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ヒト型で言葉を話すコミュニケーション可能なエイリアンが登場し、更には主人公がエイリアンに変身して人間たちと闘ったりするので当然『アバター』を思い出すのですが、『アバター』が変身後を重点的に描いたのに対して、変身までの過程をあれやこれやと引き延ばすニール・ブロムカンプ監督『第9地区』をシネマ・ロサにて鑑賞。その「あれやこれや」は退屈ではなかったんですけど、ただ、退屈しなさすぎて飽きてしまいました。アメリカではなく南アフリカの上空に宇宙船が何十年も浮きっ放しで宇宙人の存在が日常化しているという設定は面白かったけど、ほんとそれだけの映画だったような。 監督にとっては気を利かせたつもりのグロいシーンやブラック・ユーモアが過剰に詰め込まれ過ぎで、気がつくと重要な展開がどんどん後回しになっていくのはどうなんでしょうか。で、ようやく訪れた、バカで自己中で卑劣だった主人公がエイリアンを助ける動機が「なんと
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