徐晃とは後漢末期から三国時代にかけての魏の武将である。やたら曹操に褒められることに定評のある人物である。
概要
詳しいことはWikipediaを参照してもらうとしてここでは簡潔に書かせてもらう。
最初は楊奉に仕えており後に曹操に帰順する。
曹操帰順後は官渡以降の主要な戦の多くに参戦し武功を上げた。中でも最大のものは樊城で関羽を破ったことであろう。この時の戦いぶりは曹操に「わしは古の戦上手な将を数多く知っているが、徐晃のような用兵を見せたものはいなかった。将軍の功績は、かの孫武や司馬穰苴にも勝るものだ」とまで言わしめた。
人柄としては決して奢らず、部下に親身に接した人望の厚い武将である。樊城の戦いの後の宴では徐晃の軍だけは将兵が整然と陣に着いていて持ち場を離れる事が皆無だった。
これを見た曹操は「徐晃には周亜夫(呉楚七国の乱を鎮圧した前漢の名将)の風格がある」と称えた
「昔の人はよく明君に出会えぬことを嘆いたものだが、わしは幸運にもその明君にお会いする事ができた。だから、功績をあげてこの幸運に答えなければならぬ。個人の功名など何ほどのこともない」
とよく言ってたらしい。
戦においては間者を用いた情報戦を重視し、常に敗戦時の対策を念頭に置いた上で戦を進める堅実ぶり。故に最後まで大敗を喫することがなかった。
また、好機と見るやいなや、配下に食事を与えぬほどの猛烈な追撃を見せたという。
「己を知り相手を知れば百戦危うからず」「慎重かつ大胆」
を体言したような魏を代表する名将である。
227年に「葬儀は質素に頼む」と言い残し病死。派閥を作ることもなく、最期まで武人であり続けたという。
陳寿は曹操の時代の優れた将軍といえば「張遼・楽進・于禁・張郃・徐晃」の五人が第一であろう、と述べている。
KOEIの三国志シリーズではシリーズを重ねるごとに知力が上がり、最近では知勇兼備の名将となっている。
徐晃の子孫
徐晃の子孫については、正史三国志で徐覇(じょは)という息子がいることが確認できる。徐覇は、徐晃の後を継いた。
また、皇帝となった曹叡によって、関内侯に封じられた徐晃の子孫が二人、存在する。
三国志演義の徐晃
大斧を愛用する猛将として登場する。やや短気で脳筋気味に描かれており、副将の王平と意見が衝突し結果として王平を蜀へ寝返らせてしまう。
最後は孟達の弓矢で額を打ち抜かれての戦死に変わっている。
蒼天航路の徐晃
なまず髭がトレードマークで、袁紹の大軍団を見て部下を巻き込んで裸になって逃げるなどのユニークなキャラになっている。通称「敗けずの徐晃」。物語のクライマックスとなる樊城での関羽との死闘では、李典の発明した数々の武器を用いて武神に挑む。物語終盤で覚醒したので、多くの読者が「やっぱお前、強かったんだよな!」と安堵したとか。
SWEET三国志の徐晃
「徐晃ちゃんでごじゃいますよ」
三国志大戦の徐晃
3ではアンコモンで登場。コスト2・騎馬・天属性・8/5・特技無し・「神速戦法」
魏のコスト2は激戦区であるが汎用性の高さが売りの1枚になっている。
と言うより徐晃の性能は弾を重ねる毎におかしくなっており、1では7/3復活とパッとしない性能だったのだが2では7/5・復活連計持ちに変わり、そして3でコレである。なお、実は2までレアだった。
そしてハゲ。
DS版の「三国志大戦・天」限定版付属のEXカードはコストが0.5上がって2.5に、にも関わらず特技「復活」が付いただけの残念な1枚に・・・
しかしver3.59になって久々のレアカードが登場。魏では数少ない槍兵、しかも2.5コストで活もちは排出停止を除くと唯一のスペック。しかし武力8/知力5と物足りないうえ、計略名が「行け、王平!」。内容は戦場に「おうへい」という名前の槍兵を召喚するというものである。
こんなんでも魏軍初で唯一の召喚系計略なのだが……。セリフもツッコミどころ満載。
新・三国志大戦で登場しているのは1枚のみ。久々にレア。ついでにハゲじゃない
…なのだが、コスト2にして武力8・知力6・征圧力1と言う一人だけ何か間違えた性能を持つ。
相変わらず神速戦法持ちなのだが、全体的に控えめ性能になった新作では明らかに異常な高性能であり採用率も高い。おかげでまさかの神速弱体化である
三國無双の徐晃
真・三國無双2から参戦。(CV:山本圭一郎)。武器は大斧。5では戟のコンパチになってしまった。
武を極めんとする求道者というキャラ付けがされている。5では武を究めすぎて司馬懿の反乱に同調し、曹操に挑む場面もある。OROCHIでは魏軍シナリオで最初から使える主力。続編の魔王再臨では宮本武蔵とのムービーも追加された。
性能的にはどの作品においても中の上以上はあり通常攻撃の範囲の広さから初心者にも扱いやすい。
無双4(+OROCHIシリーズ)ではジャンプチャージ攻撃が自分ごとクルクルまわる、通称「ジョコプター」を習得した。
無双6では武の頂に開眼。Exチャージで武の頂を見ることで、ハイパーアーマー&難易度修羅でもミリ単位のダメージしか受けないというガチガチの堅物になり、最強の名を得ることとなった。ちなみに地味なせいかそれが判明したのは発売から10日後であった。
無双乱舞(6以降)
- 大河断:「武の髄を見よ!!」
渾身の力で大地を叩き、衝撃波を飛ばす。ガード不能 - 高峰両断破:「しかと見よ!これぞ武の極み!!」
渾身の力で大地を隆起させる。ガード不能 - 山雲断:「活路を開く!」
7で追加された空中無双乱舞。
ジョコプター無双乱舞である。
BB戦士三国伝の徐晃
徐晃サーペントとして、何故か董卓・呂布配下の武将として初登場。
しかし董卓の非道に耐えかねて曹操のもとに降り、以後は曹操軍『機駕』の武将として活躍する。
アニメ(CV:宮崎寛務)では呂布隊(徐晃、貂蝉、陳宮、高順、張遼)が自分以外全滅したと思い曹操に降るも、
実は全員生きてて
「へー、徐晃寝返ったんだー(意訳)」
「わー、はんぱもーん(意訳)」
などとなじられた(後に張遼も曹操の元へ降るのだが)
曹操の強化装備を預けられており、キットにも同梱(曹操・曹丕とのセット商品もあった)されたり、処刑されかけたところを曹操に助けられたり(取説コミックワールド版)、闇の力に洗脳されたところを曹操の拳で正気に戻ったり(ケロケロエース版)、夏侯惇や張遼ですら闇に取り込まれた最終決戦でも最後まで正気を保つと、ストーリー的には優遇されている。
mugenの徐晃
「あ!」
くわしくはニコニコMUGENwikiの徐晃の項を参照してください。
関連動画
関連項目
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