今日は朝から雨で、散歩ができませんでした(傘をさして行けばいいのですが、一応休みの基準としています)。
そこで、家にいて出来ることに勤しみました。本当に何の役にも立たないのですが、プラモデラーとしては、ついつい持っているものを、いじってみたくなるのです。
それは、Fender TELECASTER の Bridge Pickup のボビン。
TRADITIONAL II 50S TELECASTER の Bridge Pickupは、「Vintage-Style Single-Coil Tele」というものが搭載されているようで、残念ながら上位機種の バルカンファイバーボビンではなく、プラスチックでできていて、なし地にはなっているのですが、テラっとしていかにもプラスチック然としています。
バルカンファイバーは、正式には、バルカナイズドファイバー (英語Vulcanized fibre)といい、セルロースから作られるシート状の硬質素材。軽量だが紙と比べて強靭で、切断や折り曲げ、プレス、切削などの加工性が良い。耐熱性(120℃~150℃)と絶縁性を持つため電気器具に使用され、安価なことから合成樹脂素材が普及するまでは日用品にも広く使用されていたもの。
プラスチックと異なり強靭といっても、ボビンに使用すると、コイルを巻く圧力や経年変化で変形し、キャパシタンス(電圧を加えた時に蓄積される電荷量)に変化が生じ、ヴィンテージトーン形成の一因となっているといわれている。
ということで、現在でも高級なピックアップはバルカンファイバーのボビンが使われている。逆に言えばプラスチックボビンは低価格品の象徴ということにもなる(高級品でも経年変化を嫌いプラスチックや新素材を使うものもある)。
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そこで、そんなに気になるなら、Stratocaster みたいに高級品のピックアップに交換すれば済むことですが、そこを、貧乏人根性で現状品で満足しようとあがき、更にプラモデラーの血が騒いで、プラスチックのボビンにマットなアクリルガッシュでドライブラシしてみました。
のっぺり感が無くなり、少しはバルカンファイバーっぽくなり高級感出たかな?
まあ、雨の日の暇つぶしでした。