昨日、オメガ スピードマスター デイデイト にお別れを言ったばかりなのに、その舌の根の乾かないうちに、また、新しい時計を買ってしまいました。
病気でしょうか。
SEIKO SBDL033 プロスペックス ソーラー
インターネットで、ミリタリーウオッチ の特集記事(SAKIDORIマガジン)を見ていたら、、無性に欲しくなってしまいました。
ミリタリーウオッチと言えば、定番の Luminox があるのですが、どうも、CASIO のGショックみたいで、今一つ食指が動きません。
かといって、おとなしい Hamilton もいいのですが、同じようなのを持っているので、わざわざという感じ。
その中にあって、何だか燦然と輝きを放っていたのが、SEIKO の フィールドマスターだったのです。
調べてみると、SEIKO のプロスペックス(PROSPEX) というシリーズの廉価版で、ソーラー駆動のキャリバー(V172)は日本製なんですが、組み立ては中国という品物。まあ、中身が MADE IN JAPAN ならいいや、ということで、購入を決定。
ところが、ネットで売っているものには、逆輸入品と国内正規品があることを発見。
逆輸入品では、SEIKOのメンテナンスサービス(ソーラーで得た電力を貯めておく2次電池の寿命が5年程度で、交換にはメーカーのサービスが必要)が受けられない可能性があるのではないかとの危惧があったため、値段が張っても国内正規品を探すことに。
型番も国内正規品(SBDL033)と逆輸入品(SSC295P1 )とでは異なるので、これを頼りに探して購入しました。
ところが、到着した商品に保証書が入っていなかったので、販売店に問い合わせると、「うちの商品は、並行輸入品ですので、保証書はついていません」なんて、しらっと言われてしまいました。
商品説明には「逆輸入品」とも書いていないし、品番も「SBDL033」と書いてあります。
これ故意にやっていたとしたら、立派な詐欺ですよね。
そこで、キャンセルしようかと思ったのですが、面倒くさいし、品物そのものは国内正規品でも逆輸入品でも偽物でなければ同じでしょうから、販売者に、SEIKOでメンテナンスが確実に受けられることの言質を取ったうえ(1年保証とメンテナンスのOK)、SEIKOのサービス窓口にも電話してメンテナンスのOKをもらったことで、良しとしました(サービス窓口の方は、2次電池は5年よりもう少し持ちますよとおっしゃっていました)。
なんか、非常に気分悪かったです。
で、結局手にした商品は、逆輸入品の「SSC295P1」となりました。
すったもんだありましたが、実際に手にした品物は、思ったとおりのもので満足です。
プロスペックス(日本製は35万~65万ぐらいします)の廉価版とはいえ、やっぱり、1万円くらいの時計とは造りが違います(SEIKOの定価は、税込42,120円)。
まず、駆動電源がソーラーです。太陽電池で発電した電力を二次電池に充電して、この電力でモーターを駆動します。1年~2年に1回電池交換をしなくて済むという意味でエコなんでしょうか?あんまり意味がないような...。
つまり、文字盤が透過光性の材質なはずなのですが、見た目では全く分かりませんし、ソーラーパネルも透けて見えません。この辺さりげないですね。
ガラスはサファイアではありませんが、カーブガラスのハードレックス(クリスタルガラスを加工して傷が付きにくくしたSEIKOの独自技術のガラスで、クリスタルガラスの数倍の硬度だそうです)ですし、ステンレスケースも硬質コーティングがされた「いぶし銀」色です(普通のステンレスケースのものより3,000円ぐらい価格が高いですが、安っぽさが解消されています)。
また、カレンダーも12時付近でカチッと変わる クイックチェンジです。
秒針(ストップウオッチ針)やアラーム針等の造りや動きも、オメガのスピマスと遜色ないように思えます。
これらのために、ステップモーターが3個入っているらしいのですが、これを機械式(バネと歯車だけで)で実現しているオメガの技術にいまさら感動しました。
スピードマスターの弟分(忘れ形見?)として可愛がりたいと思います。