「球」速なので、野球やソフトボールのような球を思い切り投げるスポーツにおいて使われる指標の一つ。
測定は時代によって変わることもあるが、投手の手を離れた瞬間の初速、捕手のミットに収まる直前の終速、この2つの平均速度の3つに分かれる。
測定はスピードガンで行う。これが日本にて導入されたのは1976年だが、それ以前に堀内恒夫がホームプレート上に光電式の速度計測装置を使用して球速を測定したことがある(結果は155km/h)。
当然ながらスピードガン導入以前の選手達の正確な球速はわからないため、本人たちの自己申告を聞いてみるしかないのが現状である。金田正一は180km/hだったとかなんとか。
そのスピードガンも球場によってはばらつきがあるとされ、プロ野球ファンの間では特に神宮球場のガンは甘い(球速が他の球場に比べ増す)とされている。
球速は速ければ速いほど当然打者の反応は遅れやすくなり、バットにも当てにくくなる。そのためバッティングマシンも無かった昔の野球では速球に備えることが難しく、ほぼ速球一本で活躍出来たとされる投手が何名か存在する。(例:尾崎行雄、山口高志)
しかし現在は機材も充実し、機械側が平気で160キロ以上を投げ続けることも可能なため、プロでもただ速いだけでは大成せず、速球の他にそれを安定してストライクに投げ入れるコントロールや変化球などで緩急をつけることが必要とされる。
とはいえ速球はロマンであり、それだけでプロ野球ファンを盛り上げてくれる。成績が伴わなくとも、速球を投げられる投手を気に掛ける人は多いのではないだろうか。
球速 | 選手名 | 所属 | 日時 | 球場 | 対戦打者 | 状況 | 結果 |
163km/h | 大谷翔平 | 日本ハム | 16年6月5日 | 東京ドーム | クルーズ | 4回1死 | ファウル |
162km/h | マーク・クルーン | 巨人 | 08年6月1日 | ヤフードーム | 松田宣浩 | 10回無死 | 三振 |
161km/h | 由規 | ヤクルト | 10年8月26日 | 神宮球場 | スレッジ | 5回1死 | ボール |
160km/h | 林昌勇 | ヤクルト | 09年5月15日 | 神宮球場 | 新井貴浩 | 9回2死 | ファウル |
160km/h | スコット・マシソン | 巨人 | 12年7月5日 | 横浜スタジアム | 石川雄洋 | 9回1死 | ボール |
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最終更新:2025/02/02(日) 12:00
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