片倉重長単語

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片倉重長(かたくら・しげなが 1584 1659)とは、陸奥戦国武将である。伊達臣。名は初め片倉重綱(しげつな)。(※年号旧暦によるもの。新では1585年生)

概要

片倉小十郎の通称で知られる名臣・片倉景綱の子で、彼もまた小十郎を称した。

大坂の陣では病床のに代わって伊達力として参。八面六臂の大活躍を見せる一方で、真田幸村(信繁)の遺児・を保護。のちのち彼女を妻に迎えることになる。

生涯

が重長を身ごもったとき、まだ伊達政宗には男子がおらず(と言っても政宗はこの時18歳くらいなので普通なのだが)、臣である片倉に先に世継ぎが出来ては殿に顔向けできない…!と綱は思い詰め、もし男子が生まれたら自ら殺してしまおと考えていた。それを知った政宗が綱を諌めたおかげで、事この世に生を受ける。

はじめ片倉重綱と名乗る。重長に改名したのはか後々の1644年、徳綱が登場した事で「綱」の字を避けたものである。つまり実は大坂の陣を含めた人生の半分以上を「重綱」として過ごしているのだが、晩年の「重長」の名で広く知れ渡っているので、ここでも重長で統一する。

関ヶ原の戦い・慶長出羽合戦では白石の戦いに参加して初陣を飾る。この時奪った白石は、その後幕末まで片倉代々の居となった。

大坂夏の陣

大坂の陣の頃には、政宗を支え続けた綱は既に病床にあり(の数ヶ後に死去。59歳)、代わって片倉の兵を率い出した。この時、の前立てに愛宕山大権現守護所」の御札を貼っていた事で知られる。

道明寺の戦いでは伊達軍の先鋒を務め、先行して進軍してきた後藤又兵衛率いる豊臣方と衝突する。かつて黒田如水に仕えた歴戦の強者の又兵衛であったが、この時は悪で後詰が遅れるという不幸に見舞われていた。孤軍奮闘、戦の末、重長率いる伊達隊によって遂に又兵衛は討ち取られる。更には遅れてやってきたオレンジ君 薄田兼相も討ち取る功を挙げた。

しかし戦場には真田幸村毛利勝永明石全登といった豊臣方の援軍が続々と到着。重長率いる片倉隊は今度は真田隊との戦いとなり、自ら太刀を振るって真田の騎隊をり倒すなどの勇戦ぶりを見せた。とはいえ兵の疲労は隠しきれず、やがて徳方と豊臣方は睨み合いの末に両者撤退していった。

この時の戦いぶりからの小十郎」異名を取ることになるが、綱からは「一軍を預かる大将が、自ら敵とを交えるなどあるまじき事」とお叱りの言葉をいただいている。
水野勝成息子を断固支持する」

翌日、天王寺岡山の戦いを経て、その深夜大坂城炎上・陥落。大坂の陣は終結した。

阿梅との出会い、および後半生

この時、真田幸村である(おうめ)を保護し、白石へと連れ帰った。

これに関しては諸説あって、単に略奪の対として偶然重長のに留まったのだとも、道明寺の戦いでの戦いぶりからを託すに値する男と考えた幸村自ら重長に預けたとも言われる。後者流石に美談すぎるような気もするが、なんにしても当時12歳片倉に仕えることになる。

やがて、妻に先立たれた重長の継室となった。この時、幸村である事がばれるとマズイと考えられたか、一旦別の養女にして隠蔽工作をしている(養になったのは小山田茂誠ともいわれる)。

伊達では以外にも幸村関係者を何人か匿っており、その一人に幸村の次男・真田守信がいる。彼もまた重長の下で成長し、後に出自を隠すために「真田信尹の孫」を称した上で、片倉守信と名乗った。

道明寺の戦いでの直接対決から始まった重長と真田との奇妙な縁だったが、残念ながらは子宝には恵まれず、前妻との間に生まれたの子(つまり実孫)を養子として跡を継がせる事になった。この養子・片倉長もまた小十郎を名乗り、「伊達騒動」では家老として仙台危機を救った。

政宗、忠宗、綱宗の三代に渡って仕え、76歳で死去。

余談

知勇兼備の名将というだけでなく、大変な美青年としても誉れ高かった。政宗とナニしたとか、小早川秀秋ストーカーされたとか、アッー!エピソードも多く残っている。

補足

信長の野望」(PCシリーズにおける片倉重長の力一覧。

1599年登場というのはどうしても遅い部類に入る。ちょっと脳筋傾向…というかが偉大すぎるのだが。

軍事 内政
戦国群雄伝 戦闘 政治 魅力 野望
武将風雲 戦闘 政治 魅力 野望 教養
覇王 采配 77 戦闘 78 智謀 51 政治 60 野望 69
天翔記 戦才 158(A) 智才 132(A) 政才 152(A) 魅力 77 野望 68
将星 戦闘 智謀 政治
烈風 采配 72 戦闘 71 智謀 49 政治 60
世記 采配 65 智謀 42 政治 52 野望 48
蒼天録 統率 67 知略 36 政治 51
下創世 統率 67 知略 36 政治 51 教養 41
革新 統率 72 武勇 78 知略 41 政治 57
統率 72 武勇 78 知略 41 政治 57
創造 統率 71 武勇 74 知略 49 政治 56
戦国立志伝 統率 71 武勇 74 知略 62 政治 56

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1 ななしのよっしん
2016/03/14(月) 18:46:42 ID: djLAlOu7FP
お、作成乙
真田丸だとやるのか期待してる
青年だったからイケメンがやるのかね
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2 ななしのよっしん
2016/12/12(月) 21:12:07 ID: 1q8jfrH5Kt
真田丸では小十郎と融合させられて出番なし。作中、他は必要以上にクローズアップしないのが則だったし、尺の都合かなあ。ちょっと残念
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3 ななしのよっしん
2017/01/18(水) 20:35:09 ID: iQCxfSvryB
尺の都合もそうだし一話しか出ないから視聴者混乱するかもしれないしね。映ってないだけど本当はいたんだよたぶん
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4 ななしのよっしん
2017/05/26(金) 23:51:14 ID: KdnAFGbFUg
仁王では戦闘するときに長に名乗りを上げてプレイヤーに不意打ちされたり
技がマキビシとか麻痺爆弾投げて妙に小賢しかったり
ネタっぽい扱いされてる
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