さて「新型コロナウイルス感染症を指定感染症として定める等の政令」が出てから1年ばかり経過するわけですが、皆様の暮らし向きはどう変わったでしょうか。私はと言えば、リモートワーク導入で出勤機会が減り、窮屈な革靴を履く時間が短くなったせいか、水虫が治りました。リモートワークの拡充によって運動不足など健康面を懸念する人もいるようですが、実際のところはどうなのでしょうね。
近年は加齢による衰えか、最寄り駅から自宅に向かう途中の坂道を自転車で駆け上がることが出来なくなっていたのですが、昨年の5月くらいから再び坂道を上れるようになりました。就職して以来、趣味の時間のためには睡眠時間を削る日々を続けてきたのが、リモートワーク導入で劇的に睡眠時間が延びたおかげもあるように思います。足りていないのは運動よりも休息だったのではないかな、と。
そんなわけで、自分自身は新型コロナウィルス感染拡大のおかげで例年よりも健康的な生活を送れているような気がしないでもありません。この冬は周りから風邪をうつされることもなくなりましたし、後は花粉症のシーズンにも外出自粛が続いてくれれば助かりますね。例年は出勤のため、花粉がどれだけ飛ぼうと自身の意思とは無関係に外出しなければなりませんでしたが、リモートワークで花粉が多い日の外出を減らせれば格段に楽になります。
とはいえ、年齢が上がるにつれて医療の世話になる機会は増えていく、通院の必要性も増すばかりだったりするのは辛いところです。これまでは会社の近くの医療機関に通うことが多かったのですが、リモートワークで出勤日よりも自宅で業務に当たる機会が増えてきますと、今度は会社の近くの医療機関への通院が難しくなります。自宅近辺の医療機関に移るべきかは悩みどころです。
医療機関の善し悪しは自分の体を実験台にして初めて分かるもの、これまで通院してきた会社の近くの医療機関と自宅の近くの医療機関、どっちがマトモかは分かりません。ただ確実なのは、自分の住むエリアはとにかく子供が多いということですね。どこの医療機関も保育園状態、マスクなど付けず椅子の上を跳ね回り床を這いずり回る子供に囲まれて待合室で過ごすことには、少なからず不安を覚えたりします。
テレビに映る子供は皆マスクを付けているのに、地元ではマスクを付けた子供なんて見かけないのはどうしたものだろうと思わないでもありませんが、地域差もあるのでしょう。日本全体で見れば間違いなく少子化は進んでいる一方、自分の住む地域では至る所に子供が溢れているわけです。平均とはかけ離れた例外に行き当たることは、別に珍しくもありません。
そして昨今では治療した歯が痛んだり、被せものが外れたりといった理由で歯医者に行くことが増えました。歯の治療自体はどうということもないのですけれど、補綴物の出来の悪さには毎回ウンザリさせられます。元の歯と補綴物の隙間に食べ物の繊維が詰まったり、補綴物でカバーできていない歯の切削面が舌を傷つけたり等々、材質の良さを力説されて自費診療のセラミックを試してみても精度の低さは相変わらずと、まぁ絶望的です。
色々とアピールしている歯医者は少なくありませんけれど、補綴物への拘りはどうなのでしょうね。保険の銀歯の代わりにセラミックを勧められることは頻繁にありますが、材質よりも精度の方が気になるところ、むしろ真っ当な歯科技工所や歯科技工士かを証明して欲しいと思わないでもありません。医療には妥協も必要だとは思いますが、あまりに補綴物の出来が悪いと、それを選んだ歯科医師への信頼も揺らぐというものです。