工場とは、製造が行われる施設である。
概要
機械と労働者の分業で商品の生産やメンテナンスなどが継続的に行われている場所。
1770年ごろのイギリスで、水車を動力とし何台もの紡績機を集めたものが近代的な工場の始まりとされる。
製品に対し、如何にスムーズな工程でどれだけ付加価値が付けられるかを目的としていることが多い。
錆びた金属板・コンクリートやトタン、フェンス・貯蔵タンクといった無機質な佇まいや
絡み合うパイプに魅力を感じる人も多く「工場萌え」というタグも存在している。
モノづくりの出発点とも言える施設でありながら外から見たら何が行われているか一見分からない不気味さも孕む。だがそれがいい。
日本ではグリコが最初に実施し定着させたという、工場見学で実際に中に入ってみた人も多いだろう。
廃工場にもロマンがあるものの、崩落など様々なリスクがあり迂闊に入るのは危険。(→廃墟)
食品・飲料工場や機械・金属・製鋼工場、印刷・製紙工場、化学・石油化学工場など多様な種類が存在し、今日も私たちの身の回りにあるものの生産のため稼働を続けている。
「工場」という言葉の読み方
「工場」は、読みとして「こうじょう」「こうば」のどちらも使われる。どちらも製造・メンテナンスを行う施設に使われる点は一致しているが、一般的に「こうじょう」という場合は大規模な施設を、「こうば」という場合は小規模な施設を指す。同形異音語かつ同形異義語の一例である。
フィクションにおける工場
金属や錆、多彩な物品が入り乱れるため巨大兵器と並べたり、イラストとしても映える。
広告・CMなどでコミカルなキャラクターなどが製造される様子が流れることも。
ベルトコンベア、クレーン、溶鉱炉、プレス機、高圧電流などのギミックが活かされやすく、足場が悪く高所からの落下、即死トラップが設置されている場合も多い。スイッチやレバーを操作してフィールド自体が大きく変化することも。敵をギミックに巻き込んで倒すといった外道戦法も定番である。
既に廃墟(廃工場)になっており、悪の組織のアジトとして利用されている場合も珍しくない。
遮蔽物が多いため銃撃戦なども映え、サバイバルゲーム等でもロマンがある。
核戦争後など人類の多くが滅びたポストアポカリプスな世界観にもよく合う。
関連動画
関連静画
関連リンク
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 4
- 0pt