斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書に端を発した昨年11月の知事選で、日本維新の会の複数の県議が政治団体「NHKから国民を守る党」党首、立花孝志氏に文書、音声データとさまざま形で情報提供していたことが判明した。立花氏は斎藤氏を支援するとの立場で知事選に立候補し、提供を受けた情報を基に交流サイト(SNS)で発信。斎藤氏の再選に影響を与えたとされている。提供した県議2人は県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員で、2人とも委員を辞任する意向だ。 日本維新の会の増山誠県議は19日、出演した動画投稿サイト「ユーチューブ」番組で、昨年11月の知事選前に非公開で実施された百条委の音声データを立花氏に渡したことを認めた。 音声データは、昨年10月25日に斎藤氏の側近だった片山安孝元副知事を証人尋問した際のやりとりが録音されたものだとみられている。知事選に立候補した立花氏は街頭演説などで、音声データの内容を発