はてなキーワード: 呉服屋とは
神前藩は江戸初期に消滅してしまった藩なので、あまり名が知られていない。
神前藩の産業は、筆と墨の生産で、台湾との貿易もさかんに行われており、港はいつでも喧騒に包まれていた。
ところが藩の奉行たちが強欲だった
貿易には輸出租庸調がかかるうえ、年貢額も毎年割高になり、職人たちの扶持は下がる一方だった
毎年、年貢の申告日が近づくと、職人たちは親戚の通夜にきたかのようにしんみりしており、いまにも泣き出しそうな顔もあった。
一方、藩奉行たちの扶持は、事実上、毎年上がってゆき、そのことで越後藩の呉服屋が、毎年着物販売祭りを開催するほどになった
これには、巧妙な絡繰りがあった
藩奉行たちは、奉行所の一部を徐々に民営化してゆき、そこに天下れば、同じ仕事でも奉行所よりも扶持が多く貰えるのである
もちろんその民営奉行所には、奉行所の補助扶持が、たっぷり降りるのである
こうした偉い奉行たちの顔ぶれと政策がずっと変わらないので、毎年、奉行志願者が増えていった
あまりに筆墨の生徒が減ったので、お白洲の御沙汰文書には、筆墨技術科講習が、刑罰として書かれるようになった
職業の自由はこのように強引に奪われたが、それでも職人たちの人口減少は止めることができなかった
職人たちは少ない人数でもしばしば一揆をおこしたので、斬首、晒し首もしばしば行われた。
これは人から馬にも感染するコレラだったため、商人たちは物資を運ぶのに、隣藩から運送屋を借りなければならなかったが、
隣藩も貸し渋るのももっともで、運送料の高騰による物価高も起きた。
幕府は藩主家を摂り潰し、幕府直轄領とし、疫病に感染していないと思われる者は藩外に転居させた。
食料不足はときどき幕府によって補われたものの、餓死する者も多かった
馬コレラ対策がようやく出来たのは、藩主家のお取り潰しから10年後だった
追記:
誤字等訂正追加したよ
12話全部見た
何がク◯なのかの備忘録
ただし原作モノアニメだとしても原作の知識はないものとして視聴する習慣である
結成→最終話までの大目標設定→それまでの小目標の設定と解決→最終話で大目標が解決
という流れを取ることが多いが本作はW.I.N.G.(6-7話)といい事務所合同ライブ(11-12話)といい全部いきなり沸いてくる
それ自体は別にどうでもいいがおかげで2-5話が各ユニットの顔見せ以外になんの意味もない
だが1話で事務所に16人目として入った櫻木真乃が8話以降のストーリーの軸である合同ライブでセンターを務めるというストーリーの流れがあるので
そこまでに視聴者が櫻木真乃の成長とかを感じられるお話がなければならないが、そういったものは存在しない
それを8話以降全員がなんかよくわからない理由付けで特に問題もなく受け入れる
このアニメはキャラごとにダンスの上手い下手を描いたりするのはやっているのだが
月岡恋鐘は売れっ子アイドルグループアンティーカのリーダーだが283プロに入る前に他事務所のオーディションで落ちまくっていたこととか
杜野凛世は呉服屋の娘なので着物を常用し戦場カメラマンみたいな口調のわりに陽キャであることとか
大崎甜花は大崎甘奈の姉で基本ニート気質だが要所要所でやるべきことができないわけではないこととか
このアニメではそういうキャラの見た目からはわからない個性をまともに描写していない
なぜかというとこのアニメでは各話でノルマ的に全員がセリフを最低1つは貰うという平等主義が徹底されているので
逆に言うと焦点が当たるキャラがおらず、各キャラの人となりが一切深堀りされない
このため1話で提示されたキャラからどのキャラも一切成長しない
せいぜい風野灯織が同じユニットメンバーを名字で呼んでいたのが名前で呼ぶようになるなど最初は距離感があったが打ち解けられたことと
園田智代子が実はチョコレートキャラで売っていることくらいしかこのアニメの視聴者はキャラの個性を見出さないだろう
カレーに板チョコをぶちこむくだりで魔法でも使ったかのように一撃で割り砕くことでわかる個性というのも嫌だし
カレーに入れた分量も大概なのでちょこ先輩がそういう変人であると見えてしまうのも嫌なものである
それでマズかったらまだひと下りだねで済むのだが美味しく終わるのも不愉快
ちなみに主人公の櫻木真乃は鳩を飼っていてアウトドア系だがこのアニメ内でそれが分かった人はいるのだろうか
モブの描き方も謎で通行人とか他事務所のライバルであるモブアイドルとかも表現されない
「客の集まったイベントにいる書き割りみたいなモブ」か「シナリオ進行上必要なキャラとしてのモブ」がごく少数いるだけ
ダンスに細かいキャラ差をつけるのに全員集合シーンでは等間隔に整列するのも面白い
2-5話までは各ユニット回ということで
という普通なら色々あるであろうテンプレの流れを踏襲するがこれが絶望的につまらない
2話の撮影でPV撮影で雨が降ってきたから外の撮影ができない→頼み込んで雨中で撮影とか
(室内カット撮影してるヒマがあったら天気予報見て前撮りしろ)
3話のフラワーフェスティバルだかでつまらなさそうにしている男の子→花をプレゼントして解決とか
4話のヒーローショーがダブルブッキングでできない→プロデューサー含めて6人で即興ヒーローショーとか
(服屋に衣装を買いに行く以外の「解決に要した工夫」はなく魔法のようにヒーローショーが完成する)
5話のイルミネーションスターズ初ライブでフォーメーション(そういうダンス)をするかしないか→する
(まずフォーメーションが何なのかの説明もないし、しなかったらどうなるかも提示されないし、すると決断してどう努力したかもロクに描写しない)
4話がマシとか言われるけど相対的にマシなだけで普通のアニメだったらダメダメである
ちなみに5話のイルミネーションスターズは多分初ライブだと思うのだが、客入りはあるしサイリウムも統制されている
こんなに簡単な話ならお隣の事務所の本田がアイドル辞めるとか言わないのでは
またここまでの区間では絶対にユニット同士の越境をしてはならないという鉄の掟でもあるのか
せっかくのアニメ化なのにキャラ同士の新たな関係性の提示とかも一切なされない
後半ではそもそもハードルが設定されることもなくなり合同ライブに向けて仕事か練習して終わりという筋になり
そこでは越境はあるにはあるが「すごいねー」「そっちもすごいねー」的な上っ面会話しかなされない
正確に言うと2-5話では各ユニットのライブシーンはあるがそれはとりあえず措く
このアニメでは6-7話にてW.I.N.G.という大会的なものがあり、4ユニットすべてが出場する
ここで何をとち狂ったかこのアニメはそのシーンを全カットし「出場前の特集番組に出ました」→「全ユニット敗退」
というアイドルアニメ史上に類例のない大技を発動し描写を放棄する
W.I.N.G.はどういう大会でどういうことが求められているのかはこのアニメからはなんと一切わからない
ストーリーライン上まったく必要のない大会が設定された上にさらにそれに勝手に敗退する異常事態が発生
そして11-12話は事務所合同ライブなのでさすがに描写するだろうと思っていたが
11話は「ライブ会場の紹介→リハーサル→本番8曲」までやるのだがもちろん詰め込めるわけがない
ここでこのアニメはまずライブ会場の紹介からリハーサルまで全部止め絵で描写を放棄し
そうして余った時間にこれまでロクな絡みもなかった他ユニットが舞台袖でなんか分かったようなことを言ったり
ここまできて未だに人格的個性が見えてこないプロデューサーが眺めているのであろう描写が入ったりする
12話はさすがに新譜(なんと1曲しかないのだが…)があるだけありちゃんと通しでダンスするのでまだマシだろうと思ったら
各キャラに感情移入するための努力を放棄しているのにこの演出をされるととてもイライラするというのはこのアニメを見て得た収穫
2期はあと7人増えるはずだが2期も平等に割り振るつもりなのですか?
このアニメは3Dアニメなので多少の無理も効くだろうと思ったらライブシーンである
接写しすぎているせいで手や顔が見切れるだの
ダンスを見せようという努力と真っ向から反するカメラワークをぶちかましてくる
細かいことはできるのに基本ができないのがこのアニメの全体的特徴
楽曲とか3Dモデルそのものについては特に記憶にも残らなかった
シナリオがひどすぎて気にする気にもならなかったとも言う
公共の電波でミリしらの人間も見るであろうことを考えれば絶望的にひどい
このアニメを擁護する様々な言辞が弄されているが究極的には台本がカスすぎる
12話すべて見た理由は12話すべて見たという事実を獲得したかっただけだが
それだけだとあまりに寂しいのでここまで書いた
「呉服屋の次女です、春よぉ~♪」
祖父のような人が、昨日死んだ。
血の繋がった祖父は、自分の生まれる前に亡くなっていた、少なくとも父方の祖父は、割と早くに亡くなったらしかった。
母方の祖父は、母親が子供の頃に祖母と離婚しており、多分早くに亡くなったのだと思うが、仮に生きていても会うことはなかった。自分がいつそんなことを聞いたのかは確かではないが、物心ついた自分が、血の繋がった祖父、というものを意識した時にはどうやら亡くなっていたらしいのは確かだ。
「祖父のような人」は、僕が生まれるずっと前から、祖母と一緒に暮らしていた。多くの人が誰しも持つ思い出のように、自分も子どもの頃、祖母と彼の住む家に遊びに行き、甘やかされ、小遣いをもらい、トランプやら野球やら将棋やらをして、思う存分に遊んだ。
将棋のルール、司馬遼太郎、池波正太郎、他にもいろいろと、今ではどれが彼に教わったものか一々思い出せない程、いろいろなことを彼は教えてくれた。
むしろ、祖母と彼には、高級旅館に何度も旅行に連れて行ってもらったり、高級料理を食べたり、普通の人よりも随分いい思いをさせてもらった、祖母のお金だったのか、彼のお金だったのか分からないが。
祖父、おじいちゃん、適切な言葉は分からないが、彼は自分にとって唯一のそういった存在だった。彼は無責任で、冗談と嘘をよく話し、調子のいい軽口を叩き、良い人間とも思えないが、憎めない人だった。
陽気に昔の自慢話を語り、祖母や叔母に返す刀で昔の失敗をからかわれると、機嫌を損ねて無口になり、眠ければ眠り、食事の時は誰よりも早く食卓について料理が出てくるのをやたらと祖母に急かした。彼は一言で言えば、「簡単」な人だった。読書好きで、色んな経験をしてきたらしい割に難しいことは考えず、毎日似たようなことをして気楽な生活を送っていた。
祖母が彼と暮らし始めたのは、離婚した直後のようだった。母や叔母(母の姉、祖母の娘)は、彼のことを時折「おとうさん」と呼んだし、祖母、叔母、母、彼の四人で暮らしていた時や旅行をした話を聞くことも稀にあった。
ただ、彼は、外に出れば家族ではなかった。彼の苗字は一人だけ違った。祖母が「田中」(仮名、でもそれくらいありふれた苗字だった)と彼の苗字を口に出す時、聞いてはいけないタブーに踏み込んでいるようで、胸がざわついた。今でも克明にそのざわつきを思い出すことができる。
父方の家族に会う時、彼がその場に来ることは当然なく、それどころか、彼のことを口に出してはいけない、そんな人はいないものとして話さないといけないことは、子どもの自分にもいつの間にか十分過ぎるくらい分かっていた。
父は自分や兄や母とともに、母方の祖母の家に行くこともあったが、彼のことを嫌っており、彼と会ってもまともに話さず、彼の話を自分や兄から聞くと不機嫌になった。自分も兄も馬鹿じゃなかったので、幼い頃から、彼の話を父の前でしてはいけないことは分かっていたが、父は、祖母の家から帰ってくるたびに普段の落ち着いた様子からは考えられない程ぶっきらぼうに「田中はいたんか」と自分に聞いて、「うん」とだけ自分が答えると、より一層不機嫌になった。
母は、自分たち兄弟を育てながら、よく酒を飲み、よく荒れた。父は単身赴任で平日ほとんどおらず、母は毎晩のように台所で酒を飲み酔っ払って、自分や兄を理不尽に怒鳴って手を挙げ、警察や学校や塾にやたらと電話をかけてほとんど脅迫に近いようなクレームを怒鳴り散らかした。たまに帰ってきた父がそれを制止すると、コンクリートで出来た平成生まれの一軒家ですら、簡単に壊れてしまうのではないかという程の暴れ方で反抗した。酒を飲んだ母は、怪物だった。
母は、素面の時、神経質で、常に他人の目を気にしていた。タクシーの運転手にも、ずいぶん年下の店員にも、学校の先生にも、息子の同級生の親にも、そこまで丁寧に話さなくてもいいのにという程、丁寧に低姿勢に話した。素面の時も、酒を飲んで暴れる時も、母は「正しい社会」から向けられる目に怯え、苦しみ、酒を飲んだ時だけ、自分の正しさを暴力的に吐き出すことで、何とか自分という存在を保とうとしていた。
自分が中学生か高校生くらいの頃、彼には今は離れて住む子供がいることを知った。思えば「いない」とも聞かされたことはなかったが、はっきりとそれを聞いた時は、ただ胸の内で「そうだったんだな」とショックを受けたのを何となく覚えている。
それくらいの頃、叔母が離婚し、一人暮らしを始め、段々と精神を病み、盗聴されている、組織に狙われてるなどと、典型的な統合失調症の症状が出始めた。
この頃から父はよく自分にもはっきりと言い始めた。母が酒に荒れ、叔母が病んだのは、家庭環境のせいだ、母、叔母の親である祖母と、彼が不倫をして、母や叔母の実の父親を追い出したからだ、と。きっと母や叔母は、「外で言ってはいけない」ことを家の中で強く教えられ、世間の目を気にして怯えて生きてきたのだと。
それはある意味で納得のいく説明だった。祖母は、離婚の理由を、相手、僕の実の祖父の賭け事のせいと言っていたが、どこまで本当かよく分からなかった。
知り合い、昔からの友人である大学の同級生と会う時も、祖母は、「娘が二人いて、孫もいる独り身」として話しており、彼のことを誰にも言っていないようだった。
お盆、お坊さんがお経を唱えに祖母の家に訪ねてくる時、彼は訪ねてくる少し前に外出し、お坊さんが帰ってもういないことを電話で聞くと、すぐに帰ってきた。用事があって出かけるのではなかったから、すぐ近くにいたのだろう。祖母は、お坊さんが来る時間をいつも気にして、去年は遅かったとか今年は早過ぎるとか言っていたが、後ろめたさと面倒なことへの苛立ちが入り混じっていたのだと思う。
彼は、彼の子供とは長年会っていないようだった。彼の子供は、僕の父や母と同年齢程度のはずだが、彼の子供や、家庭のことを思うと、僕に罪はないのに申し訳ないというか、複雑な気分になった。彼の家族が彼のことをどう思っていたか分からないが、少なくとも誇りには思っていなかったのではないかと思う。
祖母と彼は、僕が知る身近な家族の中で最も夫婦らしい二人だった。時に自分の子どもたちを犠牲にしてまでも二人の時間を過ごし、お互い喧嘩し、お互い気ままに生きて、美味しいご飯を食べ、よく酒を飲み、一緒になってから数十年間を死ぬまで共に暮らした。
この一年程、彼はほぼ寝たきりになり、祖母は、彼の子供のところへ帰って欲しいと伝えていたようだが、結局最後まで彼が聞き入れることはなかったようだった。
彼とのことで一番はっきりと思い出せるのは、大学で落研に入った自分に、彼が帯をくれたことだった。自分の着ていた着物は、桃色で、当時自分が持っていた水色の帯とは合っていなかった。祖母がその写真を見て、「合う帯があったら、おじいさんにもらい、おじいさん、呉服屋の社長をやってたから」と言った。彼は昔の仕事の話をされるのが少し気まずいのか、「ええの残ってるか分からんで」と言っていたが、次会った時に、自分の着物によく合う、濃紺の帯をくれた。とても気に入った帯だったし、締める時は不思議な気合が入った。他人に言えない自分の生まれを、言葉に出さずとも身に纏って話しているようだった。
思えば彼について知らないことも多い。下の名前も一度くらいは聞いたことはある気もするが思い出せない。思い出すのは、人となりと、「田中」と呼ばれているのを聞いた時の、あのばつの悪さだ。彼がくれた帯も、彼がどこにしまっていたのか分からない。少なくとも祖母と彼が暮らしていたマンションには、彼の私物をしまうスペースはほとんどなかったはずだった。彼は、祖母のマンション以外にも一応自分の部屋を借りていたらしいが、ほとんど帰っていなかったし、何を残して、何を捨ててきたのか、いつから祖母と暮らし始めたのかも、本当のところはよく分からなかった。
「二日前くらいから入院してもう危ないとは聞いてたんやけどな、おばあちゃんが病院行かはったんやけど、内縁の妻、言うんかな、死んでも詳しくは教えてくれへんのやて。ほら、おじいちゃんて、"田中"さんやんか、息子と娘さんがお葬式とかお通夜しはるから、心の中で弔ってあげてな」
母は冷静に話すようにつとめているようだったが、その話し振りは、まだ状況が飲み込めない子どものようでもあった。
母にとって、彼がどんな存在だったのか分からない。少なくとも、幼少期ともに過ごし、自分の血の繋がった親である祖母と暮らし続けていた「彼」のお葬式にもお通夜にも出れないことは、やはりショックな出来事であり、何を悲しんでいいのか、すぐには整理がつかないようだった。
きっと、親である祖母が離婚して、その後すぐ彼が家に来て、そこからずっと母は、同じように色んなことを飲み込めないまま生きてきたのだと思った。
もう高齢で、ボケかけの祖母は、すぐには状況が完全に理解できなかったらしく、母からLINEが入っていた。
母は気持ちの整理がつかないのか、若干文章ががおかしかったが、「やはり 悲しいことと思います。」と書かれていた。
彼が死んだら、お葬式にもお通夜にも、自分はおろか、「田中」以外の人間が出ないことは、ずっと前から、僕が生まれるよりも前から分かっていたことだった。
別に祖母がそのことをどうにかしようとする素振りもなかった。祖母と彼はただ一緒に暮らして、おそらく楽しい思い出をつくり、何かを片付けることもないまま、彼は死んだ。
残された人はみんな、この悲しみをどう受け止めていいかも、怒っていいのかも、誰に話していいのかも、どう弔えばいいのかも、分からないままだ。
祖父のような人が、昨日死んだ。このことを上手く話せる日が、いつか僕に来るだろうか。
家制度の大事さを論ずる人がいますが、これってもうほぼ崩壊してますよねって話。
家ってなんで成立するかと言うと、家と結びついた職業や生産手段があってこそだ。
例えば古代でいうと、摂政や関白になれる家、大臣までなれる家、大納言までの家、などがある。
親から子へ、親のついた地位や経済的要因(荘園など)が継承される。だから家が生まれる。
その土地や、その土地から生まれる利益の継承者を明確に定める必要がある。
芸事でもそうで、親の芸を継承しうる芸術であれば家元となりうる。
商家も同様で、百貨店でも呉服屋でも、親が築いた商売上の生産手段を継承する場合、家制度と相性が良い。
政治家も同じだ。親が築いた信用や政治基盤を継承するのであれば、家が生まれ、結果二世三世議員が生まれる余地を生む。
皆さんは親が引退したら、親の職業や親の地位につけるだろうか。
もちろんそうなる人もいるだろうけれども、多くの人は親の社会的地位を継承しないだろう。
私の親が副市長を引退したら、私が副市長になるだろうか? そんなことは許されない。
一方で、会社の社長が息子に移り先代社長は会長になるだとか、芸事で何代目だれそれを襲名した、とかは違和感が薄いと思う。
二つの事例を見たが現代社会ではどちらの職業のパターンが多いだろうか。
圧倒的に前者ではないだろうか。
もちろん、後者のシステムを否定することに直結しないことも重要だ。
ということで現代では、家産や家職の関係から、家制度はほぼ質的要因を失っていると結論づけられる。
個人的には(といっても見田宗介あたりの受け売りなのだが)、1961年の農業基本法が重要と思う。
人口の多くが農業をしていた日本において農業を機械化し、余剰人員を2次産業3次産業に従事させる動きを生んだ。
明治時代以降、第二次大戦後でも解体できなかった江戸時代以降の家制度はこの法律によりついに解体された。
日本人の多くが農民だったから、田畑という家産で生活していた関係上、多くの人々が家制度の中にあった。
サラリーマンになった農家の子孫たちは、もうその地位を子孫に継承できない。
親の地位を継承できない子孫たちはやがてマイナビ・リクナビを頼ることになるだろう。
高度経済成長は経済成長だけが起こったわけではない。家族の観点からしても革新的政策だったのだ。
だから家職や家産を継承しないところに生まれ育った場合では、気軽に別姓にしたり、あるいは現段階だと妻の姓をなのってもいいんじゃないかな、って思う。
私は振袖とか探すのも着るのもめんどくさくて
春先ぐらいに母や母方の祖父母や当時小学生の従姉妹まで総出で「頼むから振袖を着てくれ」とお願いしてきた
本当めんどくさいから
お盆に母の実家に行った際、母が使った振袖を出してもらい中身も見ずに即決
そしたら増田の気が変わる前に早く一式揃えようと言われて
居合わせた親戚皆でゾロゾロ呉服屋に行って適当に時代に合った小物を買った
母が「この子ホント前撮りも嫌がるんですよ〜」とポロッと言ったら呉服屋の人が併設スタジオで写真を撮ってくれた
一度で済んでとても楽でよかった
もしかして普通のキラキラ女子はファッションショーの如く着まくってから決めるもんなのだろうか
バイタリティあるよなみんな
当日も美容院の予約は早朝だし眠いし寒いしめんどくさくて仕方なかった
美容院で着付けてる時、左の袖の内側に醤油か何かこぼしたような長いシミあるの気付いて一人でワロタ
母…何やってんだ
感想としてはセットした頭が重いし
化粧はぶっちゃけ自分でやった時の方がマシな顔だな…って思ったし(失礼)
歩くの大変だし
今後は衣装を着る系のパーティの類には極力参加しないようにしようと心に誓った
マジで向いてなさすぎる
でもカラオケの受付で店員に「僕ハタチの時仕事で成人式行けなかったんですよー僕の分まで楽しんでくださいね!」と言われたのは
あれから何かとよく思い出す
図書館に普通に駐輪場あるし足腰弱い・怠いなら電動付き自転車くらい買え
これ前も書いたけどこう思ってるよ
これは車や地方・東京がどうこうではなく、“年収の話なんだな”って理解した
たとえば、これが 『時計』 や 『スーツと靴』や 『ブランド鞄』の話 だったらこうはなってないと思う
もう少しだけ具体的に書くと、
『時計』は億でも数千万でもブッ込もうと思えば幾らでもお金を注ぎ込めるけど、
そこそこいい時計付けてますよマウンティングに使われるのは高くてもスズキアルトレベルでしかないし、
興味が無ければ『売ってもいいなら貰うけど?(素)』『へぇ。スマホ か Apple watch でいいです(素)』ってなる
『スーツと靴』も同様で、ハイブラでスーツや靴をフルオーダー、一見様お断りの呉服屋や靴工房でフルオーダー、そういうガチセレブは別として、
高くてもそこそこのロードバイク並みの値段でしか無いし、維持費も要らないし、
興味が無ければ『営業職でも商社勤めでも無いので(困惑)』 『クローゼットに空きがあれば貰うけど、現金とスニーカーがよかったな』 ってなる
『ブランド鞄』も同様で、掛けようと思えばいくらでもお金を掛けられるけど、
そこそこいい鞄を持ってますよマウンティングに使われるのは高くてもスズキアルトレベルでしかないし、維持費も要らないし、
興味が無ければ『売ってもいいなら貰うけど?(素)』『えっ、売っちゃダメなの?(困惑) じゃあ○○にあげよう』ってなる
車が本当に価値観の違いでしかないのなら、エキサイトせずにこのくらいの温度感で終わる話なんだよな
もっとも、この辺の話もブクマカさんみたいな謎の見栄っ張りならスルーして良い話では無さそうだけど
住まい・食・教育・娯楽(スポーツ・旅行含む)・貯金 にお金を振り分けた後に、更にお金が余ればやることだからね
この辺にお金を使える人は、”お金を持っていない人では無い“ よね
まぁ、ブクマカさん(とブクマカ兼ねてそうな一部の増田) は、ケンタにフードコートは金持ちの選択 (anond:20200910192150) なので、
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 144 | 15688 | 108.9 | 51.5 |
01 | 126 | 11469 | 91.0 | 46 |
02 | 56 | 6004 | 107.2 | 41.5 |
03 | 51 | 4827 | 94.6 | 57 |
04 | 41 | 5207 | 127.0 | 41 |
05 | 12 | 2900 | 241.7 | 42.5 |
06 | 29 | 1938 | 66.8 | 30 |
07 | 44 | 2954 | 67.1 | 42 |
08 | 57 | 10033 | 176.0 | 28 |
09 | 100 | 6967 | 69.7 | 35 |
10 | 151 | 12537 | 83.0 | 44 |
11 | 155 | 15583 | 100.5 | 39 |
12 | 288 | 22652 | 78.7 | 40 |
13 | 302 | 22176 | 73.4 | 43.5 |
14 | 214 | 14226 | 66.5 | 35 |
15 | 212 | 16891 | 79.7 | 41.5 |
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18 | 243 | 22140 | 91.1 | 40 |
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22 | 188 | 15170 | 80.7 | 51 |
23 | 183 | 18286 | 99.9 | 42 |
1日 | 3463 | 313946 | 90.7 | 42 |
W不倫(6), ひっこみ(3), 首チョンパ(3), ムロツヨシ(3), 鍼(3), 武井壮(3), 1月7日(3), 丑年(3), 16年(3), 小料理(3), 呉服屋(3), 会食(30), 変異(13), 緊急事態宣言(48), スクール(17), 性病(10), 保育(10), 性行為(21), 飲食(27), 飲食店(31), 感染者数(11), 虐待(28), 消毒(16), 育児(32), 医療従事者(10), 機関(9), 未経験(8), トランプ(25), 滅(21), ワクチン(17), プログラミング(18), ウイルス(31), 要請(15), 鬼(23)
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