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今年の「#文学」
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シニアの間でも一般的になりつつあるインターネットショッピング。 株式会社バルクの調査によると、ネットショッピングの年間平均利用額は20代女性の「63,014円」に対し、60代女性は「226,089円」と、なんと4倍近い開きがあるとのことでした。 インターネットショッピングに関する調査(レポセン) 調査方法:Webアンケート方式 調査対象:20代~60代男女(バルクルーメンバー) アンケート参加者数:合計1,045人 調査日時:2015年1月22日(木)~1月27(火) ネットリサーチということで年代が上になるほど母集団の偏りはあるものの、非常に興味深いこの結果。ネットショッピングについて年代別に深堀りしている調査は貴重ですので、今回はその中身をシニア視点で確認していきたいと思います。 いまどきシニアはネットショッピングにハマりやすい?次の図は、直近1年以内のネットショッピング利用経験を表し
シニア層でなくとも、入力フォームや申込書に記入というのは面倒くさいものだ。 私自身、色々なウェブサービスに登録しているが、色々入力しなくてはいけないサービスの時には登録が面倒くさくなり、必要度合いに応じて操作をやめることがある。 どうしても利用が必要であれば入力するし、必要度が高くなければ「いつ登録しよう」と思ってブックマークする。 そして、そのまま忘れてしまったりもする。そういうブックマークが溜まり、年に1回処分する。 紙の申込書も同様だ。 見た瞬間、面倒くさそうかつ、重要度が低そうな申込用紙は、明日書こう、明日書こうとそのまま〆切を迎える。(そして出さない←反省) 相手にとっても必要だったら、きっと提出を促される。それまで出すのをやめてしまおう。 もちろん、必要なものは提出する。もし、まちがっていたらきっと不備で返ってくる。 記入があまり考えなくていいものについては、早く処理したいので
シニアがウェブサイトを利用する際の大きなハードルの一つが、各種「入力フォーム」です。 一般的にシニアの方ほど入力に時間がかかり、また不適切な入力によるエラー発生頻度も高くなることは、ユーザビリティ業界の権威であるニールセンノーマングループのレポートも統計データを用いて指摘しています。 シニアをターゲットとしたウェブサイトの多くはこうした状況を考慮して、入力フォームのシニア対応に力を入れているところが多いのですが、その中でも私個人から見て特に完成度が高いと感じているのが、健康食品の『皇潤』で有名なエバーライフです。 今回、そのエバーライフの入力フォームで実装されている様々なシニア対応施策について、実装方法まで含めて詳しくご紹介していこうと思います。 1. 各フォームがそこそこ大きく見やすい 2. 必須項目表示がわかりやすい 3. ふりがなが自動的に入力される 4. 住所が自動的に入力される
「最近のシニア層はITリテラシが高いでしょ?」と聞かれる。 本ブログでも何回か取り上げたが、 いつもその質問になんと返答すればいいのか悩んでしまう。 ITリテラシとは、いったいなんだろう?デジタルネイティブな学生さんに聞くと、 検索なんてほとんどしなくてLINEで友達と情報交換だけだったりする。 IT関係に勤めていない、ITに疎い友達に聞くと、買い物は検索はするけど インターネットってあまり使わない(facebookと解らないことの検索だけ)とのこと。 「なんとなくインターネットって怖い」けれども、毎日使っている。 一方で「amazonで購入できます」といっただけで 「さすがITリテラシの高いシニア」といわれることもある。 シニア層がiPhoneを使っていたり、ネットで検索をすると「リテラシが高い」といわれるようだ。 いったい、ITリテラシってなんだろう?機械が使えること?検索できること?
いよいよ秋の行楽シーズンが到来!この時期を心待ちにしているシニアの方々も多いことでしょう。 総務省の『家計消費状況調査』によると、「国内パック旅行費」消費市場における各世代が占める割合は、60歳以上で約7割、50歳以上に拡げるとなんと8割を優に超えるという状況です。 画像参照:経済産業省『産業活動分析』(PDF) こうした状況を受け、【旅行】【交通】【宿泊】などのウェブサイトを運営する企業の方々から、「ウェブサイトのシニア対応」についてのご相談をお受けする機会は以前から非常に多くなっています。 そこでマミオンでは2014年5月に、20代、40代、60代のネットユーザーそれぞれ100人に対し、「旅行検討プロセスに関するアンケート」を行いました。 【調査概要】 ・調査方法:ネットアンケート ・調査期間:2014年5月15-16日(2日間) ・調査対象:20代、40代、60代の男女 ・有効回答:
「シニアをターゲットにしたビジネスをしたいけど、シニアへの共感が難しい」 「自分の周りにシニア層がいないので、シニア層の気持ちが理解できない」 ということを、たまに相談される。 同様に 「私は初心者だから、初心者の気持ちに共感できるから教えられます」 「私はシニアだからシニアの気持ちがよく解る」 などとも言われる。 中途半端な共感は怖い共感という言葉について。 [名](スル)他人の意見や感情などにそのとおりだと感じること。また、その気持ち。「―を覚える」「―を呼ぶ」「彼の主張に―する」goo辞書より 「その通り」と感じるのは、自分自身である。 思うに、「共感」という言葉の中心は自分にある。 自分が見えている世界から、他人の世界を覗く。 だから、自分が基準になる。 「共感しよう」と思うと、どうしても、自分の経験してきたこととの 共通項を探すことからはじめてしまう。 自分が知らない感情は「共感
皆さんご存知の通り、ウェブサイトのユーザビリティ評価において、「ユーザーテスト」は非常に優れた手法です。 しかし、弱点もいくつかあります。 その一つが、「実験室環境」、つまり作られた環境と突然与えられたタスクでテストが行われることで、ユーザーが普段と違った行動をとってしまう可能性が排除できないことです。 もちろんこれを防ぐために、できるだけ実際の利用シーンに即した自然なタスクを用意したり、「リモートテスト」で自宅の慣れた環境でテストしてもらうこともできますが、やはり一部の限界は感じますね…。 今回は、こうしたユーザーテストの積年の課題に対して有効な対策として、改めて「マウス録画」ツールの活用についてご紹介したいと思います。 「マウス録画」が使えるサービスはこの2つ「マウス録画」ツールとは、自社のサイトに特定の「JavaScriptタグ」を埋め込むことで、来訪者がサイトをどのように利用してい
弊社では現在、消費者行動をよりよく知るために 自主調査として「シニア100人ヒアリングマラソン」を行っている。 ヒアリング内容は、 最近買ったものについて、それをどうやって知ったのか、 どうして買おうと思ったのか なにに影響を受けたのか、その商品を購入した情報源や比較検討したモノ などなどである。 ネットで検索するのは難しい?Kさん(60歳代女性)は、リビングにタブレットが置いてあり、 テレビを見ていて、なにか解らないことがあったらすぐに調べるという。 しかし、「インターネットはしてないのよ」と仰った。 よくよく伺うと 「パソコンで見るのはインターネットだけど、タブレットで見るのはタブレット」という独自理論があった。 「だからインターネットは1週間に1回くらいしかしない。タブレットは毎日見てるけど」 さらに、「検索するのが下手なの」と仰っていたので 最近、検索した内容を伺ったところ 「◆◆
先日、アイリスオーヤマの大山社長のお話しを聞く機会に恵まれた。 (テレビでの印象より、ものすごくダンディだった!!!目がハート。) 「ユーザーイン」と市場開拓のお話、 シニアビジネス開拓にも非常に参考になることが多かったので メモとして記しておく。 需要&市場を創ることを意識するアイリスオーヤマのカテゴリ選定の条件は ・強みが活きる ・競争が少ない ・将来性がある である。 これらを踏まえて、「カテゴリ」マーケットを創ることを意識しているとのこと。 「○○をターゲットにします」ではなく、 「今までにない、『△△マーケット』を作ります。」 ということだ。 そして、設定されたマーケットにいる該当ユーザーに「不満に気付かせる」ことで マーケットを創りだし、拡大していく。 例えば、主力商品である「収納」も、 「しまう」から「探す」に替えることで マーケットを作り出すことができた。 「ユーザーイン」
「先生、ひらがなのキーボードはないの?」 先日行われた『シニア向けタブレット講座』で、ある生徒さんから受けた質問です。手元のタブレットをよく見ると、そこには確かにQWERTYキーボードが表示されていました。 ※画像はイメージです。参照:Flickr なるほど、きっとまだ文字打ちに慣れていない方なんですね。 そこでキーボードを「あいうえお順」に切り替えてあげました。すると、 「違う、これじゃないんだよ~!あいうえお順でもわかるけど、なんか使いにくいんだよね…」 そこでようやく、この方は【かな入力】をしたがっているんだと気付いたのです。 実は普段のパソコン教室でも、【かな入力】を使って文章を打っているシニアを何人も見かけます。実際、どのくらいの人が使っているのでしょうか? マミオンでは、2014年5月中旬に、60歳以上のネットユーザー(N=100)を対象とした「文字入力方式に関する簡易調査」を
先日、86歳のN氏と話をしていた。 最近、かなり難関な語学試験を突破したそうだ。 N氏が言った。 「年を取ったら、若い人の3倍以上は努力しないとダメ。 それでなくても、物覚えが悪いのだから、それ位やらないと習得できないよ。 僕はさ、死ぬまで勉強ってモットーにしてるんだ。 でも、ほんと、勉強するって楽しいんだよね。好きなんだよ」 あまりのかっこよさに、思わず目がハートになった。 習得するために、何を勉強したらいい?少なくないシニア~高齢者に 「パソコン、どうやったら詳しくなるのかしら」とよく聞かれる。 「何を勉強したら習得できるのだろう?」 「詳しくないから、何かが起きた時に困るの。何を勉強したらいい?」 とても返答に困る質問だ。 「勉強」しても、実際にすぐに役立つかどうかは解らないし、 困ったことはそうそう起きる事でもないし、 すぐに役立たなければ、興味を失ってしまうだろう。 何を覚えたら
色々な方に 「シニア層って何困っているんですか?」 「高齢者の悩み事ってなんですか?」と聞かれる。 非常に返答に困る質問の一つである。 シニア層に直に聞いたら 「カタカナ用語が解らない」「パソコンの画面がころころ変わって覚えるのが辛い」とか 「身体がしんどい」「1日外出すると次の日は外出できない」とか 「太ってきた」「足腰がね」「母の介護がね」とか 「記憶力が低下している」「覚えられない」とか 「お嫁さんが(略」「息子が(略」「夫が(略」 など、いろいろと「今悩んでいること」「今困っていること」が出てくる。 それを解決するために何かしているかというと できることは、やっているし、できないことはしていない。 以上、である。 困っていることを分けてみた普段シニア層と(シニア層だけではなく)接していて、 もう少し工夫したら楽なのに!ということがある。 目の前で困っているちょっとしたことに 「困っ
マミオン有限会社-シニアマーケティング、ウェブユーザビリティ評価-アクティブシニア市場分析やアイカメラ(アイトラッキング)を利用したユーザーテスト 63歳のHさん(女性)。 「アナと雪の女王」をもう一度見たい!という話から、 映画のチケットをインターネットで予約しようという流れになった。 「あの、(新宿)伊勢丹近くのきれいなところがいいわね」と 「新宿 映画館」で検索をはじめて 「ああ、そういえば、バルト9だった!」と、バルト9のサイトを見始めた。 だがしかし、ここからが大変だったので、残しておく。 Hさんは、日常的にインターネット(=Yahoo!を見る)をしている。 ただし、検索などは「得意ではない」と感じている。 検索が難しいと思う理由は「どれをクリックしていいのか解らない、正解が解らないから」だそうだ。 「どうやって予約できるの?」 サイトを開くと「映画チケットラクラク購
シニアのユーザーテストを観察していると、トップページの多くの領域を占拠する「大型バナー」や、気合いを入れてデザインされた「グローバルメニュー」が全く機能していないシーンによく遭遇します。 こうしたユーザーは、代わりに次のような"地味"な機能を好んで使っているのです。 ・サイトマップ ・サイト内検索 ・よくある質問 これは、ITリテラシが少し高めの"そこそこ使える"シニアユーザーで特に顕著に見られる行動です。普段からウェブサイトを利用しているうちに、「何かわからないことがあるときには、ここを見ればいいんだ」と学習してきたようです。 しかしウェブ制作側としては、こうした地味な機能には、あまり制作リソースをかけていないのではないでしょうか? 今回はこれら3つの機能を『地味ナビ三兄弟』と命名し、ウェブが"そこそこ使える"シニア向けに最低限対応しておきたい施策についてまとめてみます。 「サイトマップ
前回の「支払いプロセス」に引き続き、海外のユーザビリティ関連記事をご紹介します。 3 Things Every Ecommerce Business Should User Test(Usabilla.com) こちらの記事では、ECサイトのコンバージョン率や売上をアップさせるために、サイトオーナーが特に確認しておくべき3つのポイントが紹介されています。今回はポイントその2、「商品の説明」についての内容です。 <以下、翻訳して引用> 2.商品の説明ECサイトは、実店舗を持つ小売と比べて不利な立場にあります。顧客は商品を触ったり、試着したりすることができません。 これはつまり、「商品の詳細説明」がとても重要だということです。彼らは画像やテキスト、動画などを通してそれらの情報を集めなければいけません。 こちらはメガネ販売サイトのWarby Parkerの例です。 このページであなたが最初に目に
今回は、海外のユーザビリティ関連記事をご紹介します。 3 Things Every Ecommerce Business Should User Test(Usabilla.com) こちらの記事では、ECサイトのコンバージョン率や売上をアップさせるために、サイトオーナーが特に確認しておくべき3つのポイントが紹介されています。今回から3回に分けて、その内容を1つずつ翻訳し、コメントとともにご紹介していきたいと思います。(掲載元承認済み) <以下、翻訳して引用> 1.支払いプロセスあなたのECサイトにおける一連の支払いプロセスは、最も優先順位の高いところにあるべきです。支払いプロセスが素早く簡単に済ませられれば、あなたの顧客はハッピーになり、売上も上がるでしょう。あなたは「カート放棄率(カゴ落ち率)」が【66%】以上もあるということをご存知ですか? こちらのグラフは、人々がカートを放棄してし
昔、ブラウン管テレビは、調子が悪くなると「叩くもの」であった。 調子が悪い原因は解らなくても、叩くものだった。 先日もOさん(65歳男性)に言われた。 「パソコンは叩いても、良くならないよね?難しい機械だね。昔の機械は簡単だったね」 原因が不明なほうが難しい機械な気がするのだが、 「叩く」という単純な修理パターンは、 「簡単」と受け入れられているようである。 多分、思うに、多くの人は、 原因が知りたいのではなく、治る方法が知りたいのだ。 何かあれば、叩けばいい。 叩いてもだめなら、叩く角度を変えればいい。 理由はいろいろあるだろう。とりあえず、叩いとけ。 「叩く」という単純なパターンで困った事を回避できる=かんたん なのである。 パターンを覚えたい「何か出てきたら、ハイを押せばいいの?」 「こういうメッセージが出てきたら、×をクリックすればいいの?」 「検索結果の上から3番目までは広告なの
「ユーザー調査」を業とするマミオンでは、インタビューの音声データや、ユーザーテスト動画の分析を毎日のように行っています。 今回は、そうした作業における小さなストレスを軽減し、分析のスピードアップに貢献してくれるソフトを2つご紹介したいと思います。 テープ起こし作業に欠かせない「Okoshiyasu2」 私がインタビュー調査のテープ起こしの際に愛用しているのが、「Okoshiyasu2」という無料のソフトウェアです。こちらは、調査業務に携わっている方の間では、すでにポピュラーかもしれません。 議事録の作成に必須。テープ起こしソフト「Okoshiyasu2」(PC Online) MP3の場合、Windows Media PlayerやiTunesが関連づけられているため、これらのソフトを使って議事録を作成しているユーザーが多い。しかし、これらのソフトは音楽を聞くのには向いていても、議事録の作
本稿は、UX・ユーザビリティに関する記事を12月1日から25日までリレー投稿していくUX Japan Advent Calendar 2013への寄稿記事です。 みなさんこんにちは。マミオンの佐藤です。 UX advent Calendarに何を書こうか迷いましたが、そちらから来てくださった方なら、「UXとは何ぞや」「よりよいUXを実現するために」「海外の最新動向」等々の話はもう十分という頃ではないでしょうか? ですので、今回は私のユーザビリティコンサルティングの礎となっている、シニアが多く通うパソコン教室での興味深い出来事やそれに基づく考察などを、当時のTwitterのつぶやきとともにご紹介させてください。現場の雰囲気が少しでも伝わり、UXやユーザビリティのヒントになれば幸いです。 鉄板の「病院」「葬式」「戦争」トーク普段同年代の人と話していても、なかなか出てこないこれらの話題。最初は戸
毎日インターネットをしているシニア女性(64歳)。 先日、うまくお花を送れないと相談され お届け先などを入力している操作シーンを見ていた。 以下は入力画面で間違えたところである。(クリックで拡大できます) シニア層が、なぜ操作を間違えるのか、時折わからなくなる。 今回もこのブログを書くために、そのサイトにもう一度アクセスしたが どこで間違えるのか、なぜ間違えたのか 記録メモを見なければ解らないほどであった。 彼女は日々ネットを楽しみ、お買い物も慣れている。 だから、ネットに不慣れである、とはいえない。 では、なぜ間違えるのか?私を呼ぶのか? その間違いは、「シニア行動」によって起きるのではないだろうか、と考えた。 シニア行動とは何かその理由が知りたくて、参考になればとこの本を読んだ。 (この本についてはまたいつか機会があれば改めて書きたいと思う。) シニア行動とユーザビリティの関係を引用す
先日発表された総務省の調査によると、最近の高校生のスマホ保有率はなんと【85%】、そして普段ネットにアクセスする際に最も利用する機器はスマホだという回答が【75%】もあったということです。 「平成25年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等」の公表(総務省) 平成25年6月から7月にかけて、全国24の公立・私立の高等学校等において、約3500名の1年生相当を対象にテストを実施。併せて、利用している機器やトラブル経験の有無等についてアンケートを行い、クロス集計を実施。(N=3512) ・青少年の99%がインターネット接続機器を保有 ・スマートフォン保有者は昨年度(59%)から大幅に増加(84%) ・インターネットに接続する際、スマートフォンを最もよく利用する青少年が大幅増(48%→75%) 出所:総務省 その一方で、最近の日経BPコンサルティングの調べによると、高校生の閲覧者も多いであ
画像参照:Flickr マミオンでシニア層のユーザーテストを行っている際によく目撃するのが、「探している情報がなかなか見つからず困っている」という場面です。 人によりその時の対応は様々ですが、今回は、シニア層がサイトで探している情報が見つからなかったときにどういった行動をとることが多いのか、そしてその対策としてどういう手を打っておけばよいのかについてご紹介したいと思います。 シニアユーザーの3割が、Yahooに戻って探しているマミオンでは2013年10月中旬に、60歳以上のネットユーザー(N=100)を対象とした「インターネットの利用に関する簡易調査」を行い、以下の質問をしてみました。 【調査概要】 ・調査方法:ネットアンケート ・調査期間:2013年10月23日(1日間) ・調査対象:60歳以上の男女 ・有効回答:100人(男性74人、女性26人) Q. 探しているもの(商品、情報、手続
画像参照:Flickr MMD研究所が2013年9月に行ったアンケート調査で、シニアのスマートフォン所有率に関する数値が発表されていました。 60歳以上のシニア層、約8割がインターネットを「よく利用する」と回答(MMD研究所) docomo、au、SoftBankの3キャリアいずれかを利用しているシニア(N=530)を対象に、スマートフォンの所有率について調査したところ、23.2%がスマートフォンを所有していることがわかった。 (中略)2012年8月に行った調査結果の12.3%に比べ、10.9%の増加となっている。 出所:MMD研究所 これによると、シニアのスマホ所有率は【23.2%】とかなり高い数値が示されており、以下の関連した記事では、タイトルとして数値が独り歩きしてしまっています。 60歳以上のシニア層、スマホ所有率は23.2%……1年前からほぼ倍増(RBB TODAY) シニア層の
マミオンでも、ウェブサイトのユーザビリティ改善分析に大活躍してくれている「アイトラッキング調査」。 またウェブサイトだけではなく、店頭ディスプレイや街頭広告の評価など、屋外/オフライン媒体におけるマーケティング用途においても、アイトラッキングの技術はよく使われています。 今回は、こうした各種アイトラッキング調査サービスで使われている機材の紹介と、それらを用いたサービスを提供している会社の料金一覧表を作ってみました。調査の特性上、多くの会社は料金を非公開にしていますが、商品やサービス改善の検討にぜひご活用ください。 ※表中、”-“は記述を見つけられなかった項目です ※取得した情報は2013年10月時点のものです ウェブサイト/オンライン媒体のアイトラッキング調査 標準的な利用機材について ウェブサイト等の分析には「モニタ一体型」のアイトラッカー(アイカメラ)が使われます。 この分野で全政界の
先日、Yahoo!ショッピングが無料化するニュースが世間を騒がした。 たまたま近くにいた60歳代前半女性のIさん。 ネットでしょっちゅう購入している方だ。 Yahoo!ショッピングも2,3回使ったことがあるとのこと。 普段はamazonを利用している。 Iさんにお時間をいただき、今話題のYahoo!ショッピングを使って アイトラッキングで視線を録画することをご了解いただいた上で ほしいものを探していただいた。 「アンティークのランプがほしいと思っていたの」とのことである。 ※実施したのは10月7日の為、Yahoo!ショッピングの画面が 多少変わってしまったことを先にご了承願いたい。 画像しか見てないカテゴリから家具、インテリアを選択し、 その後、検索ボックスに「アンティーク」と入力したIさん。 検索候補に「アンティーク 照明」と表示されたので、そこをクリック。 シニア層は検索のサジェスト機
シニア層のユーザーテストを観察していると、その多くが同じところで失敗しているのを目にします。 よく失敗するポイントの一つが、ユーザーが入力規則を把握していないことによるフォームへの入力エラーです。「メールアドレスは半角で」「パスワードは〇文字以内で」「住所はマンション名まで含めて」…などなど。 インターネットの利用に慣れた人の場合、そうした注意書きに気付かずに入力してエラーが出てしまっても、そのエラー説明を確認してすぐに修正することができます。一方でシニア層ユーザーの場合は、こうしたエラーに対してなかなか自分ひとりで対応することが難しく、入力エラーを起こさないための準備の重要性がより高くなってきます。 こうした注意事項の伝達不備は、なぜ起こってしまうのでしょうか?今回は、ユーザーがどこを見ているかを分析できるアイトラッキング(アイカメラ)を使って確認してみます。 入力フォームの「右側」は、
先日、とあるサイトを見ていた 60歳代後半のKさんが言った。 「なんでみんなamazonにしないの? みんながamazonだったら買いやすいのに。」 Kさんは、amazonのヘビーユーザー。 しょっちゅう購入しているようだ。 しかし、その時見ていたのは別のECサイト。 ファーストビューからKさんはスクロールせずに 「自分のほしい情報はどこにあるのか」と戸惑い、固まっていた。 Kさんのように、インターネットを毎日使っているが 新しいサイトを見て、一瞬で理解できないと使えなくなってしまう人を 私たちは永遠の初級者(別ウィンドウで開きます)と呼んでいる。 シニアはスクロールしない、の真実先日アップした記事(実例で納得!シニアが使えないサイトの例(別ウィンドウで開きます))はおかげさまで多くの方にご覧いただきました。ありがとうございました。 (本当にありがとうございます。ほんと、嬉しいです。 コメ
マミオン有限会社-シニアビジネス、アクティブシニアマーケティング/市場調査、アイトラッキングを利用したwebユーザビリティ調査、パソコン教室運営等
パソコン教室でシニア層にインターネットの使い方を教えているときほど 「ああ、ここがもう少し改善されれば!」と吠えたくなる時がある。 「知りたい事」「申し込みたいもの」「買いたいもの」があって ワクワクしているのに、多くの人が、若い人に取っては「些細な」ミスで サイト上で目的を達成できずに諦めたり、 諦めきれないからとサポートセンターに電話して 「その情報はホームページに載ってます」と言われ落ち込んだりしている。 今日は大学の公開講座に申し込もうとしている70歳代後半女性の話。 ウキウキの申し込み「大学の公開講座申し込みたいの。英語をやり直したいのよ」といらしたMさん。 「新聞の折り込みで講座を見たのだけど、ホームページから申し込んでって書いてあって。 ホームページを見たのだけどどうすればいいのかわからないけど ホームページからしか申し込めないらしいから、やり方教えて」 とのこと。 チラシに
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