「パッケージがコンパクトになったことで内容量も少なくなった」。実際のところ、内容量はそのままにもかかわらず、こうした誤解の投稿がSNSで拡散されたポテトチップスブランド「プリングルズ」。ブランド毀損にもなりかねないこの状況に対応すべく打ち出したのは、ストレートかつシンプルな屋外広告だった。“プリングルズらしさ”があふれるコミュニケーションは、どのように設計されているのか。 パッケージがコンパクトになったことで「内容量も減った」という誤解の投稿がSNSで拡散された後、内容量はそのままであることを伝えるために、缶をX線でスキャンした「透け透けプリングルズ」の屋外広告を新宿駅構内に掲出した プリングルズのブランドメンバーにとっては想定外の事態だっただろう。内容量はそのままにパッケージをコンパクトにするという商品改定を行ったところ、SNS上で「内容量も少なくなった」と誤解の投稿が拡散されたのだ。