都内某所、〈茶酔〉が開く茶会へ潜入 〈茶酔〉の茶会は、メンバーのオフィスで、ギャラリーで、そしてときには河川敷で……と、さまざまな場所で不定期に開かれている。取材当日伺ったのは、渋谷区広尾の某所にある〈Daily Practice Books〉。個人邸でありつつ本を扱っており、蔵書は借りたり買ったりすることができる。 〈Daily Practice Books〉の書棚。アートブック、小説、学術書、エッセイなど、あらゆるジャンルの本が並ぶ。 ずらっと並ぶ書棚の通路を抜けると、想像以上の人数が。茶会初体験の人から常連まで、さまざまな人が参加していた。〈茶酔〉の茶会は基本的に2,000円ほどで、エントランス料のような扱い。何時間いても何杯飲んでも一律で、5〜6時間滞在する人も少なくない。 長い滞在時間の秘密は、中国茶の特性にありそうだ。日本茶が美味しく煎れられるのは3煎目ほどまでなのに対し、