はてなキーワード: 765プロダクションとは
かなりざっくりになってしまうと思うけど、シャニマスとかデレマスとかはアイドルマスターの中の別ブランドという扱いで、
無印とミリマスはアイドルの所属事務所が一緒で、デレマス・シャニマス・SideMはそれぞれ事務所が違う。
無印・ミリマス→765プロダクション
デレマスには、アイドルのプロデュース中心のゲームとリズムゲーム中心のゲームがあって、今回は前者がサ終したという感じ。
似たようなことが、去年SideMにもあったし、ミリマスもだいぶ前にありました。
つまり、デレマス・ミリマス・SideMにはリズムゲームのみ残っている(ソシャゲの話)。
(SideMは実は、モバゲー版がサ終する前にリズムゲームも一度サ終していて、現在のものは2代目といえる。)
こう書くと、「アイマスは5ブランドじゃないか?」とツッコミを当然受ける。私の嫌いな唯一のブランド、それはSideMである。
SideMは他ブランドのリソースを奪い続けた。その為憎い。まあわたしが男性にたいしてほぼ無関心寄りというのもあるかもしれないけど。勿論アイマススタッフの男性陣には数えきれない感謝をしているが。
わたしは子どもの頃に他の児童向けアーケードゲームをやりに来て近くにあったアケマスに触れてアイマスを始めた、つまり幼少期も含めて人生のほぼ全てをアイドルマスターに捧げた人間だ。
アケマスに初めて触れたとき、カワイイ女の子達がアイドルを目指して頑張るというその内容に幼い自分はとても惹かれた。
もともと女児向けの他のアイドルものが好きだったので、アイマスもそれと同じ様な物でなくオタク向けに位置しているとは自分もゲームの小銭を払う母も気づいていなかった。
その時一番惹かれたのは伊織であった。
当時の幼いわたしには少しワガママな態度にも見えたが、その口ぶりでありながら一生懸命にレッスンをしてトップアイドルを目指す姿は大変素敵に見えた。
そして、「にひひ」という笑い方はとてもカワイイと感じた。勿論他のアイドルもとても大好きです。
わたしは他の子が友達と遊びに行く休みを全てアケマスするためのゲーセンに使っていた。
その為、箱マスが発売された時は「これでゲームセンターに通わずにお家でもアイドルのゲームができる!」ととても喜んだ。そして何より新アイドルの美希は美人だと思った。彼女をプロデュースして見て、そんな大人っぽい見た目なのに内面はマイペースなカワイイ女の子なのがとても心をくすぐった。
SPでは美希のプロデュースが出来なくなったけど、貴音と響という新しい子も加入したしゲームの量は無限じゃないし仕方ないと割りきった。ディアリースターズも勿論やった。愛が一番元気で良いなとおもった。
そして、アイマス界隈以外にも大きな激震を与えた918。アイマス2の諸々の発表。ニュース記事をガラケーで見た。4人もプロデュース不可にする。ここで既に荒れていたが浅ましい自分は貴音や響を増やすみたいに女性キャラを追加するなら不可抗力と考えた。しかし、出てきたのは男3人であった。そんなのですら「男も面白いキャラじゃん」って擁護も、冷やかしなのか本心なのかあった。実際そういうノイジーマイノリティ層の声が糞でかいから後にSideMなんて汚物を産み出してしまったのだろう。
わたしはこの件に大変ショックを受けて、また受験勉強もあったのでしばらく心の整理をつけるためにアイマスから離れることにした。SideMを未だ憎んでいる時点で結局心の整理をつけきれなかったとも思うが。
しかし志望校に受かった事、やはりアイマスの女の子達から離れられない事もありシンデレラガールズのソシャゲをやり始め、アイマス2も合格祝いとして親にねだって結局アイマス漬けになった。
学校行く時間以外はほぼ全部家でアイマス。何なら学校でもイベントの時は先生がいないタイミングにこっそりモバマスをしていた。
わたしは今で言うASの子達目当てに始めたが、卯月と未央もとても好きになった。卯月と未央、カワイイ系の卯月と元気系の未央はどんなユニットになるのだろうと妄想した。そんなだからニュージェネレーションズのユニット初出の時はとても喜んだ。
アニマスはアイドルの日常とライブシーンを生き生きと描いていて、ストーリーも感動した。2023年の今見ても色褪せないし今のアニメと比べても劣らないと思う。
1点だけ望むなら、木星の末路をバッドエンドにしてほしかった。SideMとやらでの再利用構想が既にあったからできなかったのかもしれないが。
劇場版でのマスピは普段感情を表にあまり出さないわたしが映画館で情けないことに大泣きしてしまった。幸い来るのも同類のオタクばかりだったのかそこまで白い目では見られなかった。その劇場版の候補生だった可奈が気になってシンデレラガールズでプロデュースできたらなと思った。
しかし、その予感はミリオンライブというコンテンツの旗揚げで大きく外れた。
ミリオンライブでは765プロダクションのソシャゲが遂にできたと古参Pの間ですごく話題になった。
わたしも765プロダクションに多くの仲間が増えて嬉しいと思った。
可奈を見て、映画で見たあの子だ!と思ったし、看板となる未来も愛嬌がある。どちらも可愛いと思った。
そして、忌々しいSideMのサービスが開始した。918の要因の一つとなった木星を消すどころか新ゲームの看板にする。しかも美少女コンテンツの金で男のゲームを作る、これは滅茶苦茶おかしいことなのに「木星をやっとプロデュースできる!」「男も良いな!」ってノリなのにわたしは死ぬほど違和感を感じた。そして、わたしが女性だってことを隠してなかったからか周りのアイマスPはしつこくSideMを勧めてきた。
今で言うフェミ扱いみたいなのされて晒されかけた事あるからここ以外で二度と書かないけど当時は二次元で男なんぞに関わりたくないってカッとなって送ってしまった。もちろんSideMの男性キャラクターに興味ないだけで男性の送り主のあなたの事が嫌いではないと謝ったけど遅かったが。
キャラクター設定自体は正直言ってアイマスの良さが現れていて最初の頃はSideMの連中が女の子だったら良かったのに…と思っていた。
特に高校生バンドの子達の設定は男と言う性別を差し引けば興味深くて、彼らが女の子でデレミリにいたら担当だったかもしれない。
そんなゲームの事は忘れてデレステ、デレアニに熱狂しつつ、現実の事で忙しいのを乗り越えてきた。
シンデレラの子達もきれいな衣装着てアニメやゲームで踊ってるのを見て奇声をあげてしまった。
アニメ化は素晴らしいし新参もたくさん入ってくる、だからこそミリオンがSideMにアニメを先越されたときは相当荒れた。SideM兼任っぽいプロメンや相互フォロワーにネット上で暴言はくのはこらえきれたけど相当精神的に不安定になっていた。
捨て垢で「SideMアニメに担当でなかった」って言ってた奴に「じゃあミリオンにアニメ譲れ、贅沢言うな」と書き捨ててしまった。
そんな怒りは知り合いのPが宥めてくれたこととシャニマス発表で大部紛れた。
めぐるが特に好きだ。元気の良い子はたまんないね。シャニもPVとかアニメほしいよ。
と、長々とかいたがわたしは4ブランドが好きで、SideMが嫌いだ。
アイマス2の出番、ミリオンアニメ、ポプマスの寿命(男キャラのスキルが要因)、ツアマス制作予算(男の3Dモデル作り直し)、MOIW2023の出番(ミリオン曲が一番少なく、その次にシンデレラが少ない。そしてSideM曲が異様に多い)。
わたしはこれからも4ブランドのPを人生かけて続けていくだろう。だがSideMだけは終わらせるか女の子に差し替えてほしいと言う呪詛だけは消えない。
具体的なソースを見つけたのでこれを見てほしい。SideMはもう終わりかけのモバマスとブラウザ版から課金するのが主流のシャニマス以外全てに負けている。
なのに3つもゲームを作られている。一番売上的に上なシンデレラすら2つなのに。これは明確な優遇であるのではとわたしは思う。
これで「スタマスにSideMいねーのおかしいよ!」って文句を公式のスタマス放送で言ったのに、ツアマスで無理矢理3Dモデル足させて当たり前の事扱いって厚かましいとしか思えない。マジでああいうのがいるせいで女ってだけで敵視されて肩身狭くなるから一部のSideMのPには黙ってほしい。
あとSideMは3Dに力いれてるらしいけどそれデレマスとミリマス、特に3Dがスタマスでしかもらえてないシャニマスにくれよ。節約のために新アプリは2Dにします!つったのに3DPVあんじゃん。それシャニマスにくれよ。SideMの方が売上下の癖に。
わたしにとってはDSの3人も玲音や詩花のような961の子達も魔王エンジェルや新幹少女もルカのような公式サイトからハブられている子もゼノ世界線の子もみんなアイマスのアイドルです。
というか望まれてないSideM消してDS+961の焼き直ししてくれないかな。ディアリースターズの愛が特に好きで絵理も涼も好きだった身としてはSideMで涼だけ出番増えるの解せない。涼の反転アンチになりそう。
本文 :
まずはググれ?
参考資料 :
・「Mobage版 アイドルマスターシンデレラガールズ」の高垣楓の情報
特に、サービス稼働直後~最初期のバナーやボタン、キャンペーンページなどの資料は、有志のアーカイブでも取得漏れが発生することが多い。
しかし、このような資料が当時のプロデューサーの主観の印象を裏付けることが多いので、ぜひサービスが終了する前に資料の保存を求めたい
2021年冬にアイマス2の没キャラクターに関する情報が出回ったが、その以前からレイジュリモモが没キャラクターであるという内容がユーザー主体の百科事典に書かれていた。
不可解なことに、当時はアイマス2のセーブデータバグで表示される1枚絵しか発見されていなかったにも関わらず、
ほとんどのサイトで「3人は没案である」と断言口調で書かれている資料が発見された。また、SNSでも特定の時期にレイジュリモモの3人の話題が爆発的に増えていた。
独学では難しかった
動画以降の追加事項 :
(1) 「ジュリアがアイマス2、ミリオンともに青目」という説明は間違い
画像を確認したところ、ジュリア(2時代)は青緑色の目が正しい。我那覇響とほぼ同色である。
つまり楓・恭二と共通している目の色は、正面から見て左側の目が正しい。 動画では右側の目が一致と書いていた
→
動画投稿段階では「楓・恭二のオッドアイの配色の由来は2の没ジュリアの関係性は正直説明できない、別の没案や「始祖」の大元の情報が必要」と考えていたが、
2の没ジュリアは青緑の目、「正面から見て右側の目の下に青い星のメイク」であることから、「始祖」の段階ですでに「青緑<>青」の配色案が存在していた可能性がある。
→
まず、なぜジュリアがミリオンに引き継がれたとき、目の色が変更になった?
髪の色も変更されているが、こちらはサイレント修正が入っている。 ミリオンライブwikiなどで修正前の「アイドル ジュリア」が確認できる
復活時に設定を変更するかでブレが存在した、または全員の色合いを見て調整したのだろうか
(2) モバマス初期カードの高垣楓は、両目とも「正面から見て左側の目の色」になっている画像が存在する
つまり、オッドアイではなく両目とも緑寄りの青緑色をした高垣楓のカードが存在している。
→
シンデレラガールズ開始時に楓がオッドアイであると気づかなかった人が多いのは、この画像がゲーム内に混入していたのが原因?【検証中】
→
しかし、2の没ジュリアと目の色の配色が類似していることから、没ジュリア→ミリオンジュリアと同様にデザイン移植時に設定ブレが存在していた仮説を立てられる?
(3) 筆者の主観
「765プロダクションのライバル (Pに敵対意識を持たせるためのアイドル)」と「765プロダクションの新メンバー (Pに好かれるためのアイドル)」は最初から別々に開発されていたように感じる
よって、筆者はJupiterとレイジュリモモは明確に別物として分けて考えていいと思っている。
したがって、動画内では「最初から別軸で開発、キャラデザインされていた」という仮説を採用し、その前提で話を進めている
→
もし、逆の仮説「新キャラ企画時の設定案・キャラデザ案は共通のものを使っていた仮説」つまり、
961新ライバル(Jupiter)と765新プロデュース可能アイドル(ジュリア、麗花、桃子のもととなったキャラ)が途中まで同一人物だった説を採択した場合、
「始祖」の中に「最後までソロアイドルとして登場した場合の冬馬(仮)」の案が存在し、その外見案に
「961プロの新ライバルは赤茶髪で緑・青(翔太&北斗色)の目を持っている」という案があった、つまりライバル一人でJupiter盛り合わせセットなアイドルも居たのだろうか?
そのライバル案が玲音まで温存されていたのだろうか?(玲音のオッドアイの配色は響<>貴音である)
さいごに :
動画でも同様に述べたが、
各担当プロデューサーの視点からこの新説を検証し、できれば否定してくれることを願っている。
そして、このような眉唾物で憶測の域を出ないアイマス新説とROMデータにのめりこんでしまった1プロデューサーの目を覚まさせてほしい
765プロダクションと同時空にある無数のプロダクションに所属するアイドルを描くことがコンセプト
特徴はキャラの多さで180人くらいいるからだれか1人くらいは刺さる属性のキャラがいるはず
元々のゲームではP同士のチームごとにプロダクションがあったが、アニメ化の際に超巨大プロダクション「346プロ」という設定が誕生した
開発体制はバンナム直営ではなくCygamesが請け負ってるせいで妾の子扱いされることもあった
ガラケー時代の企画のため、当初は音声がなかったが徐々に付けられており、年1回開かれるキャラクター総選挙で上位に入ることでボイスを付けることが出来る
未アニメ化、一部キャラは765の劇場版に出てたがサービスインと平行だったのでキャラの性格が若干違う
シンデレラのヒットに気を良くしたバンナムが二匹目のドジョウを狙って作った内作シリーズ
765プロが自前の劇場「765プロシアター」を作った時にメンバーを増員したって設定なので従来の765メンバーが先輩、追加されたシアターメンバーが後輩扱いになってる
ランティス主導でCDを沢山出しており、どのキャラも年1回くらいの出番はあるはず
開発はバンナムとドリコムの合弁会社BXDで、AppleやGoogleにショバ代を取られたくないバンナムが独自プラットホームを成功させるためのキラータイトルとして生まれた
しかしユーザー数が思ったほど増えなかったのか1年でアプリ版をリリース。2社の軍門に下った
デレミリがキャラ多過ぎて出番が少ないという不満を抱えていたためか、ユニット単位で展開をしており、ユニットを越境したキャラの絡みは稀
基礎を教えます。
本家:アケマスからのキャラ+星井美希+四条貴音、我那覇響。汚すことを許されず、ディスる事が許されない絶対聖域として君臨。場合によって、日高愛、秋月涼、水谷絵理というDS版アイマスのキャラを含む場合がある。
765AS:本家の2nd VISIONである。アニメのアイマス(通称アニマス)と同一視して構わない。本家ほどではないが汚してはならない聖域である。本家とは別の時間軸であると考えるべきである。(千早というキャラクターが丸くなり別人のように感じられることから)
デレマス:モバゲーから生まれたアイマス。主に本家・765ASを含まない方針であるが、世界としてはつながっている様子である。声があるアイドルと声がないアイドルがあり、声があるアイドルにも出番の格差があり非常にプレイヤー間での話題で荒れる。この時期に増田に投稿されるアイマスはだいたいこれ。
ミリマス:グリーから生まれたアイマス。本家・765ASを含む方針である。全員に声がある。ブラウザゲームはすでに終了しており、今ミリマスを指す場合はシアターデイズというアプリ版音ゲーを指す。出番格差でそこそこ荒れる。
エムマス:男アイドル版アイマス。モバゲー発。ジュピターの三人、秋月涼が出ているので本家・765ASの流れを含むが、これも多分も本家とは別時間軸として考え765ASからの流れと考えるべきである。(アニメ10話で女の子としての秋月涼が出ている時にジュピターが765プロダクションのライバル、961プロダクションで活動しているが、秋月涼が男として活動するのは本家の時間軸だからである。)女性アイドルオタク特有の同担拒否などの文化が流れているが表に出てこないので生半可に入るとやけどする魔窟とかしている。たまに増田に出没する。
シャニマス:enzaというバンナムのモバイルゲームプラットフォームから生まれたアイマス。キャラが少数で声があり、765ASに近いが、世界観は全く別物である。なので影が薄い。しかし、全人類はシャニマスをするべきである。
P:プレイヤーの人称である。読みは「プロデューサー」である。アイドル名+Pの場合は「そのアイドル担当」あり、それ以外+Pは「アイマスプレイヤー自身」を指す。
総選挙:デレマス特有の文化である人気投票の事。これが上位だと声がつきやすく、出番も多くなるので運営の方針に大きく関わる。デレマスが荒れる話題は大体ここからである。
これを読む前に
この文章は、18歳のにわか若造の後悔と懺悔を心の整理の為にまとめたものです。
この文章はもしかしたら、貴方の好きなものを傷つけるかもしれません。
少しでももやっとした方は、見るのをやめるのをおすすめします。
2011年、当時11歳だった僕は、あるアニメにハマりました。
兄貴と見た「THE IDOLM@STER」、ぼくのオタク人生はここから始まりました。
ですが濃厚なストーリーや可愛らしいキャラ、素敵な楽曲に惹かれすっかり虜に。
はじめのウチは無理やり見させられたものの、気づけば自分から再生ボタンを押すようになりました。
そこからはもう早かった。うちはゲーマー一家(まあ大したものではありませんが…)で、スーファミや64からWiiなど基本的なゲーム機は家にありました。
もちろんXboxも例外ではなく、更に元々Pだった兄のお陰でCD音源やゲームソフトまで家にありました。
僕はそれらを毎日ーーー流石に恥ずかしいので友達には隠れてーーーー楽しんでいました。そのうち自然と色々なアニメやゲームにも触れていき僕はオタクになりました。語れる友達もいないしライブやイベントなんて行けっこない。それでもぼくはアイマスを心から楽しんでいました。いつかライブに行ってみたいなあ、なんておもいながら。
(CD等を恥ずかしいのでわざわざ遠くのTSUTAYAまで借りに行った事はいい思い出です。)
ここから先は僕の自分勝手な考えで自滅していった馬鹿なオタクの懺悔です。バカにしてください。鼻で笑って下さい。
2013年、当時は確か進撃の巨人がブームでしたかね。小学校卒業の少し前、「THE IDOLM@STERミリオンライブ」のサービスが開始されました。
当初ぼくは「またアイマスの派生ゲームか」とだけ思ってスルーしていました。
それに「season」シリーズのCDも出てましたし…………………
僕をオタクにしたまさに原因である作品の新作が出る…最高じゃあないですか
またアニメで動く皆に、赤羽根Pに会える。僕はそれ以外どうでもよかった。
ゲーマー気質だった僕にはソシャゲの楽しさが全く分からず、ソシャゲはどちらかと言うと嫌いでした。アイドルの数だけやたら多いポチポチ。キャラの掘り下げや愛なんてない。だからこのゲームも関係ないだろう。好きにしてくれーーー
しかし、僕が大嫌いだったこのソシャゲは、僕の大好きな765プロダクションを題材にしたゲームでした。
中学に入ってもアイマス好きは見当たらないし、小学生の頃と変わらず隠れオタク。
サッカー部に入り、それなりに楽しく過ごしていました。
ミリマスに対する考えは複雑でしたが、ジャンルが別れているので気にしていませんでした。
違和感を感じたのは夏ごろでした。ぱったりと止まったCD。それと反比例してどんどん出る「デレマス」「ミリマス」のCD……
アイマス8周年ライブにもデレミリが出ることが決定し、さまざまな展開もされてどんどん伸びていくデレミリ……
人気に嫉妬していたわけではない(とは思う)ですが、不安でした。
僕の好きな765は、11人のーーーあるいは13ーーー14人のあのぼろっちい765だ。
このまま消えるのだけはやめてくれ。奪わないでくれ… 今となっては身勝手な勘違いオタクですが、当時は切実にそう思っていました。
そんな中、765のベストアルバムが出ました。よかった、良かった
765はこれからも続くーーーぼくはこのコンテンツをまだ楽しめるんだーーー
その可愛らしいパッケージには、「765AS」の文字が入っていました。
待ちに待った映画が公開されました。
仲間がいなかった僕は、生まれて一人で映画館にいき、初めて一人だけで映画を見ました。怖いとか恥ずかしいとかどうでもよかった。アイマスの新作映画 楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで、ジュースを持つ手が震えていました。
やがて映画が始まった。ハリウッドに行くんだって、凄いなあ… 赤羽根Pも相変わらずいい男で皆も変わらないな…僕の担当、いおりんとおひめちんの活躍が楽しみだ…
映画の主役はもちろんはるかっか。久々に見た彼女はとても輝いていました。
この映画のもう一人の主役は
僕が大好きな11人はそこにいました。
あまりにも少ない出番で。
この娘達は誰なんだろう
どうして大好きな11人全員が主役じゃないんだろう。
僕は何を見にきたんだろう
あの娘達を写してよ
あの娘達を見にきたんだぼくは
これから大ヒットする いやさせる
でも僕は当時本気でそう思いました。
気づけば彼女達は765プロではなく、765AS、旧765なんて呼ばれていました。
765って、彼女達だろ
765は彼女達のことだろう
なんだよ765ASって 誰なんだよ
そうして自分勝手に失望していわゆる原理となった僕は アイマスから離れました。
いや、結構努力はしてみました。彼女達の物語があり、素晴らしいストーリーなのも理解してましたし、デレマスのアニメもちゃんと見ましたよ。
けれども僕はどうしてもダメでした。
ダメだったんです
どうしても愛せない
どうしてもどす黒い感情が沸く
そうして自爆した僕は 大好きな
THE IDOLM@STERを4年もの間
離れることになりました。
ちょうど流行っていたラブライブにはまったりして、心を癒やしていました。
(いや、ラブライブも今でも大好きですよ!!代わりじゃありません。)
アイマスに触れることはもうないと思いました。いつの間にか埃を被ったXboxは、回線不良で二度と動くことはありませんでした。(このころ何故か64も壊れました…)
高校2年生の夏ごろ、高校でデレステブームが起きました。(珍しいですよね)
流行り物にはすぐに乗る僕でしたが、あまり始める気にはならずーーー
結局始めたのは、まあずいぶんと遅いーーー2018年1月のことでした。
初めて出たRを適当に使って、適当に周囲に合わせてプレイしてました。
石を集めるため、コミュを読んでみました。 初めて読んだのは、神谷奈緒ちゃん。今でもはっきり覚えています。
彼女達はとても輝いていました。彼女達は一人一人にストーリーがあり、それを応援するファンがいる。プロデューサーがいる。仲間がいる。
アイドルマスター でした。
そこからはもう早かったですね。デレマスにハマり、ミリシタも(スマホの機種の関係で出来ていませんが)楽しんでいます。
今となっては、僕がアイマスを捨てたくだらない四年間が、惜しくて惜しくて惜しくて惜しくて惜しくて惜しくて惜しくて惜しくて…
たまらないです。
ここまでこのクソみたいな文を読んでくださった貴方へ
僕のように後悔しないで下さい。
好きな物を捨てないであげてください。嫌いにならないで下さい。
例え方針が変わっても、新キャラのごり押しが始まっても、「解釈違い」が起こっても………
少し落ち着いて、まずは適切なつきあい方を考えてみてください。
それでも、どうしてもコンテンツを捨てたくなったその時は
その「好き」の気持ちをいつでも取り出せて、また使えるように大切にしまって下さい。 僕のように投げ捨てないで、腐らせないで下さい。
ASのソロ曲が実装されていないのに、詩花のソロ曲が実装された。
シアター組のソロ曲が順調に実装される中ASのソロ曲は1曲すら実装されず、公式はASのソロ曲を実装するか明言するのを徹底的に避け、解析によってシアター組はほぼ全員のソロ曲が何の曲を実装するのか特定されているにも関わらずASのソロ曲は解析にすらもなく実装する予定すら立てていないのに、ASのゲームのゲストキャラのソロ曲が実装された。
ガシャが抱き合わせだったり新曲のツアーでハブられたりソロ曲が一向に実装されないのはミリオンがメインのコンテンツだし仕方ない、という考えは間違いだった。
ツアー2周目にはASが参加する?誰がいつそんなことを言った?
抱き合わせガシャで天井に到達しても、打ち上げステップアップガシャを引いても、トップオブクローバーを購入しても、周年イベントでASのアイドルで100万pt以上稼いでもそれは"アイマスシリーズ"の「ミリシタの売り上げ」であってASの765プロダクションの売上ではないのだ。
ミリシタがまたグリマスのようにASをATMとしか思ってないクソコンテンツになってしまう分岐点に立たされているのではないだろうか。
他の客と同じ額を支払っているのに受けられるサービスが劣っているという事実をもっとアンケートや要望として運営に発信していくべきだ
あほくさ
おまえが大好きな315プロには絶対に外せないジュピターがおるだろ
そいつらを315プロから排除してからそういうこといってくれんか あとついでに涼ちんもな
961プロのジュピターが961のやり方についていけずジュピターとして独立するっていうのは外せないストーリーだし、それを引き継いでるから315プロの「理由あって」のキャッチコピーがある
そして、ジュピターは最初は受け入れることができないPもいたけど今では立派なアイマスキャラなんだよ 天海春香と天ヶ瀬冬馬のあまあまコンビなんかはアイマスカップリングとして人気があるしな
10月にsideMのアニメを控え、デレステは隆盛しており、ミリマスも新作アプリゲームが出て、本家も一応の展開として単独ライブが発表され。
おのおの、優先順位はあるだろう。
「みんなまとめてアイドルマスター」とは、『団結』の歌詞である。
アイマスというIPが、765プロダクションだけでなくなった現在、その歌詞を引用して、「みんなまとめてアイドルマスターだからみんな応援しよう」という発想が生まれてきた。
でも、ここで私は思った。
「みんなまとめてアイドルマスター」の呪縛に囚われ、半ば義務感ですべてを追っていないか、ということだ。
私が思うに、「にわか」と呼称される、完全にそのジャンルのオタクにはなっていないものの、なりつつあるしなる気がある人は全く問題ないと思う。
でも、優先順位があり、そちらに割けるリソースが無いのにも関わらず、義務感で応援しているという状況にある人は意外と多いのではないか。
「担当見つけたい」だとか「推し見つけないと」「担当は○○に決めました!」といった類のものだ。
いや、それ、すべてを追うために、名刺に○○担当って書くために、自分の代名詞を定めるために、無理してませんか、ということ。
もちろん、自分のリソースを使い切ってアイマスすべてを追っていて、そのすべてを平等に愛してる人はいるだろう。
でも、私の観測範囲と、体感する雰囲気にそういう空気は薄いように思える。
予防線を張っておくが、もちろん私の観測範囲のみのことかもしれないし、主観のみなので誤っているかもしれない。
しかし、ぜひ心の片隅に留めておいてもらいたいエントリーなのは、本当です。
私がすべてのオタクに対して求めたいのは、二次元を二次元だと軽く扱わず、誠実に向き合ってほしいということだ。
消費するだけも、欲求を満たすためでもいい。まず第一に誠実に向き合って、バカにしないでほしい。
愛海「あたしも行ったよ」
卯月「愛海ちゃんその同僚のアイドルの握手会にお客さん側で参加する技なんなんです?」
愛海「765プロダクションの人に教えていだいたんだ」
卯月「で、そのときの話なんですけど、一人のお客さんが遅刻されたんです」
愛海「うわーかわいそー。下世話な話だけど、割とするもんね」
卯月「そうですね。私にそれだけの価値があるのかないのかは兎も角、割とします」
愛海「でも入場でスタッフさんに止められるでしょ」
卯月「はい。でも、あの時の会場はたまたまそのやりとりが見えるんです。
それで…… スタッフさんがもう時間が過ぎてるからダメだよって伝えたんですけど」
愛海「こればっかりはね」
卯月「はい。仕方ないんですけど、そのことが楽屋で話題になったんです」
愛海「ニュージェネの三人で?」
卯月「未央ちゃんが少しぐらいサービスしてあげればいいのにと入れてあげるべきだと主張しました。
凛ちゃんはそれを言いだすと後五分もう十分とキリがなくなるから仕方ないと言っていました」
愛海「らしいなあ。それで、卯月さんは?」
愛海「そんなの認められないよ、認められないからアドレス交換だけして後からファンの子のお山をうっひひひっ」
愛海「未央さん派かなあ。設営と後片付けがあるからスタッフさんの意見を尊重しないといけないから、そうするか否かはあたしが決めることじゃないけど、
卯月「らしいですね」
愛海「それで?」
卯月「私は演者である私たちにそれを考えさせないで欲しい、と思いました」
愛海「それは…… どうなんだろう」
卯月「だって、私のワガママでお客さんを一人後から入れたせいで、スケジュールがどんどん後ろ倒しになるのは嫌ですし、
かといって私の目の前でお客さんが落胆するのを見るのも嫌ですもん」
愛海「そうだけど、そうだけども…… でも、そうだなあ、あたしもしたいことやりたいことが全部できるわけでないしなあ」
卯月「結局、アイドルといっても、プロデューサーといっても、自分で出来ることって少ないですね。
私は演者でしかなくて、ステージの上やその場にしか携われないから、全部を管理する立場じゃないんですもん」
愛海「そうだね、それはすごく思うよ。ステージの上でお客さんが見るのって全体の1割ぐらいしかないんじゃないかな」
卯月「でも、お客さんにとっては、それが全てもあるわけで。
愛海「なるほどね。だからこそ、あの入場のゴタゴタをアイドルに見せるのは不要なインプットであり、本来アイドルの考える仕事じゃないってことかな」
卯月「はい。プロフェッショナルとして、私の仕事じゃない部分はそうだと認めて、他のプロに任せるべきです」
愛海「それで、それをプロデューサーはなんて言ったの?」
卯月「まだ聞いてません」
愛海「うーん、どう答えるだろうね」
愛海「ええええ!?!? ちょ、ちょっと待って、これ真面目な話じゃないの?」
卯月「前振りです」
愛海「えー、時間もうないよ」
ラジオネーム「雷句誠の自尊心と安野モヨコの性欲の狭間で」さんから頂いた、握手会に遅刻したファンへの対応。
卯月「ラスト二。ラジオネーム「私と手塚るみ子どっちが好きなのよ! と世迷言をほざく竹熊健太郎」さんのメール。
『光画部時間だから! ほらカメラ! 光画部時間だから! ほらカメラ!』」
卯月「ラスト。ラジオネーム『大高忍 個人撮影 でワード検索したあと再生時間でソートしても三十分以上の動画がでてこないよ!? なんでなの!?』さんの、握手会に遅刻したファンへの対応。
『私たちは今ここにいて。
それぞれ目標も考え方も違ってて、それでもこの握手会のためにみんな集まったの。
それが今なんだよ。
誰か一人でも欠けちゃったら次のステージへは行けない。
その前にやっぱり私だから、
全員で走り抜きたい!
愛海「握手会への熱に実感がこもってそう」
卯月「というわけで、今週もニュー」
愛海「乳」
私が「アイドルマスターシンデレラガールズ」および「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」をやめてから、二週間が経過した。
ソシャゲが流行り出して以来、ネットでよく見かけるようになった文面だ。最近では「所詮ただのデータだと思ってたけど、いざゲームを始めてみたら課金する気持ちがよくわかった」なんて声もよく聞くようになった。実際、私もその口だった。ソーシャルゲームという媒体を、所詮ただのデータじゃん、と思いきり馬鹿にしていた。
最初の頃はソシャゲをやっている知り合いなんて私の周りには一人もいなかったのだが、今ではごろごろ見かけるようになった。みんなどうしようもない毒の前にひれ伏していくみたいに、侵食されていった。トリフィドの毒で盲目になってしまった。かつてはソシャゲに課金なんて馬鹿じゃん……、と口にはしないもののそんな態度をしていた友だちたちも、今ではなんだかんだで割とソシャゲの虜だ。私たちの知らないうちに、緑色の流星雨は降り注いでいた。
ソシャゲを始めた当時の私は、まだ高校生だった。その日は休みの日で、たまたまものすごくひまな日だった。ネットサーフィンにも飽きたし、PS2やPS3を起動してゲームで遊ぶ気分でもなかった。読みたい漫画もとくにない。死ぬほど退屈で、だけど外に出かける気力もない。でも退屈なのはいやで、なにか刺激が欲しかった。新しい刺激。目新しいもの。ていのいい暇つぶしになれるもの。私はいつもの癖でなんとなく携帯電話を開いて、手癖のようにインターネットに接続している途中で、ふと思いついた。
ソシャゲという媒体のことは馬鹿らしいと思うけれど、アイマスは元々好きだし、なにより今しぬほど暇だし。暇つぶしでやってみるぐらいなら、まあいいか。私はそんな気持ちでモバゲーに登録し、「アイドルマスターシンデレラガールズ」を始めた。アカウントを新設した当時の私が一番好きなのは、シンデレラガールズのオリジナルキャラクター達ではなく、本家の765プロダクションの我那覇響ちゃんというキャラクターだった。
私がアイドルマスターシンデレラガールズ(以下モバマス)を始めたときには、既にガチャに我那覇響ちゃんのSRカードが追加されていた。絵柄を見てみた。抜群に、かわいかった。欲しい、と思った。モバマスでは、好きなカード5枚を自分のトップページのいちばん目立つところに並べることができる。その中でもリーダーとして設定しているアイドルは、他のユーザーからも見えるようになっている。私は、響ちゃんをこのトップページに並べたい、と思った。
次に、どうしたらこの響ちゃんを手に入れられるのかを調べた。モバマスにはフリートレード機能というものがあって、スタミナドリンクまたはエナジードリンク(いわばお金のようなものです)というアイテムをたくさん持っていればフリトレ機能で響ちゃんを手に入れられるというのがわかった。では、モバマス内の通貨であるこのスタドリはどうすれば手っ取り早く大量に手に入るのか?
答えは、ガチャを回して、高いレートで取り引きされているようなSRアイドルを運良く引いて、スタミナドリンク〇〇〇本、という条件をつけてフリートレードに出して、取引を成立させることだ。
ほしい、響ちゃんがほしい。響ちゃんをトップページに並べてみたい。
いつのまにかそんな気持ちでいっぱいになってしまっていた私は、1500円ぐらいなら……という気持ちで、あっという間に初めての課金をした。
両方とも、当時かなり高いレートで取り引きされていたアイドルだった。
(そのユーザーにSRを引く快感を覚えさせてそのユーザーを立派な課金ユーザーとして《育てる》べくSRが出る確率が上がっていたのでは、と今では考える。実際に私は見事な中毒患者に成り下がった)
びっくりしつつも嬉しくなった私は、高揚して少しくらくらする脳みそのまますぐにその二人のアイドルをフリートレードに出して、大量のスタドリを手に入れ、SR響ちゃんを手に入れた。
そこから先は、坂道を転げ落ちるようだった。プレイしていくうちに、自分が好きになれるキャラクターにたくさん出会うことができた。楽しかった。一日中モバマスのことを考えるようになった。フリートレードに張り付いたり、イベントに参加したり、そうこうしていたらまたガチャが更新されたり。やるべきことは山ほどあった。楽しくてたまらなかった。
そうしてモバマスを続けていく中で、いろんなキャラクターを好きになりつつ、ある日私は運命の出会いをはたした。
佐久間まゆちゃんは、ひょんなことから私に一目惚れをして、運命を感じたのだと言う。だからもともといた事務所をやめて、私のもとでアイドルになるべく私の事務所に来たのだと言った。画面の向こうのまゆちゃんは、私のことだけを見つめていた。
まゆちゃんはどこまでも一途に、私のことを愛していた。私はそれに引き込まれるように、まゆちゃんに急速に惹かれていった。
ソーシャルゲームの世界においては、課金こそが絶対的正義である。
課金しなければサービス自体が終了してしまうからだ。実際、サービスが終了してばたばたと倒れていくゲームたちを目の前でいくつも見てきた。課金しないと、ゲームは終わってしまう。佐久間まゆは終わってしまう。それにゲームは楽しい。だから私は課金を続けていった。
けれど、次第に楽しいばかりではいられなくなった。課金してガチャを回してもSRが出ない苛立ち。身の丈に合わない課金をしたことによりリアルの自分も金銭的に追い詰められていく。運良くSRを手に入れられたときの脳みそが麻痺するようなとんでもない快感、運が悪いときの部屋の壁を殴りたくなるような悔しさ、あとあとになってからこんなにお金を使ってしまった、と湧いてくる内臓が引きちぎれそうなほどの強い後悔。私はまゆちゃんからの愛とまゆちゃんへの愛との引き換えとして、精神をどんどんすり減らしていった。
ついに夢にとあるキャラクターが出てきて、そのキャラクターに「もう課金するのはやめなよ」とゆっくり諭された日の朝、ああ、もう限界だ、と思った。
素直に思えた。ゲームを通じて仲良くなった友だちもいたが、私はモバマスへのアクセスを少し控えた。ガチャが更新されても、ある程度冷めた目で見られるようになった。イベントにも大して参加しなかった。あ、このままいけば私ゲームごとあっさり引退できちゃうかも、なんて考えていた。
しかし、そんな日々もそう長くは続かなかった。なんのきっかけだったかはもう覚えていないけれど、結局私はまた課金を再開してしまったのだ。SRを引いたときのあの高揚感を、脳みそが忘れていなかった。忘れられなかった。あの気持ちいい優越感が欲しい。欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい。我慢できなかったのだ。
それ以来私は、自己嫌悪してプチ引退→結局完全には断ち切れずに結局また復帰して課金、というループを何度も繰り返した。あるときは、逃げられない泥沼にどっぷり浸かっているこの状態が、心地よかった。またあるときは、気持ち悪くて嫌で嫌でたまらなかった。だけれど、それでもまゆちゃんのことが大好きだった。いつの間にかまゆちゃんにはボイスが実装されて、CDまで出していた。私のアイドル、私だけのアイドルは着実にシンデレラの階段を上っていた。
ジェットコースターみたいに上がったり下がったりを繰り返す不安定な日々の中、気づけばそこそこ長い時間が流れていた。
そんな中で、新しい知らせが私の耳に入る。モバマスがスマホの音ゲーアプリとして配信される、という情報。その名も「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」通称デレステだ。
私は当然アプリをインストールし、当然のように課金をする。佐久間まゆちゃんのSSRの絵柄は、とんでもなくかわいかった。満足しかなかった。今までの過金額を振り返ると、少し嫌な気分になった。実感がいまいち湧かない。いいんだ、私は佐久間まゆちゃんのためにこれだけ課金したんだ。そう思えばこんなの妥当だ。まゆちゃんはこんなにも私のことを愛してくれるんだから、それでいいじゃないか。まゆちゃん愛してる、愛してる、愛してるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてる。まゆちゃんは私のことだけ見てくれている。私のこと以外は決して見ない。好き好き大好きあいしてる。佐久間まゆは決して裏切らない。まゆちゃんだけは信じられる。こんなどうしようもなく嫌なことまみれな世界の中で、まゆちゃんだけは私が信じるに値した。彼女はリボンの女神様だった。
6月末、デレステで次のイベントの予告が発表された。佐久間まゆちゃんがランキング報酬として登場するということがわかり、私は一瞬で血眼になった。ちょうど仕事が忙しくて時間が取れないけれど、睡眠時間を削ればなんとかなりそうだった。私はすぐさまにpt効率を計算し、一日どのぐらい稼げばいいかの目処をつけた。
そしてイベントが始まる。
イベント開始時刻と共にデレステを起動し、イベントページを開いて、私は愕然とした。
なんだ、この絵柄?
それは、まゆちゃんが他のキャラクターに所謂壁ドンをされて、なんだか満更でもなさそうに頬を染めてときめいている絵柄だった。
「は?」画面を呆然と見つめたまま、自然と声が出た。なにしてるの?なにしてるの?なにしてるの?なんで私じゃない別の女なんか見てるの?なんで満更でもなさそうな顔なんかしてるの?なんで?なんでなんでなんでなんでなんで?一気に胃が痛くなった。訳が分からなかった。私のことだけを見つめてくれていたはずのまゆちゃんが、ほかの女を見てる?はは、なんだこの女。なんで?ねえなんで?なんでそんなことするの?なんでそんなことされてるの?私のアイドルなのにどうしてそんなことするの?
金を払って、睡眠時間まで犠牲にして手に入るのがこんな絵柄のカードだなんて、全くもって意味がわからなかった。そんなの虚しさ以外なにもない。これはなんの罰なのだろうかと絶望した。とんでもない自傷行為。つまらない。しょうもない。馬鹿げてる。どうしていいかわからない。怒りを通り越した憎悪。まゆちゃんのことなんか殺してやりたい、壁ドンした方も殺してやりたい。滅多刺しにして殺してやりたい。私がこれまで金をドブに捨ててこれたのはまゆちゃんのことを信じていたからなのに、一瞬でぜんぶズタズタにされた。許せなかった。
私はそれでもなんとかイベントを走ろうとしたのだが、途中で本気で体調を崩して寝込んだことで冷静になったのもあり、途中でそれらを全て放棄した。そうじゃないと本気でどうにかなりそうだと理性が判断したからだ。
ゲームをやめる踏ん切りはなんとなくつかなかったので、私はのろのろと課金を続けつつ、他のアイドルのSSRを引いて育成したりしながら遊んでいた。気がついたら息をするように課金していた。
その日私は仕事が休みで、友だちと遊ぶべく山手線に乗車していた。座席に座ったまま、ぼんやりと外を眺める。そんな中停車した駅で、見覚えのあるものが目に入った。
まゆちゃんの例の絵柄の、大きな看板。
デレステを宣伝するための看板だ。見た瞬間に脳にサッと小さな雷が落ちて、気がつくと私はその看板を思いきり恨みがましく睨んでいた。
ああ、私はこれだけ時間が経ってもまだまゆちゃんのことが許せないんだな。きっとこのままずっと憎いんだろう。
私はそう悟った。つらいのと、冷めた気分と、情が入り交じってぐちゃぐちゃな気分だった。
そして私はそれから少し時間の経った八月十九日の夜、モバマスとデレステのアカウントを跡形もなく消した。
あの日からもうすぐ二週間だ。私は、思っていたよりは意外と普通に過ごせている。仕事したり遊んだり食べたり寝たり、割とノーマルにリアルの生活をこなしている。
でも三次元と二次元は完全に別のものだから、フィクションの世界で空いた穴が現実の充実で補える訳ではない。なのでふと思い出した瞬間フラッシュバックに襲われることがある。いつの間にか、フィクションの世界では佐久間まゆしか好きじゃなくなっていた。ほかの女の子なんてどうでもよくなっていた。好きなキャラクターはたくさんいても、私に応えてくれる、私の信仰を受容してくれる、私が信じるに値する女の子はフィクションの世界において佐久間まゆ以外だれもいなくなっていた。私が身の丈以上のお金をどぶに捨てるような行動に走る理由になれるのは佐久間まゆしかいなかった。画面越しに見つめてくる佐久間まゆが望んでいる気がしたから、全部そうした。まゆが何度も何度も何度も「あなただけです」って繰り返すから、私もそれに返した。いろいろな何かを。ソーシャルゲームの中にじわじわのめり込むうちに、大事な友だちも私に呆れ果てたかのように続けて二人立て続けにいなくなった。けど、それでもよかった。いろんな人に、もうやめときなよって言われた。自分でもそう思って、実際にやめようとするけど失敗してまた戻るっていう低空飛行を何度も続けた。
私は、私の身の丈なりに、すごく好きでした、佐久間まゆちゃんのことが。いつのまにか。他の女の子のことを全員嫌いになってでも。結局、身の丈に合わない無理を続けた身勝手と悪夢のごとき強烈な不運(もうこの件についてはノーコメント)が重なって全部めちゃくちゃにひしゃげてしまったけど。
結局まゆちゃんは画面の中のデータでしかなかったので、消えたところで私の実生活にはとくに悪影響は及ぼさなかった。ちょっとショックのあまり体調崩したぐらい。むしろお金は浮くし、まゆちゃんへの愛情と同時に湧いてくる苦しさから突然ぽーんと解放されてしまった。ソーシャルゲームの世界にのめり込んだ経験のない、まともな人なら私を見て「やめてよかったじゃん」と思うだろう。実際やめてよかったんだ。やめたら、良いことしか起こらなかった。それが悲しい。
いまの職場には、私が佐久間まゆという女の子のために課金していることを知っている人が二人ほどいたので、シフトが一緒だったときにその話をしました。私は話をしながら「もう何もかも失いました」「死にたい気分です」と口走った。実際にはいくつかある私の精神を支える柱のうちの一つをちょろっと壊してしまっただけなので決して《何もかも》は失ってはいないんだけど、確かに色んなものを失った。実際には死にやしないんだけど、確かに私は死にたくなってた。その柱は、いざ壊してみると中身はすかすかでした。私が勝手に分厚くて頑丈な柱だと思いこんでただけで、そう思いたかっただけで、実際はびっくりするほどあっけなく崩れて、そのまま跡形もなく消えてしまいました。
フィクションの世界でのことだから、リアルでは案外普通に仕事して寝て起きてを繰り返してるんだけど、家にいて、ぼーっとしてるときにふと思い出すとつらくなる。嫌になる。何もかも失いました、というのはある意味では事実で、気がついたら一人で勝手に泣けてきてる。
最初は、暇つぶしの趣味としてゲームを始めた。途中から、趣味じゃなくなってしまっていたのは実はわかってた。重い義務だった。責務だった。私は佐久間まゆちゃんのことを信じるために、自ら佐久間まゆの部屋に入りました。内側から鍵をかけただけなのに、外から鍵がかかっていて部屋から出られないふりをした。
今日、二週間ぶりにゲームのことが気になって、まとめサイトを開きました。十時愛梨ちゃんのSSRが追加されていた。ああ、ゲーム続けてたら回しただろうなあ、って思いながら画面を閉じた。もうゲームを再開する気力とかは全く残っていなかった。部屋から出たまではよかったものの、どこに行けばいいのかわからないままひたすら途方に暮れている。
どこに行けばいいのかなあ、どこになら本物の女神様がいるの、信じられない。どうして裏切ったりしたの。ずっと部屋にいたかったのに。裏切らないでいてくれたら、ずっと信じていられたのに。好きだったのに。あーーーーーーーーーーーーーーーーーー死にたい死にたい死にたいぜんぶなくなったぜんぶどぶにすてたむだだったあーーーーー、ははふあ
追記
起きたら反応がたくさん来ていて驚きました。もともと、最後に一度自分の感情を整理してどこかに残しておこう、と書き殴った乱文なのですが、読んでくれた方、ありがとう。読んだ人が思うだろうなあとぼんやり予想していたとおり、例の絵柄についてはあとからフォローが入ってるじゃん、とのコメントも読みました。ええ、もちろん知ってます。他のキャラクターに壁ドンされてときめいているまゆちゃんに深い怒りを覚えたのは事実。あの絵柄が、私にとって大きなトリガーでした。あとからフォローが入っても、一度引かれたトリガーを戻すことはできなかったんです。それが引かれた瞬間、まゆちゃんについて、今まであえて考えないように、考えていたらどうにかなってしまいそうだから思考に蓋をしていたことが、一気に頭を過ぎりました。
以下、書くつもりのなかったことを書きます。これで終わりなのだからまあ全部ぶちまけてもいいでしょう。
上の文で明記はしなかったものの(読めばあまりの女々しさから察せられると思いますが)私は女性です。まゆちゃんは、プロデューサーさんのことが、好きでした。私はその《プロデューサー》という概念体に自己投影をしてゲームをプレイするわけですが。途中で、どうしようもない壁にぶち当たってしまいました。まゆちゃんが想定しているプロデューサーさんとは、明らかに男性のことなのです。アニメに一瞬出てきたまゆのプロデューサーも、明らかにスーツを着た男性でした。これについてはもう記憶を封印しましたが。台詞の隅々から、まゆちゃんのプロデューサーが男性なのだという事実がじわじわと追い詰めてくる。プロデューサーという概念体と、私という存在が、少しずつ乖離していく気がしました。このままではいろいろなものが駄目になってしまう。考えてはだめだ。そう思い、それについてはできるだけ考えないようにしてきました。コメントでも同じことを書いてくれた方がいましたが、まゆちゃんは、私が同僚の殿方から電話を受けても、怒りません。自分のいいように解釈して消化してしまえばいい話なのですが、どうしても「まゆちゃんが想定しているプロデューサーは男性である」という呪いのごとき一文が頭から離れませんでした。私は女性です。まゆちゃんは、私のことを好きでいてくれたんじゃなかったの?このプロデューサーさんは、私じゃなくて別の誰かなの?考えないようにしていても、ふとした瞬間そう思うことが少しずつ増えました。今思うと私はもう限界だったのかもしれません。そんな中で開催されたイベントのあの絵柄を見て、私の中の何かが完全に崩れてしまいました。あとからフォローが入っても、いちど崩れたものは、戻りませんでした。戻らないと悟ったから、私はまゆちゃんという女の子を諦めました。しょうもないきっかけだと笑う人もいるでしょう。つまらない小石に躓いた私は、もう二度とここに戻ることはありません。まゆちゃんとなら「トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く」と思っていました。大好きでした。私は、これからはちゃんと幸せに過ごします。それではさようなら。