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今年の「#文学」
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新作3Dホラーアドベンチャー「MiSide:ミサイド」,正式リリースから1週間でレビュー件数1万超え,98%好評の「圧倒的に好評」を獲得 編集部:或鷹 松竹は本日(2024年12月18日),3Dホラーアドベンチャー「MiSide:ミサイド」のSteamレビュー数が1万件を突破したと報告した。12月11日に正式リリースしてから1週間で,高評価率98%の「圧倒的に好評」を記録している。 ミサイドは,美少女ヒロイン「ミタ」との交流を楽しめる恋愛シミュレーション……ではなく,怒涛のホラー展開と衝撃のストーリーを体験できる作品だ。 個性豊かなミタに時に癒され,時に翻弄されながら,物語の核心に迫っていこう。 12月25日までローンチセールを実施しており,10%オフのセール価格1530円(税込)で販売中だ。 また,ゲームクリア後に楽しめる新規モードや,シーズンアップデートも今後実施予定である。 <以下,
「ドラゴンクエスト」堀井雄二氏が文化庁長官表彰を受賞。ゲームが文化として認められたことに「感無量」 編集部:MU 「ドラゴンクエスト」シリーズの生みの親として知られるゲームクリエイター,堀井雄二氏は本日(2024年12月17日),令和6年度文化庁長官表彰を受賞したことを報告した。 文化庁長官表彰は,文化活動に優れた成果を示し,日本の文化の振興に貢献,または日本文化の海外発信,国際文化交流に貢献した個人や団体に対し,その功績を称えるものだ。 自身のXで報告した堀井氏は「思えば40年ほど前、犯罪の原因にされたり、なにかと世間から目の敵にされたゲームですが、長い歳月を経て国から文化として認められるようになりました。感無量です。」と綴っている。 名誉なことに文化庁長官から表彰していただきました。思えば40年ほど前、犯罪の原因にされたり、なにかと世間から目の敵にされたゲームですが、長い歳月を経て国か
超メンヘラな女の子と血を賭けたチンチロで勝負する。デッキ構築ローグライト「メンヘラリウム」,Steamストアページを公開 編集部:ばしょう インディーゲーム開発チームのテスカトリポカは2024年12月15日,PC用ソフト「メンヘラリウム」のSteamストアページを公開した。 本作は,超メンヘラな女の子に監禁された主人公が血を賭けたチンチロを行うデッキ構築ローグライトゲームだ。 意識を失った主人公が目を覚ますと,ニヤリとほくそ笑む女の子が目の前にいた。その子は「死ぬまで一緒に遊ぼうね?♡」と言い,血を賭けたチンチロでの勝負を持ちかけてくる。主人公に残された道は,チンチロで血を失って死ぬか,勝ち続けるかのどちらかしかなくて……。 プレイヤーは,メンヘラちゃんが設定したスコアを達成するまで,自分の血をBETし,チンチロを行う。 勝負に勝つと,メンヘラちゃんがご褒美をくれるので,サイコロの目を張り
インターネット老人会注目(?)のヴァンサバライク「Desktop Survivors 98」のデモ版が配信中 編集部:荒井陽介 個人開発者のBrandon Hesslau氏は2024年12月15日,PC向けアクションゲーム「Desktop Survivors 98」のデモ版をSteamでリリースした。 本作は1998年頃のPCのデスクトップがテーマと思われるヴァンサバライクゲーム。主人公は「カーソル」で,最初は一定時間ごとに矢を放つだけだが,敵を倒してアイテムを集める中でレベルアップし,ソリティアのトランプや,ゴミ箱から打ち出す書類などで,多くの敵を倒せるようになっていく。 秀逸なのは“インターネット老人会”を自認する人に刺さる小ネタの数々。パワーアップ要素はもちろんだが,プレイ開始の手順は画面左下のスタートボタンを押すところから始まったり,レベルアップの音が当時のWindowsの起動音で
Access Accepted第812回:インディーゲームはAAAゲームより面白くなったのか? 編集部:御月亜希 ライター:奥谷海人 欧米のゲーマーを中心に,SNSなどで散見されるようになった書き込みが,「どうしてAAAゲームよりもインディーゲームのほうが面白いのか?」という意見だ。当連載の読者の皆さんでなくても,今年は「DEI」や「ウォーク」などという言葉がゲーマーの間で話題になり,多大な資金と人材で開発が進められたプロジェクトが少なからず“失敗”と言われているのを見てきたはず。ゲーム産業の現在地は,いったいどこなのだろうか。 AAAゲームとインディーゲーム 「AAA」(トリプルエー)とは,今ではゲーマーたちのあいだですっかりと浸透した感のある業界用語であるが,「A」の1つひとつに意味があるわけではない。昔は,「ファイナルファンタジー VII」(1997年)や「シェンムー」(1999年)
「学マス」Pの人生を1本のゲームが変えた。「学園アイドルマスター」小美野日出文氏×「マブラヴ」吉宗鋼紀氏の特別対談 編集部:御月亜希 ライター:つきひ カメラマン:佐々木秀二 12→ 「マブラヴで人生が変わったっていう人と会ってみたい」 今回の企画は,美少女ゲームブランドのアージュから2003年に発売された「マブラヴ」の原作者である,吉宗鋼紀(よしむねこうき)氏の一声で実現した対談である。お相手は,2024年5月のリリース以降人気を博している,バンダイナムコエンターテインメントの「アイドルマスター」シリーズ最新作「学園アイドルマスター」(iOS/Android)のプロデューサー,小美野日出文(こみのひでふみ)氏だ。 マブラヴ 学園アイドルマスター 小美野氏の人生を「マブラヴ オルタネイティヴ」が変えたという噂を聞きつけた吉宗氏が,4Gamerに対談の相談を持ちかけたことから,今回の企画は始
[インタビュー]障碍のあるゲーマーはどのようにゲームを楽しんでいるのか? 当事者に聞く,ゲーム環境構築とアクセシビリティ ライター:ノイ村 12→ 12月3日の国際障碍者デーならびに,同日からの「障害者週間」に合わせて実施しているゲームアクセシビリティ特集。前回は「Xbox アダプティブ コントローラー」(以下,Adaptive Controller)といった障碍者向けゲームデバイスの開発に携わってきた,Xboxのゲーミングアクセシビリティチームのケイトリン・ジョーンズ氏(シニアアクセシビリティプロダクトマネージャー)のインタビューをお届けしたが,後編となる今回は当事者側の視点を中心とした内容になっている。 関連記事 [インタビュー]ゲームをめぐるバリアフリーの現在地はどこか? Xboxのアクセシビリティ・コントローラ開発者,ケイトリン・ジョーンズ氏に聞いてみた ゲームをめぐるアクセシビリ
GeForce RTX 4060を上回る性能を発揮できたのか? Intel Intel Arc B580 Limited Edition Text by 宮崎真一 既報のとおり,Intelは,Xe2アーキテクチャを採用した新型GPU「Intel Arc B580」(以下,Arc B580)を発表した。同社はArc B580について,「1440pのUltra Gamingを想定したGPUで,NVIDIAの『GeForce RTX 4060』(以下,RTX 4060)を超える性能を発揮する」と,その性能に自信を見せている。 Intel Arc B580 Limited Edition メーカー:Intel メーカー想定売価:249ドル(約3万8100円,※2024年12月12日現在) はたしてArc B580は,Intelが主張するとおりのゲーム性能を有するのか,ゲーマーの多くが気になっている
「Steam」で「Steam以外」が主催するセールに参加する時の流れや,主催する方法をまとめた新ドキュメント公開 編集部:或鷹 Valveは本日(2024年12月12日),「Steam」でのサードパーティーによるセールイベントについて,主催方法や参加方法の詳細をまとめた新しいドキュメントを公開した。 画像は公式ドキュメント(外部リンク)より Steamでは,「Nextフェス」や「ウィンターセール」など,Steamが主催するイベントのほかに,ゲームショーイベントや特定のジャンルなどにフォーカスして,Steam以外のゲーム関連団体が主催するセールイベントがよく開催されている。 画像は公式ドキュメント(外部リンク)より 2020年にサードパーティーイベントを主催するためのツールが初公開されて以来,約3000件ものセールイベントが開催され,2024年の開催数は昨年比20%増の見込みである。 今回セ
独自プロセッサで低遅延になり,画質や機能も強化されたサングラス型ディスプレイ「XREAL One」が国内発売決定 編集部:小西利明 2024年12月11日,XREALの日本法人である日本Xrealは,サングラス型ディスプレイの新製品「XREAL One」を国内発売すると発表した。DisplayPort Alternate Mode対応のUSB Type-Cで映像を出力できる機器に対応しており,PCやスマートフォン,ゲーム機などで利用できる。予約受付は同日に始まり,出荷開始は2025年1月中旬以降の予定。税込の直販価格は6万9980円である。 本稿では,事前に行われた報道関係者向け説明会の内容をもとに,XREAL Oneの特徴を紹介していこう。なお,海外で発表済みの上位モデル「XREAL One Pro」の国内販売予定は,明らかになっていない。 XREAL One 関連記事 頭の動きに合わせ
「風来のシレン」シリーズに実装された,ローグライクの先入観を乗り越えるコミュニティ機能の柔軟な発想とは?[CEDEC+KYUSHU 2024] ライター:箭本進一 「風来のシレン」シリーズで,友達と助け合う「風来救助」や17年前にゲーム配信を実現した「LIVE機能」,そして最新作の「パラレルプレイ」など,今ほどにネットが発達していなかった時代から,その歴史はプレイヤー同士をつなぐコミュニティの歴史でもあった。 こうした機能について,スパイク・チュンソフトの篠崎秀行氏による講演「『不思議のダンジョン 風来のシレン』におけるコミュニティ機能とその変遷」が開発者向けカンファレンス「CEDEC+KYUSHU 2024」で行われた。本稿では,その内容をお届けしよう。 「風来救助」から始まった「風来のシレン」シリーズのコミュニティ機能 「風来のシレン」は1995年から展開されているローグライクのシリー
[インタビュー]ゲームをめぐるバリアフリーの現在地はどこか? Xboxのアクセシビリティ・コントローラ開発者,ケイトリン・ジョーンズ氏に聞いてみた ライター:ノイ村 過去から現在にいたるまでさまざまな形で進化を続けているゲームだが,この5〜6年ほどで飛躍的な進化を遂げた分野がある。それが「アクセシビリティ」だ。文字通り「アクセスのしやすさ」を意味するこの言葉は,障碍を持つプレイヤーなどが,感覚機能・身体・心理・認知などさまざまな制約に囚われることなくゲームを楽しむための概念として,近年のゲーム業界で広く扱われるようになった。 今では多くのタイトルで初回起動時にアクセシビリティ設定のメニューが表示されるようになり,年末の風物詩でもあるThe Game Awardsでは優れたアクセシビリティ機能を搭載した作品を表彰する「Innovation in Accessibility」が用意されるなど,
MSX BASICで「アフターバーナー」を作ってみた。BASIC職人が動画を公開中 ライター:箭本進一 開発者のb.p.s.氏は,動画「MSX BASICでアフターバーナーを作ろうとしてみた2 / AFTER BURNER for MSXturboR」を自身のXアカウントとYouTubeなどで公開中だ。MSXの拡張BASIC,「DM-SYSTEM2」を使い,水平線の回転やミサイル発射,空中給油などを細かく再現した職人芸的な作品となっている。 「アフターバーナー」は,1987年に稼働を開始したアーケードゲームで,プレイヤーは戦闘機を操縦し,襲ってくる無数の敵と戦いながら空を飛ぶ。技術的には,スプライトを使った疑似3D表示が実装されており,筐体に使用された基板「Xボード」はリッチだ。セガで業務用ゲーム基板の開発に携わった矢木 博氏が4Gamerの連載記事「ビデオゲームの語り部たち」で「“最強”
研究者のゲーム事情:第7回は津田正太郎さんと「リネージュ」。大学院生活を精神的に支えてくれた,老舗MMOの思い出を綴る ライター:津田正太郎 普段は論文や講義で活躍している研究者たちは,プライベートではどんなゲームに,どのように触れているのだろうか? 本連載「研究者のゲーム事情」は,研究者が個人的に遊んでいるゲームについて,専門的な知見も交えて自由に語ってもらう企画である。 第7回はメディア・コミュニケーションを研究する津田正太郎さんが登場。若手研究者時代,心の支えになってきたというMMO「リネージュ」(PC)について語ってもらった。出会いと別れが交差するMMOで過ごした大切な思い出を,20年の時を経て振り返る。 私はメディア・コミュニケーションの研究者だ。政治とメディアの関係について研究することが多いが,ソーシャルメディアに関する本も書いたりしている。いま取り組んでいるのはプロパガンダ(
頭の動きに合わせて映像を表示できるサングラス型ディスプレイ「XREAL One」シリーズが海外で発表。価格は499ドルから 編集部:小西利明 米国時間2024年12月4日,XREALは,サングラス型ディスプレイの新製品「XREAL One」と「XREAL One Pro」を発表した。米国や欧州では受注を開始しており,価格は順に499ドル(約7万5000円,税別),599ドル(約9万円,税別)となっている。 XREAL One。内部が部分的に見えるイラストになっている X1プロセッサのイメージ画像 XREAL Oneシリーズは,XREALが開発した独自プロセッサ「X1」を採用することで,サングラス型ディスプレイ単体で3軸自由度(3DoF)の動き検出が可能になっている。これにより,空間上に映像を固定したり,頭の細かい動きによるブレを補正して映像を表示するといった,これまではPCや別売り周辺機器
1枚の画像から探索可能な3Dワールドを生成できるAIモデル「Genie 2」発表。命令に合わせ自動的にゲームをプレイする「SIMA」との連携も 編集部:或鷹 Googleは本日(2024年12月5日),1枚の画像から探索可能な3Dワールドを生成できるAIモデル「Genie 2」を発表した。 ※画像は発表ページ(外部リンク)より Introducing Genie 2: our AI model that can create an endless variety of playable 3D worlds - all from a single image. ?? These types of large-scale foundation world models could enable future agents to be trained and evaluated in an en
新作をリリースすることが一番の宣伝。ひとりで7年間,ゲームを作ってきた個人開発者が心がけていたこととは[IDC2024] 編集部:だび 2024年11月30日に開催されたIndie Developers Conference 2024にて「ひとりで7年ゲームを作ってきた開発者の生存術」というセッションが行われた。このセッションは,個人開発者のじぃーま氏が自身のゲーム開発経験を振り返って,大切だと感じたことや心がけていたことを共有するものだ。本稿ではそのレポートをお届けする。 じぃーま氏 新作をリリースすることが一番の宣伝 セッションの冒頭では,じぃーま氏の経歴が紹介された。氏は「フラットマシン」や「カタストロフィレストラン」「パラサイトデイズ」といったスマートフォン向けの2Dゲームを多数開発している。 じぃーま氏がこれまでにリリースしてきたタイトル。ユーザー評価が高く,高いダウンロード数を
UE,Unityだけじゃない。インディー開発に向いた「Ebitengine」「GameMaker」「Godot」と,それを支えるコミュニティ[IDC2024] 編集部:或鷹 2024年11月30日,インディー開発者向けのカンファレンス「Indie Developers Conference 2024」(IDC2024)にて,「ショートトラック3連続GameMaker / Godot / Ebitengineコミュニティのご紹介」というセッションが実施された。 司会の一條貴彰氏 本セッションでは,まず,ヘッドハイの一條貴彰氏がセッションの目的や注意事項を説明した。 その後,OdencatのCTO・星 一氏,インディー開発者の生高橋氏,フレームシンセシスの代表取締役・こりん氏が順番に登壇し,それぞれのゲームエンジンの特徴や学習リソースについて紹介していった。 ゲームエンジンごとに特化している「
Intelが「Xe2」アーキテクチャ採用のデスクトップPC向け新世代GPU「Intel Arc B580,B570」を発表。RTX 4060を上回る? 編集部:小西利明 米国時間2024年12月3日,Intelは,同社独自のGPUアーキテクチャ「Xe2」を採用するデスクトップPC向けGPU「Intel Arc B580」および「Intel Arc B570」を発表した。 開発コードネーム「Battlemage」(バトルメイジ)とも呼ばれる新GPUシリーズは,内蔵するGPUコア数や動作クロック,グラフィックスメモリ容量などが異なっている。主なスペックは表のとおり。 Intel Arc B580搭載のリファレンスカード「Intel Arc B580 Limited Edition」。PCI Express拡張電源コネクタは,ごく普通の8ピン×1構成だ 初代のIntel Arc Aシリーズは,価
海外ゲーム企業の中国進出は今がチャンス。中国ゲーム業界事情とビジネスの変化が語られたセッションをレポート[CEDEC+KYUSHU 2024] ライター:大陸新秩序 福岡・九州産業大学で2024年11月23日に,コンピュータエンタテインメント開発者向けのカンファレンス「CEDEC+KYUSHU 2024」が開催された。 本稿では,Xiamen Leona Software Founderの高橋玲央奈氏と,日中エンターテインメント経済推進協議会 代表理事 山野辺一記氏によるセッション「中国のゲーム業界事情とゲームビジネスの変化。実は規制が経済を加速させた」をレポートしよう。 中国ゲーム市場の規模 中国のゲーム市場は,モバイルゲーム市場とPCオンラインゲーム市場があり,2017年から2021年にかけて全体で145%,モバイルゲーム市場が194%と大きく成長している。しかし高橋氏によると,これは
「8番出口」の作者コタケ氏が開発を振り返るセッションをレポート。短編ゲームはゴールを決めて自問自答すること,遊びを絞り込むことが大切[IDC2024] ライター:高橋祐介 2024年11月30日にインディーゲームに関する知見やノウハウを共有するイベント「Indie Developers Conference 2024」が開催された。本稿ではその中で行われた講演のひとつ,「8番出口」(PC / PS5 / PS4 / Switch)の作者コタケ氏による「8番出口開発振り返り 短編ゲームを作るには」のレポートをお伝えしよう。 コタケ氏 そもそも「8番出口」が生まれたのは,別のタイトルの開発が長期化し,短いゲームを作りたくなったことがきっかけだったとコタケ氏は語る。また開発費や生活費を稼ぐことも動機のひとつだったため,できれば売れるゲームを目指したという。 そこで海外の人気ゲーム「I'm on
「未解決事件は終わらせないといけないから」ポストモーテム。怒りや嫌悪を煽る時代だからこそ,優しさにあふれたものを作ろう[IDC2024] 編集部:だび 2024年11月30日にインディーゲーム開発者向けカンファレンス「Indie Developers Conference 2024」が東京・新橋で開催された。本稿では,その中で行われたセッション「『未解決事件は終わらせないといけないから』ポストモーテム」のレポートをお届けしよう。 講演では,ゲーム開発者のSomi氏が,過去に手がけてきたタイトルの開発経緯を振り返り,その経験を経て「未解決事件は終わらせないといけないから」で表現したかったこと,それを実現するためにどのような仕組みをゲームに盛り込んだかなどを語った。 なお,本講演は「未解決事件は終わらせないといけないから」のネタバレを含むので,注意してほしい。 Somi氏 セッションの最初では
西川善司 / グラフィックス技術と大画面と赤い車を愛するジャーナリスト (善)後不覚blog:http://www.z-z-z.jp/blog/ 長い間,更新が止まっていた西川善司の不定期コラムですが,今回からは,ゲームやPCに関連した話題をお届けしていきたいと思います。 ゲーム性能が高く評価されるようになったAppleのプラットフォーム さらに小さくなったMac Mini 2024年モデル 去る2024年5月,Appleは,2024年モデルの「iPad Pro」に合わせて新プロセッサ「Apple M4」を発表しました。 同年10月30日には,ノートPC「MacBook Pro」と小型デスクトップPC「Mac Mini」の搭載プロセッサとして,M4の上位モデルとなる「M4 Pro」「M4 Max」が追加で登場しました。 M4シリーズの3モデルは,驚いたことにそれぞれが別ダイとして製造されて
知る人ぞ知る(?)初代PlayStationの通信対戦を,発売30周年を機に体験。14インチブラウン管と60インチ8K液晶でプレイしてみた ライター:大陸新秩序 カメラマン:永山 亘 ソニー・コンピュータエンタテインメント(当時)が1994年12月3日に発売したPlayStation(以下,初代PS)が本日(2024年12月3日),発売30周年を迎えた。 3Dグラフィックスに特化したハードウェア構成や,立体的なデザインのコントローラなどで,当時としては画期的なコンシューマゲーム機として人気を集めた……ということは知られているが,そんな初代PSが,通信対戦機能を備えていた事実はご存じだろうか。 たとえ知っていても,試そうと思ったが見送った,もしくは試そうとも思わなかった人がほとんどだろう。というのも,そのセッティングのハードルが高かったからだ。 それもあって,当時生まれてもいなかったり,ゲー
歴代PlayStation据置機のコンセプトを,ホーム画面の各種機能の追加・廃止から読み取ってみる ライター:大陸新秩序 カメラマン:永山 亘 ソニー・インタラクティブエンタテインメントが展開するゲームプラットフォーム,PlayStation(以下,PS)が2024年12月3日に30周年を迎えた。 1994年12月3日に,ソニー・コンピュータエンタテインメント(当時)よりコンシューマゲーム機の初代PSが発売され,現行機のPS5まで,携帯機も含めてさまざまなデバイスがリリースされてきたのは,4Gamer読者ならご存じだろう。 PSシリーズの特に据え置き機は,テクノロジーの進化に合わせ,代を重ねるごとに多機能になっていった印象がある。そこで今回,歴代据置型PSのホーム画面(メインメニュー,ホームメニュー)をあらためて確認し,その変遷をチェックしてみた。 PlayStation 初代PSのメイン
「ほかの人からどう言われようが入れてしまう」強いこだわりを持つ開発者3人の癖(へき)のルーツを探る[IDC2024] 編集部:或鷹 2024年11月30日,インディー開発者向けのカンファレンス「Indie Developers Conference 2024」(IDC2024)にて,「もっと癖(ヘキ)なゲームを作りませんか?」というパネルディスカッションが実施された。 司会を務めた一條貴彰氏 ゲームシステムや世界観,ビジュアル,サウンドなど,「ほかの人からどう言われようが入れてしまう」という強いこだわり(=癖)を持っている開発者として72studio氏,アレン氏,湊あおい氏が登壇し,ヘッドハイの一條貴彰氏の司会のもと,3人の癖をさまざまなテーマから深掘りしていった。 72studioの72studio氏 ・DRINKRIME ・BatteryNote など 癖は「人外キャラと出会いたい/話
IDC2024で行われた,弁護士による「ゲーム開発のよくあるご相談Q&A」をレポート。何か起こっても慌てる必要はないが,自力で判断できないことはすぐに相談を! ライター:高橋祐介 2024年11月30日に開催されたインディーゲーム開発者向けのカンファレンス「Indie Developers Conference 2024」(IDC2024)で,エンターテイメントやITの法務を専門とする弁護士・前野孝太郎氏が「ゲーム開発のよくあるご相談Q&A」と題した講演を行った。 インディーゲームの制作や販売で無視できない,著作権や特許権,そして生成AIまわりの法律にまつわる話や,契約書を作る際に注意すべきことなどが語られた。 前野孝太郎氏とそのプロフィール こういうゲームを開発しても法的に問題はないですか? 前野氏は自身が好きな「逆転裁判」シリーズの話をして会場の空気を温めたのち,実際に裁判となったふた
「サガ エメラルド ビヨンド」の歯ごたえあるバトルのバランス調整で,人が成したこと,そしてAIが成したこととは[CEDEC+KYUSHU 2024] ライター:高橋祐介 福岡県で2024年11月23日に開催されたコンピュータエンタテインメント開発者向けのカンファレンス「CEDEC+KYUSHU2024」。そこで行われたセッションの1つ「サガ エメラルド ビヨンドのゲームバランスは如何にして作られたのか? 人の成したこと,AIの成したこと」では,今年4月にリリースされたサガシリーズ最新作「サガ エメラルド ビヨンド」(PC / PS5 / PS4 / Nintendo Switch / iOS / Android)のバランス調整に活用した機械学習(強化学習)の事例が発表された。 「CEDEC+KYUSHU 2024」公式サイト 講演を行ったのはスクウェア・エニックスのクリエイティブスタジオ2
インディーゲームイベントでメディアを“ハック”するには? 会場ではどのようなゲームに目を引かれるのか,現地取材記者の視点で考えてみた ライター:高橋祐介 写真は2024年7月に開催されたインディーゲームの祭典「BitSummit Drift」(関連記事) 自分たちが作ったゲームをどうに世に広めればいいのか――専任の広報チームを持たない独立系の小規模スタジオや個人開発者にとって,これは切実な悩みではないかと思う。 そんな開発者にとって大きなアピールの場となるのが,オフラインのゲームイベント。SNSや動画での紹介,デモ版の配布など,さまざまな発信の仕方がある今だが,直接ゲームファンに自身の声を届けたりゲームに対する生の反応をもらえたりするオンサイトのイベントは,やはり重要な場所であることは変わらない。 コロナ渦が一段落した2022年後半ごろからインディーゲームの展示イベントの勢いが盛んになって
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