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今年の「#文学」
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16歳で見せた「衆人環視の中でタオルを開いてヌードになる力演」 転機は16歳で主演した映画『転校生』(82年)。大林宣彦監督の「尾道三部作」第1作で、石段から転げ落ちたショックで体と心が入れ替わってしまった中学生男女のラブストーリーだ。 小林はこの作品が映画初主演だったが初ヌードを披露。オーディションの際、涙目で指を4本立てて「これだけなんですね?」と聞いた姿が決定打になったという。「4」は映画の中でヌードになるシーンの数だった。 転校生 作品の性質上、男性俳優との絡みはなく、自分の体が女性に入れ替わっていることに気づかない主人公の滑稽さを表現するためのヌードなので、セクシーさは皆無だが、それでもやはりドキッとさせられる。 水泳部の合宿シーンでは、自分の体が女性になっていることに気づかず、胸の水着をつけ忘れたまま羽織っていたタオルを開き、衆人環視の中でバストトップをさらけ出すのだが、仕草が
一方の西岡は、三重県出身でテニスを始めたのは4歳の頃。中学3年の秋に錦織圭と同じアメリカのテニスアカデミーに留学している。 「現在の世界ランキングは69位で日本勢トップ。錦織圭以来の世界トップ30にも入ったことのある実力派の選手です」(スポーツ紙記者) 2人の交際が発覚したのは2023年の夏のこと。芸能デスクが解説する。 「昨年7月3日、西岡が出場したウィンブルドン選手権の観客席に、檜山と檜山の母親らしき女性が座っているのが映し出されたのです。ファンがそれに気がつき、交際の噂はSNS上で瞬く間に拡散されました」 西岡良仁 ©︎時事通信 その三日後、檜山は自身のXで〈私事ではございますが、一部報道にありますようにプロテニスプレイヤーの西岡良仁さんとお付き合いをさせて頂いております〉と報告。さらに同日、自身が出演する番組でも堂々と“交際宣言”をしたのである。
韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対する2回目の弾劾訴追案の採決が、12月14日にも行われる見込みだ。現在、一部の与党議員からも“賛成”の呼びかけがなされ、弾劾案が可決される可能性が高まっている。もし尹大統領が退いた場合、次期大統領はいつ、誰に決まるのか? 現在の最有力候補は野党代表の李在明氏。韓国で「反日闘士」と言われ、過激な発言も目立つ、その人物像とは。日韓関係に起こりうる変化について、韓国在住のジャーナリスト・金敬哲氏が寄稿した。 高まる尹大統領への批判 12月7日、尹錫悦大統領に対する弾劾案が「不成立」となった。韓国憲法によると、大統領の弾劾には在籍議席(定数300)の3分の2、すなわち200議席以上の賛成票が必要だが、108議席の与党『国民の力』議員の大半が投票に参加しなかったからだ。『国民の力』は“弾劾反対”という党の方針を決めたが、反乱票が出ることを懸念して国会を退席し
バニラカーの“車種変更”に驚いたのは筆者だけでなく、SNSでも目撃した人から驚きの声が上がっている。また6月に東京都の広告宣伝車の規制が改正されたことを知る人からは「トラックからバスになったのは規制逃れのトリックか何か」「規制って車種の問題なんですかね」といぶかしむ声も上がっていた。 またバニラバスだけでなく、新宿や渋谷ではホストクラブやキャバクラの宣伝をしたトラックが今も走っている。これらは規制対象ではないのだろうか? 改正で都外ナンバーも規制の対象に まずは2024年6月の宣伝車規制の改正内容について振り返ってみたい。 東京都では2011年、屋外広告物条例の施行規則を改正し、都内で走行するには「東京屋外広告協会」のデザイン審査を義務づけた。禁止されている広告は「運転手の注意を妨げる光や映像を使った広告」や「景観や安全に悪影響を及ぼす広告物」などだ。 ただ規制の対象は都内ナンバーのみで、
「かつてアナウンサーとして“出役”であった私が、こうして顔を出して発言することで、元の世界に戻れないことは覚悟しています。転職もできないかもしれません。それでも、同じように柳沢氏からパワハラ行為を受けた3人と世の中に発信していきたいという考えを共有し、今日に至りました」 「柳沢つよしパワハラ被害者の会」 会見の中では、柳沢氏から浴びせられた「臭い」「キモい」といった言葉の“暴力”などについて明かした。 「その結果、入社2年目から市内のメンタルクリニックに通い始めました。柳沢氏から受けた行為について医師に話し、薬を処方してもらう生活が続きましたが、出番が減ると思い、会社にはなかなか相談できませんでした」 柳沢氏(党HPより) 今回、稲垣氏は仙台放送の元社員4名で「柳沢つよしパワハラ被害者の会」を立ち上げるに至ったという。会見の中で記者から、活動の最終的な目的を問われると、 「(柳沢氏は選挙期
「え、東大じゃないの?」 「週刊文春」が先週号で報じた、秋篠宮家の長男・悠仁さま(18)の筑波大受験。11月28日から2日間にわたって行われた推薦入試を悠仁さまが受験されたというものだ。きょう11日には朝日新聞デジタルが「筑波大生命環境学群の生物学類に推薦入試で合格」「来年4月から入学予定」と報じている。 だが、「週刊文春」が筑波大関係者に取材を重ねると、次々と口をついたのは冒頭の言葉だった。
〈中身についてはⅩ氏が決して触れられたくなかったことであり、本稿では言及しない。ただ、Ⅹ氏の告発を握りつぶすためにこれを利用しようとする行為がどうしようもなく卑劣であることは論を俟たない〉 これは、兵庫県の斎藤元彦知事(47)を巡る一連の小誌報道の第一弾となった記事(7月25日号)の中の記述である。〈X氏〉とは、県政に関わる7項目の疑惑を告発する文書を作成し、その後7月7日に自死した元西播磨県民局長のこと。〈中身〉とは、X氏の公用PCの中にあった私的な文章のことだ。 再選した斎藤知事 報道後、斎藤氏の失職及び再選など本件を巡る状況は大きく変わったが、小誌のスタンスは当初から変わっていない。だが、まるでそれを逆手にとって報道に対する不信感を煽るような言説が湧きおこっている。小誌がこの公用PCの中身を報じてこなかった理由について質問される機会も増えた今、改めてそうした疑問に答える。
〈ソニー、KADOKAWA買収へ協議〉 業界に激震が走ったのは11月19日の午後。ロイター通信が報じたスクープだった。 経済部記者が解説する。 「ソニーによる買収協議が報じられた翌日、KADOKAWAは『当社株式の取得にかかる初期的意向表明を受領している』と認める声明を発表。株価は爆騰し、2日連続のストップ高となり、4465円まで上がっています。ソニーは今年度から3年間の経営企画で1兆8000億円の予算で他社の買収などを検討していました」
「『許せない』という声が一番大きかったと感じています」 10月27日深夜、衆院選初当選に際し、そう勝因を語った立憲民主党の柳沢剛氏(61)。だが今、彼自身に対し同じ声が向けられていて……。 柳沢氏(公式HPより) 宮城3区で現職を破った“元アナウンサー議員” 政治部記者の解説。 「今回の衆院選で、自民党にとって特に逆風が強かったのが東北地方。中でも議席を多く減らしたのが宮城県で、小選挙区が5つある中、4つで立憲民主党が勝利を収めました」 そのうちの1つ、宮城3区で自民の前職・西村明宏元環境相を破ったのが立憲新人の柳沢氏だ。一体どのような人物なのか。 「群馬県出身で駒澤大学に進学。1987年、フジテレビ系列の仙台放送にアナウンサーとして入社して以降、制作部での勤務を経てアナウンス部長や広報部長を歴任しました。アナウンサー時代は『めざましテレビ』のリポーターをしていたこともある」(地元記者)
告発する稲垣氏 稲垣氏は語る。 「柳沢氏はアナウンサー時代、ご当地テレビマンとして宮城県内を隈なく回るなど、地域を知ろうとする姿勢が人一倍強かった点は見習っていました。ですが、今回こうして声をあげたのは、その人格が国会議員に相応しくないと強く思っているからです。 国会議員は仕事の内容はもちろん、その人となりも国民の模範とならなければいけません。私の体験を広く知っていただき、果たして柳沢氏が議員に相応しいのか、今一度考えてほしい」 さらに取材を進めると、仙台放送の元女性アナウンサー3名も“被害者”として手を挙げるのだった。 「週刊文春 電子版」では、稲垣氏や元女性アナウンサー3名が語った柳沢氏の「壮絶パワハラ」の全容を詳報している。なお、稲垣氏は12月10日(火)、一連のパワハラ被害を訴える記者会見を開く予定だ。
「晃大くんの名前が出ているけどいいの?」 同書は医薬品事業会社「Meiji Seika ファルマ」の現役社員有志が書いた。2024年秋、同社が新型コロナワクチンとして、世界初の次世代メッセンジャーRNAワクチン「レプリコンワクチン」を発売することに対して、警鐘を鳴らそうと出版したものだ。均さんは、亡くなった晃大さんとともに同書で実名を公表している。 「妻は知人から『晃大くんの名前が出ているけどいいの?』と心配されたそうです。 国が推奨するワクチンの負の側面を語るのは、タブーだという認識が背後にあるのでしょう。私だって本音を言えば、目立ちたくない。 しかし晃大の死から3年が過ぎ、時が経つほど私たち家族としては悔しさが増す一方で、世間からは忘れられていくのを感じます。 さらに、晃大が勤めていた会社の新型ワクチンが、彼の命を奪ったワクチンと同じように安全性に疑問があるという事実も、私たちの苦悩を
先の衆院選で大躍進を遂げた玉木雄一郎代表率いる国民民主党。朝日新聞の出口調査によると、比例区の投票先として20代で1位(26%)で、30代でも自民党と並んで1位(21%)だった。 「手取りを増やす」「103万円の壁の引き上げ」といった具体的でわかりやすいメッセージが若者・現役世代に届いたと見られるが、ジャーナリストの森健氏が注目するのは、SNS上での選挙戦略、とりわけ「切り抜き動画」だ。
2023年12月3日午前0時7分過ぎ、東京都板橋区徳丸の住宅街。東武東上線の線路と並行する一方通行の路地沿いに、2台のワンボックスカーが停止した。東武練馬駅と下赤塚駅の中間あたりで、間近に狭幅の踏切がある。 ほどなく、踏切警報機が音を響かせながら明滅を繰り返すと、遮断機の内側に侵入する人の影。同日0時8分台、ダイヤ通りに走行する池袋行き上り電車のヘッドライトが、線路上に立って両手をあげた男性の姿を照らし出す。運転士は慌ててブレーキを踏み、車両を急減速させたが、間に合わなかった――。
◇◇◇ 窃盗行員は“和久井映見似の40代後半女性” 三菱UFJ銀行が貸金庫での巨額窃盗事案を公表したのは、11月22日のことだった。経済部記者が解説する。 「2020年4月から2024年10月までの約4年半、東京都の練馬、玉川の2支店で、貸金庫に保管していた顧客資産を盗んでいたことが明らかになりました。2024年10月31日、利用客から『貸金庫に入れていた資産が減っている』といった趣旨の相談を受け、本人に確認したところ、盗んだことを認めたそうです。 被害者は約60名、被害総額は時価十数億円と言われており、資産を窃取していた当該行員は11月14日に懲戒解雇されました」 三菱UFJの発表によると“容疑者”は貸金庫の管理責任を担う立場の行員だという。同行はその素性について発表していないが、小誌2024年12月5日号で、女優の和久井映見似の40代後半女性であることが明らかになった。
12月5日午後、不同意性交等罪に問われた日本維新の会の元衆院議員・椎木保被告(58)の初公判が東京地裁で行われた。椎木被告が女子中学生に性的暴行を加えたとして不同意性交等罪の疑いで逮捕されたのは、約3カ月前の今年9月8日のことだ。 椎木被告は東海大学卒業後、山一證券に入社。退職後、茨城県公立小中学校などの教員として長年勤めた。長年の教育者としての実績が評価され、2012年11月、日本維新の会の衆議院選挙公認候補予定者に決定。翌月の衆院選で千葉13区から立候補し、比例復活で初当選。衆院議員を2期務めたものの、2021年の衆院選で落選している。 「現在は、千葉県浦安市内で単身暮らし、会社員として働いていたといいます」(司法記者) 小中学校の教員を務めていたことも(本人のFacebookより) 検察官は、終始落ち着かない様子の椎木被告を一瞥し、起訴状を朗読する。 「被告人は、A(当時12歳)につ
1938年(昭和13年)5月21日未明、岡山県の山間にある西加茂村(現在は津山市)の貝尾という集落で、30人もの老若男女がわずか1時間あまりの間に相次いで惨殺される事件が起きた。その事件こそが、世にいう「津山三十人殺し」である。 事件の犯人である、当時22歳の都井睦雄は一体どんな青年だったのか。ここでは、津山事件研究の第一人者であり、2022年6月に57歳で急逝した石川清さんの記録をまとめた『津山三十人殺し 最終報告書』(二見書房)より一部を抜粋して紹介する。 2010年、石川さんは“津山事件の生き残り”である寺井ゆり子さん(仮名)を訪ねて話を聞いた。彼女は睦雄が執心し、横恋慕を重ねたとされる女性でもある。事件から80年以上が経ってから語られる被害者の思いとは――。(全4回の4回目/最初から読む) 2010年(平成22)10月――私は思い切ってゆり子の家を訪ねた。 ゆり子は家にいた。 94
1938年(昭和13年)5月21日未明、岡山県の山間にある西加茂村(現在は津山市)の貝尾という集落で、30人もの老若男女がわずか1時間あまりの間に相次いで惨殺される事件が起きた。その事件こそが、世にいう「津山三十人殺し」である。 事件の犯人である、当時22歳の都井睦雄は一体どんな青年だったのか。ここでは、津山事件研究の第一人者であり、2022年6月に57歳で急逝した石川清さんの記録をまとめた『津山三十人殺し 最終報告書』(二見書房)より一部を抜粋して紹介する。 事件から70年近くが経った2006年、事件が起きた貝尾や睦雄が生まれた倉見のあった加茂谷周辺を石川さんが訪れた際、当時を知る証言者から訊くことができた睦雄の人格とは――。(全4回の1回目/続きを読む) 津山事件が起こった集落・貝尾 ©石川清 ◆◆◆ 墓を守る女性 2006年(平成18)、都井睦雄が生まれた倉見で、睦雄やその家族(祖母
◆◆◆ フランスで8カ月間、沈黙したワケ 本書(『西洋の敗北』)は、日本の保護がなければ書けなかっただろう。2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻後、西ヨーロッパが受けた精神的ショックはあまりにも大きく、そこでは長い間、独立した思考は不可能になってしまった。ロシアとアメリカの間で始まったこの紛争について、たとえばフランスのような国にいながら歴史学者、そして人類学者として客観的に考えることは知的な意味で危険なこととなった。こうして私は、自国でおよそ8カ月間、沈黙を保たなければならなかった。 しかし私は日本において、まずは雑誌『文藝春秋』〔2022年5月号〕のインタビューで、そして、大きな成功を収めた〔発行部数約10万部〕書籍『第三次世界大戦はもう始まっている』〔文春新書、2022年6月刊〕を通して発言することができた。こうした成功があったからこそ、日本という偉大な国(西洋陣営の民主主義国
上記の阿部サダヲのセリフは、このドラマで中山の演じた中学生・のどかが、下着姿で走り回ったりしていたのを念頭に置いてのものだろう。このほかにも劇中では、毎回のようにエキストラの女性たちが胸をポロリと出したりと、いまから考えるとかなりきわどいシーンが多かった。中山も、シャワーを浴びるシーンで胸が見えそうなカットがあり、それを嫌がって泣いたことがあったらしい。そのため父親役で共演した小野寺昭は《パート2をやるとき、「美穂ちゃんはもう来ないんじゃねぇか」と僕らは心配していたんです。でも、「大事なデビュー作のパート2だから」と、ちゃんと出てくれました》と振り返る(『週刊現代』2013年10月5日号)。 絵に描いたような不良少女 中山はこのドラマのオーディションを受けたとき、脱色した髪の毛に丈の長いスカート、白いマニキュアという、まさにこの時代の不良少女を絵に描いたような出で立ちだった。だが、ドラマの
教育を専門としない政治家らが、全国学力テストという教育に介入するツールを得たことで、「どうしたらより良い教育を全ての子どもたちに与えることができるか」という公教育の複雑な問題に対して、短く、単純で、間違った答えが教育行政に一気に流れ込むようになった。 都市部では、行政が各学校に「結果責任」を求め、各学校が自らの生存をかけて生徒を奪い合う「市場型」学校選択制を始める自治体も登場した(写真参照)。 チャータースクールである水都国際中学校・高等学校のホームページより 大阪府は、全国でも公立学校の統廃合を最も激しく進めてきた地域の一つだ。生徒が少ない学校はどんどん潰す一方で、税金を用いてエリート中高一貫校を創設する。 その意味で、大阪府立水都国際中学校・高等学校に見られるのは、教育予算の「選択と集中」であり、結果的に義務教育における公教育の市場化を加速させ、公教育民営化の突破口としての役割を果たし
安倍政権以降、「学力向上」や「愛国」の名の下に政治が教育に介入し始めている。そう説くのは、教育研究者の鈴木大裕氏だ。氏が見据える日本の公教育の未来とは? ここでは、著書『崩壊する日本の公教育』(集英社新書)の一部を抜粋し、「全国学力・学習状況調査」が抱える大きな問題点について紹介する。(全2回の1回目/続きを読む) 「学力向上」という大義をまとった教育への政治介入 「どんな複雑な問題にも決まって短く、単純で、間違った答えがある」と言ったのは、アメリカの著名なジャーナリスト、H・L・メンケンだった。 1980年代以降、市場原理を導入して学校や教員を競い合わせれば公教育も改革できるという、あまりにも安易な新自由主義教育「改革」が、世界規模で子どもたちの教育をダメにしてきた。 日本も例外ではない。大きな転機となったのが、2007年に43年ぶりに復活した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)だっ
玉木雄一郎代表が国民民主党の倫理委員会の報告を踏まえ、榛葉賀津也幹事長から「3カ月の役職停止処分」を受けたことを自身のSNSで発表した。『Smart FLASH』が報じた玉木代表の不倫だが、単なる男女関係にとどまらず、玉木氏が不倫相手を出馬させようとしていたことも週刊文春の取材によって明らかに。しかも、処分を通告した幹事長もスネに傷を持つ男だったーー。国民民主党の実像を報じた週刊文春の記事を一挙に紹介する。(「週刊文春 電子版」に有料会員登録するとすべての記事を読むことができます)
「公務を1日1日やっていく」――辞職の有無を問われるたび、ただこの言葉を繰り返してきた男の去就がついに決まる。斎藤元彦知事がどれだけ世間から非難されても、決して辞意を洩らさなかったのには、理由があった。 ▶2人の自殺者を出した“最大の罪”4億円に補助金増額 ▶祖父宅を競売で選挙資金、親族から絶縁されていた ▶「眠れています」鋼のメンタル、小誌に「心配ありがとう」 ▶「慶応卒、三菱UFJ銀」美人妻を直撃した! 神戸市中央区の兵庫県庁から車で30分ほど。大阪湾を一望できる高級住宅街の一角。家賃約20万円のマンションの一室に、兵庫県知事・斎藤元彦(46)はひっそりと暮らしている。 9月中旬の平日。小誌はその日、閉庁時間を前に仕事を切り上げて帰宅していた斎藤氏が、夕方に自宅を出てどこかへと向かったことを確認。だが記者が帰宅を待っていると、すぐに警察官が駆け付けて職務質問を受けた。 「県の災害対策本
折田氏の投稿を「盛っておられる」と評し… 斎藤氏を巡っては、PR会社「merchu」代表の折田楓氏(33)との関係が物議を醸し続けている。12月1日には、公職選挙法違反(買収・被買収)の疑いで弁護士らから刑事告発を受けた。 「折田氏は自身の『note』に、斎藤氏側から選挙戦中の広報戦略立案を依頼されたと読める内容の投稿をしていました。実際、斎藤氏は、『merchu』に対して約71万円を支払っています。一方、斎藤氏の弁護士は折田氏の投稿を『盛っておられる』と評し、斎藤氏自身も『公選法違反には当たらない』との見解を示しました。他方、折田氏は各社の取材に応じていません」(社会部記者)
先の兵庫県知事選に出馬して以降、その動向が注目を集めるNHKから国民を守る党の立花孝志党首(57)。今月8日に告示を迎える泉大津市長選に出馬を表明しており、はやくも当選の可能性まで囁かれている。 だが立花氏といえば、公党の党首でありながら天敵のNHKとの法廷闘争や過激なYouTubeでの言動が招いた数々の不祥事でも知られ、法律違反すれすれの危うい行動を起こすこともある毀誉褒貶(きよほうへん)の激しい人物でもある。
公用パソコンの中身を暴露し「死人と公務員にプライバシーはない」と極論を振りかざす。後押しした斎藤知事は「行政トップとしてはダメ」と転向。税金を滞納し「いつでも自己破産する」と嘯く“選挙をぶっ壊す男”を野放しにしていいのか。 ■《連続報道》兵庫県知事・斎藤元彦 #19 「猛追」を支えた“隠れサイトウ”県民たち #20 県職員「辞めたい」側近4人組は崩壊「向いてません」 #21 斎藤元彦とPR女社長「会議室の蜜月」 #22 斎藤元彦を熱烈支援 雲隠れPR女性社長の肉声 #23 今回はこちら 待ち合わせ場所は、大阪市内の小さなカラオケボックスだった。先に到着していた「NHKから国民を守る党」(以下、N党)の党首・立花孝志氏(57)は、小誌記者を迎え入れ、開口一番こう言ってのけた。 選挙をぶっ壊す 「(公用パソコンの)中身、いま見てきました。それで今ツイッター(現・X)にあげたところです。(自死し
「風向きを変えたい」と言って元局長の処分を急ぎ、選挙の実務を支えた女性PR社長を切り捨て。公約の達成率にも疑義が生じている。一体、彼は2期目の県政で、再び手中に収めた権力をどのように行使するつもりなのか。 ▶︎女性PR社長が洩らした本音「私はシロだから」 ▶︎公約98%着手・達成は噓 コロナ収束、前知事の事業まで ▶︎2500万円パーティ「知事から保秘徹底と」LINE入手 ■《連続報道》兵庫県知事・斎藤元彦 #19 「猛追」を支えた“隠れサイトウ”県民たち #20 県職員「辞めたい」側近4人組は崩壊「向いてません」 #21 斎藤元彦とPR女社長「会議室の蜜月」 #22 今回はこちら #23 立花孝志と対決! 自死局長は「死んで当然」暴言120分 知事選ではN党・立花氏に支持された JR新神戸駅の近くの土産物店。11月下旬、それまで店頭に並んでいた、あるブランドのマグカップが突如姿を消した
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