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大そうじへの備え
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世界最大規模の航空宇宙分野の学術団体である米国航空宇宙学会(AIAA)が、HondaJet(ホンダジェット)を開発したホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)前社長兼CEO(最高経営責任者)の藤野道格さんに、ダニエル・グッゲンハイム・メダルを贈呈した。ライト兄弟のオーヴィル・ライトや、ボーイングの創業者ウィリアム・ボーイングをはじめ、航空宇宙分野で功績を残した人々に授与されており、藤野さんの先見的なリーダーシップやホンダジェットの革新的な設計などが評価されたものだ。 民間航空機の開発では、機体の安全性を国が認める「型式証明」取得が大きな関門。しかも安全に関するハードルは年々高くなっており、常に最新の知識や情報を得て、設計に反映していかなければならない。 ホンダジェットの量産初号機(登録記号N420EX)が2014年6月27日に初飛行して10年。藤野さんに型式証明の難しさや、日本の航空産
米国政府は現地時間9月13日(日本時間14日)、日本政府へ最大9機の空中給油・輸送機KC-46A「ペガサス」をFMS(対外有償軍事援助)により売却することを承認した。売却総額は推定41億ドル(約5775億円)となる。 FMSによる売却が承認されたのはKC-46Aが最大9機のほか、米プラット・アンド・ホイットニー製エンジンPW4062が最大18基、AN/ALR-69Aレーダー警報受信機(RWR)が最大16基など。インド太平洋地域の政治的安定や主要同盟国の安全保障を向上させることなどを狙いとしている。 KC-46Aは、旅客機の767-200ERを母機とした空中給油・輸送機で、ボーイングは米空軍向けに179機の製造を計画。航空自衛隊は2021年度から運用試験を実施し、今年度から本格運用を始めた。 これまでに6機を発注済みで、2021年10月に初号機が引き渡され、今年3月末時点で4機を受領済み。2
ボーイングのサプライヤーである米スピリット・エアロシステムズの元品質監査員で、737 MAXの製造上の欠陥に対する指摘をスピリット首脳陣が無視したとする内部告発者の一人、ジョシュア・ディーン氏(45)が突然急速に広がった感染症で現地時間4月30日朝に亡くなったと、地元紙シアトル・タイムズが5月1日に報じた。ボーイングの品質問題を巡っては、今年3月に787の製造工程の問題点を内部告発したノースチャールストン工場の元従業員が遺体で見つかり、警察が捜査を続けている。現時点で2件の関連性などはわかっていない。 品質問題でスピリットの内部告発者が亡くなった737 MAX(写真は737 MAX 10)=22年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire —記事の概要— ・MRSA感染症が急速悪化 ・1月にドアプラグ脱落 ・2度の墜落事故 ・国内3社が発注 MRS
4月18日午後、日本航空(JAL/JL、9201)の羽田発札幌(新千歳)行きJL521便(エアバスA350-900型機、登録記号JA02XJ)が、函館の東約30キロ地点を飛行中に無線機が故障し、管制官と交信できなくなった。新千歳空港へは管制官から「ライトガン」による光の信号で着陸許可を得て着陸した。この影響で同じ機材を使う羽田-札幌線の3便が欠航となり、合わせて約380人に影響が出たが、19日の運航は通常通りだという。 無線機が故障したJL521便は、乗客207人(幼児なし)と乗員11人(パイロット2人、客室乗務員9人)を乗せ、羽田の11番スポット(駐機場)を定刻より16分遅れの午後3時46分に出発。C滑走路(RWY34R)から午後4時2分に離陸した。 新千歳にはB滑走路の南側(RWY01R)へ午後5時31分に着陸し、37分遅れの同37分に到着した。空港南側の苫小牧市付近上空を午後5時8分
ヤマトホールディングス(9064)の長尾裕社長は4月11日、同日に就航したエアバスA321ceo P2F型貨物機について、増機も視野に入れる意向を示した。現在は3機保有しており、需要動向などを見極めながら検討を進めていく。 成田空港を出発し滑走路へ向かうヤマトのA321ceo P2F貨物機初便の那覇行きIJ451便=24年4月11日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire ヤマトのA321ceo P2F貨物機初便就航を横断幕で祝うヤマトHDの⾧尾社長(中央)、JALの赤坂祐二会長(中央左)、スプリング・ジャパンの浅見達朗社長(中央右)ら=24年4月11日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire 長尾社長は「このビジネスを始める際に、最低でも これより先は会員の方のみご覧いただけます。 無料会員は、有料記事を月あたり3記事まで無料で
日本航空(JAL/JL、9201)は3月21日、エアバスとボーイングから計42機を導入することを発表した。このうちJALが初導入するのが小型機のエアバスA321neoだ。現行の中型機であるボーイング767-300ER型機の後継で、2028年から11機導入し、羽田発着路線を中心に投入を計画している。また、今年1月の事故で全損となった大型機エアバスA350-900型機の13号機(登録記号JA13XJ)の代替機材は2025年度下期に同型機を1機受領する。 奇しくも3月21日に発表となったA321neo導入。2028年から20年程度は運航されるとみられ、2048年に日本がどのような状況になっているかも見据えた上での小型化だ。 —記事の概要— ・A321neoへ小型化 ・国内線ネットワーク維持 A321neoへ小型化 JALの767は現在27機あり、このうち貨物機767-300BCFに改修済みが2機
日本政府観光局(JNTO)の訪日外客数推計値によると、2024年2月の訪日客数は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行前となる2019年同月比7.1%増の278万8000人で、2月の過去最高を記録した。今年はうるう年だったことや、2023年は1月だった旧正月が2月だったことなどから、コロナ禍以降で最多となり、国・地域別では台湾とベトナムの2市場で単月の過去最高を更新した。出国した日本人は36.2%減の97万8900人だった。 —記事の概要— ・24年2月の動向 ・方面別実績 24年2月の動向 JNTOが重点市場としているのは23カ国・地域で、2023年4月分から北欧地域が加わった。 23市場のうち2019年同月を上回ったのは、単月の最高記録を更新した2市場を含め19カ国・地域。 これより先は会員の方のみご覧いただけます。 無料会員は、有料記事を月あたり3記事まで無料でご覧いただ
ボーイング737 MAX 9(737-9)のドアプラグが離陸直後に脱落した1月の事故後、FAA(米国連邦航空局)が実施した737 MAXの製造工程の監査で、89件中33件が不合格だったことがわかり、ニューヨーク・タイムズが現地時間3月11日に報じた。また、787の製造工程の問題点を内部告発したノースチャールストン工場の元従業員が遺体で見つかったと、BBCが11日に報じた。 ボーイングの不具合は慢性化しており、航空会社への納入遅延も常時発生している。 シアトルのレントン空港から初飛行する737 MAX 8初号機。製造工程の不具合問題が長期化している=16年1月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire —記事の概要— ・737MAX:スピリットも不合格 ・787:内部告発者が死亡 ・ANAの787-10も納入遅延 737MAX:スピリットも不合格
海上保安庁の職員5人が亡くなった羽田空港C滑走路の衝突事故。1月2日夜の事故発生から6日後の8日午前0時にC滑走路の運用が再開され、事故後の大規模な遅延対応や事故処理が収束した日本航空(JAL/JL、9201)は、10日から全便を運航している。 2日の事故では、海保機MA722(ボンバルディアDHC-8-Q300、登録記号JA722A)とJALのA350-900(札幌発羽田行きJL516便、JA13XJ)がC滑走路で衝突し炎上。JL516便は乗客367人(幼児8人含む)と乗員12人(パイロット3人、客室乗務員9人)の計379人が搭乗していたが、3カ所の出口から全員が緊急脱出し、乗客のうち2人が打撲などのけが、13人が体調不良により病院で診察を受けたが、乗客乗員が全員生還した。 貨物と郵便は積んでいなかったものの、乗客の手荷物が約200個あり、ペットの預かりが2件あった。乗客乗員の人命が最優
1月2日に発生した海上保安庁機(ボンバルディアDHC-8-Q300、登録記号JA722A)と日本航空(JAL/JL、9201)の札幌(新千歳)発羽田行きJL516便(エアバスA350-900型機、JA13XJ)の衝突炎上事故では、JL516便の乗客乗員379人全員が脱出し、海保機は乗員6人のうち機長を除く5人が犠牲となった。3日の会見で、JALは同便に貨物や郵便は積んでいなかったものの、乗客の手荷物約200個とペットの預かりが2件あり、ペットは救出に至らなかったことを明らかにした。 ペットは温度管理された客室下の貨物室に搭載されるが、緊急時には人命が優先されるため、乗客と同じ扱いにはならない。 スターフライヤーがサービス開始前に実施したペット同乗サービスの検証フライト=21年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire 以前からペットと客室で一緒に
日本航空(JAL/JL、9201)は1月4日、羽田空港で2日に起きた海上保安庁機(MA722、ボンバルディアDHC-8-Q300、登録記号JA722A)と札幌(新千歳)発羽田行きJL516便(エアバスA350-900型機、JA13XJ)が衝突炎上した事故を受け、A350の全損により約150億円の損害が生じる見込みだと発表した。営業損失として計上予定で、航空保険が適用される見込みだという。2024年3月期通期連結決算への影響は精査中としている。 *13号機の代替機は25年度下期受領へ。記事はこちら。 2日のJL516便は、新千歳空港を午後4時15分(定刻午後3時50分)に出発し、午後5時47分に羽田のC滑走路(RWY34R)へ着陸。直後に海保機と衝突し、機体が炎上した。乗客367人(幼児8人含む)と乗員12人(パイロット3人、客室乗務員9人)の計379人が搭乗していたが、全員が3カ所の出口か
日本航空(JAL/JL、9201)は1月3日、羽田空港で2日午後5時47分ごろに起きた海上保安庁機(MA722、ボンバルディアDHC-8-Q300、登録記号JA722A)とJALの札幌(新千歳)発羽田行きJL516便(エアバスA350-900型機、MSN538、JA13XJ)が衝突炎上した事故で、同便の乗客乗員379人のうち、乗客1人が打撲し、体調不良により病院で受診した乗客が13人だったと発表した。JL516便のパイロットへの聞き取り調査では、管制からの着陸許可を認識し、復唱後に滑走路への進入と着陸操作を実施したという。 *A350全損で150億円の損失計上へ。記事はこちら。 JL516便は新千歳空港を午後4時15分(定刻午後3時50分)に出発し、午後5時47分に羽田のC滑走路(RWY34R)へ着陸。直後に海保機と衝突し、機体が炎上した。乗客367人(幼児8人含む)と乗員12人(パイロッ
全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は10月31日、国内線と国際線で運航するエアバスA320neoファミリーが搭載する米プラット&ホイットニー(PW)製エンジン「PW1100G-JM」の点検作業が2024年1月から始まり、1月10日から3月30日までの期間中、国内線・国際線合わせて22路線2412便、1日あたり約30便を減便すると発表した。対象機材はANAHDが保有する全33機で、減便率は3.6%となる。点検開始まで安全性に問題はないとしている。 *エンジンに関する詳報はこちら。 *減便の詳報はこちら。 機材の内訳は、国際線と国内線に投入しているA320neoが11機、国内線機材のA321neoが22機で、ANAHDが保有するA320neoファミリー全機が対象になった。PWの親会社であるRTX(旧レイセオン・テクノロジーズ)やANAHDの発表
全日本空輸(ANA/NH)は7月19日、羽田空港第2ターミナル国際線施設の運用を約3年3カ月ぶりに再開した。午前5時に開館すると、6人のグランドスタッフ(地上旅客係員)がひまわりを手に出発ロビー入口で利用者を出迎え、午前6時25分にカウンターで手続きを始める際には、一列に並んだグランドスタッフ26人が一礼して業務を始めた。 *再開初便とラウンジの様子はこちら。 約3年3カ月ぶりに運用を再開した羽田空港第2ターミナル国際線施設で利用者を出迎えるANAのグランドスタッフ=23年7月19日午前5時3分 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire 第2ターミナルの国際線施設は、南側に増築。3階の出発ロビーは、滑走路を離着陸する航空機を一望でき、カウンターには自動手荷物預け機を設置した。保安検査場には複数の乗客が検査レーンを同時に利用できる「スマートレーン」を導入
全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は7月18日、グループのECサイト「ANA Mall(ANAモール)」内に「Apple Rewards Store(アップルリワードストア)」をオープンした。ANAのマイルでiPhoneなどアップル社製品を購入できる同社初の取り組みで、ANAロゴの刻印入りiPadの限定販売も予定。また、アップル製品を購入すると、マイルが3倍たまるオープン記念キャンペーンを7月31日まで実施している。 同ストアでは、iPhoneやiPad、Mac、Apple Watchなどを扱う。支払いはクレジットカード決済とマイル払いに対応している。 今年1月31日にスタートしたANAモールでは、41店舗目の出店となり、100円の購入につき1マイル、ANAカードによる決済では同2マイルがたまり、「プレミアムメンバー」は通常積算分のマイルが
全日本空輸(ANA/NH)は4月7日、国内線旅客システム「エイブル」で3日午後に起きた不具合について、データベース(DB)サーバーからデータを抽出する際、偶発的な「予期せぬエラー」が発生したことが原因だったと発表した。社外からのサイバー攻撃ではないことや、データの外部への流出も起きていないことも確認したという。 —記事の概要— ・データ抽出時に発生 ・抽出処理を直列化で再発防止 データ抽出時に発生 顧客情報や便情報などを扱うエイブルのシステム障害は、3日午後2時16分に発生。ANAによると、エイブルから社内のマーケティング部門が使う「予約管理支援システム」へデータを抽出する際、偶発的なエラーが発生し、エイブルの2台あるDBサーバーのうち、1台(DB1)がフリーズした。この影響を受け、残り1台(DB2)も高負荷状態になったことで2台とも停止したことから、国内線全便の予約や販売、搭乗手続きがで
全日本空輸(ANA/NH)は4月4日、国内線システムで3日午後に起きた不具合について、4日午前にすべて復旧したと発表した。この影響で3日の国内線55便が欠航し、約6700人に影響が出たほか、30分以上の遅延が153便発生して約2万人に影響が及び、4日も遅延が2便発生して約85人に影響。2日間の影響者総数は約2万6700人にのぼった。不具合の原因は現在も調査を続けているという。 *原因と再発防止策はこちら。 国内旅客システムで起きた障害について陳謝するANAの服部常務(右)と加藤デジタル変革室長=23年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire —記事の概要— ・空港の案内表示は別系統 ・5回目のシステム障害 空港の案内表示は別系統 4日に都内で会見したオペレーション部門を統括する服部茂・取締役常務執行役員は「欠航便、遅延便を多数発生させる事態を
ロールス・ロイス(RR)は現地時間3月1日、米空軍の戦略爆撃機B-52H「ストラトフォートレス」向けエンジン「F130」の試験をNASA(米国航空宇宙局)のステニス宇宙センター(ミシシッピ州)で開始したと発表した。600基以上の引き渡しを計画している。 B-52は1機あたり4つのポッドに8基のエンジンを搭載。米空軍は2021年9月に、B-52Hのエンジン換装をロールス・ロイス・ノース・アメリカに発注した。 新エンジンはF130で、ロールス・ロイスの民間機用エンジンBR700ファミリーのうち、ビジネスジェットのガルフストリームG650に搭載されているBR725の軍用機向け。RRによると、これまでのエンジン飛行時間は2700万時間以上で、信頼性が実証されており、ライフサイクルコストも優れているとしている。F130の試験や製造は、米インディアナ州インディアナポリスの工場が担う。 新エンジンは、B
関東などで相次いだ広域強盗事件で、特殊詐欺グループの幹部として指示を出した疑いのある渡邉優樹(38)と小島智信(45)両容疑者が2月9日午前6時10分すぎ、フィリピンの入管施設から日本へ強制送還され、渋谷警察署に到着した。すでに今村磨人(きよと、38)、藤田聖也 (としや、38)両容疑者は7日に渋谷署へ到着済み。4人のマニラからの移送は日本航空(JAL/JL、9201)の定期便で行われ、移送中の機内で警視庁に窃盗容疑で逮捕された。 ONE PIECEチャーターに使用されたJALの767-300ER JA620J=22年7月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire 7日の移送はマニラ発成田行きJL746便で、マニラを午前9時40分に出発して午後2時46分着。9日はマニラ発羽田行きJL78便が使用され、マニラを8日午後11時55分に出発し、羽田には
三菱重工業(7011)は2月7日、国産初のジェット旅客機「三菱スペースジェット(旧MRJ)」の開発中止を正式発表した。本紙既報のとおり、事業の採算性が見込めないことから開発を断念した。 反省点として、高度化した民間航空機の型式認証プロセスへの理解不足、長期にわたる開発を継続して実施するリソースの不足を挙げた。 —記事の概要— ・「特定の何かに起因するものではない」 ・「当たり前のことが欠けていた」 「特定の何かに起因するものではない」 三菱重工は「一旦立ち止まる」との表現で、スペースジェットの開発を2020年10月30日に事実上凍結。7日に都内で会見した三菱重工の泉澤清次社長は「多くの皆様からご期待、ご支援をいただいたが、開発中止の判断に至ったことは大変残念。開発を再開するに至る事業性を見いだせなかった」と開発中止の判断を下した経緯を説明した。
三菱重工業(7011)は、ジェット旅客機「三菱スペースジェット(旧MRJ)」の開発を中止する方針を固めた。近く正式発表する。同社は取材に対し「開発を中止した事実はない」とコメントした。国が機体の安全性を証明する「型式証明(TC)」を取得しても事業として成立しないため、これ以上の投資は難しいと判断した。スペースジェットの開発で得た知見は、日本と英国、イタリアの3カ国で共同開発する次期戦闘機などに生かす。 *開発中止を正式発表。記事はこちら。 三菱重工は「一旦立ち止まる」との表現で、スペースジェットの開発を2020年10月30日 に事実上凍結。関係者によると、TC取得に関する費用は今後も数千億円規模でかかる見通しで、開発を続けても事業として成立しないとの結論に至ったという。 スペースジェットの納期は当初、2013年だった。2008年に開発がスタートし、納期は6度もの延期で2021年度以降として
全日本空輸(ANA/NH)は、羽田空港第2ターミナルに4カ所ある保安検査場上部に設置している大型デジタルサイネージ(電子看板)を2月9日に撤去する。出発便などを表示しているもので、今後は同社のモバイルアプリ「ANAアプリ」で情報提供するという。 *運用最終日の記事はこちら。
小型ジェット機カテゴリーの世界最多納入を5年連続で記録した小型ビジネスジェット機「HondaJet(ホンダジェット)」。本田技研工業(7267)の米国子会社ホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)が開発し、日本では国土交通省航空局(JCAB)の型式証明を4年前の2018年12月7日に取得して発売され、約2週間後の20日には日本登録機として初めて顧客へ引き渡した。今年11月時点で、日本国籍で登録されているホンダジェットは10機を数える。 発売当初はプライベート機としての購入・利用が多かったホンダジェットだが、現在では事業を目的とした利用も目立つようになってきた。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な影響や原油の高騰など、航空業界を取り巻く環境は目まぐるしく変わっている。本紙でビジネスジェットについて執筆するのは、5年前のホンダジェットを操縦したリポート(関連記事1)以来と
三菱重工業(7011)が国産初のジェット旅客機「三菱スペースジェット(旧MRJ)」の開発を事実上凍結して2年が過ぎた。2020年10月30日に、「一旦立ち止まる」と独特の表現で明らかにし、国が機体の安全性を証明する「型式証明(TC)」の取得に必要な文書作成は続けるものの、飛行試験は中断。6度もの延期で2021年度以降としていた納期は、泉澤清次社長が「設定していない」と、この時点で未完の航空機になる可能性が高まっていた。 2019年のパリ航空ショー出展を終えル・ブルジェ空港を離陸する三菱スペースジェットの飛行試験3号機。すでに解体済みだ=19年6月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire 11月1日に発表した2022年4-9月期(23年3月期第2四半期)決算では、「SpaceJetの開発減速に係る偶発負債」に言及。「当社は、新型コロナウイルス感染
ボーイングは現地時間9月20日、運航に影響のある問題を人工知能(AI)を活用して対処する「インサイトアクセラレーター」(IA)を、全日本空輸(ANA/NH)がローンチカスタマーとして導入すると発表した。アルゴリズムを使用し異常を分類・検出するクラウドベースの技術で、問題が発生する前に特定・対処が可能となる。 IAはクラウドを活用した予知保全ソフトウェアで、AIが これより先は会員の方のみご覧いただけます。 無料会員は、有料記事を月あたり3記事まで無料でご覧いただけます。 有料会員は、すべての有料記事をご覧いただけます。 会員の方はログインしてご覧ください。 ご登録のない方は、無料会員登録すると続きをお読みいただけます。 無料会員として登録後、有料会員登録も希望する方は、会員用ページよりログイン後、有料会員登録をお願い致します。
米陸軍のFLRAA(Future Long-Range Assault Aircraft、将来型長距離強襲機)計画で、ロッキード・マーチン・シコルスキーとボーイングによる企業連合が開発している候補ヘリコプター「DEFIANT X(デファイアントX)」に、ハネウェルのターボシャフトエンジン「HTS7500」とAPU(補助動力装置)「GTCP 36-150」が選定された。 HTS7500は、CH-47「チヌーク」やMH-47に搭載されているT55エンジンの最新型T55-714Aと比べて42%出力が向上し、同クラスのエンジンと比べて総重量がもっとも軽いという。 米陸軍が2019年に開始したFLRAA計画は、1979年に同軍で運用が始まったUH-60「ブラックホーク」の次世代ヘリを開発するもの。同軍の2020年9月の発表によると、実用化は2030年となる見込み。 ロッキード・マーチンによると、DE
国産初のジェット旅客機「三菱スペースジェット(旧MRJ)」の開発を担う三菱航空機が、米ワシントン州にある米国の飛行試験拠点「モーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)」を3月末で閉鎖したことが4月14日までにわかった。11日の当紙既報の通り、米国で試験を行っていた4機の飛行試験機のうち、3号機(登録記号JA23MJ)の日本国籍機としての登録は3月で抹消され、機体は解体された。スペースジェットの抹消は初めて。 今年3月末で閉鎖された三菱スペースジェットのモーゼスレイク・フライトテスト・センター。写真は解体された3号機=19年12月10日 PHOTO: Kiyoshi OTA/Aviation Wire スペースジェット関連の海外拠点はMFCのほか、ワシントン州シアトル近郊のレントンにある米国法人の本社と、カナダのモントリオールにある開発拠点の北米3カ所。今回のMFC閉鎖で海外拠点をす
三菱航空機が開発を中断している「三菱スペースジェット(旧MRJ)」の飛行試験機のうち、3号機(登録記号JA23MJ)の登録が抹消されたことが、国土交通省航空局(JCAB)が4月11日に公表した航空機登録情報3月分でわかった。スペースジェットの抹消は初めて。 *3号機は解体済み。記事はこちら。 パリ航空ショー出展を終えル・ブルジェ空港を離陸する三菱スペースジェットの飛行試験3号機=19年6月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire 航空機登録情報によると、3号機の抹消登録日は3月17日。14日付で「航空の用に供さないため」として、三菱航空機が国交省に届け出た。 3号機は2016年11月22日に初飛行。米国でローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングに塗り直され、2017年6月に開催された世界最大規模の航空ショー「第52回パリ
航空宇宙防衛大手の英BAEシステムズは4月6日、日本に子会社「BAE Systems Japan 合同会社」(BAE Systems Japan GK、東京・赤坂)を設立したと発表した。新会社の設立により日本の産業界と包括的に協力するほか、防衛省や自衛隊との関係強化を目指す。 子会社の設立日は1月28日。専門知識を備えた日本人スタッフを拡充し、日本との協力や技術共有を強化する。 BAEはこれまで、陸上自衛隊に水陸両用車、航空自衛隊に電子戦システムやアビオニクスなどを提供している。防衛省が選定した米ロッキード・マーチンの第5世代戦闘機F-35「ライトニングII」プログラムの主要パートナーにも参画。後部胴体を英国で製造・納入し、次世代電子戦システムは米国内で開発・納入している。 関連リンク BAE Systems ・英BAE、F-35の電子戦能力向上(21年12月17日) ・英BAE、クイーン
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