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参議院選挙2025
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労災で亡くなった人の配偶者に支給される労災保険の「遺族補償年金」について、女性は年齢に関係なく受給できる一方、男性には「妻の死亡時に55歳以上である」などの要件が課されているのは違憲だとして、岩手県在住の自営業の男性(59歳)が7月29日、国を相手取った裁判を仙台地裁に起こした。 男性の妻(当時45歳)は2020年9月、労災によって死亡した。しかし、男性が当時54歳で、年齢要件を満たしていなかったことから、遺族補償年金の受給が認められなかった。 ●妻と夫で2000万円の「格差」 訴状などによると、亡くなった妻は介護事業所に勤務していたが、職場での人間関係などについて不安をうったえるようになった。その後、解雇通知を受け取ったことが引き金となり、抑うつ症状が悪化して自死に至ったという。 妻の死後、男性は家事や育児の負担が増えて、自身の仕事を減らした結果、世帯年収は7割減少し、生活が苦しくなった
7月20日に投開票がおこなわれた参議院選挙では、「日本人ファースト」を掲げた参政党が議席を大きく伸ばしました。一方で、その排外的ともいえる主張には批判の声も相次いでいます。 SNS上では、参政党の街頭演説に対し、日本国旗に「バツ印」をつけて抗議する様子が投稿され、注目を集めました。 こうした抗議活動の一環として、国旗に落書きをしたり傷をつけたりする行為は、法的に問題ないのでしょうか。猪野亨弁護士に聞きました。 ●日の丸国旗にバツ「違法ではない」 ──抗議活動の一環として、日本国旗にバツ印をつけたり、破いたりするのは違法でしょうか。 参政党の候補者が演説する場で、日の丸を掲げる支持者に対するアンチテーゼとして使われたと考えられます。 日の丸にバツ印をつける行為は、抗議の意味を示すものであり、自身が所有する国旗に対してバツを記したり、焼いたりしても、それ自体が犯罪となることはありません。 これ
お笑いコンビ「FUJIWARA」の原西孝幸さんがテレビ番組内で語った「お受験トラブル」がSNSで大きな反響を呼んでいます。 原西さんが出演したのは、7月6日放送の「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)。妻から聞いた「だいぶ前の話」として、ママ友同士の衝撃のエピソードを紹介しました。 エピソードはこうです。ある幼稚園に子どもを通わせる親しいママ友2人が、それぞれ小学校受験をしたところ、一方の子が難関校に合格。しかし翌日、学校に確認すると、なぜか「入学辞退扱い」になっていたといいます。 学校側によると、合格発表の翌日には、受験番号と名前を名乗る人物から辞退の連絡があり、それを受理したとのこと。子どもの受験番号を知っていたのは、もう1人のママ友だけだったため、「難関校合格への嫉妬から、なりすまし電話をかけたのでは」と番組内で指摘されました。 この話を受けて、SNSでは「絶対に他人に受験番号を知
7月26日、27日に横浜市の山下ふ頭で行われたMrs. GREEN APPLEの野外ライブをめぐり、広範囲に音が漏れていたとしてSNSで苦情が続出した問題で、Mrs. GREEN APPLEとユニバーサルミュージックは7月28日、それぞれの公式サイトで「周辺にお住まいの皆様には、多大なるご迷惑をおかけしましたことを心より深くお詫び申し上げます」と謝罪した。 法令等にて定める音量基準に準拠して開催し、シミュレーションを重ねたものの「当日の風向きにより想定以上に広範囲に音が拡散し、周辺にお住まいの皆様の騒音としてご迷惑をおかけする結果」になったと説明した。 ●以下はコメント全文 この度、2025年7月26日(土)および27日(日)に横浜山下ふ頭特設会場にて開催いたしましたMrs. GREEN APPLEの野外ライブ≪MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE 〜
7月20日の参議院選挙で14議席を獲得し、大きな躍進を遂げた参政党。「日本人ファースト」を掲げて有権者の心を掴んだ同党ですが、弁護士や憲法学者からは、その憲法草案に懸念の声が上がっています。 もし、この憲法草案が、実際にこの国の憲法となったら、今私たちが「当たり前」と思っていることが、そうでなくなるかもしれません。どういうことなのか、問題をしぼって検討してみたいと思います。 ●憲法草案への懸念について 憲法とは、政府の暴走を防ぐためのものであるというのが大前提です。法律が基本的に国民が守るべきルールであるのに対し、憲法は国民ではなく国が守るべきルールです。 憲法は、国が権力を暴走させないように、国を縛るための「足かせ」として作られているものです。法律などによりさえすれば国民の権利をいくらでも制約できるということになると、国家権力がやりたい放題になってしまうため、それを防ぐために憲法は存在し
2019年9月8日、埼玉県川口市の高校1年生(特別支援学校)、小松田辰乃輔さん(当時15歳)が、自宅近くのマンション11階から転落死した。自殺だった。この出来事は、いじめ被害と教育機関の対応をめぐり、遺族に深い怒りと疑問を残した。 辰乃輔さんの両親は2025年4月、いじめの加害者とされる元生徒の保護者と川口市を相手取り、約1億6000万円の損害賠償を求めて提訴。その第1回口頭弁論が7月11日、さいたま地裁で開かれ、辰乃輔さんの母親が法廷で静かに口を開いた。(ライター・渋井哲也) ●「中国人」「下手くそ」中学でも続いたいじめ 辰乃輔さんは小学校からいじめを受けていた。2016年4月、地元の中学に進学後も、サッカー部やクラスで標的にされた。 「下手くそ」と罵られたり、ハキハキと話せないことを理由に「中国人」と揶揄された。カバンを踏まれる、シャーペンを折られる、水筒の中身を勝手に飲まれるといった
日本弁護士連合会(日弁連)は7月22日、出入国在留管理庁が5月に発表した「不法滞在者ゼロプラン」について、「保護されるべき外国人までも排除しかねない」として反対する会長声明を発表した。 入管庁のゼロプランは、「ルールを守らない外国人により国民の安全・安心が脅かされている」との認識のもと、電子渡航認証制度の早期導入や難民認定申請の審査迅速化、護送官付き国費送還の促進などを柱としている。2030年までに退去強制が確定した外国人数の半減を目指すという。 ● 外国人への偏見や差別につながりかねないと懸念 日弁連は「外国人についてのみ『ルール』を守らないという曖昧で漠然とした理由で『国民の安全・安心が脅かされる』とすることは、外国人に対する不安や偏見、差別につながりやすく、多文化共生の理念に反する」と指摘。「『非正規滞在者の存在イコール治安悪化の要因』といったような誤った認識の固定化を招きかねない」
7月20日投開票の参議院選挙で、「日本人ファースト」を掲げる参政党が躍進した。 「フランスでは極右政党が支持を集め、大統領の有力候補にまでなりました。現在の日本の一部にも重なる状況があるように感じます」 そう語るのは、上智大学総合グローバル学部の稲葉奈々子教授(国際社会学)だ。 日本社会にこれからどのような変化が起こるのか──。その手がかりを探るため、一足先に極右化の進んだフランス社会の動向を聞いた。(福原英信) ●大統領候補に名が挙がる「極右政党」 ──参政党の神谷宗幣代表は7月3日の記者会見で「親和性が高い他国の政党」を尋ねられ、アメリカ共和党の保守派、ドイツ極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」、そしてフランスの「国民連合(RN)」を挙げました。RNはどんな政党ですか? RNは、移民排斥を掲げるフランスの極右政党です。1972年に「国民戦線」として設立され、初代党首のジャン=マリ
「報道する側だった自分が、まさか実名で報道されるとは思ってもいませんでした」 マスコミの記者として、数えきれないほど「他人の逮捕」を報じてきた。しかし、自分が被疑者として報道される立場になった瞬間、その"重み"に気づいた──。 元大手メディア記者の中村元(げん)さん(38)は今、デジタルタトゥーを背負った人たちの社会復帰を支える側に回っている。(弁護士ドットコムニュース・一宮俊介) ●手錠をかけられ飛行機で警察署へ「このまま墜落してほしい」 中村さんは30代前半のとき、自宅にやってきた捜査員に逮捕された。酒に酔った末の犯行で、弁解の余地はなかった。 「手錠をかけられたまま飛行機で移送されたとき、『このまま墜落しないかな』『地球ごと滅んでほしい』とさえ思っていました」 取材する側として傍聴席から見ていた法廷に、自分が被告人として立ち、執行猶予付きの有罪判決を受けた。 記者として脂が乗ってきた
弁護士ドットコム 民事・その他 「参政党支持者から暴力受けた」 仁藤夢乃さんらが被害届、プラカード抗議中に「体当たり」や「首絞め」と主張
大川原化工機(おおかわらかこうき)の社長らが巻き込まれた冤罪事件は、警察や検察、裁判所などの国家権力が暴走・機能不全に陥る恐ろしさを浮き彫りにした。しかし、責任を問われるべきは他にもある。 「警察の情報を丸呑みにして報道してきたみなさんの姿勢を検証してください」 無実を知らないまま亡くなった男性の遺族は、記者会見に集まった記者たちにこううったえた。 権力を監視すべきマスメディアは、今回の冤罪事件をどう伝えてきたのか。(弁護士ドットコムニュース・一宮俊介) ●被疑者の主張を報じなかった社も 横浜市の化学機械メーカー「大川原化工機」の大川原正明社長と元取締役の島田順司さん、元顧問の相嶋静夫さんの3人は2020年3月11日、同社製の噴霧乾燥器を中国に不正輸出した疑いで警視庁公安部に逮捕された。 翌3月12日の全国紙の見出しは、以下の通りだ。 読売新聞 <中国に不正輸出 社長ら逮捕 外為法違反容疑
日本弁護士連合会(日弁連)は7月10日、障害年金の不支給が増えている問題を受け、障害認定基準等の見直しと公平な制度構築を求める会長声明を発表した。厚生労働省の調査で2024年度の精神障害の非該当割合が前年の約2倍に増加したことを受けた措置で、「不適切な判定がなされていたことが疑われる」と指摘している。 厚生労働省年金局が6月11日に公表した調査報告書によると、2024年度の新規請求のうち非該当割合は13.0%と過去最高水準を記録した。精神障害では2023年度の6.4%から2024年度は12.1%と約2倍に増加し、精神ガイドラインの目安より下位に認定された割合も44.7%から75.3%に増加した。 ●「医学モデルに依拠し、障害者の生活実態からかけ離れた障害認定基準」 日弁連は声明で、「今回のような恣意的な不支給であると疑われる事象が発生した根本的な要因の一つは、医学モデルに依拠し、障害者の生
元事務局長がコカイン所持で逮捕された公益社団法人「日本駆け込み寺」(新宿区歌舞伎町)は7月11日、東京都から取消と返還を命じられた補助金をめぐり、異議申し立てをする考えを明らかにした。 前代表理事の玄秀盛さんは同日の会見で「払える根拠がない」「支払えない」などと述べた。また、他にも複数の補助金や寄付が逮捕によって打ち切られたとして、元事務局長に対して損害賠償をもとめていくという。 ●補助金の交付決定と返還請求に異議を申し立てる 「日本駆け込み寺」の元事務局長の田中芳秀さんは5月18日にコカインを所持していたとして、麻薬取締法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕され、6月5日には同法違反(使用)容疑で再逮捕されていた。団体によれば、いずれも起訴され、8月にも第1回公判が開かれるという。 逮捕された際、元事務局長は「駆け込み寺」の女性相談者と一緒にいたという。元事務局長から使用をすすめられたとの供述
都内の人気ラーメン店で、従業員とみられる男性が厨房内でタバコを持っている様子を捉えた画像がXに投稿されて「厨房内で喫煙している店では食べたくない」「法律違反では?」といった批判の声が相次いでいる。 都内の保健所は7月8日、弁護士ドットコムニュースの取材に「一般論」と前置きしたうえで「飲食店の厨房で喫煙する行為は、食品衛生法に基づき認められていない」と説明した。 ●「営業時間外でも厨房の喫煙はできない」 問題となった画像には、政党の名前が書かれたTシャツを着用し、右手の親指を立ててポーズをとる男性の姿が写っている。一方、左手には灰のついたタバコを持っている様子が確認できるが、点火されていたかは不明だ。 この画像をめぐり、X上では「厨房内で喫煙していたのか」という疑問の声が広がっている。 店があるとされる目黒区の保健所担当者は、弁護士ドットコムニュースの取材に「一般的な話になるが、飲食店の厨房
京都における「カースト」をテーマにした書籍をめぐり、出版元の「Kyoto Love. Kyoto編集部」は7月3日、公式サイトで声明を発表し、「この街にも差別があるとするならばそれを助長するものでは決してございません」と説明した。 混乱を避けるため、書店での販売を中止する一方、オンラインストアでは7月4日に予定通り販売するとしている。この書籍をめぐっては、ネット上で疑問や批判の声が相次いでいた。 ●京都の「ヒエラルキー」を扱った書籍 問題となったのは、『禁断の京都カースト ー京都人があんまり言いたくないヒミツの話ー』というタイトルの書籍だ。 編集部によると、「京都カースト」は「京都市内のヒエラルキー」を指すという。本書では京都市11行政区、それぞれに深いつながりがある11人(各区につき1人)のライターが、自分の区の良さを語っているという。 さらに「この本をきっかけに、さまざまな想いがこもっ
静岡県にある爬虫類・両生類の動物園「iZoo」で来園者の迷惑行為が報告された。 iZooの園長によれば、咀嚼したおにぎりを水槽内に吐き入れたという。水槽のなかにはカメや魚が飼育されていて、スタッフが清掃などの対応に追われた。 園はこれまでも無断で食べ物を与えてしまう客に悩まされてきた。 ●「水槽内に口に含んだおにぎりをわざとぶちまけた来園者がいました」 iZooは賀茂郡河津町にある動物園で、国内外のイグアナやヘビ、トカゲなどの珍しい生き物が飼育されている。 園長の白輪さんは自身のXアカウントで、6月30日に「被害」を報告した。 「先日、iZooの水槽内に口に含んだおにぎりをわざとぶちまけた来園者がいました。 園内は飲食物は持ち込み禁止です、飲食物を動物に与える行為も当然禁止です。咀嚼されたおにぎりを掃除し消毒するのは汚く、大変迷惑です」 さらに、この来園者による「他の悪戯行為も確認」したと
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