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大そうじへの備え
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事業家、立教大学特任教授 平川克美 ◆アダム・スミスの市場スケール アダム・スミスが『国富論』を書いたとき(1776年)、かれが思い浮かべていた市場とはどのくらいのサイズだったのだろう。当時のヨーロッパ全体の人口が1億4000万人程度なので、ちょうど今の日本の国内市場と同規模である。その中での一国の人口は多くとも数千万人の規模であり、ロンドンの人口はまだ60万人程度であった。『国富論』は、こういった規模の市場を背景にして、書かれたものである。 交易と略取による富の蓄積に走る絶対王政国家に対して、これを批判し、産業労働の生産力増強こそ真の国富になると主張した。スミスはほとんど独力で、産業資本主義勃興期における、経済学の基礎を打ち立てたわけである。 旧態の重商主義に対して、自由主義を啓蒙し、効率的な分業、関税障壁の撤廃、租税改革などを訴えた本書を読んで、今日の資本主義的知見のほとんどはア
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