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大そうじへの備え
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距離273km、6時間19分34秒に及んだパリでの戦いはレムコ・エヴェネプール(ベルギー)が勝利。残り38kmでプロトンを飛び出し、15kmの独走を決めた現TT世界王者が、個人タイムトライアルに続き金メダルを獲得した。また新城幸也は56位で自身4度目の五輪を終えている。 4度目の五輪出場となった新城幸也 photo:CorVos オランダ代表のディラン・ファンバーレと優勝候補のマチュー・ファンデルプール photo:CorVosレムコ・エヴェネプールを中心に強力なメンバーを揃えたベルギー photo:CorVos 南仏ニースで閉幕したツール・ド・フランスから2週間後の8月3日(土)、パリ2024オリンピック男子ロードレースの金メダリストを決める戦いが行われた。1チーム最大4名、52カ国から集った90名選手たちを迎えたのは、夏らしいパリの青空だった。 スタート時刻である現地時間午前11時10
ツール・ド・フランス2024機材レポートby辻啓 vol.1 プロトン内のタイヤ幅の拡大が止まらない 未舗装ステージの平均は30mm すでに30mm幅のタイヤが市民権を得ている現在のプロトン。チューブレスタイヤ全盛期とも言える今、ツール・ド・フランスではどのようなタイヤが使用されているのか、現地からフォトグラファーの辻啓がお伝えする。 ポガチャルはじめUAEはGRAND PRIX 5000S TR。30mmを常用する photo:Kei Tsuji 年々拡大する一方のタイヤ幅。ほんの10年前まで23mm時代だったが、今やプロトン内の平均は28mmまで拡大。さらにリム幅が広いため実測では平均30mmに迫っている。 長年デフォルトだったチューブラータイヤはすっかり淘汰され、現在ではコフィディスが28mmのチューブラータイヤを使用するのみ。スーダル・クイックステップはラテックスチューブを使用した
ツール・ド・フランス第5ステージの集団スプリントを制したのはマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、アスタナ・カザクスタン)。エディ・メルクスの記録を打ち破り、区間合計35勝の大記録を打ち立てた。 集団スプリントを制し、大記録を作ったマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、アスタナ・カザクスタン) photo:CorVos どのチームもリードアウトトレインを組めない混沌とした集団スプリントだった。サン=ヴュルバのフィニッシュライン手前で、真っ先にもがいたパスカル・アッカーマン(ドイツ、イスラエル・プレミアテック)を風除けに使い、軽やかなスプリントで先頭に立ったカヴェンディッシュ。昨年大会で区間4勝とマイヨヴェールを獲ったヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)ですら、加速を続ける"マン島超特急"に並ぶことはできなかった。 引退を表明し、背水の陣でエディ・メルクスに並ぶツー
EFエデュケーションの下部チームに所属し、今年の2月15日に現役引退を発表をした門田祐輔。昨年の全日本選手権で5位になった25歳が、ワールドチームを目指すなか感じた世界との差や若手選手に向けた想いを語った。 2023年の全日本選手権を走る門田祐輔 photo:Gakuto Fujiwara 「2022、23年をEFで走り、今年からワールドチームに上がることを考えていました。でも叶わなかったので引退しました。もちろんあと一年ヨーロッパでやることも考えましたが、結局チームが見つからなかったので。いま25歳で今年26歳。欧州で戦うにはもっと若くないと、獲ってくれないどころか見向きもされません」 インタビューに応えてくれた門田祐輔は、引退の理由をそう語った。そこに悔しさや安堵など、言葉で表現しうる感情は見られず、ただ事実を述べているような、言うなればニュートラルな態度で話してくれた。 また日本のチ
佐多岬から宗谷岬の日本縦断2,600kmのギネス世界記録チャレンジに挑戦した篠さんが5月27日の正午前頃に宗谷岬に到達。21日にスタートしてから148時間48分で完走した。それまでの女子の記録を大幅に更新する新記録、男女歴代2位の記録を樹立した。 5月27日正午前に宗谷岬に到着した篠さん。148時間48分で新記録樹立 photo:Nobuhiro Toya 自転車での日本縦断ギネス世界記録にチャレンジしたのはインフルエンサーの篠さん(本名:テイヨウフウさん)。「山は性癖」のキャッチフレーズで知られ、数々の山岳ライドに挑戦してきたが、5月21日から6日間+での完走を目標に自転車での日本縦断ギネス世界記録更新に挑戦していた。 佐多岬からの出発に備える篠さん ギネス世界記録における自転車日本縦断の定義とは、本土最南端の岬である佐多岬を出発し、門司、下関、青森、函館を通過の後に、北海道本島最北端に
グロータックが送り出すイコールシリーズ。ブレーキ、ハブ、ペダルに続き、満を持してリリースされるのがコントロールレバーだ。イコールというプロダクト群を象徴するようなユニークな一作について、開発を担当したエンジニアの杉山さんへのインタビューを交えて紹介していく。 グロータック イコールコントロールレバー グロータックと聞いてみなさんはどのプロダクトを思い浮かべるだろうか。最近であれば、機械式ディスクブレーキとして最高レベルの性能を実現したイコールブレーキを連想する方も多いだろう。もう少し昔から知っている方であれば、ユニークな構造を取り入れ、実走感を追求したインドアトレーナーのGT-ROLLERシリーズもなじみ深いかも。 ユニークな着眼点と発想、そしてそれを実現する設計力。今、多くのサイクリストの悩みを解決し、助けとなっているグロータックのプロダクトは、遡ればイコールプーリーという源流に行きつく
日本アンチ・ドーピング機構(JADA)が秋山悟郎に対し、メルドニウム陽性による3年間の資格停止処分を発表した。本人は摂取を認めている。 2023年9月18日に開催されたJプロツアー第13戦にて photo:Satoru Kato 日本アンチ・ドーピング機構(JADA)によれば、2023年9月18日に開催された「Jプロツアー第13戦 経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ」で行われたドーピング検査で採取された秋山悟郎の検体からメルドニウム使用の違反が疑われる分析結果が出た。秋山が「アンチ・ドーピング規則違反の自認と措置受諾」を提出したため、「早期の自認及び制裁措置の受諾に基づく資格停止期間の1年間の短縮」によって本来4年間の資格停止となるところ、通知した2023年10月13日から3年間の資格停止処分が言い渡されたという。 メルドニウムはホルモン調節薬および代謝調節薬に分類され、体液性免疫の活
UCI(国際自転車競技連合)がステークホルダーを集めた定例会議を行い、「ブレーキレバーを極端に内側に向けるセッティング」を規制する意向を明らかにした。規制は2024年に実行され、2025年にメーカーが定めた取り付けガイドラインの遵守が義務化される。 今年から内向きブラケットを採用したポガチャル photo:CorVos 「ブレーキレバーを極端に傾けることはライダーのブレーキ制動力を制限し、意図された用途を超えた改造にあたる。このような(レバーの)配置は2024年に制限される。また2025年にはブレーキレバーのメーカーが定めた取り付けガイドラインの遵守を義務付ける、新たな規制が施行される」。 UCIは12月14日、2日間に渡って行われたAIGCP(プロチーム協会)やAIOCC(レース主催者協会)、CPA(プロ選手組合)などの代表を集めた定例会議の成果として、以上のことを報告した。 ブラケット
DURA-ACE FC-9000, FC-R9100など5モデルが対象 シマノ ロードバイク用クランクの無償点検プログラムを実施 シマノが2019年6月30日以前に製造されたロードバイク用リア11段変速対応ホローテックIIクランクの接着された箇所が剥がれ、隙間や段差が発生する可能性があるとして、無償点検プログラムを実施する。以下、プレスリリースより紹介しよう。 シマノがロードバイク用クランクの無償点検プログラムを実施 無償点検プログラムの対象モデル (c)シマノ 平素はシマノ製品をご愛用いただきまして、誠にありがとうございます。 2019年6月30日以前に製造されたロードバイク用リア11段変速対応ホローテックII(中空)クランクにつきまして、対象製品の一部において接着された箇所が剥がれ、隙間や段差が発生する可能性がございます。 つきましては、お客様がご使用されている対象製品を無償にて点検さ
ツール・ド・北海道第1ステージは、レース中に起きた事故のため中断され、以降のレースはキャンセルとされた。また、第2、第3ステージもキャンセルとなった。事故までの経緯をレポートし、ツール・ド・北海道の交通規制について解説する。 第1ステージ 事故が起きるまでの経緯 青空の下、美瑛町の丘を越えていく集団 photo:Satoru Kato ツール・ド・北海道第1ステージは、旭川市から新得町までの174km。午前9時30分、旭川市総合防災センターをパレードスタートし、3kmほど進んだところでリアルスタートが切られた。序盤の平坦区間でのアタック合戦ではレースの流れが決まらず、30kmを過ぎても逃げが容認されない状況が続いた。 40km以上に及んだアタック合戦 photo:Satoru Kato 1回目の山岳賞ポイントを先頭通過する金子宗平(東京大学)後方に留目夕陽(EFエデュケーション・NIPPO
ロンド・ファン・フラーンデレン2023詳報 ロンドでポガチャルが17kmの独走 リエージュ、ロンバルディアに続く自身3つ目のモニュメント制覇 残り17kmのオウデ・クワレモントでタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)がアタック。猛追するマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)を振り切り、3つ目のモニュメントとなる第107回ロンド・ファン・フラーンデレンを初制覇した。 ブルッヘを出発する第107回ロンド・ファン・フラーンデレン photo:CorVos 自身3度目のロンド制覇を狙うマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク) photo:CorVos優勝候補筆頭に挙げられたワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ) photo:CorVos 気温6度。4月の肌寒い風が吹きつけたモニュメント(5大クラシック)第2戦のロ
瀬戸内サイクリングワールドを目指す「Setouchi Vélo」とは 瀬戸内のサイクリングルート、サービスを一本化。世界一のサイクリング環境を目指して「Setouchi Vélo」始動! とんでもないプロジェクトが始まった。すでに「サイクリングの聖地」として国内外で認知されている「しまなみ海道」。その聖地を中心に、周辺地域のサイクリングルートを共通のコンセプトで一本化しようというプロジェクト「Setouchi Vélo(セトウチヴェロ)」が、2022年10月29日、Setouchi Vélo来島海峡会議で正式に発表された。 6県と各界の代表が来島海峡SAに集まり、Setouchi Vélo来島海峡会議が開催された photo: Setouchi Vélo これがどれほど壮大な企画か、まずはSetouchi Vélo来島海峡会議の出席メンバーを見てみれば、その本気度がわかる。議長は中村時広
ツール・ド・フランス2022現地レポートby綾野 真 魚市場からワールドツアーへ デンマークが生んだ新たなツール覇者ヴィンゲゴー ツールにいつか勝てる日が来ると信じ続け、確信したのが昨年のこと。グランデパールのホストを務めた母国の期待に応えデンマークにマイヨジョーヌを持ち帰ることになったヴィンゲゴー。信念の強さと「2人のガールフレンド」のサポートで精神面の脆さも克服。新たなツール覇者の横顔と生い立ちとは。 最強チームに支えられ、ポガチャル陥落に成功した最強クライマー 超級グラノン峠で独走するヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ヴィスマ) photo:CorVos タデイ・ポガチャルとヨナス・ヴィンゲゴー。2人のずば抜けた強者の闘いだった2022年ツールの個人総合優勝争い。加えて言えば、それを支えたチームの強さもそれを大きく左右した。 序盤、圧倒的な力を発揮した過去2大会のディフェンデ
ツール・ド・フランス2022現地レポートby小俣雄風太 2022年ツールが終わった今、固定観念をアップデートしよう 2022年のツール・ド・フランスは1日も退屈するステージのない、目まぐるしく白熱した3週間だった。ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ヴィスマ)という新たなチャンピオンを迎えた今、そう断言することに異論はないだろう。現地でツールを追った小俣雄風太が、レースに訪れた変革について綴った。 2022年ツールを沸かせたヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ヴィスマ) photo:A.S.O. 最終ステージ、パリ・シャンゼリゼへ向かう選手たちが集団のあちこちで談笑しているシーンが映し出され、フランステレビジョンのコメンテーターは、「選手たちはこの3週間で初めてゆっくり話ができています。今大会は、最初から最後まで全力のレースが続きましたから」と伝えたが、まったくそれは正しいと思
製品インプレッション タイヤグライダー タイヤの装着を楽に、ストレスフリーにしてくれる新たなツールを試す トライスポーツが取り扱いを開始したタイヤグライダーをテスト。リムを傷つけず、インナーチューブに穴を開けない新たなタイヤインストールツールは、タイヤ交換の際の作業性を高めてくれるアイテムだった。 タイヤの装着を簡単にしてくれるタイヤグライダーを試す サイクルモードでお披露目されたタイヤ交換ツールのタイヤグライダー。来場した方は販売代理店を務めるトライスポーツ代表である中原氏が実演していたシーンを見た方もいるだろう。あっという間にタイヤを装着することができるツールを実演してもらうと実に魅力的に見える。 というのも素手でタイヤを脱着するのはパワーが必要で、タイヤ交換の際に苦労することが多いからだ。もちろんタイヤレバーは効果的なアイテムだが、レバーでチューブに穴を開けてしまう心配がある。実際に
シンプルかつ変速トラブルの少なさで、オフロードバイクを中心に広まりつつあるフロントシングルドライブトレイン。そのメリットとフロントダブルのギア比を両立する、11/12速スプロケットを装着可能な無線内装2段変速ハブ、クラシファイド Power shift hubが国内展開を開始している。 MTBからCX、グラベル……そしてロードへ。迫る1xドライブトレインの波 クラシファイド Power Shift hub (c)日直商会 近年流行の兆しを見せるフロントシングルドライブトレイン。1x(ワンバイ)とも呼ばれるこのシステムは、チェーン落ちや変速不良といったトラブルを起こしやすいフロント変速の抱える構造的な弱点を存在そのものごとゼロにするというラディカルなアプローチでもある。 その流れは2013年にスラムが発表した1x11Sの"XX1"、つまりMTBから始まり、シクロクロスやグラベルバイクへと波及
コンポとホイールをファーストインプレ 込めた思いは「新しい発見、新しい気持ち」 シマノ新型105発表会をレポート 発表早々大きな話題を呼んでいるシマノの新型105(R7100シリーズ)。公開前日に開かれたメディア発表会の模様と、ファーストインプレッションを紹介したい。 デビューの数時間前に開催された、新型シマノ105のメディア発表会 「新しい発見、新しい気持ち、新しい何かを体験できるコンポーネント」。Di2化を遂げたR7100シリーズのシマノ105に込められたメッセージを、シマノは「It's a New Day」というキャッチコピーで表現した。 デビュー直前、「OVE南青山」を貸し切って催されたプレゼンテーションにはシマノのプレゼンターや開発スタッフが集い、各製品の展示品はもちろん、新型シマノ105を搭載した試乗車の準備も。集結した各メディアはインタビューや短時間のテストライドを通し、新型
シマノのロード用コンポーネンツ、シマノ105がフルモデルチェンジ。12速化、DI2ワイヤレス変速、油圧ディスクブレーキを採用したR7100シリーズがデビューを果たす。新たにラインアップされた105グレードのカーボンホイールもあわせて紹介しよう。 DI2化、12速化を果たした定番コンポーネンツ シマノ105 R7100シリーズ (c)シマノ DURA-ACEとULTEGRAに次ぐシマノの普及価格帯ロード用コンポーネンツがシマノ105。上位モデルのテクノロジーやシステムを踏襲しつつ価格が抑えられており、完成車にスペックインされることも多いグレードだ。サイクリストから広く愛用されてきた定番コンポーネンツであり、一度は手に触れたユーザーも少なくないだろう。 上位グレードのDURA-ACEとULTEGRAはDI2(電動変速)登場以来、機械式変速と両揃えしていたが、シマノ105は機械式のみを貫いてきた
全日本選手権ロードレース2022 男子エリート コメント集 新城幸也「ガチンコでやり合えて楽しかった」 新城雄大「スプリントで不意を突きたかった」 新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)の勝利で幕を閉じた全日本選手権。敗れたキナン勢の言葉を借りるなら「今日一番強かったのはユキヤさん」だった。悲喜交々、全日本男子エリートで動いた選手たちの言葉で暑く熱い一大決戦を振り返ります。 2022年全日本選手権男子エリート優勝 新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス) photo:Satoru Kato チーム力がモノをいうロードレースにおいて、単騎参戦は言わずもがな、不利だ。チームメイトがいなければライバルチームの攻撃に自ら対処しなければならないし、その度に脚は削られ、気付けば攻撃する脚がなくなっていたということも少なくない。しかし新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)は個人タイムトライアルを3位で終え
全日本選手権ロードレース2022 男子エリート 2007年、2013年に続く3度目のタイトル 新城幸也が全日本チャンピオンに輝く 新城幸也と、新城雄大によるマッチスプリント。全日本タイトルを掴み取ったのは、全選手からのマークを単騎で打ち破った新城幸也だった。37歳のベテランが2007年、2013年に続く自身3度目のチャンピオンに輝いた。 スタートライン最前列で大きく深呼吸する草場啓吾(愛三工業レーシングチーム) photo:Satoru Kato最後列に並んだ新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス) photo:Satoru Kato 午前11時 男子エリートスタート photo:Satoru Kato 広島空港の周りをぐるりと巡る、広島中央森林公園サイクリングコースの上空は曇りのち晴れ。気象条件が急変動しやすく、風向きが変わりやすい当地においても最終的に雨粒が降り注ぐことはなかった。3日間
突然の開催見送りとなり、波紋を呼んでいる全日本ロード女子(エリート+U23)レース。選手の申立代理人を務める弁護士側はこの決定取り消しを求め再度日本スポーツ仲裁機構に申し立てた。選手側のコメント、電話取材に応じたJCF側の意見も含めてお伝えします。 ワインディングが続く広島中央森林公園のコース(画像は今年のJプロツアー第2戦) photo:Saotru Kato チームカーの有無に関して選手と全日本選手権主催者のJCF(日本自転車競技連盟)が対立して日本スポーツ仲裁機構(JSAA)での仲裁に発展、選手側の意見が認められたものの、安全性担保の観点からJCFが全日本ロード女子(エリート+U23)レースのみを開催見送りとした問題。 選手側はUCIルールに明記されている国内選手権開催の必要性と、女子レースのみを中止した不平等を主理由に「合理的な理由なく本件レースの開催を見送ることはできない」として
製品インプレッション チューブレスタイヤの完全なパンク修理を目指した フジチカ TUBELESSCUE、MAKUHALシーラント GOKISOの近藤会長がチューブレスタイヤのパンク修理に困るユーザーのために最高の修理キットを開発。専用シーラントとともに、最軽量かつ簡単・完璧なリペアを目指した究極のツール「TUBELESSCUE(チューブレスキュー)」をリリースした。実際に使用してのインプレションとあわせて紹介する。 フジチカTUBELESSCUE(チューブレスキュー)キット シーラントの小瓶もセットだ photo:Makoto AYANO 「チューブレスタイヤのパンク修理からサイクリストを解放したい!」フジチカ近藤所長のそんな思いから開発された、タイヤを外さずにチューブレスタイヤのパンク修理が出来る究極のチューブレスタイヤ専用パンク修理キット「TUBELESSCUE(チューブレスキュー)」
アタックに次ぐアタック、そして心理戦。17.5kmに及ぶ単独走を成功させたジュリアン・アラフィリップ(フランス)が2年連続の世界チャンピオンに輝いた。13回目の世界選手権となった新城幸也は後半まで有力集団に残り49位で完走している。 大声援に応えるワウト・ファンアールト(ベルギー) photo:CorVosヨーロッパチャンピオン、ソンニ・コルブレッリ(イタリア) photo:CorVos アントワープ市庁舎が建つグローテ・マルクト広場をスタートしていく photo:CorVos 1週間に及ぶ世界選手権ウィークを締めくくるのは今年100回開催を迎えた男子エリートロードレース。アントワープをスタートし、フィニッシュラインが引かれたルーヴェン市街地の周回コースをまず1周、6箇所の登坂区間が詰め込まれた「フランドリアンサーキット」を1周、ルーヴェンの市街地コースを今度は4周、フランドリアンサーキッ
個人TT3連覇を含む4度の世界チャンピオンに輝いたトニー・マルティン(ドイツ、ユンボ・ヴィスマ)が引退を発表した。9月22日に行われる世界選手権ミックスリレーが現役最後のレースとなる。 世界選手権を4度制したトニー・マルティン(ドイツ) photo:Kei Tsuji / TDWsport 世界選手権男子エリート個人タイムトライアルを翌日に控えた9月18日、マルティンが自身のInstagramとチームリリースで現役から退く旨を明らかにした。 「これから出場する世界選手権の個人タイムトライアルとミックスリレーが現役最後のレースとなる。もちろんこの決断までには長い時間が必要だった。長年に渡り自転車競技は僕の人生の大部分を占めており、大きな成功もあれば失敗もあり、落車やそれからの復活などたくさんの出来事があった。若い選手たちが夢見るような成功を僕は達成することができた」。 1985年生まれのマル
2009年ジャパンカップを制したクリスアンケル・セレンセン(デンマーク)が9月18日、世界選手権の解説として訪れたベルギーでのライド中に交通事故で命を落とした。享年37歳。 2010年ジロ・デ・イタリア第8ステージで優勝したクリスアンケル・セレンセン(デンマーク、当時サクソバンク) photo:Kei Tsuji デンマーク放送局TV2 Sportの解説者として9月19日より開幕するロード世界選手権のためにベルギーを訪れていたセレンセンは、個人タイムトライアルが行われるクノック=ヘイストブルッヘにほど近いゼーブルッヘをライド中に車に追突され、37歳の若さで命を落とした。 同局のディレクターであるフレデリク・ラウエセン氏はこの訃報について「同僚であるクリスアンケル・セレンセンが亡くなったと聞かされた時の悲しみは、あまりにも大きかった。彼は世界選手権のためにベルギーを訪れ、本日土曜日のライド中
12枚のコグから構成されるカセット。現代のニーズにマッチした歯数構成だ (c)シマノ 12速になったHYPERGLIDE+採用のカセット。トップ11Tが継続され、より使いやすい歯数構成に進化 photo:Makoto AYANOスパイダー部分はカーボンからアルミ製に変更。工作精度と軽さを追い求めた photo:Makoto AYANO なお、R9100シリーズではカセットのロー側スパイダーにカーボン素材を採用していたものの、12速化に伴ってより高い工作精度が求められたためアルミ製へと変更されている。軽量性を追い求めるためにロー側のコグにチタン素材を使うのは従来と共通だ。シフト中にもペダリングを続けられるHYPERGLIDE+により、従来システムの1/3の変速時間を叶えつつ、トルクを掛けながらでもスムーズで高精度なシフト操作が可能になった。 フロントディレイラーは構造見直しにより大幅な小型化
東京2020オリンピック 男子個人タイムトライアル 個人TTで1分差をつけたログリッチが金メダル獲得 2位デュムラン、3位デニス ライバルたちに1分以上の差をつける圧勝。富士スピードウェイを発着する44.2kmコースを快走したプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が東京五輪男子個人タイムトライアルで金メダルを獲得し、トム・デュムラン(オランダ)とローハン・デニス(オーストラリア)がそれぞれ銀メダルと銅メダルを獲得した。 東京2020オリンピック 男子個人タイムトライアル image:Tokyo 2020東京五輪男子個人タイムトライアルの舞台となったのは、午前中に行われた女子と共通の富士スピードウェイを起点にした22.1km周回コース。男子はここを2周する(全長44.2km)。 一般道を走る周回コース中盤には全長5.4km/平均3.9%の登りが設定されており、その頂上手前には平均10.6%の急
東京2020オリンピック女子ロードレース選手コメント キーセンホーファー「信じられない勝利」ファンフルーテン「銀メダルでも美しい」 「フィニッシュラインを越えても勝利が信じられなかった」と語るのは、東京五輪女子ロードレースで逃げ切り勝利を挙げたアンナ・キーセンホーファー(オーストリア)。一時は勝利と勘違いしながらも銀メダルを喜ぶファンフルーテンや3位のロンゴボルギーニ、21位でフィニッシュした與那嶺恵理などのコメントを紹介します。 第1位 アンナ・キーセンホーファー(オーストリア) 独走でフィニッシュするアンナ・キーセンホーファー(オーストリア) photo:CorVos ただただ信じられない。フィニッシュラインを越えた後も ”これで本当に終わり?もうこれ以上走らなくてもいいの?"と何が起きているのか分からなかった。0km地点からアタックしようと考えており、プロトン(メイン集団)で走るのが
東京2020オリンピック 女子ロードレース 0km地点から逃げ切ったキーセンホーファーが金メダル 與那嶺恵理21位、金子広美43位 ファーストアタッカーが金メダル獲得。逃げの存在に気付いていなかったオランダ勢を振り切って、0km地点から逃げて独走に持ち込んだアンナ・キーセンホーファー(オーストリア)が東京五輪女子ロードレースで大金星を飾った。終盤まで精鋭集団に残った與那嶺恵理は21位、金子広美は43位でフィニッシュしている。 東京2020オリンピック 女子ロードレース image:Tokyo 20207月25日(日)、暑さ厳しい東京都府中市の武蔵野の森公園に、40か国/67名のエリート女子ライダーたちが集結した。女子ロードレースは前日の男子ロードレースのコースから「富士山麓」と三国峠を省略した137kmコース。「道志みち(山伏峠)」と籠坂峠を越えて富士スピードウェイに至るコースの獲得標高差
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