投手(ピッチャー)とは、野球・ソフトボールにおいて打者に対してボールを投げる役割の選手である。守備番号は1。
英語ではPitcherと書く(略称はP)。
他の野手とは用いる技術が大きく違う独立した存在であり、日本の野球における花形的存在である。それを裏付けるように日本の野球漫画・アニメ作品における主役の大半は投手が務めており、また主役以外でもメインキャラクター・敵キャラクターの多くに投手がクローズアップされている。
投手は唯一打者と直接対戦する選手であり、打者を牛耳る楽しさや快感は投手にしか味わうことができない。またプロ野球には最多勝や最優秀防御率など投手にしかない表彰・タイトルが数多く有る。
大きく分けて投手のになう役割は投球・守備・打撃の三種類である。
ただしDH制のもとでは投手は打席に入らないため打撃はほぼ考慮されない。
投手の行う最大の仕事である。ピッチャーマウンドから捕手に向かってボールを投げ、チームの勝利のために、打者に安打を打たせないこと、相手チームに点を与えないことを目標とする。
打者を抑えるとはその打者からアウトを取ることであり、それには三振、ゴロ、フライなどの方法がある。投手は捕手と連携をとりながら試合状況に応じて打者をどのように抑えるのかを考え、時には三振を狙い、時にはゴロを打たせてアウトを取ろうとする。
投手の能力を測る要素として真っ先にあがるのが球速である。これには日本ではキロメートル毎時(km/h)、アメリカではマイル毎時(mph) が使われる。
日本においては速いストレートを投げることが出来、それを軸に投球を組み立てる投手のことを速球派と称することがある。こういった投手は打者を抑えこむために球に力が要求されるため、比較的若い投手が多い。現役投手では藤川球児やマーク・クルーンが速球派として有名である。
また、優れた速球と変化球を併せ持つ万能型投手のことを本格派投手とも呼ぶ。主にエースクラスの、奪三振能力の高い先発投手に対して使われる呼称だが、定義は割と曖昧である。
一方で多彩な球種や、キレや変化の鋭い変化球を多彩に操る投手のことを変化球投手、軟投派と呼ぶ。速球派が球の力でねじ伏せるのに対し、軟投派は球種の多さと制球力で打者の狙いをはずすことにより抑えると言える。
また制球力や投球術を駆使して、三振を奪うよりもゴロやフライを打たせることで打者を抑える投手のこと技巧派と呼ぶ。軟投派同様、直球の威力が高くないのを頭脳的な投球でカバーするタイプである。
年齢と共に球速は落ち、球の力は無くなっていくので、自然と本格派・速球派投手は技巧派・軟投派投手へと変化していく。またその変化に上手く対応できた投手が長く活躍することが出来ている。
球を狙い通りの場所に投げる能力を制球力(コントロール)と言うが、プロであっても自由自在に狙ったところへ投げ込めるわけではなく、特に球の速い投手ほどコントロールは乱れやすい傾向にある。球を速く投げるためには腕をそれだけ素早く振らなければならないが、そうすると決まった位置へ投げ込むためのポイントを通る時間は、ゆったりとした腕の振りのときよりも短くなるためである。
コントロールが定まらず球があっちへこっちへいくことを「荒れ球」と言い、そういった投手のことを「荒れ球投手」と呼んでいる。似たような言葉に「ノーコン投手」があるが、微妙にニュアンスは異なる。ノーコンの場合はまったくストライクが入らず四球を連発する状況に陥るが、荒れ球は球が乱れはするものの必要なストライクをとることが出来るイメージである。荒れ球は投手自身にもどこにボールがいくか分からないため、打者が次に来る球の狙いを絞りにくいと言う利点もあり、特にストライクが来ることを読んで行われるエンドランなどは荒れ球投手相手には仕掛けにくいと言われている(荒れ球を武器として使っていた投手として有名なのが、ヤクルトスワローズ時代の石井一久である)。
逆に優れた制球のことを、狙い通りの場所に投げることができると言う意で「針の穴を通すコントロール」と呼ぶが、これは元プロ野球選手で殿堂入りもはたした小山正明氏が元祖であると言われている。その他にも制球に優れた投手へよく使われる異名が「精密機械」であり、北別府学、小宮山悟、グレッグ・マダックスなどがその持ち主としてよく知られている。
打者の遥か手前でワンバウンドしたり、捕手が腕を伸ばしても届かなかったり、通常捕手が抑えられる範囲の外へ投手が投球することを暴投(ワイルドピッチ)と言うが、やはりコントロールに難がある投手に多く見られる。現役投手ではシーズン25暴投、1試合5暴投のプロ野球記録を持つ新垣渚があまりにも有名であり、一部では彼の代名詞ともなっている(ARAKAKIを参照)。それ以前はシーズン20暴投のセリーグ記録(新垣が更新するまではプロ野球記録)を持つヤクルト時代の石井一久も有名であった。
先発投手は打者一人をアウトにするか、塁に出すかしなければ交代することは出来ない。そのため一回の表の攻撃で先発投手に打席が回ってきたとしても代打を出すことは不可能である。 救援投手は前の投手から交代した時点の打者、またはその代打をアウトにするか、その打者を塁に出すか、またはスリーアウトをとってチェンジにするまでは交代することは出来ない。
また同じ投手の下へ監督・コーチがいけるのは1イニングに1回のみであり、2回その投手のもとへ言ったときには投手を交代しなければならない。
投手が別の守備位置に変更になった場合、同一イニング内では投手に戻る以外の守備位置変更はできない(高校野球に限り一度だけ可能)。また、この方法で再度投手に戻った場合、さらに別の守備位置に変更はできない。つまり、「投手→一塁手→投手」は可能だが、「投手→一塁手→右翼手」や「投手→一塁手→投手→一塁手」は不可能となる。高校野球では「投手→一塁手→右翼手」が可能となる。
ちなみにプロ野球史上一度だけ、1964年8月22日に秋山登(元大洋)が「投手→左翼手→一塁手→(次の回)投手」という複数守備位置変更を経験している。(だがイニングをまたいでいないので本来は上のルールにひっかかるはずである。審判が失念していたのか、今となっては不明)
投手は投球を終えると同時に他の野手と同様に打球を処理する必要を持ち、このことから投手のことを「九人目の野手」とも呼ぶ。ピッチャー前のゴロやマウンド付近への小フライは投手の守備範囲であり、特にバントの素早い処理は投手に求められる重要な要素である。
一方で他の野手がカバーできる範囲の打球の多くは彼らが処理することが多い。これは投手の打球処理にかかる負担の軽減と、打球処理が本職の野手に任せたほうが安心できるという意味合いがある。特にフライの場合は、マウンド付近の飛球でも野手が捕ることが多い。
また投手に向かって飛んでくる強いライナー性の打球を「ピッチャー返し」というが、これは投手にとっては怪我の原因となりやすい危険な打球である。投球後身体のバランスが崩れていると反応できないため、投手には投球後できる限り速く守備の体勢に入ることが求められる。
一塁手が打球を追って一塁ベースを離れた際に、そのベースカバーに入るのも投手の役目である。この時打者走者と一塁ベースまで競争になるので、ベースカバーが遅いと出塁を許してしまうことになる。投手は打球を判断し、速やかにベースカバーに向かわなければならない。右方向にゴロが飛んだ場合は(たとえカバーが必要でなくても)カバーへ向かうのが基本である。
他にも外野から三塁への送球が行われるときには、ファールグラウンドで送球がそれた際のバックアップを行わなければならないし、ランナー三塁のときに暴投・捕逸によって走者が本塁突入を試みてきたときにはホームカバーに入り、捕手からの返球を待ってランナーへのタッチを試みなければならない。
塁に出たランナーを塁上に釘付けにするため、もしくはそのランナーをアウトにすることを目的として行われる。投手の行う牽制は厳格なルールが定められており、そのルールに従わず牽制球が行われた場合はボーク(反則行為)がとられ、全てのランナーにテイク・ワンベース(1個の安全進塁権)が与えられる。ただしアメリカと日本ではボークの基準が多少違うらしく、メジャー・マイナーからやってきた投手が来日後まもなくの間そのギャップからボークを頻発することなどが良く見られる。
牽制ではそうそうアウトを取れるものではないが、打者に打たれる危険性を冒さずにランナーを殺すことが出来るため上手く牽制死させた時の効力はかなり大きい。しかしながら悪送球の可能性もあるため、無駄に牽制を多用することも危険をはらんでいる。
また打者の打ち気を外したり、マウンドで間を取るために牽制を行うことも多い。そのあたりもバッテリーと打者、あるいは走者との間の駆け引きのひとつである。
上記の牽制球同様、盗塁を阻止するために行われる。投球のモーションを小さくすることにより、捕手のミットにボールが届くまでの時間を短縮する。これにより走者が盗塁を企画したとしてもアウトになる確率が高くなり、スタートが切りにくくなる。
一方で通常の投球と異なるメカニズムで投げるため、いつも投げているボールよりスピードや制球が落ちることが多い。クイックモーションが上手い選手は久保康友(現DeNA)などが挙げられる。
高校野球などではマウンドを降りた投手が他の守備位置に就くことが良くあるが、これは一度試合から退いた選手はその試合に戻ることが出来ないためである。特にエース投手とそれ以外の投手にレベルの差がある時などにとられる措置であるが、その他にも別のポジションで疲労回復に努めさせたり、左打者へのワンポイントなど有利な打者に対して投げさせるためなどの理由がある。
一方、現代のプロ野球ではレベルの高い選手が揃っていることや投手分業制が確立していることから、守備に不安を残したり、その投手に怪我の危険性を生じさせてしまうような措置はあまりとらないようである。
かつて先発完投や連投が当たり前だった時代には、左のワンポイントと一時交代する例なども見られたが、その場合は一塁手であったり、左のプルヒッター相手ならまず打球の飛んでこない三塁手や左翼手を守っていた。なおDH制の試合で一時退避を使用するとDHは解除されてしまう。
珍しいところでは野村阪神時代に「遠山・葛西・遠山・葛西」という方程式があり、左右の横手投げ投手を活用するために、片方が登板するときにもう片方が一塁手をするという継投がとられることがあった。これはチームのリリーフ層が薄いという事情もあっての苦肉の策であった。
なお、日本プロ野球においては選手登録上が投手であろうとも野手であろうとも、特に守備位置に対する制限はない。例えば嘉勢敏弘(元オリックス)は外野手登録のまま投手として出場していた。外国人枠が投手と野手とで別々に設けられていた時代には、内野手登録のフェリックス・ペルドモ(当時広島)が投手出場して物議を醸したこともある。
一方でメジャーリーグでは2022年から選手登録によって登板に制限がかかるようになった。登板に制限がないのは投手と二刀流選手のみで、野手は延長戦、8点以上ビハインド、9回に10点以上リードのいずれかの条件を満たした場合のみ登板できる。逆に投手登録や二刀流登録の選手が野手として出場するのに制限はないが、投手は登録人数に制限があり、二刀流は条件を満たした選手のみ認定されるので、全員を投手や二刀流登録にして回避ということはできない。
また、ベンチ入りの野手を使い切った状況で退場者が出てしまった場合、他に選手がいないので投手が野手のポジションを守らざるを得ないという事もある。最近の例では2010年9月9日の西村憲(当時阪神)が外野を守る羽目になった。珍しい例では、1991年のオールスターゲームにおいて、全パの野手を使い切ったところで負傷者が出てしまい、工藤公康(当時西武)が左翼手を守っている。
高校野球ではいわゆる「エースで4番」と呼ばれるような存在が居り、そこまでいかずともクリーンアップを打つような投手は珍しいものではない。甲子園に出てくるような高校のエース投手は身体能力が高く、バッティングでも非凡な才能を持っていることが多いためである。そのため高校時代は投手として活躍しながらも、プロ入り後に野手に転向し成績を残した選手は数多い(イチロー、松井稼頭央なども高校生時代は投手である)。
しかしながらプロの世界において投手の打撃と言うのは通常期待されるものではなく、ほとんどの場合一番打席が回ってきにくい9番に打順を置かれる。これは全体的なレベルが高くなってくるため投手は打撃練習に時間を取るよりも、投球技術を磨くことに時間をかけた方が良いとされているためである。そのため投手は作戦上バントをする機会が多く、打撃よりも如何に上手くバントを決めることが出来るかの方が重要であるという意見もある。また、大半の大学野球や社会人野球、セントラルリーグ以外のプロ野球(海外含む)では指名打者制によりそもそも打席に立つ機会すらない。
このように投手はアウトが計算できるものとされているが、それゆえに投手に打たれることのダメージは大きい。中には野手顔負けのバッティングセンスを発揮する投手も居り、そういった投手には野手に対するかのような攻め方がされることもある。二刀流の大谷翔平が代表例だろう。さらに打撃を見込まれ松坂(2000年の西武時代)や川上(2009年アトランタ・ブレーブス)が代打として起用された稀有な例もある(ちなみに松坂はセンター前の2点適時打、川上は2回の代打機会で共に三振である)。
現役・OB交えて列記する。打撃という観点から見るためセ・リーグ出身の選手が多い。大谷翔平に関しては、入団当初から投手と野手の二刀流で出場している。
投手の通算本塁打歴代1位は金田正一の38本。通算打点1位は別所毅彦の232打点。
打撃の項でも書いたが投手の最大の仕事は投球であり、打撃ないし走塁は付随的な要素であるため走塁練習に時間を取ることも少なく、また怪我の不安もあることからあまり無理な走塁はさせないようである。
投手が塁に出た時にウインドブレーカーを着るときがあるが、これは雨や風によって肩を冷やすのを防ぐため、また擦り傷による腕の負傷を防ぐために、投手のみ着用が認められているのである。
また珍しい例としては、2009年6月2日千葉ロッテマリーンズの小林宏之が投手でありながら代走として起用されることがあった。これは野手を全て使い切ったために投手の中で最も足の速い小林が抜擢されたのである。他にも須永英輝や山本省吾などが試合中に代走で起用されたことがある。
投手がボールを投げるのは主に利き腕であり、そうでないほうの腕で投球する投手はすくない。ただし後述する左投げの優位性により、右利きでありながら幼少期から左投げに矯正した投手もたまにいる(例外的な存在として日常生活では左利きでありながら、野球では右投げである岩隈久志(東北楽天)がいる)。もちろん利き腕の人口比から右投げの投手のほうが多く、左投げの投手はそれだけで付加価値が付いてくる。
一般的に右投手は右打者に対して有利であり、左投手は左打者に対して有利であると言われているが、これは投手の投じたボールが背中のほうから来るためであり、球の出所が見極めにくいためである。特に左投手は数が少ないこともあり練習でその軌道になれることができないために、左対左の優位性を説かれることが多い。
このため救援投手の中には対右打者に特化した右投手、対左打者に特化した左投手が存在している。彼らはここぞと言う場面で打者1人、ないしは2人程度に対峙する仕事を持っており、「ワンポイントリリーフ」と呼ばれている。特に著名な選手は、左のワンポイントのパイオニア永射保や「松井キラー」として名を馳せた遠山奬志などであろうか。
また左投手は一塁ランナーに盗塁をさせにくくさせる効果も持っている。投手がセットポジションに入ったところを想像してもらえば分かるが、右投手では一塁に背中を向けているのに対し、左投手は一塁ランナーと正対することになる。そのため走者の動きが丸見えであり、投球直前までその動きを捉えることが出来て有利になるのである。しかし、左投手はクイックが上手でない(前述のように走者が丸見えなのであまり練習をしない)ことが多いため、左投手のほうが盗塁しやすいと言う考えもある。
非常に珍しい存在として両投げ投手(スイッチピッチャー)もいる。日本のプロ野球で両投げで登録された投手は南海・ダイエー・阪神に在籍した近田豊年ただ一人である。しかし彼にしても右投げは実践レベルではなく、一軍で両投げが披露されることは無かった。かつてMLBに在籍していたパット・ヴェンディット投手がスイッチピッチャーとして注目を集めた。
アマチュア球界やフィクションの世界では時折登場することがあり、まさにロマンを感じさせる存在である。
投手の投法は千差万別であるが、腕を振る方向で以下のように大きく分けることが出来る。
最も一般的なフォームであり、野球を始めた当初は皆上投げだったのではないだろうか。プロ野球では純粋なオーバースローよりも、ややスリークォーター気味に腕を下げて投げるフォームが主流である。このフォームではストレートの球速が速く、フォークボールや縦回転の変化球が投げやすいという特徴がある。
分類としてはオーバースローとサイドスローの中間であるが、スリー・クォーター気味のオーバースロー投手もいるため明確な区別は曖昧である。オーバースローと同様フォークが投げやすく、横方向の変化球もオーバースローよりは投げやすい。全投手の大半はオーバースローかスリー・クォーターである。
ボールを真横から投げる投法であり、サイドハンドとも言う。プロの世界においては左のサイドハンドは貴重な戦力であり、対左用のワンポイントとして使われることが良くある。現役選手では西武の星野智樹がそのような使われ方をしている。落ちる球よりも横方向の変化球を使うことが多く、上投げと比べると球速は出にくい。
投げる腕と反対側の打席では球の出所が見やすくなるため、右のサイドスローは左打者に、左のサイドスローは右打者に対して被打率が悪くなる傾向がある。そのため左打者の増えた近年ではサイドスローの先発投手は珍しく、ほとんどがリリーフ投手になっているのが現状である。
下方向からボールをリリースする投法のことで、サブマリン投法とも呼ぶ。変化球も直球も独特の軌道を描き、かつアンダースロー投手は絶対数が少ないためにその軌道に慣れるための練習を積むことが難しい。速い直球が投げにくく、クイック投法も難しいため盗塁をされやすいと言う欠点を持っている。
これ以外にも独特なフォームには個別の名前が付くこともある。野茂英雄のトルネード投法や村田兆治のマサカリ投法などが有名である。珍しい所では「背面投げ」という投法もあり、中日に在籍した小川健太郎が王貞治に対して使用したというエピソードが残っている。
大きく分けると試合の最初から投げる先発投手(スターター)と、試合の途中から登板する救援投手(リリーフ)の2種類がある。リリーフ投手はさらに、主にセーブ記録を上げる機会に登板することが多い抑え投手(クローザー)と、先発投手と抑え投手の間をつなぐ中継ぎ投手(セットアッパー)とに分けることが出来る。
詳細はそれぞれ「先発投手」「中継ぎ投手」「抑え投手」の項を参照。
投手として入団した選手が、チーム状況や自身の投手としての挫折などにより野手に転向することはたまに見られるケースであるが、逆に野手として入団しながら投手に転向したケースは非常に稀である。
さらに野手転向で結果を残している選手は数多いが、それに比べ投手転向で成功と言える成績を残している選手はほとんどいない。このことから投手の技術の特異性が見て取れる。
ただし、これは投手が花形とされがちな日本での傾向である。アメリカでは遊撃手が花形とされており、投手への転向例は少なくない。通算601セーブを達成し殿堂入りしたトレバー・ホフマンなどが代表例である。
なおコンバートとは異なるが、野手が投手出場した事も数例ある。大抵は消化試合や大差負けでのファンサービスの一環であり、日本では全ポジションを達成した五十嵐章人やオールスターでのイチローなどに留まる。しかしMLBにおいては(投手起用法やベンチ入り人数の違い、延長戦の無制限、過密な日程などもあり)年に数回程度、野手を登板させる光景が見られる。前述のイチローもヤンキース時代の2015年に登板した。
野手登板の記事も参照。
※プロ入り即転向の選手は除く
投手 | 先発投手 / 中継ぎ投手 / 抑え投手 |
捕手 | バッテリー |
内野手 | 一塁手 / 二塁手 / 三塁手 / 遊撃手 |
外野手 | 左翼手 / 中堅手 / 右翼手 |
その他 | 指名打者 / 監督 |
掲示板
41 ななしのよっしん
2023/03/30(木) 00:18:54 ID: 7x2jFyfmDJ
いくら素人でもそんな意味不明なことは言わないよ
野球知らない人が思うのは「何であんなに届かないところに投げてるのにバット振ってるの?」だ
42 ななしのよっしん
2023/03/30(木) 00:31:42 ID: IgCXa535p9
本当に知らない人は「このゲームのやりとりの何が楽しいの?」だ
43 ななしのよっしん
2024/04/21(日) 12:39:56 ID: SSbh2btjXo
(チラ裏)
野球中継を通して「勝利投手の権利を持ってマウンドを降ります」なんて言葉を何度も耳にしていたが、では記録をつけるにあたってアマチュア野球でこりゃまず5回コールドだなという場合に5イニング目は日ごろ経験が少ない投手に任せたという場合、先発がどんなに成績がよくても勝ちは付かない…ということが頭から抜けていた。
急上昇ワード改
最終更新:2025/01/03(金) 00:00
最終更新:2025/01/03(金) 00:00
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