皆さん、こんにちは。公的年金界の野次馬こと、公的年金保険のミカタです.....が、今回は年金ではなく、医療保険について取り上げたいと思います。 先日の日経1面に次のような記事が出ていました。 記事の冒頭は、以下のようなものです(太字による強調は筆者が加えたもの)。 大企業の従業員が加入する健康保険組合の財政悪化が進み、個人の保険料負担が増している。・・・(略)・・・ 健保組合財政が悪化している大きな要因は高齢者医療費を支える拠出金の増加だ。 上の文章の中で、2つのキーワードがあります。 ■ 大企業の従業員が加入する健康保険組合 ■ 高齢者医療費を支える拠出金の増加 まず、これらについて簡単に説明します。 公的医療保険制度の枠組み日本は、ご存じの通り「国民皆保険制度」を有していて、私たちは、誰でも保険証を提示することによって、窓口での医療費の支払いを、実際に掛かった費用の3割(年齢等によって