幕引き急ぐ中国、摘発へ圧力 「一帯一路」隠れみの―ミャンマー拠点犯罪 時事通信 外信部2025年02月25日13時31分配信 タイ当局者らと対ミャンマー国境に近い空港を訪れる中国公安省の劉忠義次官補(右)=20日、タイ北西部メソト(EPA時事) 【北京時事】中国の習近平政権は、タイとの国境に近いミャンマー東部ミャワディの詐欺拠点の摘発を巡り、関係国への圧力を強め、幕引きを急いでいる。拠点の多くは中国系犯罪組織が運営し、強制的に加担させられている外国人も中国人が多い。一部は、習国家主席肝煎りの巨大経済圏構想「一帯一路」を隠れみのにして同地に入り込んだとみられ、習政権の体面を汚しかねない状況だ。 中国人200人が帰国 ミャンマー拠点詐欺 中国では1月、俳優の王星氏がタイで拉致されてミャンマーに連れて行かれ、特殊詐欺の実行を強要された事件を機に問題への注目が高まった。王毅共産党政治局員兼外相は同