――美とは何か。 永遠不変のテーマを問い続ける文芸誌。 「美の標本箱」をコンセプトに、美を多角的に捕え、解剖し、その本質に迫ります。 第2号の特集は「狂」。 各分野で活躍する総勢18名の識者によって縦横無尽に「狂」が語られました。 フランス語で美学を意味する「エステティーク(ESTHÉTIQUE)」。 美を愛し、美を求め、美に狂った全ての人へ。 【目次】 ・船越保孝 (ファッションデザイナー) 『Fashion Crack‐亀裂としての服飾』巻頭インタビュー ・津原泰水 (作家) 『病の夢の病の』 ・藤田博史 (精神分析医) 『美と狂気‐ホログラフィック精神分析の視座』 ・大岡淳 (演出家・劇作家・批評家) 『佯狂という狂気‐シェイクスピア「ハムレット」についてのノート』 ・中所宜夫 (能楽師) 『能の「狂」』 ・田中雅一 (文化人類学者) 『からだを美しく狂わせる方法‐カーヴァディの身体