那智(艦これ)とは、大日本帝国海軍の重巡洋艦、那智をモデルにした艦娘である。
イラストはbob、担当声優は種田梨沙。図鑑番号はNo.056。
妙高型重巡四姉妹の次女であり、ロングの黒髪をサイドポニーに纏めている。髪の長さは綾波改二と並んで艦娘中最長クラスであろう。
妙高型はそれぞれ性格こそ異なるものの、長身でスレンダーな女性としてデザインされており、那智もその例に漏れない。
足柄と同様比較的好戦的ではあるが、こちらは足柄とは異なり軍人、もしくは武人然とした凛々しい性格をしており、喋り方も若干肩肘を張ったような形になっている。改二になってからも、さらにはケッコンカッコカリしてからも「貴様」呼ばわりするため、提督は上官というより気のおけない同輩という関係なのだろう。言動で強烈な個性を放つことはないが、オンとオフにメリハリの効いた姿は非常に頼もしさを感じさせてくれる。
ステータス的には他の重巡とそこまで極端な差があるわけではないが、第4艦隊解放任務の前提として妙高型4人を集める必要があるため、艦隊に必ず1度は着任させる必要がある。史実においては被弾した2発の魚雷が両方不発でさほどの損傷を負わなかったりもがみんとごっつんこしたりというエピソードがあるものの、運の値は平均的である。
なお、ヒラコーショックでお馴染みの漫画家、平野耕太はかつて、好きな声優として『ナチだから』という理由で野沢那智を挙げたことがあるのだが、今現在、こちらの那智に関しては言及していない。
2014年12月3日、運営から「重巡姉妹のさらなる改装の実装」が予告された。この時点ではまだ改二が実装されていない重巡全てに可能性があったが、提督たちの脳裏には艦娘図鑑No.191の妙高改二(7月4日実装)とNo.194の羽黒改二(5月23日実装)の間に意味ありげに空いている2つのスペースのことが浮かんだであろう。そして、12月26日に足柄改二が実装されるとその図鑑Noは193であった。かくて、次は姉妹の「姉」の番である。2015年1月23日に、初霜改二と同時に「太平洋各戦域と幌筵などを中心に活躍した重巡四姉妹の次女
」こと、那智改二が実装された。
出で立ちは妙高型共通の服装・電探型ブローチで、ひざ下まで伸びる黒髪ロングヘアーも健在である。妙高型改二では各人が別タイプの靴を履いている中、那智は編み上げブーツを着用している。立ち絵はこちらに右手を向けるものから、表情を和らげ左を向いて左手を向けるものに変わった。図鑑が隣合っている足柄改二とは互いに手を差し伸べあっているように見える。なお、余談であるが妙高型改二は妙高&羽黒:立ち絵=顔がこちら向き、中破=座り込み/那智&足柄:立ち絵=顔が横向き、中破=立ちでそれぞれペアになっている。
改二にすると20.3cm(2号)連装砲2本という妙高型改二基本セットに加え、61cm四連装(酸素)魚雷を持参する。ステータスは強運・雷装の長女、装甲(と砲3積み)の三女、火力の四女と比べると対空・索敵で3人に勝るが傑出しているわけではない。とは言え改二らしくステータスは高レベルでまとまっており、特別劣っていることはないため安心して使おう。マンスリー任務として実装されている「『第五戦隊』出撃せよ!」達成にも大いに役立ってくれるはずだ。
鎮守府内での飲酒は認められているようで、飲みに誘ってきたり、やたらと飲ませたがったり、5分ほったらかすだけで熱燗を準備しだしたりと程度は様々である。さて、わざわざ飲酒に関して項を立てた那智についてである。もともと無改造時からMVPを獲得すると「今夜ばかりは飲ませてもらおう!」とご機嫌であり、夜になるとダルマ(サントリー「オールド」の通称。オールド自体は戦後の発売だが、サントリーを始めウイスキー工場は軍需産業として指定を受け戦時下でも生産を続けており、戦前から発売されていた「角瓶」は日本陸海軍でよく飲まれていた)片手に提督の部屋を尋ねる様子が妙高や早霜に目撃されていた。そして、改二実装を迎える。
那智改二は中破すると妙高型特有の吹っ飛んだものではなく頭に手をやり、上着が破けて下のブラウスが顕わになってしまう。これだけなら単に「やられた」感じであるが、改二と同時に実装された家具「洋酒&ワイン棚」「鎮守府カウンターバー」「日本酒&ウイスキー棚」、そして前年に引き続き期間限定投入された「大人の節分セット」を揃えると雰囲気が一気に変化する[1]。これらの家具に囲まれた中破絵の那智改二、二日酔い以外の何に見えようか、いや見えない。改二では母港で「では、今晩一緒にダルマでもどうだ?」と誘ってくる。何がどういうふうに「では」なのかわからないが、もはや突っ込むだけ野暮というものだろう。改二実装時点では時報が投入されなかったが、夜に何をしゃべるかはだいたい分かる、皆まで言うな。ヘタしたら朝まで、あるいは昼でも……?
とはいえ、その後とんでもない重巡が実装されたので、相対的に那智の飲酒癖は、隼鷹や千歳とあわせ「日本の酒好きは、まだまだ大したことなかった」と提督達を苦笑させるに至ったのである。
妙高型重巡洋艦二番艦として、1928年に呉海軍工廠にて竣工。起工は妙高より1ヶ月遅いが竣工は8ヶ月早い。でも妹である。気にしてはいけない。艦名は和歌山県の那智山に由来する。
日中戦争においては1937年の上海上陸作戦に投入された。
太平洋戦争では、第二艦隊麾下の第五戦隊配属となり4姉妹揃ってスラバヤ沖海戦を大勝利で飾る。続いて北方部隊に編入され、第五艦隊の旗艦となる。キスカ島撤退作戦にも投入される予定ではあったが、重油不足により多摩が代わりに投入された。
その後戦況の悪化に伴い南方へ転進し、第二遊撃部隊(いわゆる志摩艦隊)の旗艦としてレイテ沖海戦に投入されることとなるが、この際にはスリガオ沖で退避中の最上と衝突している。
最期は1944年11月5日、マニラ湾内において米海軍艦載機の空襲を受け、多数の爆弾や魚雷の被弾により沈没した。
ちなみに神風型駆逐艦の神風と何かと縁のある妙高姉妹だが、那智もちょっとだけ接点があったりする(アッツ島攻略作戦時、神風を含む第一駆逐隊は那智の指揮する第五戦隊の指揮下に入っていた)。
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最終更新:2025/03/12(水) 13:00
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