石破首相「中選挙区連記制」を意識 衆院選挙制度、各党協議へ 時事通信 政治部2025年01月10日07時03分配信 首相官邸に入る石破茂首相=9日、東京・永田町 衆院選挙制度の見直し議論が、24日に召集される通常国会で再燃する可能性がある。現行の小選挙区比例代表並立制が抱える問題点が多く指摘される中、石破茂首相(自民党総裁)は各党による協議の必要性を強調。「中選挙区連記制」導入論も意識し、選挙制度改革をてこにした与野党連携を模索しているとみられる。 選挙イヤー、くすぶる同日選論 透ける焦り、自公が候補者調整へ 「より幅広い民意が反映されることが重要だ。約30年の歴史を踏まえ、党派を超えた検証が必要だ」。首相は6日の年頭記者会見でこう述べ、1994年に成立した政治改革関連法に基づく衆院選挙制度の再検討に意欲を示した。首相が就任前の昨年8月に「一つの選択肢だ」と前向きな姿勢を示していたのが中選