世界にその名を轟かせた偉大なる父・ディープインパクト。
そのディープ以来15年ぶり、史上3頭目となる無敗のクラシック3冠。
父子無敗3冠の偉業達成で日本競馬の宝へ。
主な勝鞍
2019年: ホープフルステークス(GI)、東京スポーツ杯2歳ステークス(GIII)
2020年: 牡馬クラシック三冠[皐月賞(GI)、東京優駿(GI)、菊花賞(GI)]、神戸新聞杯(GII)
2021年: ジャパンカップ(GI)
コントレイル Contrail |
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生年月日 | 2017年4月1日 |
馬種 | サラブレッド |
性・毛色 | 牡・青鹿毛 |
生産者 | (株)ノースヒルズ (北海道新冠町) |
馬主 | (株)ノースヒルズ →前田晋二 |
調教師 | 矢作芳人 (栗東) |
主戦騎手 | 福永祐一 (栗東) |
馬名意味 | 飛行機雲(英語) |
抹消日 | 2021年12月4日 |
戦績 | 11戦8勝 [8-2-1-0] |
獲得賞金 | 11億9529万4000円 |
受賞歴 | |
競走馬テンプレート |
父ディープインパクト、母ロードクロサイト(母の父Unbridled's Song)という血統。ロードクロサイトの3番目の子の産駒として、新冠町のノースヒルズで2017年4月1日に誕生。雰囲気もあって性格も素直で牧場時代から期待していたと関係者は語っている。
父は説明不要ともいえる名馬。母は現役時代は未勝利だったが、祖母はアメリカでGⅠを2勝している。母の父のUnbridled's Song[1]もアメリカでGⅠを2勝している。
矢作芳人厩舎に入厩して2019年の9月15日、阪神競馬場で福永祐一を背にしてデビュー。1番人気で好スタートを切ったあとは好位につけて競馬を進め、直線入り口で先頭に立つと他馬がムチを使う中、馬なりで突き放し先頭でゴールとなった。
2戦目は東京スポーツ杯2歳ステークス。このレースから馬主名義がノースヒルズから前田晋二に変更された。福永騎手がラインベックに騎乗するはずだったが前週に騎乗停止を受けたため、短期免許で来ていたライアン・ムーアが騎乗となった[2]。
このレースでは単勝2.5倍の1番人気に支持されたがレース前の輪乗りでムーア騎手を振り落とすアクシデントが発生。あわや乗り替わりかと思われたが、ムーア騎手は左肩を強打するものの幸い怪我はなく再び跨ることができた。
レースは好位で競馬を展開。4コーナーを回って残り400m付近で先頭に立つと振り落とされた腹いせか手綱を何度も動かすものの、ムチは使わない状態で後続を突き放し5馬身差をつけて1着入線。タイムは1分44秒5で2歳のレコードタイム。馬場の違いで単純な比較はできないものの、東京芝1800mの古馬のレコードが2007年にチョウサンが記録した1分44秒2で今回のタイムとコンマ3秒差。この記録に関係者は驚いたようである。レース後、ムーア騎手は「強かった。いい位置取りで我慢できて最後も伸びてくれた。こんなトップクラスの馬に乗れてうれしい」とコメントした。
2着アルジャンナの管理している池江泰寿調教師は「ダービーは決まったね。(矢作)先生に全部取られた」と矢作調教師に言った。矢作師「えー、そうかね」
陣営は結果を見て当初の予定であった朝日杯フューチュリティステークスから、長い距離を経験させる方向にということで、ホープフルステークスにシフト。鞍上はオーナーサイドの依頼で福永騎手に戻り、これ以降の全レースで手綱を取ることになる。出走メンバーにはワーケア、ヴェルトライゼンテ、ブラックホール等の注目株がいたがここでも2.0倍の1番人気だった。好スタートを切るとこのレースでも好位置で進める。4コーナーでは楽な手ごたえで進み、直線入り口でパンサラッサを交わしそのままゴールした。
3戦3勝となったレース後のインタビューで福永騎手は「オーナーからダービーを狙っていると言われそれを踏まえたレースで結果を出せてよかった、楽しみにしている」と答えている。
レース後、次走は皐月賞に直行と発表された。育成時代半年間ほど乗り込みが出来ていない期間があったそうで、その成長も兼ねてのこともある。本番でまだ戦っていないライバルとの対決がどうなるのかが注目されることになった。
この年のJRA賞2歳牡馬はコントレイルが選ばれた。同じく3戦3勝で朝日杯フューチュリティステークスを勝ったサリオスとどちらが選ばれるのか?と注目されたうえでの結果で、ホープフルステークス優勝馬が選ばれたのは初めてである。[3]
3歳になっての初戦は予定通り皐月賞から始動。コントレイルと同じくサリオスも同レースから始動と、2頭のG1馬はどちらが強いのか?といわれる中の本番となった。また、この年から父の名を冠した名称に変わった前哨戦・弥生賞ディープインパクト記念を勝ったサトノフラッグも人気の1角であったが、そのなかでもコントレイルは1番人気に推される。
新型コロナウイルスの騒動で無観客の競馬が続いてる中の本番。前日の大雨による馬場の悪化で最内の1番枠の懸念もあったなか、まずまずのスタートを切ったが思ったより行き足が付かず。1コーナーの地点で内目で後方のポジションと不安になる展開のなか、対するサリオスとサトノフラッグは前目のポジションで進んでいた。向こう正面でもまだ内ラチ沿いで進んでいたが、3コーナー付近では外に出す進路を確保し4コーナーではサトノフラッグを交わし、早くも先頭に立つ勢いだった。これに抵抗するのがサリオスで馬体を併せ叩き合いになったが、半馬身差をつけて先頭でゴール。前年のサートゥルナーリアに続いて二年連続で無敗の皐月賞馬が誕生した。
この勝利で福永騎手は皐月賞を初制覇、そして同時にクラシック完全制覇を達成。更には世代限定戦GⅠ完全制覇、父の福永洋一とともに親子で皐月賞制覇[4]という偉業を成し遂げることとなった。また、ノースヒルズ生産馬の皐月賞制覇はノーリーズン以来18年ぶりであった。
この後は短期放牧をして2冠目、日本ダービーを目指すこととなった。レース後インタビューでは騎手、調教師ともに予定のポジションではなかったと前置きしたうえで、結果としてこの勝ち方で目標の日本ダービーの自信にもなったと語っている。
迎えた東京優秀(日本ダービー)では父と同じ3枠5番で出走。レースは序盤3番手から先行集団で好走し、直線から外に追い上げて皐月2着サリオスを3馬身差をつけてダービーの頂点に立つ。
これにより、父ディープインパクト以来15年ぶり無敗のクラシック二冠を達成。ディープインパクト産駒の牡馬としては、4週間前にフィエールマンが成し遂げたばかりのGⅠを3勝という記録に早くも並んだ。
なお、レース後にビッグレッドファームグループの岡田繁幸総帥から日高での種牡馬入りのオファーがあった。当然断った。
無敗の三冠馬、皇帝シンボリルドルフとその息子トウカイテイオーですら成し得なかった「親子二代で無敗のクラシック三冠制覇」に期待がかかるコントレイル。夏を越しての秋は神戸新聞杯から始動。単勝1.1倍と圧倒的な支持の中、開催スケジュールの都合で例年と違う中京競馬場芝2200mコース[5]で、1枠2番に入る。
まずまずのスタートの後、幾分か外目に促して向こう正面に回ったが、周りに囲まれる形でレースが進み4コーナーでもまだ包まれていた。しかし直線で前が開くと一瞬のうちに先頭に立ち、ムチを使わず馬なりで2着のヴェルトライゼンデ等、後続を振り切った。福永騎手はこの後の大一番に向けてできる限り負担を残さずに終えたかったと語っている。
そして、前週にデアリングタクトが無敗で牝馬三冠を達成した中で迎えた菊花賞。制限付きではあるが競馬場に観客を入れての開催が再開されており、観客の前での大一番となった。
10月25日の民間航空記念日に開催となったこの年の菊花賞で、コントレイルは単勝オッズは1.1倍の1番人気であった。レース道中は中団の前に待機し、2周目の4コーナーで福永騎手が外へ導くと、直線はスタートから横にぴったりと付けられていた外のアリストテレスと激しいたたき合いに。しかし1度も前には出させず、最後は首差抑え込んでの勝利。令和最初にして八頭目の三冠馬となり、この翌週の開催を最後に長期の改修工事に入る京都競馬場で最高のドラマを演出した。
父ディープインパクト以来15年ぶり3頭目の無敗の三冠馬[6]にして史上初の親子三冠馬[7]という快挙。2歳G1勝利馬によるクラシック三冠達成はナリタブライアン以来となる。ディープインパクト産駒の牡馬G1最多勝利記録も4勝に伸ばした。なお、デビューから三冠達成まで全戦で1番人気だったのはディープインパクト以来の3頭目[8]。更に同年に牡牝両方で三冠馬が誕生したのは史上初である。
ただ、今回の長距離走はギリギリの調整となったらしく、矢作師はレース後に「二度と3000mを走らせることはない」と宣言していた。また、福永騎手は有馬記念への出走は断念すべきだと意見し、矢作師も適性がないと考えたことから同年の有馬記念は回避することとなった。
菊花賞のあとはジャパンカップに向かう事になった。JCへの出走プランはダービー直後から陣営にあったものの、実際に出走表明した時は賞賛・反対と様々な意見があった。タフな展開になった菊花賞のダメージから回復しているのかどうかが注目されていた[9]。
11月29日の当日、1番人気はアーモンドアイ、2番人気はコントレイル、3番人気はデアリングタクト。三冠馬三頭が揃う正真正面の「世紀の対決」となった。レース本番ではキセキが大逃げに出て1000m57.9と飛ばし、20馬身ほど離す展開となった。三冠馬のそれぞれのポジションはアーモンドアイ、デアリングタクト、その後ろにコントレイルと続く。最終コーナーでコントレイルは外に出し、メンバー中最速の上り34.3の脚を駆使したが、アーモンドアイを捕らえきれず2着。無敗伝説はここで終止符、アーモンドアイのラストランの引き立て役となってしまった。しかし連は守り、強さは十分に示すこととなった。福永騎手は「リラックスして走らせられたが、最後の直線ではモタれる場面もあってタフな競馬だった」と語っている。
JRA賞2020年度代表馬はアーモンドアイに送られ[10]、JRA賞の前身である哲衆社賞が始まった1954年以降で初めて三冠馬が年度代表馬を落選する結果となってしまった。しかし、3歳牡馬部門では満票でコントレイルが選出。文句なしに、今後の日本競馬界を引っ張る馬の一頭と思わせる受賞であった。なおこの年は世界全体に目を向けると12頭もの三冠馬が誕生。この頭数は父ディープインパクトの2005年クラシック世代を超える記録となる。
日本列島がコロナ禍に見舞われる中誕生した三冠馬。空っぽの競馬場を駆けるその姿に勇気と希望を貰った競馬ファンも多かったことだろう。だがその期待も裏腹に、翌年のコントレイルは黒雲の真っ只中に飛び込むことになる……。
矢作師は1月17日の新聞記事上で今年限りでの引退を示唆。2月26日のインタビューでは「春は大阪杯と宝塚記念。秋の理想は天皇賞、ジャパンC、有馬記念の3タテです。この3つ全てを勝つのは容易ではないですが、体力さえついていれば能力的には可能性のある馬だと信じています」と語った。宣言通り、明け4歳の初戦は大阪杯。かねてより陣営は「馬体が良くなってくるのは4歳以降」と話しており、実際に調教段階で馬体重が増えていた。体高が大きくなった事や筋肉がついた事でどのような走りをするのか期待された。
当日は昼過ぎから雨が降り始め、レース前には重馬場となった。人気はコントレイルが1番、スプリントとマイルGⅠを制し、三階級制覇を狙うグランアレグリアが2番、日本ダービー以来の再戦となるサリオスが3番となる。
レースはレイパパレが逃げて前半1000mを重馬場で59.8のタイムの中、コントレイルは後方からややマクリ気味で3コーナー付近で進出。前につけていたグランアレグリア、サリオスと共に逃げていたレイパパレを捕まえに行くものの、4コーナーからレイパパレはさらに突き放し先頭で駆け抜けた。2着は重馬場実績のあるモズベッロが入り、コントレイルは3着と連敗を喫する形となり、古馬初戦で連を外した初の三冠馬となってしまった[11]。また、無敗の三冠馬が連敗したのも史上初であった。レース直後のコメントでは騎手、調教師共に馬場の悪化を敗因に挙げた[12]。
大阪杯の後、距離の長い天皇賞(春)には宣言通り出走せず、当初のローテ通り宝塚記念への出走を予定。レースの約2か月前には矢作調教師が放牧先の大山ヒルズを訪れており、その際に「ふっくらとした、いい感じできています。足元も何の問題もありません」と評価した。
しかし、シャフリヤールが征した日本ダービーと同日、陣営は大阪杯の疲れが取れず、使えないこともないが万全の状態ではないことを理由に宝塚記念の回避を表明。シャフリヤールとエフフォーリアの白熱した激闘の余韻に浸っていた競馬ファンにとって、正に窓から槍のような報せであった。この発表によりファンが大阪杯以降にため込んでいた懸念・不安を爆発させた。仮にも誉れ高き三冠馬、それも史上3頭しか存在しない『無敗の三冠馬』なのだ。前年のアーモンドアイへの敗北はまだよいとして、一介のGⅡ一勝馬に過ぎないモズベッロに先着されただけでも屈辱なのに、むざむざ宝塚記念を回避するとは……。
また、この年の春競馬では、前年にコントレイルと覇を競った20年世代の牡馬たちは一斉に故障離脱したり、GⅠ戦績が振るわなかった[13]。三冠馬の論評ではよくある『世代レベル低い疑惑』が唱えられ始めていたのである。これは三冠馬が力を示せば全く問題のない話なのだが、よりにもよってコントレイルまでもが敗北してしまった。
更にその最中の回避発表で疑惑は「クロノジェネシスに勝てないから逃げたのだ」という根拠なき確信に変わり、バッシングは更に大きくなった。「相手が弱かったから三冠馬になれた」「最弱の三冠馬」「年度代表馬にならなくて良かった」「三冠を取ってしまったエアシャカール」など散々な言われようで、しまいには「なまじ三冠を取ってしまったのがいけなかった」「二冠馬だったほうが評価は高かった」という本末転倒な主張まで飛び出す始末。だが、確かに三冠馬でなければここまで酷いバッシングは受けなかっただろう。この年はとある事情で新規競馬ファンが増えたのだが、そうした新規層が「なんでここまで叩かれてるのかわからん」と困惑する一幕もあった。全くもってその通りです。
昨今の情勢から海外遠征も厳しく、次走は天皇賞(秋)。その後ジャパンカップをラストランとして種牡馬入りする事が正式発表される。競馬ファンは「矢作さん、今年初めに秋古馬三冠の3タテとか言ってたじゃん!」と、またがっかりすることになった。
10月31日の秋天は1枠1番の1番人気で出走。2番人気は同じく大阪杯の雪辱を期し、今度こそ3階級制覇を狙うグランアレグリア。3番人気は前走東京優駿でハナ差の2着、距離不安から菊花賞を回避して古馬戦線に乗り込んだ今年の皐月賞馬エフフォーリアの順に並ぶ。
スタートはまずまずの形で出て2コーナーに進行。人気順ではグランアレグリアは逃げ馬の直後の前につけそのあとにエフフォーリア、その後ろにコントレイルが続いた。カイザーミノルが逃げる展開であったが、4コーナーでグランアレグリアが先頭に並びかけ直線では早くも先頭に立ち、そこから残り200m付近でエフフォーリアが外からかわす。その外からコントレイルが出走メンバー中最速上がり3F、33.0の脚で追い込んできたが届かず、1馬身差の2着となった。
2着に入り力は示したが、結果だけをみれば三冠馬が二冠すら達成できなかった3歳の後輩に完敗して3連敗……[14]。ファンの失望、そして勝利への祈りは大きくなるばかりであった。
ラストラン、ジャパンカップに出走。これが名誉挽回できる最後の機会であり、陣営にとって絶対に負けるわけにはいかないレースとなった。前走でコントレイルを負かしたエフフォーリアや凱旋門賞帰りの女傑クロノジェネシスが有馬記念に回ったこともあり、当日は1.6倍の1番人気となった。以下2番人気にこちらも菊花賞を回避しJCに向かった今年のダービー馬シャフリヤール、3番人気はアルゼンチン共和国杯を連覇した府中巧者で同期のオーソリティの順。
アリストテレスが逃げる展開になりペースが上がらない中、中団のポジションを確保。道中出遅れたキセキが一気に先頭まで進出(!?)するも動じず、4コーナー付近から中団から一気に加速。主戦騎手をNTRことに気づいてしまったダービー馬シャフリヤールやキセキの大捲りで先行勢が壊滅しかけるなかでも粘り込みを図ろうとするオーソリティらをまとめて差し切って菊花賞以来の勝利。前週のマイルチャンピオンシップで引退レースを制したグランアレグリアの流れに続いてのJC制覇で締め括り、自らを覆っていた悪雲を晴らした。
苦楽を共にしたコントレイルとの旅路を終え、福永騎手は人目もはばからず男泣きし、勝利ジョッキーインタビューでも涙ながらにコントレイルを褒めたたえた。スタンド前で頭を下げた福永騎手と同時に首を下げたコントレイルの姿に感動したファンは多いのではないだろうか。また、ホープフルS以来の顔合わせとなったオーソリティが2着に入り、かつてのウインバリアシオンのようにささやかながら世代の意地を示した点も印象深いレースであった。
レース後、17時ごろから引退式が行われた。式の入場時には矢作調教師という名の超ド級の酷量を背負ってやってくる一幕もあった。
競走引退後はJRAの事前発表通りに社台スタリオンステーションに移動し、種牡馬として繋養となった。初年度の2022年の種付け料は1200万円(受胎確認後)と発表されていた。これは既に実績を残している同じノースヒルズ生産の先輩キズナと同額で、発表後に即満口となったあたり馬産地の期待がうかがえる。なお初年度の種付頭数は193頭という事が発表されている。
11戦8勝(2着2回3着1回)、GIに関しては3年連続制覇で5勝。4歳時の1着はジャパンカップのみとはいえ全レースで馬券圏内は確保しており、競走馬としてはまだ衰えを見せていない。引退は早過ぎるようにも思えるが、これが正解であるか否かは、今後の種牡馬成績を見ていかない限りは何とも言えないと思われる。
父ディープインパクトがサンデーサイレンスの早世により後継種牡馬を託されたため早期引退したのと同じ道をコントレイルも歩むこととなった訳であるが、そうと決まったからには今後の成功を祈念するよりほかにないであろう。
12月4日には競走馬登録を抹消。2021年のJRA賞は最優秀4歳以上牡馬に選ばれる。なお年度代表馬は天皇賞(秋)で敗北した相手、エフフォーリアが選ばれた。
引退後の翌2022年、大阪杯出走後に繋靭帯炎を発症していたことが矢作調教師の対談から明かされた。宝塚記念回避の際に故障を明かさなかった理由は謎であるが、秋天に間に合わせるように治療に専念したこと、そして再発の可能性が高い故障であることから、4歳秋シーズンの競走を終えた時点で引退し1年でも早く種牡馬入りさせようと考えたのであれば、早期引退も納得できるところであろう。
2023年4月6日。同月22日の京都競馬場リニューアルオープンに先立ち、同地でクラシック三冠を達成したコントレイルの馬像の除幕式が挙行され、前田代表・矢作調教師・福永技術調教師が式に参列した。→東スポ競馬の記事。
2023年の11月、2024年分種付け料の価格が更新され1500万となった。まだ産駒はデビューしていないが産駒の評判が良い評価を得ているからだそうである。そして11月の時点で2024年分が予約で満口となった。
2024年6月4日顕彰馬に選定されたことがJRAから発表された。前年はわずか1票足りなかったが、2024年度では、得票数は152票で得票率86.4%での選定であった。
ディープインパクト 2002 鹿毛 |
*サンデーサイレンス 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
*ウインドインハーヘア 1991 鹿毛 |
Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
*ロードクロサイト 2010 芦毛 FNo.1-s |
Unbridled's Song 1993 芦毛 |
Unbridled | Fappiano |
Gana Facil | |||
Trolley Song | Caro | ||
Lucky Spell | |||
Folklore 2003 栗毛 |
Tiznow | Cee's Tizzy | |
Cee's Song | |||
Contrive | Storm Cat | ||
Jeano |
JRA顕彰馬 | |
クモハタ - セントライト - クリフジ - トキツカゼ - トサミドリ - トキノミノル - メイヂヒカリ - ハクチカラ - セイユウ - コダマ - シンザン - スピードシンボリ - タケシバオー - グランドマーチス - ハイセイコー - トウショウボーイ - テンポイント - マルゼンスキー - ミスターシービー - シンボリルドルフ - メジロラモーヌ - オグリキャップ - メジロマックイーン - トウカイテイオー - ナリタブライアン - タイキシャトル - エルコンドルパサー - テイエムオペラオー - キングカメハメハ - ディープインパクト - ウオッカ - オルフェーヴル - ロードカナロア - ジェンティルドンナ - キタサンブラック - アーモンドアイ - コントレイル |
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競馬テンプレート |
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中央競馬の三冠馬 | ||
クラシック三冠 | 牡馬三冠 | セントライト(1941年) | シンザン(1964年) | ミスターシービー(1983年) | シンボリルドルフ(1984年) | ナリタブライアン(1994年) | ディープインパクト(2005年) | オルフェーヴル(2011年) | コントレイル(2020年) |
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牝馬三冠 | 達成馬無し | |
変則三冠 | クリフジ(1943年) | |
中央競馬牝馬三冠 | メジロラモーヌ(1986年) | スティルインラブ(2003年) | アパパネ(2010年) | ジェンティルドンナ(2012年) | アーモンドアイ(2018年) | デアリングタクト(2020年) | リバティアイランド(2023年) |
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古馬三冠 | 春古馬 | 達成馬無し |
秋古馬 | テイエムオペラオー(2000年) | ゼンノロブロイ(2004年) | |
競馬テンプレート |
掲示板
2393 ななしのよっしん
2024/08/21(水) 16:47:49 ID: tD92m+FWAW
セレクトでもしっかりと売れていて重畳重畳
売れる産駒がたくさん出て悪いことはないからね
あとはデビューした子が活躍すれば
2394 ななしのよっしん
2024/08/22(木) 01:19:36 ID: OyzPljSS2S
ラストランのJCは定期的に見返してる。なんでか分かんないけど、他のどの馬よりも元気を貰えるから。大好きだよ、コントレイル。
2395 ななしのよっしん
2024/08/22(木) 19:49:19 ID: BE1nLfoHsS
偉大なる父と違い、母系にスピード血統を含む分、スケールアップしたグラスワンダーやマイラーに寄ったロードカナロアのようなタイプの種牡馬になると予想。
良かれ悪しかれディープとは別系統の種牡馬になる気はする。
急上昇ワード改
最終更新:2025/01/02(木) 08:00
最終更新:2025/01/02(木) 07:00
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