GraphQL Working Groupで進められている標準化で先日Stage 2に上がったProposalである @defer, @stream ディレクティブの概要をさらって動作を試してみる記事です。 参考記事 以下の記事に詳細な情報が書いてあり、この記事のほとんどはそれを参照したものです。 @defer, @stream ディレクティブの概要 GraphQLは画面に表示する情報を一度のリクエストで取得できる便利な技術ですが、その反面サーバー側で要求されたデータすべてが揃うまでレスポンスを返せないという欠点もあります。それを補うための仕様が @defer, @stream ディレクティブです。GraphQLのレスポンスを複数に分け、これらのディレクティブが付いたフィールドをあとから返すことで遅いデータにクエリ全体が引きずられることがないようにできます。 以下のような、 person