有名だけど足を踏み入れないチェーンってのは人それぞれあると思う。私(中澤)の場合、それが大戸屋だ。数年に1回、ちょうど良い店がなくて入ることはあるけど、あまり「また来よう」という気分にならないのだ。 ちょっと高い割に……そういういまいちさを感じてしまう。要するにコスパが悪い。だが、今回また数年ぶりに訪れてみたところ、なんかちょっと感触が違った。なぜだろう? ・大戸屋の印象 前回行ったのは2021年だった。と、そう言い切れるくらいには覚えている。たまにしか行かなさすぎるゆえに、印象が強く残っているのだ。 で、ずっと変わらない大戸屋のパブリックイメージとして、「ちょっと高めだけど質も比較的高め」というものがある。しかしながら、今まで私は値段相応の満足感を大戸屋で味わったことがない。前回においても、やよい軒派であることを再確認したにすぎなかった。 夕飯時に行ったのに客も私含めて2人だったので、「