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森田成也 【解説】本稿は、On the Woman Questionに掲載された英語論文(https://onthewomanquestion.com/2023/06/16/the-trans-ideology-movement-global-capitalism-and-the-colonisation-of-women/)を日本語にしたものですが、日本語化するにあたって、表題を変えるとともに、若干の加筆修正をしています。 「男は女性の身体を植民地化し、その天然資源を奪い、支配し、利用し、思いのままに枯渇させ、略奪が続けられるよう女性の自由と自己決定を否定する。そして、より豊かで魅力的に見える他の土地〔他の女性〕を征服するため自由に移動する。ラディカル・フェミニストは、このすぐれて男性的な行動を「男根帝国主義」と呼び、そこに他のあらゆる形態の帝国主義の起源を見る。」 ――アンドレア・ドウ
笙野頼子です。お邪魔いたします。 ヤフーニュースで千田有紀さんが大活躍していますね。 二度目の国会前デモも行われました。 この女性だけのデモには、きれいなワンコさんが参加しています。主催はこむぎさん、スピーチもしています。 という明るい雰囲気の一方でLGBT法案がいきなり動き始めました。私もなんとかがんばらねばなりません。いえ、がんばってはいるのです。しかし最近やっと出せた産経新聞のインタビューはネットにも出たものの有料記事にされてしまいました。産経は無料のものも多いのですが「これは売れる」と思うと有料にしてしまうということです。でもそこは商売、まあ会社の自由ですからね。結果?有料記事の中だけで言えば首相の動向よりも注目されたニュースでした。 しかしやはり無料の方が拡散出来ますよね。直後に全文公開をお願いしたのですが許可は得られません。 結局何人もの方がこの記事を読みたくて会員になってくだ
石上 卯乃 現在トランスジェンダリズム(性自認至上主義)を推進しているのは、日本でも世界の他の国々でも左派だ。だから左派の特徴を見ていくことで、なぜこんなにも強く左派がこれを推し進めているのか、その一端を明らかにしようと思う。 性自認至上主義が短期間で大きな力を獲得したのは、何よりもこれが大国アメリカ仕込みの流行であるからだ。だから特にアメリカ社会を前提とする分析や記述を見ていくことにする。そのために、まずはジョナサン・ハイト『社会はなぜ左と右に分かれるのか』(紀伊國屋書店、2014年)を一つの手がかりにして考えてみたい。 ハイトの述べていること ジョナサン・ハイトは、アメリカのリベラル派の道徳心理学者で、彼自身が支持していた米民主党の大統領選挙での敗北理由の分析をきっかけに研究を進め、2012年に『社会はなぜ左と右に分かれるのか』を出した。彼はアメリカを含む複数の社会における複数の社会階
森田成也 以下の論考は、私が2021年2月10日に『週刊かけはし』の編集部に送った投稿である。2月8日付の同紙に今は亡きふじいえいごさんが病床から書いて掲載された手紙に呼応して書いたものである。彼のこの勇気ある行動を無駄にしてはならないと思い、急いで書いたものだが、結局、『週刊かけはし』には掲載されなかった。この問題をめぐって内部で意見が割れているからというのが理由だった。投稿からすでに半年以上が経ったので、ここに公表しても問題ないだろう。今回、発表するにあたって、小見出しをつけるとともに、多少の加筆と修正を施している。 2021年2月8日付『週刊かけはし』に掲載されたふじいえいごさんの投稿に賛同する立場から投稿します。 ふじいさんが書いておられるように、男性が「自分は女性だ」と自認ないし自称すれば、あるいは「自分の心は女性だ」と主張すれば、実際においても女性として扱われるべきであるとする
御無沙汰しておりますFLJ読者の皆様、度々の事で申し訳ございません。お待たせいたしました。 両目の工事ついに無事終了致しました。大学病院等で五人の先生のご意見をいただき、結局角膜の最新治療をせずに人工水晶体再建術だけを受け、結果は成功。 少しリスクがあったのですがベテランの先生に担当して頂きまして、保険適用の単焦点レンズなのに、今、裸眼で両方一・二の視力が出ています。子供の頃のように眼鏡なしで外を歩けます。元々の乱視や私の角膜に特有な物の見え方は残りましたが、不便ではありません。とはいえ決定までが長く、術後の節制にも時間を取り、ネットをあまり見ていませんでした。その後は夢中で次の本の準備をしていました。 来年四冊出す本の、三冊まで大半完成しています。 長くFLJをお休みしていて、ご心配もおかけして申し訳なかったです。 でも私が黙っている時にはきっと、なにかしら水面下で「別の」努力をしている
(2) で?十日の参院選、このジェンダー平等地獄をどうしますか? 笙野頼子 アメリカやイギリスはともかく、日本の選挙ですがね。 女千字文にも書いておいたように、昨年の我が同志達は今年前半に予定されていた、LGBT法案国会上程を心配していました。が、結局これはありませんでした。この件与党に関しては見直しが始まり、というかなんか今止まっています。これで廃案と見る意見もあるし、いやまだあと四年は危ないと言う人もいます。またその一方で、現行法、GID特例法の見直しが始まって今はこっちが怖い。 つまり、例えば手術要件の撤廃になれば或いは医師の診断不要という事にでもなれば、前の性自認入り法案と同じような女消、メケシ法になります。油断も隙もない。 なお、現行法中の手術要件について、撤廃を主張する論陣の中で、手術それ自体をも「断種」などと表現し平気で全否定する人権団体がいます。しかし、……。 これだと戸籍
森田成也 私は2021年の10月に『現代思想』編集部に対して以下の抗議文を送ったが、まったく何の返信もなく、なしのつぶてだった。しばらくして、改めて私の抗議文についてどうなっているか尋ねるメールを編集部に送ったが、それに対してもまったく何の返信もなかった。『現代思想』のような権威ある大手雑誌にあるまじき、まったく社会的常識を欠いた対応だったと言うべきだろう。この抗議文を出してからすでに3ヵ月以上経ったこともあり、また、問題となった千田有紀さんの論文もネット上で公開されたことを受けて、この場を借りて、私の抗議文を公開させていただく。 『現代思想』2021年11月号(特集=ルッキズムを考える)において、高島鈴氏の「都市の骨を拾え」という論稿が掲載されている。その論稿を読んだところ、冒頭でいきなり、『現代思想』2020年3月号掲載の千田有紀氏の論稿「『女』の境界線を引き直す」に対する一方的な攻撃
笙野頼子 FLJ読者の皆様 明けましておめでとうございます 本年もよろしくお願いいたします 第一回 今回はエッセイの解説です(次回は小説、「質屋七回、ワクチン二回」)。 まず、「女性文学は発禁文学なのか?」と題したこれは? 先日、赤旗寄稿者池田香代子氏のツイッターに、無断転載された「問題作」です。本来は日本文藝家協会ニュース十一月号に発表した、会員限定の読み物だったはず、ところが、……。 ネットを見ていてふと気づいた。大変な騒動になっていました。このエッセイを今、私、著作権者から改めてここに公開いたします。 つまり?現在私はけして池田氏の著作権侵害を追認しておりません。 この拙作について、まだご存じでない方もいらっしゃると思います。まずお読み下さい。たった千文字の短い文ですが、これは、--現行日本国憲法の表現の自由に基づき女性の生存権と日本語の危機について、海外ニュースを主なる情報源として
松谷 マヤ トランスジェンダリズムは身体的女性への植民地主義だ、と考えるといろいろなことがクリアーに見えてくる。 下記は性別を法的に変更することが既に容易になっている諸外国の事例を踏まえてのことなので、「日本はまだそうではない、杞憂だ、言いがかりだ」という人もいるだろう。 しかし、日本学術会議の提言の作成に携わった奈良女子大学の三成美保教授は、こちらの番組(現在は短縮版のみ公開)で繰り返し、日本も性自認を人の性別とするという面で海外並みにならなくては、という意味のことを仰ったのだ。 日本に法的な性別移行を容易にする制度を導入しようとしている人たちの意識が「海外並み」を目指すのである以上、既に導入済みの諸外国で起きていることを日本と無関係のこととして切り捨てることはできない。 以下、きつい言葉を使うことになるが、私は身体的女性の権利を侵害しないGID(性同一性障害)の人たちのことは尊重してい
石上 卯乃 オープンレター「女性差別的な文化を脱するために」における "最近ではトランスジェンダーの人びとへの差別的言動などにおいても同様によく見られるものです。" という文について、「研究・教育・言論・メディア」の影響を大きく受ける人間の一人として、また、言論の自由を持つ一個人としてお伺いいたします。 この3年ほどの間のトランスジェンダーをめぐる議論について、何が最も困難をもたらしているかと言うと、2019年2月~4月のWAN署名 も2020年9月の日本学術会議の提言 も、いったい何を指して「トランスジェンダーへの差別」と述べているのか不明であることです。 人によって考えている範囲が違うのであれば、差別とされる内容もあいまいにならざるを得ません。 そのため、このたびオープンレターをお出しになられた確信を持っておいでの方々に、「何がトランスジェンダー差別であるのか」お伺いしたいと考えました
Twitterアカウント名:とびうお 先日の石上卯乃さんのWANへの投稿によって、この2年ほど紛糾していた「トランス女性」(便宜上この呼称を使用する)問題論争に新たな状況がもたらされた。 石上さんの”他称TERF-Trans Exclusionaly Radical Feminist-トランス排除的ラディカルフェミニスト”的見解の一文が、トランスライツアクティヴィスト(以下TRA)の人々の牙城と目されていたWANのウェブサイトに掲載されたこと。その衝撃は大きかった。 この問題に対して積極的に発言してきた人々はもちろん、おそれをもって傍観してきた人々にとっても。 ※編集部注:「他称TERF」とは/「『TERF』と呼ばれ非難されている女性(人々)」のことです。ここではあえて『他称TERF』と呼んでいます。 ほどなくWANウェブサイト上に続けざまに反論が寄せられたことからもインパクトの大きさは推
笙野 頼子 さて、事情説明です。見ての通りこの造語は引用をジェンダー平等委員会が私と共通の認識に基づいて引用したものです。 ブログ掲載時この五文字は誰にも迷惑が掛からないように抜いてありました。 しかし誤解を解くために今カギカッコを埋めます。 すると、見ての通りこれはなりすましの痴漢などという意味であって、トランスジェンダーのような真面目なものとは何の関係もない。 それをこんなに邪推されて憎悪されるとはまったく思ってもみなかったです。 そもそもトランスジェンダーと女性は今までgid特例法の下で無事共存していました。 なのに今から新法が私たちを分断するかもしれない。 侵入派、派とついている以上全体ではありません。そもそもこの問題にどう立ち向かうかをそれ以外の人々が一緒に考えるために作った言葉でした。 メールの要約である「共産党の見解」と元読者の方がひろめてくださった(ありがとうございます)ブ
阿久津淳一 河上政治「慰安婦と兵隊」より 水銀軟膏を手渡して去るぼくの背に 娘の唄う歌が追いかけてきた。 わたしのこころは べんじょのぞうり きたないあしで ふんでゆく おまえもおなじ おりぐらし いきてかえれる あてもなく どんなきもちで かようのか おまえのこころは いたくはないか 私のこのエッセイは、現在、主にツイッターで、トランス女性およびトランスジェンダリズムに批判的なスタンスの女性たちを“TERF”と呼んで、差別をやめろ、黙れ、などと批判の声を上げている左翼・リベラルの男性にむけて書いたものです。あ、俺、当てはまるかも……と思う男性の皆さん、どうか最後までお読みください。 まず、第一に知っておいて欲しい事は、例えネット上の言葉のやり取りであっても、女性は男性に強い言葉で攻撃されると恐怖を感じ、怯んでしまうという事です。そんな事を言っても、現実で対面しているわけではないのだか
(2020年10月18日 9:58 AM 公開記事) 笙野 頼子 日本共産党ジェンダー平等委員会に質問しお返事のメールをいただきました。「terf」「差別者」と一概に決めつけて「糾弾する」やり方に共産党はけして「与しない」とありました。「議論する」ことも侵入派を怖がることも共産党の判断において差別ではありません。今は「研究途上」だそうです。私含め人々の懸念は真剣に受け止めてくれてそのうえで「政策を深め」るというのが現時点の回答です。お伝えまで。
1 さて、LGBT法案が通過してしまいました。 手続きの疑問な点や党内で圧倒的だった反対意見については前回の記事で一部分書いています。 で、これからについてです。 まず、衆院、参院、両院で反対を ...
先日、日本学術会議 法学委員会 社会と教育におけるLGBTIの権利保障分科会がトランスジェンダーの法的性別変更のための新法案を提言しました。「性別記載変更法」(仮称)と呼びます。この記事では 、以下性別記載変更法とします。その問題点を挙げていきます。 トランスジェンダリズムに関わる言葉の説明 トランスジェンダリズムとは、生物学的な身体の性別ではなく、性別を自己決定できるとする思想です。 TRA(Trans Right Activists)とは、トランスジェンダリズムを推進している人のこと。 トランスジェンダーのことを、心と体を一致させたい人だと思っている方が多いと思います。 男性から女性に変わりたい人、女性から男性に変わりたい人がいますが、その人たちのことをトランスジェンダーと呼びます。トランスジェンダーは、必ずしも、身体の性別を変えたいのではなく社会的な性別を変えさえすればいい人たちのこ
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