お土産とは、土地を反映した産物である。
旅行先から買って帰るもの、行き先に持っていくものを指す場合もある。
「置き土産」のように置いていくものもある。プレゼントの一種とされる場合も多い。
概要
基本的にはその土地で採れた物や盛んな物・文化を反映して作られる。名物・ご当地物。
富士山や東京タワーなど、有名なものを模したグッズや食べ物も含める。
名物を模したお土産も多いが、特産品などそれ自体が名物の場合も多い。
訪問時に持ち込まれる土産もあれば、帰り際に渡す場合もある。
しかし中にはあまり関係ない離れた場所で作られたものもあり、後から気づくとガッカリする事がある。
ただしTVで取り上げられて話題になり定着する事があったり、それは新しく作り上げようとしてる文化であったりするかもしれない。
飽きられず長く愛されるためにはただ売るだけではなく、市町村の協力や
宣伝広告(CM)・販売方法・企画・アイデアにも柔軟な発想が必要になる。
手に入れやすい場所
モチーフになりやすいもの |
よくあるもの
癖の強いもの※必ずしも悪いわけではない |
久しぶりに親戚の人が来た時や、出張帰りの社員から貰える事も多い。ひと箱でたくさん入っている個包装のお菓子などが大勢に配れてコスパが良いかもしれない。(実際によく売られている)
勘違い
特に有名な銘菓などは隣県・隣接市町村の大型駅の土産店に並んで売っている場合もある。
ただし、そのせいで名物発祥の都道府県・市町村が間違って覚えられてしまうこともあり
名物を横取りされたと軋轢や摩擦の原因となることもある。個人差はあるが。
例:鳩サブレは東京駅で売ってるので東京名物 (※実際は神奈川県鎌倉市)
例:八丁味噌系の土産が名古屋駅で売ってるので名古屋名物 (※実際は愛知県岡崎市)
取り扱い・その後
社会見学で自分で作ったものや、旅行や記念に自分に買うものもある。旅の思い出として飾っておくのも一興だが、増えると置き場に困るものである。大掃除の時に即処分されたり、そのまま押し入れの奥で忘れ去られてしまう事もある。
子供の頃などは、お土産が食べられるお菓子だと結構うれしかったのではないだろうか。逆に興味のないもの、食べられない石鹸や洗剤、タオルだとガッカリする。(特産品かもしれないが)
特大サイズのぬいぐるみなど、お土産としては高価だったり運搬・保管が大変な場合もある。
まんじゅうやせんべいに名物を焼き付けただけだったり、形を模しただけのものもある。
もっと言えば原材料や製造者が地元(都道府県)と関係なかったりする場合もある。
一時的なもの
時の人・時事ネタなど、一時的なブームに乗ってお土産が作られ地域の利益になることも。
ただし調子に乗って引き際を見誤ると、在庫の山を抱えてしまうといった問題もある。
特別なものである必要はない
「久しぶりだな、手ぶらでも何だと思ってな、一緒に食おうぜ!」と
その辺のスーパーやコンビニで販売されているお菓子やビール、自宅で作った手料理であっても充分にお土産になりうる。仲の良い友達がちょっとした物を持ってくるのは、漫画でも現実でもシチュエーションとしてよくあるし割と嬉しい。意味的には「差し入れ」が近いだろうか。
フィクションでは酔っ払いのお父さんが土産の寿司の折詰を吊り下げてふらふら歩く姿も描かれる。
(あれは昭和なので、最近はあまり描かれないかもしれないが)
その他の土産
他にも特別何かを反映した物ではないが人を訪問する時に持っていく「手土産」の事を言ったり、
やっかいな物を背負い込んだときに「お土産をもらう」と言ったりする事がある。
「渡す」のではなく「置いていく」「残していく」という意味で
便利であったり活用してほしいという意味で託されたものを「置き土産」とも呼ぶが
比喩的に悪質なトラップ、厄介な面倒事や問題を置いて行った場合にも使う。
仲間や祖国を裏切って相手側につく場合、信頼を得るために最新技術や国防機密といった重要情報を手土産として持っていく場合もある。相手側に報酬・待遇の低さなどを指摘&誘惑されて乗ってしまう場合もあるなど複雑な問題である。
山吹色のお菓子(賄賂)のような例外もある。ちなみに売ってる。 こちら。
死亡フラグ
「ククク…おめでたい奴だ。冥途の土産に教えてやろう…××は△△だ…」
どうせ死ぬ、今から殺す相手だからと余計な情報を喋ってしまい、自分があの世へ送られるもの。
アニメ・漫画・映画などの物語の展開では有名。
(→死亡フラグ)
意外な盲点
小さな子供には漢字や文字が読めず
「お土産」=「食べられるもの」=「うれしい」と誤解される事も多いため、
個包装された石鹸などは食べ物に見えてしまい、誤食する事故も発生しているので要注意。
また、生ものは保管状況や賞味期限にも注意したい。
地域の伝統的な芸術品なども土産であるが、安価・高精度な大量生産技術の発達や
代替品の登場、需要の低下、後継者不足(→人手不足)によって職人さんが消滅寸前な場合もある。
関連動画
関連項目
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