バーチャル空間で開催されるVRChatのクラブイベントでは、構築されたクラブのフロアがそこに存在し、DJブースがそこに存在し、自分たちもそこに存在します。フロアをコントロールするDJとして、楽曲にあったパフォーマンスでフロアと一緒に盛り上がる、フロアのリアクションを感じながら選曲しミックスする。これは、VR・現実を超えたクラブDJの醍醐味ではないでしょうか。 VRChatなどのバーチャルメタバースでは、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を頭に、コントローラを左右の手に装着して自分自身の身体の動きをバーチャル空間に反映させます。 しかし、DJが操作するDJ機器やコンピュータが現実空間に存在する以上、精度が高くアドリブを効かせたミックスのために、DJはフロアのある「バーチャルの視界」と、手元の機材のある「現実の視界」を行き来する必要があります。 DJ中にHMDを額にずらしたり、鼻の隙間から見