概要
八代海、球磨川沿いに位置する熊本県第2の都市。現在の八代市は八代郡の5町村が八代市と合併(※平成の大合併の一つ)して誕生した。ただし、そんな合併も束の間、人口減に歯止めは掛かっておらず、加えて天草市の人口増が噂されるなど、「熊本県第2の都市」の地位が危ぶまれているので、人口増は課題の一つとなっている。
2004年の新幹線部分開業で始発駅となった新八代駅はこの市にあり、2011年3月までは『リレーつばめ』の終着駅となっていた。現在は九州新幹線が全線開通し、新八代駅に新幹線が往来している。
『八代』という地名は『社(やしろ)』からという説があり、天照皇太神の山陵がかつてここに存在したという事でこの地名になったらしい。
特産品は全国で数少ない畳の原料・い草。ほかにもトマトやばんぺいゆ、メロンなどが特産品の一部として挙げられる。特にい草・トマト・晩白柚(ばんぺいゆ)の生産量日本一。
主な八代市出身の人物としては、『八代』から芸名を取った八代亜紀、福岡ソフトバンクホークスの松中信彦、元バドミントン選手の陣内貴美子などがいる。
余談だが、1990年代のとある市長時代は暗黒時代と陰で言われている。
かなり昔は県庁所在地でした
八代市を含む熊本県南部は明治時代、1871年に誕生した八代県という一つの県であった。
県庁所在地は八代郡八代町。現在の八代市及び平成の大合併前の八代市の前身の一つである。
しかし、八代県は2年後の1873年、現在の熊本県北部である白川県に吸収合併され消滅した。
なお、白川県は吸収合併から3年後の1876年、熊本県に再改称している。
八代市内の各地区
以下からは校区ごとに説明していく。政令指定都市ではない故に区部がないので項目分けがこうなった。
この項目を作った人間が詳しくない校区は実質空白みたいなものであるが、詳しい方がいれば是非書いて欲しい。
代陽校区
読みは「たいよう」。平成の大合併後も引き続き市の中心地となっている。市役所所在地でもある。
市内唯一のアーケード街がある本町があるのはここ(本町アーケード街と呼ばれる)。2000年代を境に寂れ始めてしまい、共存共栄を果たしていたサティ八代店が潰れてからは益々寂れた格好に。シャッターシャッターアンドシャッター。サティが潰れた代わりに同じイオン系列であるマックスバリュが立ったが、店舗出入り口の向きがサティと違ってアーケード側に向かれなかった。
とはいえ何だかんだで店舗が一番集中している多い校区である。太田郷校区にあったTSUTAYAもここに移転している。あと、本町アーケード街の2丁目と3丁目の間の県道42号線沿いに「人形会館こどもや」という店があるが、1階は現代おもちゃの売り場となっており、ミニ四駆を始めとするプラモデル製品もある程度揃っているのでチェック。同じく県道42号線沿いの八代市厚生会館でも色々なイベントが有り、たまに映画上映とかやってます。
興国町には火災の件が全国ニュースになってしまった化学繊維製造企業「興人」の八代工場がある。興人という会社名がよく聞かれない名前なので、その実(一回倒産した)大手企業の工場であることを知らない地元民も居る。ちなみに三菱系企業である。
代陽校区・松高校区・八代校区の児童の基本的な進学先である八代市立第一中学校はここにある。3校区から生徒が集まるため、市立中学校としては市内最大の生徒数を誇る。
また、スポーツ実績で有名な私立の秀岳館高校や商業科がメインの県立八代東高校もここにある。
松高校区
八代市民は「まったか」って呼ぶ人も居るが多分「まつたか」じゃないかなぁ・・・。(適当)
住宅街の範囲が妙に狭く、且つ、代陽校区に隣接しているので、松高校区自体狭いと思ってしまう市民も多いが、実は案外広い。知っていないと郡築校区との境目がいつまで経っても分からない。
県道336号線開通後、郊外の同線沿いに大型店やらカラオケ店やらの進出が相次ぎ、中でもイオン八代ショッピングセンターは松高校区を代表する店舗となっている。なお、同店舗の進出決定当初、イオンモール宇城に続いて映画館が作られると期待されたのだが、結局作られることはなく悲しみに暮れた八代市民は数知れず・・・。何だかんだで便利っちゃー便利だが、やっぱりあのイオンに映画館有ったら間違いなく来る人もっと多くなるんではなかろうかこの校区。一方。イオンの目の前にある建物の中身はニトリ→デオデオ→マンガ倉庫と目まぐるしい変わり果ててである。
その他の店舗としてイオンよりも住宅街に近いG-pala八代店という市内においては新興とされるゲームセンターもあり、色々なゲームの大会を定期的にやっているようなので、気になったらTwitterの店舗公式アカウントをチェックしてみよう。
県内有数の進学校である県立八代高校の所在地はここ。最近になって系列校となる県立八代中学校が新設され、県立の中高一貫校になった。
八代校区
港とか田んぼとかがあるが大体港のイメージ。郡築校区との境目がよく分からなかったりする。
ヤマハ熊本プロダツク(ヤマハ発動機のグループ会社)、メルシャン八代工場、クラブチーム化して熊本市に移転してしまった男子バトミントン部があったYKK AP九州事業所があるのもココ。
県営の運動公園もあり、昔はくまもと未来国体の会場の一つだった。あと、社会人野球チーム「八代レッドスター」がそこの野球場を本拠地としている(※同チームは2018年より活動停止中)。
また太平洋セメント八代工場跡地に立ったゆめタウン八代がある。映画館作ってくださいお願いします。その中にあるホビーゾーン八代店はオタクショップであり、当然市内においてアニメグッズやフィギュアが比較的豊富に取り揃えてある稀な店舗である。ただでさえ人口が10万人切るかどうかの瀬戸際に立たされている八代市にこういう店舗がある事自体大変貴重である。ゆめタウンとともに本社がある広島県に足を向けて寝られない。
ちなみにゆめタウン八代にはタイトーステーションもあるが、そこでNESiCAは稼働されていない。NESiCAをやりたいなら、素直に太田郷校区のリッチモンドに行こう。(※代陽校区のSUNアミューズ55は2015年9月末を以って閉店してしまった模様)
太田郷校区
読みは「おおたごう」。面積の範囲は代陽校区に引けを取らないが、人口密度は代陽校区より低い・・・と思う。
代陽校区とは隣同士ということもあってか、本町アーケード街・本町1丁目側の端を出ると旭中央通りに繋がり、そこにもある程度店舗が集中している。お菓子の香梅とかくまもと菓房とかベスト電器とか自遊空間とか・・・。でも前よりは寂れている。昔は全国的に有名なボウリング場「スポルト」の八代店もあった。
イベント開催で要となる施設があり、八代市総合体育館ややつしろハーモニーホールがある。
また、八代市の同人誌即売会『やつしろコミケ』を主催する書店・ファースト文庫八代店がある(公式サイトがあるので気になったらググれ)。そしてファースト文庫八代店の隣にはサーティーワン八代店がある。サティとともに潰れたミスドと違ってこっちは健在である。
そして市内の中心駅であるJR八代駅や肥薩おれんじ鉄道八代駅、及び新幹線駅のJR新八代駅、熊本県道336号八代港線の最西端に777段の階段がある東片自然公園や八代ICがあるのもこの校区である。八代駅近くにはお菓子の彦一本舗という菓子店があり、八代市のお土産を買える場所の一つとしてオススメ。晩白柚ゼリーは推しメンならぬ押し菓子である。同駅前には八代第一映画館という映画館もあるが、昔に比べると上映するジャンルは減っている。大体イオンモール宇城のせい。余談だが、新八代駅が作られた原因は、八代駅の隣地に経つ老舗工場・十條製紙日本製紙八代工場があるため。
太田郷校区と龍峰校区の児童の基本的な進学先である八代市立第二中学校があるのはここ。ちなみに第一中学校とは兄弟校の間柄である。
代陽校区から私立の八代白百合学園高校が移転したこともあり、この校区にそれまで無かった「高校」が2000年代末期に入ってからついに出来た。しかも新八代駅から徒歩1分・・・立地良すぎ。
最近になって民間のケーブルテレビ局「テレビやつしろ」が出来た。
龍峰校区
山山アンド山。・・・こんなこと書いたら隣の八代郡氷川町とかどうなるっちゅー話で(ry
中学校はお隣の太田郷校区と同じだが、遠いので自転車通学が許されている。
主要道路の一つである国道3号線がある。高速道路を使わず下道を使って(イオンモール宇城がある)宇城市や熊本市に遊びに行く際はこの道路は欠かせない。途中で渋滞に巻き込まれるが。
麦島校区
読みは「むぎしま」。その名の通り島である。橋が無かったらどうなっていたことか・・・。
小学校がある西部あたりは東部と比較して店舗が多く車もよく通る。ただ、寂れていってるのは否めない。ニコニコ動画にアップされた『中曽根OFF in HIGO』に映る中華料理店の太郎があるのはここの東部である。
麦島校区と植柳校区の児童の基本的な進学先である八代市立第三中学校があるのはここ。
余談だが、2000年代にて都市計画道路を作ろうとしたら計画している線に麦島城跡が出てきてしまって計画が延長されてしまったという経緯がある。
植柳校区
読みは「うやなぎ」。麦島校区東部から南へ、橋を越えるとこの校区に入る。
県立八代工業高校があるのはここ。その目の前には彦一本舗の工場と工場直営店がある。
余談だが、お笑いグループ『ジョビジョバ』のメンバーである木下明水が副住職をしている勝明寺がある。
八千把校区
代陽校区と大田郷校区の隣であり別に陸地の繋がりが山や川に遮断されているわけでは無いのだが、県道14号線及び251号線のおかげで見分けが付く。
その2線が交錯する場所に消防署があったり、そこから県道14号線を北へ真っ直ぐ行くと今までなかった有名チェーン店がそこそこ出来てる。ニトリにナフコにスーパーキッド(※ディスカウントストア)にモスバーガーにゲオに・・・。
校区内には小学校の分校がある。また八千把校区の児童の基本的な進学先である八代市立第四中学校がある。
高田校区
読みは「こうだ」。ジャパネットたかたのせいで、「たかた」だの「たかだ」だのと読んじゃう人が居るかもしれないが、よくあることだから仕方ないね。
渡町の河川敷では10月頃に『やつしろ全国花火競技大会』が行われるほか、あと色々な適度に何かしらのイベントが行われる。河川敷の目の前にある球磨川では、県立八代清流高校のカヌー部が練習していたりする。カヌーって結構難しいんだぜ!(当たり前)
ちなみに渡町にある県立八代清流高校の旧称は「県立八代南高校」であり、鏡校区にあった県立氷川高校と2014年に統合され、現在の名称となっている。
北から南まで縦に長く。特に南は植柳校区との境目が分からりづらい。南には肥薩おれんじ鉄道線の肥後高田駅や南九州西回り自動車道の八代南ICという交通網があり、また、国立熊本高等専門学校八代キャンパス(旧:八代工業高等専門学校)や市内唯一の大学及び短期大学である私立の中九州短期大学がある。
高田校区の児童の基本的な進学先である八代市立第五中学校があるのはここ。
金剛校区
読みは「こんごう」。田園地区。正直金剛はあまり行ったことないから詳しく書けねーなんて言えない。
小学校の分校が2つあり、一つは隣の日奈久校区の市立日奈久中学校のほうへ進学したほうが良いんじゃないの?というぐらいそっちのほうが近いです、ハイ。
金剛校区の児童の基本的な進学先である八代市立第六中学校があるのはここ。全国的に有名な演歌歌手、八代亜紀の母校でもある。
郡築校区
読みは「ぐんちく」。
田園地区だが、県道336号線の最西端には石油コンビナートがある。有名な石油卸売会社のロゴがデカデカと書いてあるので分かりやすい。
郡築校区と昭和校区の児童の基本的な進学先である八代市立第七中学校があるのはここ。
昭和校区
実は旧・千丁町から分立されて出来た地域(旧・昭和村)である。それ故か、最寄駅はJR新八代駅でもなくJR千丁駅である。
宮地校区
読みは「みやじ」。太田郷校区とは陸続きだが、国道3号線が境目となっている。
この校区の最大の特徴は、11月の大体勤労感謝の日に行われる『妙見宮大祭』の会場となっていること。なお、妙見宮大祭は長崎県の『諏訪神社おくんち』と福岡県の『筥崎宮放生会』と並び「九州三大祭」と呼ばれる。妙見宮大祭では馬観れるぞ馬。
宮地校区の児童の基本的な進学先である八代市立第八中学校があるのはここ。
日奈久校区
ちくわや天ぷらといった揚げ物が有名。天ぷらはさつま揚げに近い感じである。
そしてこの校区最大の観光地で、種田山頭火も愛した日奈久温泉を忘れてはいけない。(キリッ・・・先に食べ物書いておいて忘れてました。600年以上の歴史があり、八代市で温泉と言ったら日奈久であると誰しもが言う。温泉に纏る建築的価値の高い建物もあり、中には国の登録有形文化財に指定されたものもある。
肥薩おれんじ鉄道線日奈久温泉駅があるが、温泉街からちょっと遠いのが玉に瑕。
日奈久校区の児童の基本的な進学先である八代市立日奈久中学校があるのはここ。
二見校区
旧・八代市時代は最南端の校区であったが今は分からん。
日奈久校区がカモフラージュみたいになってて存在感がないとか言ってはいけない。
二見校区の児童の基本的な進学先がある八代市立二見中学校があるのはここ。
千丁校区
読みは「せんちょう」。
坂本校区
読みは「さかもと」。
鏡校区
東陽校区
読みは「とうよう」。
泉校区
旧・八代郡泉村全域が対象の校区。旧・八代市と合併した旧・八代郡の中でも面積がクッソ広い地域であり、宮崎県と隣接している。
また現在の八代市の中において小学校が複数ある校区の一つである。統廃合開始前は8つもあったが、現在は小中一貫校である泉小学校(旧・泉第一小学校)と片や名称も変わらないままの泉第八小学校の2校が存続している。
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関連項目
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