がん10年生存率、54.0% サバイバー予後も初集計―国立センター 時事通信 社会部2025年02月13日07時05分配信 【図解】主ながんの10年生存率 国立がん研究センターは13日、2012年にがんと診断された患者約39万人の10年生存率が54.0%だったと発表した。前回調査(11年診断)は53.5%で、ほぼ横ばいだった。診断から1~5年が経過した患者について、その後の経過を示す「サバイバー5年生存率」も初集計。進行がんでも診断から1年以上が経過した患者は、その後の5年生存率が改善する傾向が確認された。 「長期治療の負担に配慮」 高額療養費制度見直しで―厚労相 同センターは、全国のがん診療連携拠点病院などでがんと診断された患者39万4108人を分析。がんのみが死因となる状況を仮定して、患者の10年生存率を推定した。 部位別の生存率は、患者数が最も多い胃がんで57.9%。次に多い大腸がん