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買ってよかったもの
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これで数年後に英労働党が戦争かなんか始めたり(ブレアはやったけんな。忘れとる人多いけど)、ファラージの人気を意識してどんどん右傾化してとんでもないことをやったりするやろ。そしたらXとかで、あのときブレイディみかことかが左派の政権奪還とか言って大歓喜してたよな、とか適当に書くやつが絶対出てくるんよ。 はっきり言っとくけど、わたしはスターマーの労働党政権誕生にまったく歓喜しとらんからな。どっちかと言えば、「鼻をつまんで・・・・・・」の範疇。 コービンの後継者みたいな顔して出てきて、数カ月後には「ブレア2世」を気取ってた人ですよ。訂正可能性のスピードと振れ幅にも、DECENTな程度ってものはあるでしょう。 あの人がどんな冷酷さで党内左派をパージしていったか、わたしは忘れとらんよ。あの世界的映画監督のケン・ローチが、労働党を追放されて無所属で出馬したコービンのために、杖をついてロンドンの下町の道端
●「『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が、なんとアマゾンの本全体で5位になってます!」と担当の編集さんが証拠画像付きで(笑)知らせてくれたのですが、このような事態になってしまったため、当然のごとくアマゾンの在庫が切れてます。いま重版分を刷っている状態ですが、そんなにすぐにはできません。 で、これから入手を考えておられる方々にお願いです。どうぞ書店へ、リアル書店へ行ってください。書店にはまだあります。そして何よりも、この本は全国の書店員さんたちが「ゲラを読んでください」の呼びかけに手を挙げてくださり、忙しい業務の合間に熱い感想を書き送ってくださったからこそ著者を含む関係者がその気になった(笑)という本なので、書店で買っていただくのが筋なのです。 東京営業ツアーを終えて夕べブライトンに戻ってきましたが、新潮社の部署横断『ぼくイエ』チームのみなさんから手渡された全国書店員さんの感想の
●ぼさっとしていたらいつの間にか先行販売が始まっていたオーウェン・ジョーンズ『エスタブリッシュメント』。なんと、わたしのような学も品格もないライターが解説を書かせていただくという、オーウェンのファンに袋叩きにされそうなことをしてしまいました。。。すみませんすみません身分もわきまえず、と前もってへっぴり腰で謝罪しておきます。 本作は、『チャヴ』にも増して日本のみなさまには国内状況とシンクロする部分が多く、まったくよその国の話とは思えない内容のはず。(たとえば、笙野頼子さん命名の「ひょうすべ」は、『エスタブリッシュメント』でオーウェン・ジョーンズが書いた「先兵たち」のことじゃん、と思いました) 日本ではこっちが真打ちになるだろうと『チャヴ』邦訳発売時から思っておりました。未読の方はどうぞよろしく。
いま、関西方面でひっそりと、しかし物凄いバトルが展開されております。『そろ左派』の松尾匡さんと『国体論』の白井聡さんがマジで論争していた。。。 ●松尾匡さんによる白井聡さんの『国体論』の怒涛の感想(記事の中盤ぐらいから) http://matsuo-tadasu.ptu.jp/essay__180709.html ●それに対する白井さんの反論(講義のテープ。肉声のバックで、ときどき、カチッ、カチッ、カチッて音がするのが緊迫感あって怖い) http://twitcasting.tv/roudouassocia/movie/477357803 ●それを受けての松尾さんのアンサー。 http://matsuo-tadasu.ptu.jp/essay__180711.html ほのぼのした素朴な笑みを浮かべながら容赦なく斬り捨てていく松尾さんのスタイルは、ポーカーフェイスの論客よりもよっぽどタチが
岩波書店『世界』11月号 講演録「反緊縮を進める左派 イギリスからの示唆」より −−−−−−−−− そもそも緊縮とは何でしょうか。英語では「austerity」。オックスフォード英英辞典によると、「①経済の状態が悪いので人々に使うお金があまりない状況。②austereである状況。③austereなライフスタイルの一部」と出てくる。 次に、「austere」を調べると、「①シンプルで質素。何の飾りもない状態。②見た目や態度が厳格でシリアスな状態。③喜びや心地よさを与える状況を何一つとして許さない状態」という意味が出てきて、私からすると「ファック」と言いたくなるような言葉です(笑)。 さらに、「austerity」をオックスフォードより左翼色の強いケンブリッジの英英辞典で調べると、「①金銭や品物、習慣、経験などを制限された中で、不必要なモノや快適さがない生活を送っている状態。②政府が財政支出を
カタルニアもたいへんなんですけど、日本も選挙ということで、 立憲民主党という政党の党首が「右か左かじゃない、上からか下からか」と言っているのを聞いて、 どっかで聞いたような。拙著「ヨーロッパ・コーリング」の帯文???と思いましたが、 ははは、んなわけないか。いくらなんでも考えすぎだよな。と思ってたんだけど、 同じ人が今度は「右でも左でもない。前に」と言ってるのを聞いて、 こりゃどう考えても栗原康「死してなお踊れ」の一節なんですけど、 もしかして立憲民主党の選対に無党派アナキストがいる?(いるわけないんだけど。「政党」の選対に。笑) それからスペインのバルセロナで大雨に打たれて取材してる間に、 松尾匡先生からこのように素晴らしいマニフェストが届いてました。 これ、どこも採用してないってどういうこと? https://economicpolicy.jp/2017/10/20/982/ いい加減
今日までブライトンで労働党が党大会やってまして、街がもうフェスティバル状態でした。 こんなの今まで見たことないです。ブレア時代の党大会でもこんなに盛り上がったことはなかった。 で、最後を締めくくったのは、コービンのスピーチ。 人々のために投資する、未来のために投資する、削減UKを復興させると言いまくり、 ついに「ゆりかごから墓場まで」の言葉を使いましたよ。そっくり返りそうになりました。 いよいよここまで来たかと。長いあいだ英国政治ではこれはタブー語だったはずなのに。 個人的に声をあげたのは、「ブレグジットの離脱派と残留派をひとつにユナイトできるのは 労働党だけだ。労働党が経済を運営し、賃金を上げ、雇用法を改善し、人々の生活水準を向上さ せれば、それはできる。我々はこの分断を修復する」と言い切ったとき。 当たり前だけどいつまでも分裂して批判し合っててもしょうがない。一歩先に進まないと。 とい
海と月社さんより、オーウェン・ジョーンズ(依田卓巳さん訳)の『チャヴ 弱者を敵視する社会』をご恵投いただきました。ブライトンくんだりまで、ありがとうございます。 いよいよ、日本でも発売されるのですね。 わたしは日本語で一番オーウェン・ジョーンズの記事を引用してきたライターだと自負しておりまして(笑)、彼のブレイク作となったこの本が日本のみなさんに読んでいただけるのは、わがことのようにうれしいです。 白人労働者階級に対する差別、なんつってもなかなか日本の方々には伝わりにくく、「そんなわけのわからないこと言ってんの、おまえだけじゃないか」と罵倒されて参りましたが、ようやくこの本の邦訳版がでるので、「これからは一人ぼっちじゃないぞ」という妙な心強さ(笑)もあり。 緊縮財政の罪、チャヴ・ヘイト、リベラルが経済問題を人種の問題にすり替えてきたこと、階級政治の回帰。 ぜんぶここにあります。 日本で今年
高橋源一郎さんが、「すっぴん!」というNHKのラジオ番組で『子どもたちの階級闘争』を取り上げてくださいました。 https://drive.google.com/file/d/0B8ep44YqPz3-VlpadHc3U0RXWUk/view わたしには、これまで自分が書いたすべての文章の中で一番好きなエッセイが2つあり、 誰もほめてくれないけど自分ではひそかに自分の最高傑作と思ってるんですけど(笑) 後半部分でその2編を見事に取り上げてくださっていて、コーヒーカップを取り落しそうになりました。 (むかーしからここに来てらっしゃる方々は覚えてらっしゃるかもしれない、ヨハネとロザリーです。まさか高橋さんに朗読していただく日が来ようとは・・・) とてもうれしかったです。 ありがとうございました。
この人が化けてくれるのをもう2年間も待っていた。 ジェレミー・パクスマンという凄腕のブロードキャスターを あのジェレミー・コービンがここまで政治家らしくハンドルすると誰が予想できただろう。 同じ番組に出演したメイ首相が小物に見えるほど、コービンは政治家になりつつある。 それが悪いことのわけがない。 美しい理想の世界ではなく、リアルな英国社会に生きるわたしたちにとっては。 未来のための投資とそれを可能にする経済成長。若者を育てる社会。 自分の理念を頑なに主張するだけでなく、聞く耳を持つ謙虚なリーダーが必要。 という彼の主張に、21世紀の左派がここにいると思った。レフト3.0だ。 あとはこの人をバックアップする、経験豊かで実務能力のある側近が必要。 労働党はそこのところをきちんと考えてまとまってほしい。
いよいよ、情報解禁です。ケン・ローチ監督「The Spirit of 45」日本版DVDが発売になります。 ふつう、洋画DVDの日本版が出るとジャケットのデザインが著しくソフトかつセンチメンタルに変化すると言われておりますが、これは真逆の方向に走ってます(笑)。わたしも字幕監修で末席を汚させていただきました。 「英国の映画なのにどうして日本の識者のメッセージを収録したディスクを付録にするんだ。イギリス人をからませろ」みたいな意見をネットですでに目にしましたが、ご覧になった方はおわかりでしょうが(本ブログを見て英語版買った方がけっこういらっしゃることをわたしは知っています)、これは作品じたいが様々なイギリス人たちのインタビューを収録したDVDなので、それにまたイギリス人が喋っている付録をつけてどうするのかと。(むしろ、付録ディスクでケン・ローチ監督の本編ディスクに張り合ってもしかたないでしょ
ま、松尾匡先生が書評を書いてくださいました。 まさか久留米ラーメンの呼びかけがこのようなことになろうとは。。。 新春書評:レフト3.0がわかる本(その2) http://matsuo-tadasu.ptu.jp/essay__170107.html 一部転載させていただきます。 −−−−−−−−−−−−−−−−− そうなんです。「レフト3.0」を一言で表すならば、「左翼ポピュリズム」なんですね。一方に「異質な者への憎悪」のような大衆感情があり、他方に理性的な人権理論があり、前者に依拠する主情派が右翼ポピュリズムで、後者に依拠する知性派が左翼だというような図式は大間違いです。「レフト1.0」の様々な誤りをひとつひとつ反省したはずの「レフト2.0」が、反省し漏らし、むしろ悪化させた誤りが、「上から目線」のエリート主義的な理論の押しつけだったと思います。 そうではなく、空腹の胃袋や過労の筋肉痛と
英国の国税局がめちゃくちゃなことをしやがっている。 昨年まではユーザーIDとパスワードだけでするっと自分のアカウントに入ってオンラインで確定申告できたのだ。 ところが、なんかいきなり自分のアカウントにログインするのが至難の業になっている。 ユーザーIDとパスワードを入れると、「あなたがご本人かどうか確認します」とか言いやがって、人のクレジット・ヒストリー(信用履歴。ってやつか日本語では)を詳細に聞いてきやがる。 1998年にクレジットカードのアカウントをオープンされていますが、それは何月だったでしょう? A2月 B3月 C4月 D5月 とか本人も覚えていない質問を次から次によこしやがって(またこれが三択じゃなくてなぜか四択。よけい迷うだろ)、一度でも間違ったら「7日後にもう一度トライしてください」とか言いやがり、こんなことではわたしはいつになっても自分のアカウントにログインできないと激昂し
むかーし、Yahooニュースに書いた「勝てる左派と勝てない左派」という記事が なぜか今さらPV絶好調なんですけど、この記事で取り上げたポデモスのパブロ・イグレシアスという人はサパティズム研究で博士号を取った人。 拙著『This Is Japan』に登場するベテラン山谷運動家の中村光男さんが 「日本の左派を見ていると、サパティスト的なものはいったいどうなっているのよ、と思う」 と発言したのは、ほんとうに意味があることで、 あそこで中村さんの姿にイグレシアスの「左翼は人民のツールになれ」と吠える姿が重なったとわたしが書いたのにも理由があった。 このあたりをよく考えないと、左派に未来はないと思う。
AERAの記事ももう出てるらしい。 小池百合子がばーんと表紙にでてるやつ。 音楽と政治の小特集で「EU離脱と音楽」についてちょこっと書いてます。 (8月に日本に行ったとき、岩佐浩樹さんと本屋で待ち合わせしてて、 「私の本がねえじゃん!」と冗談とばしてたら 「あ、あそこにある。小池百合子の隣・・・。顔が並んでる・・・」 と岩佐さんに言われて大笑いしたのを懐かしく思い出します) そんな岩佐さんのベルリン・ポルノ映画祭リポートもele-kingに出てます。 (今泉ママの堂々たるスピーチ写真が) http://www.ele-king.net/columns/005390/ ところで、いま、むかーし書いた文章を訳あって原稿整理しているんですが、 「めっちゃレイシストな下層の貧民」 と 「スーパーリベラルな思想ゆえに自らの意志で上層から落ちてきたインテリたち」 が、何故かおおらかに共生している場所が
「トランプが大統領なんてダメだよ!!」 と10歳の息子が叫ぶので 「どうしてダメだと思う?」 と聞いたら、彼はこう答えた。 「テレビのリアリティー番組の人気者が大統領になれるのなら、来年はハニー・Gがロンドン市長になってるよ!」 ポピュリズムとポピュラリズムの混同という視点から、けっこう冷静に状況を見ていると思った。 さらにその数分後。 最近、大勢の寄稿者の一人として日本の出版物に書くことがあり、そういうのにはだいたい各筆者の写真が出ているものだが、日本語は読めないのでパラパラ中を見ていた息子が言った。 「なんでいつも女性は母ちゃんプラスほんの数人で、あとの90人ぐらいはみんな男の人なの。日本ってセクシストなの?」 子供は容赦ない。 うちの息子、実は底辺託児所でわたしの師匠アニーに育てられたようなもんなのだが(母ちゃんはいつもほかの子供たちと遊んでいたので、彼がぐれないようにアニーが面倒見
いやー、こんなことはもう2度とないやろ。ディランは唯一無二。とか言っている方々もいらっしゃいますが、 「アメリカの偉大な歌の伝統の中で、新しい詩的表現を作り出した」 という授賞理由の「アメリカ」を「イギリス」と置き換えると、いますよ。もう一人。稀有の詩人が。
「貧乏を身にまとい、地べたから突き上げろ」というタイトルのエッセイを書かせていただきました。昨日、どしゃ降りの雨の中を30分バスを待たなきゃいけなくて、バス停の(アンチホームレス仕様のめちゃくちゃ座りにくい)ベンチに座って読んでいたのですが、橋本治さんのエッセイの「でも私は、自分の仕事が金に負けるのはいやです。これだけは意地です」という文章にリアルに泣きました。
拙著『THIS IS JAPAN』で紹介した映画『サフラジェット(原題)』が日本で公開されるそうで、まあ良かったこと。と思って邦題を見たらびっくりした。 政治的問題は置いといても、これじゃあまず何の映画なんだかさっぱりわかんねえだろう。 まあ確かに、あの映画を見れば、獄中からシャバに出てきたサフラジェットたちと「花」の関係も描かれているし、ラストシーンで「花が集まる」という意味もわかる。 でも、映画を見てから「あーなるほどねー」じゃ客は集まらん。 そもそも、日本では、女性を扱った作品とか、女性がつくった(書いた。も含む)作品は、勇ましいタイトルでは「売れない(大御所は別)」という変なコンセンサスがあるらしいことを、わたしは経験を通して感じた。 岩波書店の社内会議で「ロンドン・コーリング」をかけた伝説の編集者は、「マーケティングとは客を侮ることではない」という名言を吐いたが、そういうアティテ
わが祖国では「音楽と政治を混ぜるな」みたいなことを仰る方々が多々いらっしゃるようで、 そんなときにこんなタイトルの政治本を出してしまう空気の読めないばばあ(笑)が ブライトンの浜辺から極東にぶち投げました。本日発売です。よろしくお願いします。 (表紙の写真提供者の方がブログで紹介してくださいました。1冊の本を作るにはほんとうに多くの方々が関わっているということ、書いた人間はそのほんの一部に過ぎないということを実感した本です。ソリダリティーの一冊です。) http://uramayu.com/blog/2016/06/europe_calling.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
来年1月下旬から2月の間、東京または近郊でわたしと会ってお話を聞かせてくださる方々を探しています。 感触として、ここに来てくださっている方々の中には、けっこう福祉関係者がいらっしゃるような気がしているのですが、 貧困支援 母子支援 子ども支援 非正規労働者支援 依存症者リカバリー などの分野で働いておられる方、または関係者の方、わたしと会っていただけませんか? また、可能であれば1月下旬から2月にかけてわたしをヴォランティアさせてください。 日本では紙切れに過ぎないかもしれませんが、UK保育士資格取得者(Level 3)です。 取り得は何ひとつございませんが、子供を歌わせ、踊らせます。オムツ替えのスピードもあります。 リクエストがあれば英語保育も。(というか、むしろこちらが本職です。どちらかというと日本語のほうがやったことないのでちょっと照れるかもしれませんが、がんばります) 保育以外の施
えらい。とわたしは言ってやりたい。 胸に迫るものさえある。 肉を切らせて・・・という言葉を知らん子供はほっとけばいい。
おおお。ついにコービンが国会のフロントベンチに。って感動するかと思ってたけど、まったく違和感ないっていうか、ずっと前に見たことがあるような気がして仕方ない。 で、部屋の掃除をしていたら、図書新聞2015年1月1日号が出て来て「アンチグローバリズム・イン・ザ・UK−スコットランドが示した新たな道」っつう自分が書いた記事を読んでたら、最後の部分はこうだった。 「今はまだイングランドの人々は目覚めていない。だからこそ『右傾化』程度で済んでいるが、英国の労働者階級が真の敵に気づいたら、この国は再び世界に向けて何かを発信し始めるのではないかと思う」 我ながらまるで予言していたような内容の記事だなーとびっくりして、やっぱ無意識の力ってのは怖いと思いました。 「無意識の力」ってのは、言い換えれば酒のことなんですけど。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/bradymikako/20150913-00049459/ オーウェン・ジョーンズは、コービン労働党の経済アドバイザーにクルーグマンを。と以前から言っているが、 ポデモスの例を見ればあり得ない話ではないかも。
労働党を崖から落とさないでください。なんて記事を書いて反ジェレミー・コービン感情を煽ろうとしているトニー・ブレアを見ていると、 「たとえ君が僕を大嫌いでも、僕は君の大ファンです」 とBBCの高視聴率番組(The One Showな)でモリッシーに告白したデヴィッド・キャメロン首相のほうがまだかわいい気がするな。 ガーディアンの記事中でブレアはベルファスト合意をまるで「俺の労働党」が成し遂げた偉業の一つのように書いているが、あれを成し遂げたのは故モー・モーランという女傑であり、その盟友がジェレミー・コービンだったのだ。 コービンのキャンペーンは、ブレアにベルファスト合意での貢献を全部持って行かれて、人知れず死んで行ったモーの弔い合戦とも言えるのではないか。という気がしてきた。 モー・モーランは、生きていればニコラ・スタージョンを超える左派の女性リーダーになった人だと思うが、こういう今は亡き、
と泣きながら焼酎飲んでます。 出口調査の結果があまりにショッキングなので、今日はふたりともダンプに乗って北部に行ってる連合いと隣家の息子、および1人の友人から緊急愚痴り電話が入り、4人の友人からメールが来ました。 「誰がクソ保守党に入れてやがんだよ」 と酔ってからむわたしに彼らは言いました。 「たぶんスコットランドの台頭に反感を抱くイングリッシュ」 「みんな変革を求めてるんだと思ってたけど、多くの人は求めてなかったんだな」 「やっぱり国全体で言えば食えないやつより食えてるやつのほうが多いってことで、英国ではもう食えないやつのことを心配する食えてるやつが減ったってことかな」 「スタージョンが、『出口調査のこのSNPの数字は多すぎます。そんなはずはないので警戒している』と言ってたのが知的だし、選挙の汚さを見抜いてると思った」 「過半数取れねえくせにキャメロンが官邸に居座ったら流血の抗議運動して
エレキングから新刊を出していただけることになりました。 http://www.ele-king.net/news/004154/ 「これだけ右傾化している世の中を引き戻すにはゴリゴリの左翼政党が必要」 と言ったケン・ローチに倣い、日本はいま右翼本が大量に出てるらしいから、じゃあ左翼本で。というノリの企画だったことは、題名に思わず「レフト」と「左翼」と2回も入れてしまったところに表れていると思います。 書いている最中に、例えばビリー・ブラッグがスコットランド独立問題のナショナリズム発言で話題になったり、ラッセル・ブランドに至ってはもう、もし英国に流行語大賞があったら彼の「レボリューション」は間違いなくノミネートされるだろうと思うほど派手に活動しているし(ジョン・ライドンがいちいち脇からチャチャ入れ、いや批判してくるのも面白いし)、いま祖国で問題になっているメディア規制問題はまさにローワン・ア
スコッツ独立問題についてどう考えてますか。みたいなメールを複数いただいているんですが、こっちに書いています。 http://bylines.news.yahoo.co.jp/bradymikako/20140914-00039090/ スコットランド独立問題は、本当に、本当におもしろい。と思っています。&英国側でも切実です。 彼らが去ったら、うちのような労働者家庭は死ぬまで野党支持で終わるかもしれない。 ボブ・ゲルドフがNO派支持でまた派手な運動を始めているようですが(アイルランド人のおまえがなぜ。と連合いは憤っていますが)、ミュージシャンたちの反応も面白い。 スコッツ独立に関しては、まだまだ書きたいです(時間との戦いではありますが)。 それに加えて、芸術の秋。ってんでしょうか、Duke of Yorksという地元の映画館(UKで現在でも営業している最古の映画館です)にも日参しています。
エレキングの連載を書いた後で、日本のニュースサイトを見てたら 「なぜ日本では餓死者が出るのか」 ということが話題になっていて、こりゃもはや祖国のほうがUKよりよっぽどアナキーじゃんと思った。 底辺託児所で働いていた頃は、生活保護や失業保険で生きている人たちの子供を預かる施設で働いていたわけだから、当然多くの人々に、 「日本では、無職者への福祉はどうなっているのか」 と質問された。 で、わたしがいつも答えていたのは、 「日本では働かない人は死ぬしかない。そういう社会です」だった。 が、メタファーだった筈のその言葉が、リアリティーになる日が来ようとは思ってなかった。 映像を配給する仕事の人や関係者。がもし読んでおられたら、ケン・ローチの『The Spirit of '45』を日本公開していただきたい。 作品の出来・不出来は別にして、これはいま日本人が見るべき映像だ。というか、目からウロコだと思
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