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大そうじへの備え
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岡さんが蟻鱒鳶ルを作り始めたのは2005年。現代の建築のあり方に疑問を抱いており、それもこのビルを作るきっかけのひとつになったのだそう。 「今の建築に使われているコンクリートって耐用年数は35~50年なんですよ。各地で高層ビルが次々に建っていますが、あれだけ大規模に工事をしてとてつもない金額をかけて、たった35年しかもたないなんておかしいと思っていました」 そんな思いから、岡さんは水分量を調整しながら強度が高く耐用年数も長いコンクリート作ります。一般的な建物に使われるコンクリートは、セメントに対する水分の質量が60%ほどですが、これを37%程度に抑え、「200年もつ」と鑑定された密度の高いものになりました。
問題。1996年に刊行された雑誌『散歩の達人』の創刊号は、何の特集だったでしょう? 正解は「路地裏の誘惑」と「極上お花見散歩術」。はい、話の全貌がわかりましたね。今回のクイズのテーマは路地裏です。 もはや説明不要、散歩の醍醐味が詰まった場所。広々とした道やきれいに整備された土地にはない、一歩入り込んだ先にある魅惑の空間。渋くていい店がひしめきあっていたり、曲がりくねった形に複雑な歴史や地理が垣間見えたりする。 「路地」「路地裏」の定義は諸説あるが、今回は東京23区内の「表通りではない」「いい感じの道」すべてを出題範囲にさせてもらったため、車も通行する通りや「横丁」と呼ばれる場所も含まれる。散歩の達人を目指す者が最初に履修するであろう(?)テーマとあって難易度は易しめ。ぜひとも全問正解を目指していただきたい。 【ご注意!】 各出題画像のすぐ下にヒント、さらにその後矢印の下に解答・解説を記載し
いま、チェーン店ではない、少人数で運営し、店主自らの意思で本を並べる本屋さんが着実に増え続けている。 扱うのは本だけではない。雑貨類はもちろん、イベントスペースがあったり、カフェが併設されていたり。ひと口に「本屋さん」といっても枠にとらわれない気ままな形で、穏やかな雰囲気の店ばかりだ。 店主も十人十色。ある店主は編集者として、ある店主はバンドマンとして、またある店主は縁起熊手の職人として活躍した過去を持つ。自由自在な空間は、彼らが紡いできた物語の先で、確かに作られているのだ。 今回紹介するのは、移転オープンを含む2021年以降に扉を開いた都内の本屋さんたち。 楽しみ方は無限大。さて、どこから巡る?
東京ナゼココ立ち食いそば 手軽に食べられ、忙しいときにありがたい立ち食いそば。そのお店のほとんどは、人の行き来が多い駅前や繁華街などに多い。ところが探してみると、実は意外な場所にポツンとお店があったりもする。どうしてここに……? な立ち食いそば店をソバット団・本橋隆司が訪ねます。 味の濃い真っ黒なツユにゆで麺と衣の厚い天ぷら。立ち食いそばではおなじみのアイテムがそろった『長寿庵』のそばは、一見、なんてことない。しかし、そのなんてことなさの陰には、細かな仕事が隠されているのだ。
廃なるものを求めて 廃なるもの、すなわち廃線跡、廃墟、その他うんぬん。写真作家の吉永陽一が朽ちていくものをじっくりしっとり、ときには興奮しながら愛でていく連載。 山間部を縫う鉄道路線のなかには、ダムの建設によって水没するために線路を付け替え、旧線は水底へと沈んだ区間があります。北上線の錦秋湖や飯田線の佐久間湖、注目を集めている旧士幌線のタウシュベツ橋梁もそうですね。 前回紹介した吾妻線(旧長野原線)は、2014年に八ッ場(やんば)ダム建設によって岩島〜長野原草津口間の線路が付け替えられ、旧線跡は八ッ場あがつま湖へ没しました。前回までは旧長野原線の太子駅跡まで追うのに精一杯でしたので、吾妻線の旧線跡はここで紹介します。
1978年、練馬区生まれ。酒場ライター、漫画家、イラストレーター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。 自身が原案を務め、ルノアール兄弟が描く漫画『パリッコの都酒伝説ファイル第1巻』(双葉社)が発売中。 生まれ育ったのは東京都練馬区、大泉学園。妻と暮らすために家を出、お隣の石神井公園の街に住み始め、もう16年目になります。そんなに長くいて飽きないの? と思われる方もいるかもしれませんが、飽きるどころか日に日に地元愛が強まり、もはや一生どこにも引っ越したくない! とすら思わせてくれる魅力が、石神井にはあります。 あくまで個人的な話ですが。石神井での暮らしは、まるで毎日が終わらない夏休みのよう。今回は、当然いつもそんなにうまくいくわけではないけれど、酒場ライターという特殊な仕事を生業にしている僕の、石神井で過ごす理想的な1日のスケジュールをご紹介できればと。 朝は妻とともにばたば
東京ナゼココ立ち食いそば 手軽に食べられ、忙しいときにありがたい立ち食いそば。そのお店のほとんどは、人の行き来が多い駅前や繁華街などに多い。ところが探してみると、実は意外な場所にポツンとお店があったりもする。どうしてここに……? な立ち食いそば店をソバット団・本橋隆司が訪ねます。
東京ナゼココ立ち食いそば 手軽に食べられ、忙しいときにありがたい立ち食いそば。そのお店のほとんどは、人の行き来が多い駅前や繁華街などに多い。ところが探してみると、実は意外な場所にポツンとお店があったりもする。どうしてここに……? な立ち食いそば店をソバット団・本橋隆司が訪ねます。 都内でも有数のにぎわいで知られ、200以上の店舗が並ぶ武蔵小山の商店街・パルムに2023年の秋、『和そば(かずそば)』がオープン。多くの飲食店がしのぎを削るこの地で、早くも人気店となっている。
特に「ここがいい!」という理由で多かったのは「女将やスタッフの心配りやおもてなし」「露天風呂からの景色」「日常を忘れてゆっくりくつろげる」の三つ。 本誌読者は旅の上級者も多いので、穴場的な温泉宿も挙がるかなと思いましたが、ランキングの上位の宿は全国的にも知られる名宿が目立ち、定番のよさを再認識させられました。 意外に感じたのは、九州の宿がランクインしなかったこと。別府や黒川、由布院など名湯も多いのですが、宿単位で見ると票がばらけてしまい、残念ながらランキングから外れてしまいました。
JR浅草橋駅から歩いて3分ほど。交通量の多い駅前通りの一本裏に『らーめん 福籠(ふくろう)』はある。通りが1本違うだけで雰囲気はガラッと変わり、どこか下町感のある空気になった。いわゆる「純すみ系」と言われる札幌をルーツとした味噌ラーメンをメインに提供しているが、ここのラーメンには他の系列店とは大きく異なる特徴がある。そんなこだわりの一杯をいただいた。
銀座駅から徒歩4分、にぎやかな中央通りを銀座マロニエ通りに向かって進んでいくと、行列が見えてくる。『共楽』は、1956年創業の老舗ラーメン店。基本のメニューは、創業から変わらない味の中華そばただ一つ。そこにチャーシューやワンタン、タケノコなどのトッピングを追加したメニューが並ぶ。鶏や煮干などがバランスよく、醤油がまろやかにまとめたスープは体の中まで染みわたる、まさに昔懐かしい中華そばの味だ。麺は自家製。やや短めのまっすぐな丸麺は、スルスルッと口の中に入っていく。麺を啜って食べる習慣のない海外の方にも食べやすい麺だ。 一番人気は、ワンタンメン。自家製の皮に肉餡がしっかり詰まったワンタンは、ちゅるんとしておいしい! 肉厚なチャーシューも、コリッとしたタケノコも味がしみて、スープや麺と調和した完璧な仕上がり。チャーシューメン、竹の子そばも人気メニューだ。
東京ナゼココ立ち食いそば 手軽に食べられ、忙しいときにありがたい立ち食いそば。そのお店のほとんどは、人の行き来が多い駅前や繁華街などに多い。ところが探してみると、実は意外な場所にポツンとお店があったりもする。どうしてここに……? な立ち食いそば店をソバット団・本橋隆司が訪ねます。 JR松戸駅からは歩いて30分、北総線の北国分駅からでも15分以上はかかる松戸市二十世紀が丘に『だるま堂本店』が2023年3月にオープンし、そのツユが立ち食いそばマニアをうならせた。東京でもなかなか見かけない、個性的かつ絶品なツユとは?
東京ナゼココ立ち食いそば手軽に食べられ、忙しいときにありがたい立ち食いそば。そのお店のほとんどは、人の行き来が多い駅前や繁華街などに多い。ところが探してみると、実は意外な場所にポツンとお店があったりもする。どうしてここに……? な立ち食いそば店をソバット団・本橋隆司が訪ねます。
おすすめ散歩コース 東京東京のおすすめ散歩コースを集めました。移り変わりの激しい東京で、変わってきた面白さ、それでも変わらない面白さ、そんな街の魅力に気づける散歩コース揃ってます! 奥多摩には廃村がけっこう多い。なかでも峰は有名だ。ほかに鳩ノ巣駅から近い越沢や日原手前の倉沢など。山梨県になるが、丹波山村の高畑、檜原村では藤倉の奥に茗荷平などもある。 『散歩の達人 日帰り低山さんぽ』より、旅先で気軽に楽しめる散歩コースを紹介。歩行時間や歩行距離も明記しておりますので、週末のお出かけにご活用ください。 <東京都 奥多摩町>
1977年埼玉県川越市生まれ。96年に丸広百貨店川越店でタブラと出会う。インドで研鑽を積みつつ99年ごろからミュージシャンとしての活動を本格化、日本でのタブラの第一人者として現在に至る。2010年にはレイ・ハラカミとの共作曲「川越ランデヴー」を発表した。 日差しが強い。ジリジリと焼けるような暑さの中でもユザーンは、『すずのや』のいつもの外の席でだしわり(おでんの出汁で割った日本酒)を飲む。 「これ、一生飲んでられますよね。先日も姉と一緒に来て、何杯だっけ、12杯くらい? なにも食べずにだしわりだけをひたすら飲んでました」 川越生まれ川越育ち、ミュージシャンとして生計を立て始めてもしばらくは川越を拠点にしており、東京に移ったのも10年ほど前だ。ユザーンはインドの打楽器であるタブラの奏者としては日本の第一人者であり、テレビやラジオでの演奏、楽曲提供、出演なども多い人気者だが、いざ目の前にしてみ
東京さよならアルバム スクラップ&ビルドは東京の宿命――毎年東京から数多くの有名施設、歴史的建造物が姿を消しています。そんな消えゆく東京の風景を写真に納め、あの時代を懐かしく思い出しながら紹介する短期連載。 日々、街の表情が大きく変化する東京。 2006年、私はふと思い立って、消えていく風景を写真に収めることにしました。「消えたものはもう戻らない。みんながこれを見て懐かしく感じてくれたらうれしいな」とそれくらいの気持ちで始めた趣味でした。 そんな、東京から消えていった風景を集めた「東京さよならアルバム」。今回は第20弾として、2023年2月~2023年8月に消えていった風景を紹介します。 写真・文=齋藤 薫
アンゴラ東京めぐり~なわとびを跳びながら~ お笑いコンビにゃんこスターで、なわとびを跳びまくりギネス世界記録に認定されたアンゴラ村長。 これからどんななわとびをするのか全世界から注目されている彼女が「街にまつわる思い出」を綴る、短期集中連載です! 連載バナーイラスト=野田映美 こんにちは。にゃんこスターのアンゴラ村長です。 皆さんは、毎日のように通っていた道ってありますか?学校までの通学路だとか、昔住んでいた街の駅までの最短ルートだとか。 え……! 今、自分で打った「道」って文字を見て連想したんですけど、人の体にも「食道」ってありますね! 私たちは普段「道」を歩いているだけでなく、時にご飯の「道」となって歩かせたりもしていたんですね……! まずいです! こういう話はもう少し私の文章に馴染んでもらってからするべきでした! 赤ちゃんの離乳食と同じ考え方を持つべきでした! 失礼しました……! 話
大江千里と渡辺美里って結婚するんだとばかり思ってた月刊『散歩の達人』の人気連載「失われた東京を求めて」のバックナンバーを配信。東京に生まれ育ち暮らしてきた"昭和40年代男子"樋口毅宏が綴る、あのとき思い出。 山下達郎なんて別に好きじゃなかった。初めて意識したのは「オレたちひょうきん族」のエンディングテーマ曲「土曜日の恋人」だった。その曲が収録されたアルバム『POCKET MUSIC』がリリースされると同時に、レンタルレコードショップ「友&愛」巣鴨店で借りて聴いてみた。「うーん、それほど……」と思った。僕はアホな中学3年生だった。 その後も思春期に、勉強のつもりで達郎の過去作を幾つか聴いたが、やはりハマることはなかった。もっと世代が近い代弁者を求めていたのだと思う。それに渋谷陽一が提唱する「ロックミュージック進化論」にかぶれていたので、山下達郎だけでなく、ポップソングのミュージシャンを「退屈
廃なるものを求めて廃なるもの、すなわち廃線跡、廃墟、その他うんぬん。写真作家の吉永陽一が朽ちていくものをじっくりしっとり、ときには興奮しながら愛でていく連載。 土地と土地の境界を示す境界標。標石とも呼びます。墓石を小さくしたようなその石柱は、国鉄では「工」印、都道府県名、省庁名など、その土地の所有組織の名称やマークが刻まれています。探索する施設の場所の特定に繋がるため、標石を目印とすることもあります。 「陸軍用地」と記載された標石は、旧軍の施設を探すときに道端で見かけ、軍施設の跡を調べるときの目印となります。陸軍の敷地は都心部にも数多くあったので、いまも人知れず、あるいは知っている人は知っている場所に、ひっそりと「陸軍」の文字が刻んだ標石が残されています。それが渋谷のど真ん中にあると言うと、にわかに信じがたいですよね。 それがまだ残されていました。2ヶ所の標石を紹介します。
ピエール瀧が行く フリーでファンタスティックなファンキー!公園~vol.04 横浜市・陣ケ下渓谷公園~
物語の舞台としても知られ、多くの作家を生む文化の街・横浜は本好きの飽くなき知的好奇心を受け止める、超実力派書店の激戦区。品揃えもアクセスのよさも抜群の5軒で本に溺れてみませんか?
シベリアあります」の貼り紙にひかれた上板橋の『マルホベーカリー』。驚きの厚さをよく見れば生地と羊羹の幅もまばら。「実は2011年の震災で窯が傾いてしまって。生地も傾いて焼けるから厚さに違いが出るんです」とはにかむご主人。それは災難だったけど、好きなサイズを選べるなんてありがたや。ならば重量級の超特大もらっちゃえ。なんたってこのエリア、線路から離れれば山あり谷ありの劇的地形。平地と思えばまた坂で油断もできぬ。行動食にはもってこいだ。
武蔵野台地は、東京東部を除く東京都区部、南多摩を除く多摩地区の大部分と、埼玉県の所沢市、入間地域、志木市、新座地域から川越市を北端とし、関東平野を流れる荒川・多摩川・入間川などに挟まれ、面積700k㎡の面積の扇を半分広げた扇のような形をした台地である。 太古、この地は武蔵国(むさしのくに)と呼ばれた1つの国で、その起源は645年の大化改新にまでさかのぼる。武蔵国は、無邪志国(むさしのくに)と知々夫国(ちちぶのくに)を併せて1つの国として成立した大国であった。
前述の通り、東口に直結しているのは『西武池袋本店』。ビックカメラ、ヤマダ電機のビルも向かい合うようにして立ち、東京有数の繁華街としてのにぎわいを創出している。 五差路交差点を渡った先に、『サンシャイン60』に続くサンシャイン60通りがあり、多数の飲食店やアミューズメント施設などが並んでいる。通りには、お笑いライブやメイドカフェの呼び込み、さらにはカワウソを肩に乗っけたカワウソカフェの店員までいて、毎日がお祭りのようだ。 東池袋に高くそびえる『サンシャイン60』ビルは、1978年開業。長く東京の観光スポットとして現役でがんばっている。低層階の商業施設『サンシャインシティ』には、巨大な専門店街「アルパ」、サンシャイン水族館、ナンジャタウン、プラネタリウム満天、古代オリエント博物館、サンシャイン劇場……とお客さんを引きつける楽しみは尽きないが、秩序無用の混沌も感じてしまう。 地上60階の展望台は
ピエール瀧が行く フリーでファンタスティックなファンキー!公園 音楽活動の他、俳優、声優、タレント、ゲームプロデュース、映像制作などマルチに活動を行うピエール瀧が公園の魅力を探求していきます。 ――毎月ピエール瀧さんと一緒に公園の魅力を探求していく「ファンキー!公園」! 第2回は八王子市の秋葉台公園です。斜面を利用した、高さ15mの巨大ピラミッドがあるそうです。
「狭山というのは、ほんとにプロテクターのなかに入っているような幻想の世界でしたからね」 はっぴいえんどで日本語ロックの礎を築いた細野晴臣は、その後1972年から約2年を過ごした狭山時代を著書でそう振り返っている。 70年代前半、ハイドパーク(現在の狭山稲荷山公園)周辺で民間に開放された米軍ハウスには多くのアーティスト移住。コミューンを形成した。そこは「アメリカ村」と呼ばれ、若者たちが夢の世界のような暮らしを送っていた。若いアーティストが集った理由の一つは、家賃の安さ。当時のハウスの家賃は2万~2万5000円程度。都内では六畳一間しか借りられないような金額だった。 「それで14~15畳のリビングに、ベッドルームが3つあるような家を借りられたんです。冬は家の中で水が凍るほど寒いハウスもあり、友達と家中にビニールを張って、断熱をしていました。あの頃はみんな仕事がなかったけれど、時間はありましたか
廃なるものを求めて 廃なるもの、すなわち廃線跡、廃墟、その他うんぬん。写真作家の吉永陽一が朽ちていくものをじっくりしっとり、ときには興奮しながら愛でていく連載。 東京都府中市。京王電鉄東府中駅の北に、航空自衛隊府中基地があります。そのさらに北側に、昼でも鬱蒼と樹木が茂って薄暗い手付かずの場所が見えてきます。美術館通りと名付けられた道路沿いには頑丈な高いフェンスで覆われ、廃墟の建屋が見え隠れします。ここは米軍府中基地跡です。 最初に断っておきますが、米軍府中基地跡は立入禁止です。廃墟が目の前に見えますが、決して侵入してはなりません。道路沿いからでも十分観察できます。
長年のファンが多いオムライス900円。男性でも十分満足できるボリューム。ここはサラリーマンも結構いて、というのは値段も結構いいので。ここの牡蠣フライはいまでも冬の到来とともに食べたくなります。なくならないでほしいお店です。(40代・ライター・♀・元明大生) 「学生さんは、ゼミの先生に連れられて来ることが多かったかな」とは、4代目の店長・鈴木寛さん。私もその一人だ。頻繁に通ったわけではないのに記憶に残っているのは、安くて量が多いことが最優先だった普段の店との違いが新鮮だったからだろう。10年以上ぶりに食べたオムライスは、トロトロのオムレツとトマトソースには深みがあり、やっぱり大人の味。今度は常連を見習って、古本屋街を散策した後にビール一杯なんて使い方もしてみたい。
ドアを開けた途端、これぞインドカレーレストランといった景色が広がる。現地の人々が、気楽におしゃべりしながら食事を楽しんでいそうな雰囲気だ。スペシャルセット1197円は、このお値段でカレーと、ナン、エビ、サラダにラッシーまで提供される。ナンは巨大だが、外はパリッと、中はふわっと軽いので、味わい深いカレーと共にいただけば、たちまちお腹に収まってしまう。タイ料理のチャーハンなどもあるので、カレーの気分ではないときでも安心だ。
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