-12-13

タバコ

まりにも寒い

普段玄関先で、せいぜい換気扇の下でタバコを吸っているが、ふと思い立って寝床ぬくぬく電気毛布くるまってタバコを吸ってみた。

幼少の頃、秘密基地カップラーメンを食ったときのような特別な気分になれた。

もう自他共に認める中年だけど、こういう新鮮さがあれば、あと少しは生きていけそう。

2024-11-21

がんの猫の通院、10時間かかる

タイトル通りである

ほぼ週一で猫の通院に10時間かけているので、インパクトを持つタイトルであるか否かの感覚も既にかなり曖昧になってきている。

しかしながら10時間だ。

所定労働時間

月延べ40時間、猫の通院に時間をかけている今は、人生を振り返ってみてもかなり稀有体験をしている時期だ。

このエントリは、そういう時期についての個人的な記録です。

敬意

この記録を残そうと思うにあたり、まず、担当獣医師、及び飼い猫(順不同)に敬意を払いたい。

健康だった時期の飼い猫を知っている身としては、通院に時間を費やさなければならない現状に文句たらたらではあるが、獣医療と猫に対しての敬意だけは常に忘れてはならないと感じている。

担当獣医師は、少なくとも飼い猫を診せる日は、おそらく10時間以上勤務しているはずだ。重病を抱え、寿命がそう長くはないであろう犬や猫が集まる医療センター10時間、ないしはそれ以上の勤務、それによる凄まじき労苦は想像に難くない。

対して飼い猫は、朝から晩までの間、檻に入れられているか抗がん剤の投与をされている。週に一度とはいえ人間エゴイズムによりそんな訳のわからない目に遭わせてしまって、心底申し訳ないとは思っている。

担当獣医師と猫に敬意を持ち、それぞれの境遇にも思いを馳せながら、文章を記すことにする。

患う猫(とその見た目について)

猫は現在15歳の老雄猫である。約一年前にがんであることが発覚し、経口薬その他による対処や諸々の検査を経て、約二か月前から血液投与による抗がん剤治療を開始した。

チャーミングな見た目についても少し記しておこう。

毛並みはサビ模様と白い胸毛(および腹毛)、靴下のような白い足先がトレードマークで、なかなか洒落雰囲気だ。

耳の形は猫らしい三角形ではなく、丸みを帯びていて、常にぴん、と立っている。

猫らしからぬその耳の形状故に、電車の隣席に座った女性からケージを見つめながら「うさぎちゃんですか?」と訊かれたことがある。猫です。

そんな茶目っ気すら感じる飼い猫が、がんにより闘病中だ。なかなか、ままならないものである

狂気時間

10時間も何するんすか、と改めて思うが、時間割としては以下の通りである

1) 午前8時~午前9時(1時間):往路(自宅から病院まで)

2) 午前9時~午後13時(4時間):猫を病院に預け、抗がん剤投与前の検査

3) 午後13時~午後16時(3時間):検査結果確認後、抗がん剤投与

4) 午後16時~午後17時(1時間):医師との面談、薬の処方、会計

5) 午後17時~午後18時(1時間):復路(病院から自宅まで)

1)、5)の往復路にかかる時間や、4)に関しては大した話ではない。

2)、3)が曲者だ。

「通院」の大部分を占める7時間をどのように過ごすか。

医療センター辺鄙な立地にあり、周辺に存在している施設はごく限られたものになる。

飲食店で過ごすのも手だが、せいぜい潰せる時間は2、3時間程度である

そもそも、猫の検査結果や現在の体調、検査中の猫の姿を思いながら過ごす時間というのは、憂鬱であり、賑やかな飲食店で過ごすには心が落ち着かない。

少し足を延ばせばラブホがあるが、毎週ラブホに行くのも滞在費が嵩んで仕方がない。観光できるような場所も近くには存在しない。

そうなると、行きつく先は自然と定まってくる。

鬱箱収容7時間

通院時間のメインである7時間を過ごす場所として最終的に落ち着いたのは、インターネットカフェ通称「鬱箱」である。(これは世間一般における通称ではなく、私が便宜的に名付けたという意味での通称です)

人々が蚕の繭のように小箱収納されており、その小箱は窓がなく、暗い。曇っていようが晴れていようが、空が見えない。常に暗い。

パソコンの画面には、よすがを求める者に向けた結婚相談所広告や、行く当てのない者に向けた入寮可能、即金の仕事を勧める広告が忙しなく踊っている。

そんな小箱の中で、猫のことで気を揉みに揉みながら7時間過ごす。

鬱を加速させるしかない、暗い、箱。まさに鬱箱である

しかしながら、7時間という迫力のある長い時間を過ごすには、やはり鬱箱以外にはなかなか見当がつかない。

7時間のうち2割はパソコンでの作業に充て、1割は食事病院との連絡に充て、4割は眠り、3割は『あたしンち』(これ以外に鬱を加速させない漫画を知らない)を読む時間に充てる。

不穏な時間の中、暗闇で読んでも鬱が加速しない漫画を知っている人がいたら、ぜひ教えていただきたい。

現在の救い

ここまで散々陰鬱トホホ文章ばかり記してきたが、救いはある。

猫が元気なのである

猫は少々痩せてはいるが、闘病中ながら食欲は大変旺盛で、便通も申し分ない。家の中を悠然と徘徊し、腹を天に向けて放り出し、ぐうぐうと眠る元気がある。

先日も通院から帰宅し、屋内に開放した途端に人間の足元に纏わりつき、ニャンニャンと大声で啼いて飯の催促を始めた。もちろん大盛りの猫缶を食わせてやった。処方された薬も忘れずに。

投薬の効果か否かは定かではないが、本当にがんなのか疑わしいほどの生活ぶりだ。

ともあれ、本猫に今、有り余る元気があるのは何よりなことだ。

猫が生きて十五年を過ぎ、これからもまだ元気でいてくれるなら、通院10時間も苦ではないと思っている。

いや、少ししんどいが。会計金額を見て、毎回眩暈がするような思いをしているが。頑張りたいと思っている。

病院を訪れて、病院から猫を連れて帰る頃には日がとっぷり暮れていようと、鬱箱に7時間籠ろうと、猫が元気ならば、頑張りたい。

猫も、もしま人間寝床に潜り込んでくることが楽しいのならば。申し訳ないが病院へ連れていくことを、どうか許してほしい。

猫、通院を我慢してくれて、元気でいてくれてありがとう

担当獣医師も、毎回真摯に向き合ってくれて本当にありがとう

そして、鬱箱の店員さんも、いつも私に温かいポテトフライを揚げてくれてありがとう

鬱箱って言ってすみません。でも、ネカフェって鬱箱すぎます

これからもお世話になります

2024-11-09

anond:20241109211847

もう寝ようと思い

寝床今日言っちゃった話を思い出し

後悔しきりあーあ

2024-10-25

anond:20241025104706

その時はその分だけ頑張るしかないなw

まあ一応起きやすくするようにアラームかけたり、寝床に寝ないとか対策方法はある

2024-10-16

朝ドラ民「ちむどんどんは1週目で脱落した」←これエアプ確定発言です

ちむどんどんは実は1週目は本当によくできてた

沖縄自然食べ物の魅力的な映像

沖縄で生まれ育った主人公ヤマトゥーとの交流

主人公が初めて洋風レストランに行って感激して料理メモを取りまくる(今後の展開への布石

ヤマトゥーに沖縄のいい思い出を作ってあげる主人公

・夜に戦時の話になって涙を流す母親寝床から見る主人公戦争の痛みを描写する布石

・仲良くなったヤマトゥーとの切ない別れ

・飼ってるアグーを食べるかどうかで揉める話(食べ物テーマ朝ドラとしていい題材)

・1週目ラスト父親が倒れる衝撃展開で視聴者を引きつける


なお1週目がピークでここから絶え間なく右肩下がりを続けて無事最低駄作になった模様

ちむどんどんエアプを許すな

こちとら完走勢だぞ

全部見てから文句を言え!

上京編〜恋愛編〜義母結婚説得編と加速していく主人公倫理崩壊

絶え間なく周りに迷惑かけ続けまくる頭のおかしきょうだいたちのサブストーリー

もはやテーマ沖縄料理も何を作ってるのか説明がなくなる独立編、

そして主人公ちむどんどんたから周りに多額出資してもらった店を突然放りだす沖縄移住編、

全話意味不明、新キャラ生えまくりスピリチュアル要素あり、時間ワープバカみたいな老けメイクと怒涛のラスト5話!

これら全てに耐えられるのであればな!!!

2024-10-11

柔道選手の回想を聞いてほしい 2


柔道部顧問になって二年目の話をする。

この年度の末で学校教諭を辞めている。ラストイヤーである。思えばあっという間だった。上の秋季大会の後も、大なり小なり大会があったが、目立つ成果はなかった。

実力というよりは、柔道部全体の精神力、やる気、気合いの問題だった。センスがありそうな子はいたが、『本気』になり切れない。なぜかはわからないが、若者特有の殺気に満ちた闘志というか、「目の前の相手を殺してやる」という滾(たぎ)りが見られない。

特に、格上相手に戦う場面がそうだった。勝つとか負けるとかじゃなく、全力でぶつかってみせようという気概を感じない。

そんな中で、T君はじわじわと実力を伸ばしていた。この頃だと、ベンチプレスは140kgを上げるようになっていた。

ベンチプレスの記録と柔道の強さは直接関係ない。念のため

柔道の動きはボテボテとした感じだったが、それでもサマになってきていた。高校から柔道を始めた関係で、高一の頃が特に弱かったらしい。当時は、毎日のように先輩や同級生から千切っては投げられていたという。

シゴキ以外にも、いろいろあったようである。当時の先輩連中からは相当イジられていたらしい。T君の同級生柔道部員が、確かこんな内容を回想していたっけ。



≪~練習時間中~≫

「おいチクビ。何を寝とる。はよ畳の上から立て!!」

「今、こいつに筋肉ドライバーしてやったら、首めっちゃ抑えて転がっとるしwwwww」

「いつまで畳で寝とんな。早う起きんとチクビねじ切るどっ!」

「チクビ君さあ。今度の公式大会の時に、絶対シャイニングウィザードしてよ。武藤敬司好きなんやろ」

 ※本当にやって反則負けになったらしい

プロレス好きなんだって?これからダブル大外刈りするから付き合ってくれ」



彼が弱かった頃は、部内でもやられたい放題だったようだ。しかしこの頃、高三の手前になると、彼は部内で№1になりつつあった。皆、彼に一目置くようになっていた。当時、部のキャプテンだった100kg超級の子乱取りをしても吹っ飛ばされない。

それでも基本的には、いじられキャラだった。先輩からも後輩からもいじられていた。しかし、彼はどんな時でもリアクションを欠かさず、スマイルで彼らに応えていた。

そういえばT君は、毎日必ず昼休み柔道場に来て、一人で弁当を食べていたっけ。一人飯には理由がある。弁当を食べた後に、ヤツは筋トレを始めるのだ。ベンチプレスを始めとして、腹筋に、背筋に、あとは自転車ゴムチューブを柱に括り付けての打ち込み練習、あとはシャドー柔道か。さすがにカマキリ相手にしてないと思うが……。

休み柔道場に行った折、彼を何度も見ている。ベンチプレスが一番好みのようだった。自分自身が成長する実感とでも言えばいいのか、月ごとに最高記録が上がっていくのが面白かったのだろう。

柔道界の公式回答としては、高校生に器具を用いた本格的な筋トレをさせるべきじゃない。この時期(小中~高校生)は、技術に磨きをかける時期だ。ベンチプレスその他で測れる筋力は、試合ではそんなに使わない。柔道に本当に必要なパワーというのは、柔道をすることでしか身に付かない。すなわち組み手の練習とか、立技・寝技乱取りを通じてしか、そのスポーツ必要な『体力』は身に付かない。

しかし、T君には時間がない。彼にとっての柔道は、おそらく高校で終わりである時間がなさすぎる。だったら、ひたすら筋トレに励む道があってもいいんじゃないか。当時はそんなことを考えながら、昼休憩中のT君のトレーニング風景を眺めていた。



高三の四月時点で、彼の体重は約78kgだった。一年前はボンレスハムのような体形だったが、スマートになっていた。何より、当時のT君は部内で一番やる気があった。何事にも一生懸命だった。鍛えがいがある。

さて、高三最後公式戦は六月だった。ここまでには仕上げたい。幸い、四月にあった市内大会では、彼は5位入賞果たして大会出場を決めていた。順々決勝では、昨年の秋季大会で当たった強豪校の選手に内股で一本負け(空中一回転半させられた)だったが、そこから2回勝って5位になった。

それから大会までの約二か月、T君を鍛えまくった。

柔道場での立ち技乱取りでは、納得いくだけの投げを打てるまでひたすら稽古を続けた。T君に対し、組み手の位置自由にさせて、技も全部受けてやる。その代わりクオリティは一切妥協しない。俺が納得いくまで休憩すらさせない。

「おい、T。苦しくっても、苦しそうな顔すんな。相手にバレんぞ。ビビってるとな、わかんだよ。相手によ~!!」」

すると、唇を引き締めるようにしてT君は、距離を取ってこちらの様子を伺っている。

ああ、これは。技に入るのを狙ってるな。相手高校生だとすぐにわかる。

「技に入るのを狙うな。狙わなくていい。(お前の反射神経だと)無理だから!! とにかくたくさん、技をかけろ。連続しろ連続ちゃんと技は繋がるから。お前の感性でいいんだよ。考えるな、感覚でやれ」

実際、高校レベル試合だと技が下手くそでもいい。とにかく数。連続性が大事だ。

ただやはり、T君は運動神経が鈍いようで、へっぽこな大内刈りに小外掛けや、ボテボテとした払い腰しかできなかった。ヤツが俺に珍しく内股をしかけると、「ポフッ」という効果音とともにヤツが弾かれる。そんなレベルだった。素人未満である

「今のお前の柔道、ほかの選手乱取りやってるのと違うじゃん。俺用の柔道か~、そのへっぽこなのはよ~」

T君の柔道は、俺と乱取りしてる時はモードが違ってる。まるで、何かの専用の練習でもしてるようだった。

ヤツはまた内股をしかけてくるが、全然効いてない。運動神経とか、技に入る姿勢問題じゃなくて、組み手が下手くそ(≒柔道着の握る位置おかしい)なのだ。いいところを掴めてない。せっかく自由に組ませてるのに。

ただ、T君に組み手争いを教えるには、もうタイムオーバーである。「思いっきりイイと感じるところを掴め!」くらいしか教えていない。

だが、連続して技を掛け続ければ可能性が見えてくる。うまく相手が転がれば、彼が得意とする寝技に移行するラインも見えてくる。

ヤツと乱取りしている最中、よく檄を飛ばしたっけ。

「オーイ、てら。何止まってんだよ! 動け、動け。変数作れ。チャンスがないと思ってんの、お前だけだよ」

彼はヘロヘロになって大内刈りを放つのだが、俺に効くはずもなく。間隔を取って、釣り手と引き手(※柔道用語適当にググってほしい)を上下ブンブン振り回したなら、ジャイアントスイングみたいになって、T君が畳をゴロゴロ転がっていく。築地市場の床面を滑っていくマグロのようだった。

「オーイ、俺お前よりも軽いんやぞ。吹っ飛ばされてどうすんだよ」

T君が立ち上がると、顔が真っ赤になっていた。熱中症の人でもこうはならないだろう。それくらい真っ赤だったよ。

ゆっくりと俺に近づいてくると、釣り手の方でパンチするみたいに組み手を取ろうとしてきた。それを弾いて、逆に奥襟を取り返してやった。すると、ヤツも負けじと奥襟を取ってくる。

「力比べで俺に勝てるか」と思ったが、ヤツも結構強かった。睨み合ってたが、T君の耳まで真っ赤になってるのを見た。

この頃になると、彼の耳は潰れていた。餃子耳というやつだ。努力の証である。大半の柔道選手餃子耳にならない。本気で寝技練習した証である

こんな光景を見ながら、ある漫画セリフを思い出していた。 技来静也が描いた漫画作品の、確かこの場面だったはず。



……呼吸(いき)を乱すなセスタス 恐怖心を意志の力ねじ伏せろ 怯えは判断(よみ)を狂わせる 恐れは疲労を増幅させ 病魔の如く五体を蝕む 眼を逸らすな! 敵の刃を見極めよ 胆力こそ防御の要だ 殺意と向き合う勇気を持て

拳闘暗黒伝セスタス 2巻より





T君に必要なのはこの心境だった。

だって中学生高校生の頃は、練習が恐ろしいことがあった。寝技最中に、殴られ、蹴られ、締め落とされ、「殺される」と思ったことが幾度となくある。だが、試練を乗り越えるだけの胆力を身に付けないことには、いつまで経っても二流以下である

こういう感覚は、今時のZ世代みたいなやつがあるじゃん。ああいう子達には伝わらないんだと思う。「○○が上手になりたい、強くなりたい」って? 本当にそうなりたいなら、命くらい投げうってみせろ。

2024年現在だって野球でもサッカーでも、バレーでもテニスでもゴルフでも、スケボーでもブレイキンでも、将棋だって囲碁だって、その道で超一流の奴はな、自分の命かけてその道を歩んでんだよ。

さて、T君との練習の続きである

立ち技が終わると、次は寝技だ。T君が強敵相手に勝とうと思ったらこしかない。それくらい、彼の運動神経絶望的だった。立ち技の才能がない。当時のT君が「生まれつき運動神経が切断されてるんです」と言ったら、信じたかもしれない。

柔道場の端にある、寝技乱取り開始を示すタイマー(ブザー)が鳴ると、俺はさっそく横四方固めでT君を押さえつけて、右拳の先を太ももに突き立てた。するとT君は痛がって、俺の腹を突いて逃れようとする。

「お前、俺に力で勝てんの、勝てんの? 勝てないでしょ!? 頭使わんと、ほら。前に教えたやろ? 逃げ方を……」

四方固めで抑え込まれ状態のT君は、腕をなんとか両者の間に差し込んで、背筋で跳ねて逃れようとした……それが正しいやり方だったら、そのまま逃がしてやる。それで、また瞬間的にヤツに覆いかぶさって、抑え込みに持っていくのだ。T君は逃げる。ひたすらそれを繰り返す。

俺の抑え込みから逃れたとしても、T君がこっちに向かってこず、亀の姿勢になろうとすると、すかさず両手で奴の柔道着の胴と太腿を掴んだ。

「よいしょっ」と持ち上げると、奴の体がひと時宙づりになった。そのままクルリとひっくり返して、横四方固めでまた抑え込んだ。今の選択はアウトだ、敵前逃亡である。この寝技練習では、攻撃行動以外は認めない。

寝技になると、T君がたまに覚醒する。俺の動きがわかってたみたいに、例えば、真上から抑え込もうとした俺の膝をピンポイントで蹴っ飛ばして、転がして、そのまま上に乗ってしまう。

俺は両足をヤツの足に絡めてガードするのだが、巧みに外して、抑え込みに持っていく――縦四方固めが完成した。

いいねいいねー!!」

こんな具合で、いい動きをした時には認めてやる。褒めるんじゃない、認めるのだ。そいつのパワー、気概、実力を。褒めるってのは、親が子どもにやるものだ。コーチ選手って対等な関係だろ。

T君は膂力(りょりょく。腕の力)があるうえに、寝技センスがあった。寝技というのは、ガッチリ決まると体力差に関係なく勝利できる。当時まだ20代半ばだった俺の体力はT君をはるかに上回っていたが、それでも抑え込みから脱出できないことがあった。

ただ、悲しいかな。彼にあるのは寝技だけだった。立ち技は本当にダメだった。まったく才能がなかった。

せっかくパワーがあるのに、釣り手で相手の奥襟や背中を掴むことは皆無であり、いつも前襟だった。運動神経がないから、せっかく神業的なタイミング大内刈りや払い腰に入ることができても、相手を投げるに至らない。遅すぎるのだ。

ただ、彼はよくやっていた。性格キャラクターはいじられ系芸人のそれだったけど、リアクションはよかったし、部員みんなから好かれる存在だった。そういう雰囲気をもった人間だった。



時期は半年ほど戻る。

いつぞやの試合でT君を内股で吹っ飛ばし名門校選手と、ラーメン屋で同席したことがある。T君と俺と、あの選手N君が一緒になったということは、おそらく試合の帰りだったのだろう。

あれは、福山駅の駅舎の外に入っているラーメン屋だった。名前は忘れた……なんとか吉だったはず。そこで、T君にラーメンをおごってやろうとして、カウンター席がいっぱいで4人掛けのテーブル席に通された。

そしたら、おかみさんが来て、「相席でもいいですか?」と言うのだ。それで待っていたら、N君ともう1人の柔道高校生が向かいテーブルに付いた。2on2の相席Styleである

そのN君だが、痩せ気味で精悍な顔つきをしていた。体形は相当細身で、背丈は185くらいか。T君と同じく81kg級選手である。もう1人は、100kg超級とおぼしき超アンコ体系の子だった。棟田選手以上の丸々とした感じだ。

2人とも、耳は完全に潰れていた。どちらも社会人に近しい貫禄があった。眼光が鋭い。スポーツ特待生で高校入るような奴って、雰囲気からして違ってる。

俺の耳もやはり潰れている、大学卒業して釈迦デビューするにあたり、手術で直すという選択肢もあったが、餃子耳の方がハクがつくと考えていた。T君の耳は、この時潰れかけだった。

会話、どんなだったかな。そうだ、N君がT君に話しかけてきたんだ。

それでT君も、ラーメンを待ちつつ水を飲んで彼と話をしてた。

思い出せる範囲だと、こんな会話だった。覚えてない箇所は端折っている。

「なあ、君。オレと試合したことない?」

「うん、あるある一年生の時と、こないだの秋の新人戦で」

「君さ、いつから柔道やってるの」

高校入ってやっとるよ」

「そうなんだ。やっぱりこの辺の学校は、そういう子が多いのかな」

わからんけど。N君はいから柔道しとんの?」

「4才から横浜で始めた。高校からこっち」

「えー、すごいやん」

「親に無理やり。両親とも柔道してて」

「それで、ここまで強くなれたんや。すごいね

努力たからな~」

「内股めっちゃすごいやん。カミソリみたい。サクッと相手が飛んでくよね。マジですごい」

伝家の宝刀な。あれだけは自信ある。けど、強いヤツは世の中にいっぱいいるし。俺もまだまだよ」

自分、N君には一生敵わないな。多分。こないだの試合、内股で空中5回転しとらんかった?」

「(テーブルを叩きながら)してた、してた!! なあ~」

 ※隣の高校生が関心なさそうに頷いていた

もっと勢いが強かったら、会場の窓ガラスを突き破って護国神社に落ちとったよ」

ハハハハ、お前、面白いな~!!」

「え~、うそ~。そんなに面白い?」

このあたりで、俺のイラつきを察したのか、N君の隣の高校生が彼を小突いた。

「T君さ。今度オレと試合するのいつになるかな」

「冬に県に繋がる個人戦がなかった?」

「それ、無差別級だけだろ。あの大会は、ベスト8までは全部うちの高校が占めるし、そこまで登ってこられる? それにベスト8が決まったら、例年それで市大会は終わり。解散。1位から8位の順位はうちの監督が決める」

「えー、そういう仕組みなん?」

ここで、隣の高校生がN君の肩を叩いた。

「そう、そういう仕組みな。次の試合は春しかない。あと1回だけのチャンス」

「うん、当たるの楽しみにしてる」

「言ったな!? 次に試合する時は、空中8回転だから

「そんなんされたら、自分死ぬし!! ボンレスハムだし、チャーシューだし、畳をバウンドちゃうよ」

「楽しみにしてる」

ここらへんの場面で注文したラーメンがきた。それで、あとは皆黙々とラーメンとか餃子を食べて、解散した。

あの店は、とんこつラーメンアレンジ系が美味かった。当時はよく利用してた。もう軽く十年以上は行ってない。残りの人生で行くこともないのかもしれない。

※書いてるうちに思い出した。福山駅前の八十吉ラーメンである

ただ、あの頃のT君とは、できれば一緒に行きたくないな。財布的な意味で。

当時、たまに2人きりでご飯をおごってやることがあったけど、あいつ、ラーメン替え玉4杯+チャーハンから揚げ+餃子5人前とか食べ切っててビビったわ……食欲が凄まじい。ラーメンが4杯で終わりなのは、その頃にはスープが無くなるからだ。

俺はその半分しか食えなかった。食欲においては、完全に俺の負けである事実だ。認めるしかない。

そんなこんなで、最後公式戦までの日々は風のように過ぎていった。



この匿名ダイアリーを書くにあたり、約二十年前の記憶を思い返している。正確じゃない部分はあろうけど、そこまで間違った内容でもないはず。一部ではあるが、当時の記録媒体を基にして書いてることもある。

あの日々は、けっこう幸せだった。柔道部の成績は悪かったけど、気合いが入った部員も出てきていた。そういえば、あの時そういう行為をした女子マネージャー(妹)も、あれから特にトラブルはなかった。これまでどおりの、柔道部顧問マネージャー関係だった。いや……ごく稀にプライベートで会うことがあったか

何度か変なことがあった。双子の姉の方と柔道場の入口で談笑してると、妹の方がやってきて一緒に話に入ったのだ。不自然タイミングで。無理やりに近い。それは、姉じゃないもう一人のマネージャーと話してる時もそうだった。

ちなみに姉の方は、マネ子に比べると若干明るい性格だった。俺ともT君ともほかの部員とも仲良くやってた。天性のコミュニケーション能力があるタイプだった。底抜けに明るいわけじゃないけど、不思議安心感のある、温かみのあるキャラクターだった。

マネ子の態度は、上記を除いては普通だった。何か月かに一度は、俺も含めた部員みんなにお菓子を作ってくれたし、バレンタインデーには手作りチョコレートくれたし、大会前には率先して雑用を命じてほしいと志願したし、俺の誕生日ネクタイピンをくれたこともある。

私学だし、まあいいかと思ってもらってた。あの子の財布は大丈夫かなと思ったが、月のお小遣いが一万円と聞いて納得した。友達と遊びに行く時などは、母親から別途お金がもらえるらしい。医者の娘は違うな……と、月四千円の小遣いで寮暮らしをしていた高校時代に想いを馳せたっけ。

別に、妹の方とまたセックスしたいとは思わなかった。「したい」という欲求はあったけど、でも教師としての責任感が勝ったのだ。 訂正;間違った記憶でした…

ただ、俺という人間は、やはり異常だったと思う。ちょっと性欲が強いのは間違いない。そちらの方には正直だった。あとは~~子どもの頃に柔道陸上をしてたのだが、絶対にうまくなりたい! という情念が強くなりすぎて、体を痛めて指導者に怒られることがあった。夢や目標に対しては猪突猛進だった。



性欲、性欲……と、今思い返してみて、人としてよくなかったと思えるものを最低3つは思い出すことができた。ひとつだけ、あれはまだ5才か6才の時か。両親が忙しい家庭だったので、日常の世話は祖母が見てくれていた。いつも、祖母実妹と一緒に寝床についていた。

いつからだろうか。動機は定かではないが、まあ原初感情とでも言おうか。夜に寝床にいる時、暗闇の中で祖母と一緒に寝ている時に、祖母衣服を脱がせていた。「ねえ、ばあちゃん。服、服脱いで」と無邪気に笑って、祖母の服を脱がせていた。それで裸にする。

そして、お互いに裸になって、抱き合って布団の中で眠るのだ。抱き合うだけじゃなくて、ほかにも明らかに色々してたけど、やはり幼子とはいえ異常な行動だったと思う。

妹に対してもそうだった。妹に対しては、ほぼ毎日のように服を脱がせていた。妹は「いいよ」と言ったこともあったし、「いやだ」と言うこともあったけど、お構いなしに服を脱がせた。祖母が近くにいても関係なかった。とにかく脱がせて、納得いくまで裸で抱き合っていた。原初感情だった。

愚かなことだった。反省している。でも、あの時の感情は本物だった。あの時、まだ小学生ですらなかったけど、俺は「女を抱きたい」と確かにそう思っていた。リアルだった。

次です

https://anond.hatelabo.jp/20241011192839

2024-10-06

anond:20241006092147

9000万を金利0.5%で35年ローンだとしたら、ざっくり毎月23万と出た。

年間で280万円くらい。

たぶん、ファミリー向けの賃貸だともっとする。

年収1600万ならそのくらい負担できると思う。ローンの審査を通るなら買っていいんじゃないかな。

もと増田さんが買えるかどうか、買うべきかどうかはさておき、現役世代の平均の世帯年収が550万円だというのに、ファミリー向け物件を買ったり借りたりしようとすると、年間に280万円も吹き飛んでしまうというのは、東京はいよいよ住むところじゃない気がする。というか、家は眠りに変えるところという感じが。

机上論なら、年収1600万もあれば、手取りが1200万はあるわけで、家賃(あるいは住宅ローン)に300万、それ以外の生活費に400万つかったとしても、毎年500万くらいずつ貯金が出来る。

20年で億り人

ただ、そんなことが出来る人はほんのわずかで、手取りが増えた分、支出も増えて結局はなにも残らない。

中受に何百万も金が飛び、車でも買おうものなら独身者が住むワンルーム以上に駐車場代金が飛び、ウナギ寝床のような住環境だと外食は増えるし、休日は常にどこかにでてしまう。

美術館に近いだとか、イベントにすぐいけるだとか、独身者はいいかもしれないけれど、家族持ちが家族との時間をどう過ごすかという点では、やっぱり東京の住環境苦痛だ。

東京ファミリーには生きづらい。

ぶっちゃけ、5年以上前マンションを買った人たちは勝ち組だと思う。

サラリーマンが一生かけて残せるかどうかの資産を、マンション価格という形で実現してしまった。

でも、彼らがその1億円で贅沢な暮らしができるかというと、住環境を手放さないと現金化できない地獄

1億もあれば、地方に戸建てを3000万で買って、7000万の貯金で再スタートも余裕で可能だろうけれども、大半はそんなことはしない。

基本的に、定年まで住み続けると思う。

そして、定年後に売って田舎に引っ込むかと言えば、そんなこともしない。

1億円の不動産があっても、使うことなく1億円は子供相続される。

東京じゃ、家賃含めた物価からしても、キャリアプランからしても産めても一人か二人だしね。

一人っ子なら、働く気も失せるかもしれない。相当助かるだろう。

の子供たちが成人するころ、日本人口は5000万人とかになる。

政治家、いまのうちにどうにかしろよ。

2024-09-29

寝床で撮ったような写真をマチアプに載せんな

マッチングアプリやってると男性からいいねが来るんだけどさ、時々ふざけてんのかこいつってレベルのアホとエンカウントするんだよね

寝床か脱衣所で撮った自撮りプロフィールにしてる

清潔感のかけらもない。見るだけで不快なので迷惑料を支払ってほしいくらい。

人気の同性会員のプロフィール見れるだろ!お前が勝負するのはそいつらやぞ!

ていうか他撮りされない位交友関係がないのかなって思われるからマイナス

課金してんだろ?本気になれよ。じゃなきゃ即刻辞めろ時間と金無駄すぎる。

顔出しなし

顔出ししてない同士でマッチングするのはいいよ?

なんで顔出してる増田いいねするの?情報格差ひどいよ?

私はお前のこと何にも分からないのにいいねするか?

プロフ見ると「顔に自信がないので」とか書いたりアピールしたりしてる。知らんて。ジャッジはこっちでするからとりあえず見せてみろ。

というか顔で切られるレベルのやつはリアルに会えるパーティーとかIKEA。どうせ課金してんだろ?もったいないて。

マスク・加工済みの写真しかない

しゃらくせえ。女々しい。失せろ。

プロフ画2枚、プロフィール文少なめ、雰囲気イケメン

雰囲気で押し切ろうとしてらっしゃる小賢しいところが鼻につきますわ。

よく見せろやそのボケた顔をよ。

スカしたポーズ風景の中に佇んでるんじゃねえ。

おっさん

増田が0歳の時お前いくつやねん。去ねやクソジジイ

デブ

その需要ニッチすぎるからまず痩せろ。肉に首を埋まらせるんじゃねえ。

せっかく他撮り写真があっても好感度プラスにならん。汗臭そう。

プロフ読んでないやつ

プロフに書いてること読めば分かるだろってことを聞くなー。あと性格マッチング考えろー。

学校だったらお前と増田は声も交わしてないような領域だろうがー。いいね無駄やでそれ。

尋常じゃないブサイク

目を覚ませー!!お前はマチアプのカモや!!!


もう本当に…いや男性から見たクソ女会員もいるんだろうけどさ、男性会員にクソ多いわ。

玉石混交って言うけど玉と石の差がエグいわ。ついでにいうと玉の方は胡散臭え。ほんまに本人の写真かアンタ?

こんなの増田しか書けんわ。

追記

メッセージ疲れするレベルマッチングすなー!

同じ話題で初対面のやりとり押し切ろうとしてるの笑えますわ↷ぁ

いいねしすぎて誰が誰やか分からんくなってるやないかー!キャパ概念を覚えようね♡

誰彼構わず興味を持ったらすぐいいねちゃうガバガバフィルターの末路♡見極め雑魚

追記

ブコメ:同性のプロフィールなんて見れないゾ

とりあえずペアーズではできたよ😡

プロフィール編集画面に「他の男性会員のプロフィールを見る」ってボタンがあるがな!最大手ナメんな!

見れなかったらそれはお使いのアプリのせいです。

2024-09-17

英文学科を選ぶ上での一つの視点

予備校勤務の立場から、「英文学科で後悔しない視点」をまとめた。

関東限定で、多少厳しめに書いたが、これらをクリアすれば楽しい学生ライフが待ってると思う。

1.就活対策のメッキに惑わされない

多くの英文学科が、TOEIC受験必須にしたり、観光メディアも学べるコースを配置して、受験生の親に「就活対応していますPRしている。

しかし、注意して欲しいのが、英文学科の学びの中核は、「イギリスアメリカ文化を学ぶこと」であって、TOEIC対象としているビジネス英会話も、オーストラリアシンガポールカナダと言った国々の文化も中心ではないことだ。

対策

メディア観光業界に惹かれるなら、それらの要素が強い学科検討しよう。専門にする国を時間をかけて選びたいなら、国際系学部もあわせて検討しよう。

2.シェイクスピア演劇や、映画が好きか?

英文学を専攻するにあたり、演劇映画の授業はついて回る。演劇映画専攻ではない、文学部での演劇映画の学びは独特であることを理解しよう。

演劇映画専攻の場合、実際の創作や演技がカリキュラムに組み込まれており、他の大学生協働して作品を作り上げる。それぞれの嗜好や制約の中でロジカルに考え、ベストを尽くす経験は、色々な業界に行っても役に立つ社会人基礎力が得れる。しかし、英文学科の場合、学ぶのは一人で行う批評であり、これが得意なタイプの人もいる。

対策

高校生のうちに、シェイクスピア演劇複数回観て、観客か、提供者側のどちらが向いてるかを考えよう。関東場合さいたま芸術劇場(今度やる真夏の夜の夢は18歳以下無料!)神奈川芸術劇場(今度やるリア王高校生以下1000円!)シェイクスピアカンパニーなどが公演をやっている。観劇前に無料ミニレクチャーがあったり、劇場の裏側見学ツアーもセットになってるのも楽しい

アニメゲームに関心がある場合作品づくりという点で演劇映画専攻のほうが興味に近い場合もある。

3.キャンパスの立地を意識しよう

これは持論で恐縮だが、文学部の学びは、キャンパスの立地が重要だと考えている。

理想京都洛内のような、面積あたりの知識人職人割合が多く、学生に優しい街だ。

東京場合、ふらっと行ける帰り道に、映画館や劇場があることや、寝床が近いことが重要なのではないかと思う。文学部の学びは、偶然の作品との出会いや、夜通し学友と語り明かしたりすることを通して洗練化されるので、通学時間が長かったり、郊外生活が完結してしまうのは少し難しいと思う。

対策

•これは少しズレるが、大学の四年間、「週五日、オンライン英会話教室を続け、年に6回、演劇を観にいく」と仮定してみよう。それを差し引いて学びたいことがありそうかを、志望学科教員の専門から探してみよう。

大学教員と楽しく話せそうな目処があることが、中退留年を防ぎ、大学生活を楽しむ上で特に重要だと思う。

ちな、自分文学部演劇専攻。大学舞台があり、学生公演では照明などを担当し、卒論では某有名漫画ストーリー分析した。

演劇学科は、クセ強が揃ってて笑い転げることが多く楽しいぞ!

2024-09-13

切ない夢を見た

高校の頃に片思いをしていた相手が出てきた。

向こうにその気がないのは明らかだったけど卒業式の日に気持ちだけ伝えたのは覚えている。

俺は卒業したら県外に、向こうは県内に残ることが決まっていたからだ。


その相手が昨日の夢に出てきてしまった。


俺は都内に住む30代の普通サラリーマンで、妻と子供がいる。

浮気などは考えたこともない。

妻への愛情出会った頃のように熱いものではなくなっているが、不満というわけではない。

仮に好きな人ができたとしても子どものことを考えたらそんなリスクは取れない。


夢の中で、彼女は泣いていた。俺には、彼女を抱いた記憶がある。

俺は彼女への熱い気持ちに囚われていた。

あなたには家庭があるのに好きになってしまうなんて。どうしたらいいの?」

彼女は目に涙を浮かべながら俺を問い詰めた。妻子持ちという設定は夢の中でも活きていたようだ。

俺は家庭があったことを思い出した。自分の罪深さを思い、どうケジメをつけるかを考えた。

しかし答えは出てこない。夢の中独特の模糊とした思考が頭を巡る。

彼女自分のものにしたい、しかし俺には家庭がある。どこで区切りをつける?

区切りとは?彼女に対して?それとも家庭に対して?ジレンマが俺を襲う。


ふと気がつくと、俺は自分のベッドで寝ていた。隣には妻がいる。

喉が異様に乾いていた。外はまだ暗い。時計を見ると午前3時を指している。

起きて台所に行き、水を飲む。

また寝床に入るも、その日は彼女が頭の中から出ていかず、再び寝付くことはできなかった。


誰にも言うことができないので、せめてここで。

2024-09-10

朝は寝床でグーグーグー

楽しいな、楽しいな、

増田にゃ学校試験もなんにもなーい

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