いま、世界から人気を集めている日本のアニメ。国内外のアニメの市場規模は海外と配信で需要が拡大し、2023年は3兆3000億円を超え、過去最高となりました(日本動画協会「アニメ産業レポート2024」より)。一方で、以前から課題となってきたのが制作現場の長時間労働と人手不足です。アニメーターを取り巻く現状と、その働き方を見直そうという動きを取材しました。 (首都圏局/記者 末廣航) アニメーターを取り巻く現状は 2024年11月に初めて開催された「アニメータースキル検定」。アニメの描き方などを問うもので、東京や大阪など全国6か所で開催され、16歳から61歳までのおよそ350人が挑みました。 全国のアニメーターらで作る日本アニメフィルム文化連盟が、人材を増やすきっかけにしようと企画したもので、連盟によりますと、近年のアニメーターを取り巻く労働環境はさらに厳しくなっているといいます。 日本動画協会