この記事は第36回今週のオススメ記事に選ばれました! これからもみんなの笑顔を守れるような記事に編集していきましょう。 |
「仮面ライダークウガ」とは、2000年1月30日より2001年1月21日までテレビ朝日系列にて放送された、平成仮面ライダーシリーズの第一作目である。原作は故・石ノ森章太郎、制作は東映。
2015年3月10日~15日にかけて、ニコニコ生放送で全話無料上映会(※一部はプレミアム会員のみ視聴可能)が実施された。また、4月25日~27日にも再度上映会(※一部はプレミアム会員のみ視聴可能)が実施された。
東映特撮おふぃしゃるにおいて2020年11月29日から公式配信開始。
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神崎昭二 ~EPISODE 12 恩師~ |
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仮面ライダークウガのメインコンセプトは、それまでの特撮ヒーロー番組における様式美的お約束事項に対して、可能な限り破綻の無い解釈でフォローしつつ、それらに縛られず新たな展開を生み出すというこだわりにある。
また、主人公・五代雄介は、とりわけたくましい外見をしているわけではないが、弱音を吐かず、自らに与えられた役割と使命を理解して行動する典型的なヒーロータイプ。「笑顔を守る為に戦う」と他人の為に自己犠牲を厭わぬその姿勢に、「完璧超人過ぎて真似できないが憧れる人物」として多くの視聴者からの共感を得た。
その独特の作風は、ファン層の拡大や玩具展開含めてクウガ以降のシリーズの指標のひとつになっている。
超古代。
邪悪な力で異形の怪人に変身する戦闘集団「グロンギ」によって滅亡の危機に瀕していた古代民族「リント」は、人間を超変身させるベルトを創りだして戦士クウガを誕生させ、グロンギを撃退・封印した。
西暦2000年。
日本アルプスの九郎ヶ岳遺跡内に置かれた棺が暴かれた事から、封印されていたグロンギが復活した。次々に人々を襲い始めるグロンギ。青年、五代雄介は、遺跡から別に発掘されていた謎のベルトからイメージを察知、戦士クウガに変身し、人々の笑顔を守る為に異形の怪人達と戦う!
戦います、オレ!
こんな奴等の為に、これ以上、誰かの涙は見たくない!
みんなに笑顔でいて欲しいんです!
だから見てて下さい!オレの、変身!!
「仮面ライダークウガ」は、テレビ版としては「仮面ライダーBLACK RX」以来11年ぶり、シリーズ全体でも「仮面ライダーJ」以来5年半ぶりに復活した仮面ライダーシリーズである。チーフプロデューサーに高寺成紀を迎え、メインライターに荒川稔久、サブライターには井上敏樹らを起用。監督陣にはスーパー戦隊シリーズに長年関わってきた渡辺勝也、長石多可男、特撮初のメイン監督となる石田秀範などが担当している。
ライダーのモチーフはクワガタ。遺跡から発見されたオーパーツ(変身ベルト)を装着した主人公の五代雄介ら人類と、同じく遺跡から復活した「グロンギ」と呼ばれる古代の戦闘民族との戦いを描いた作品である。
仮面ライダーとしてのコンセプトを踏襲しながらも、今までの特撮の輪にとらわれない新たな試みが多く見受けられた。
例を挙げると...
「ライダーキックで敵が爆発する」「敵が集団で現れず、毎回1vs1で戦う」「強い敵は物語の後半に登場する」など、特撮ヒーローのお約束とも言える要素に納得のいく理由を付け、ご都合主義を極力排除しているのもこの作品の特徴である。
本作の敵であるグロンギ族が使用する独自の言語「グロンギ語」へのこだわりも、敵を倒されるだけの存在にせず1体1体の個性を強調することにつながり、本作の盛り上げに一役買う結果となった。
人間ドラマパートでは親が子に説明を促す様な内容になっている部分もあり、親子二代での視聴に耐える作品となった。大人の階段を昇る事で一度は特撮ヒーローから離れた層をも取り込み、玩具や関連商品の売り上げは爆発的ヒットを記録した。
主演したオダギリジョーの魅力により女性視聴者を新規に獲得したのも特筆すべき点であり、意図せず引き起こされたこの現象は「オダギリ効果(Odagiri efect)」と呼ばれている。翌年のアギトでは「オダギリ効果」を意図的に起こすべくイケメンキャストを起用、俗に言うイケメンヒーローブームの火付けとなった。
「昭和ライダー」と呼ばれる前シリーズとのあまりの違いに反発を覚える者も少なくはなかったが、本作は原作者である石ノ森章太郎が仮面ライダーにこめた「仮面=改造の傷を隠す」を「仮面=泣いている顔を隠す」という形でリスペクトしているとも言える。
脚本の完成が遅れた事から、総集編が数回放送される等、制作面において問題を残した部分もあったが、最終的には特撮ヒーローを代表する作品の一つとなった。
特に最終回は、「クウガが登場しない(アクションしない)」「最終回の為だけにキューバロケを敢行」「AパートとBパートの間にCMが放送されなかった」「Bパート後のCMで最終回のみの特別メッセージ入りCMが流れた」等、他の作品では劇場版級の内容を本編で行うという、後シリーズではありえない仕上がりになっている。(最終回Bパート後の特別メッセージ入りCMは後の仮面ライダー龍騎でも流れた)
「だってやるしかないだろ?俺、クウガだもん」
五代雄介が両手を広げて変身ベルト「アークル」を出現させ、戦う覚悟を決める為に変身ポーズをとった後、左腰のあたりに力を集中させる事で「仮面ライダークウガ」に変身する。クウガには、戦闘にあわせて能力の異なるフォームと、サポートメカが存在する。
グローイングフォーム(未確認生命体2号/白い4号) |
戦う覚悟ができていない時や消耗した際になる不完全形態。 他の形態からこの形態になると、以降約2時間は変身が不可能になる。 各部の装甲の色が白く、頭部の角が短い。 必殺技は「グローイングキック」。 |
マイティフォーム(未確認生命体4号/赤のクウガ) |
邪悪なる者あらば 希望の霊石を身に付け 炎のごとく邪悪を打ち倒す戦士あり 炎の力を司る「仮面ライダークウガ」の基本形態。装甲と目の色は赤。 攻守のバランスに優れ、素手での格闘戦において強さを発揮する。 必殺技は右足に封印エネルギーを集中させた蹴り技「マイティキック」、前方宙返りを加えて威力を向上させた「強化マイティキック」。 |
ドラゴンフォーム(青のクウガ) |
邪悪なる者あらば その技を無に帰し 流水の如く邪悪を薙ぎ払う戦士あり 水の力を司る跳躍力や敏捷性に優れた形態。装甲と目の色は青。 スピード面に強化した反面防御力に劣るが、跳躍力をいかしてビルを越える等移動時にも重宝する。 棒状の「長きもの」を手にする事で専用武器ドラゴンロッドを作り出す。 ロッドには「来たれ!海原に眠れる水龍の棒よ!」と刻まれている。 必殺技はドラゴンロッドを突き立てる「スプラッシュドラゴン」。 |
ペガサスフォーム(緑のクウガ) |
邪悪なる者あらば その姿を彼方より知りて 疾風の如く邪悪を射抜く戦士あり 風の力を司る視覚・聴覚等の感覚機能に特化した形態。装甲と目の色は緑。 研ぎ澄まされた感覚で遠く離れた敵や隠れた敵を察知するが、力の消耗が激しい為ほとんど動くことが出来ず、50秒間しかフォームが持続しない。 拳銃等の「射抜くもの」を手にする事で専用武器ペガサスボウガンを作り出す。 ボウガンには「来たれ!空高く翔ける天馬の弓よ!」と刻まれている。 必殺技はペガサスボウガンによる射撃「ブラストペガサス」。 |
タイタンフォーム(紫のクウガ) |
邪悪なる者あらば 鋼の鎧を身に付け 地割れの如く邪悪を切り裂く戦士あり 大地の力を司る攻撃力と耐久力と優れた形態。 目の色は紫。 運動性が極端に落ちる為、相手の攻撃を受け止めて反撃といった戦闘となる(パンチ力自体は強化されているがマイティフォームのように肉弾戦に向いているわけではない)。また五代自身がこのフォームの防御力に頼った戦法をとるため、強い攻撃を持つ相手にはかえって劣勢になることもある。「切り裂くもの」を手にすることで専用武器タイタンソードを作り出す。 ソードには「来たれ!大地を支える巨人の剣よ!」と刻まれている。 必殺技はタイタンソードによる斬撃「カラミティタイタン」。 |
ライジングマイティフォーム(赤の金のクウガ) |
戦士のまぶたの下、大いなる瞳現れても、汝涙する事なかれ 雷の力"ライジングパワー"を得たマイティフォームで、右足にマイティアンクレットと呼ばれる装甲をつけている。基本的な能力が上がり、 両手の手甲には「炎」と刻まれている。 必殺技は敵に直撃すると半径3キロが壊滅する程の爆発を起こす「ライジングマイティキック」(もっとも、それだけのエネルギーがグロンギのベルトに詰まっているためだが)。 |
ライジングドラゴンフォーム(青の金のクウガ) |
雷の力"ライジングパワー"を得たドラゴンフォームで、瞬発力や跳躍力がさらに強化されている。 両手の手甲には「流水」と刻まれている。 必殺技は、両端に槍のついたライジングドラゴンロッドによる「ライジングスプラッシュドラゴン」。本来の用途と金の力との相性が悪いため、このフォームになることはかなり少ない。 |
ライジングペガサスフォーム(緑の金のクウガ) |
雷の力"ライジングパワー"を得たペガサスフォームで、超感覚がさらに強化されている。 クウガの基本フォーム中最も消耗の激しいフォームの強化版の為、タイムリミットを過ぎると変身解除してしまう。そのためこのフォームになる頻度も多くない。 両手の手甲には「疾風」と刻まれている。 必殺技は、ライジングペガサスボウガンによる射撃「ライジングブラストペガサス」。 |
ライジングタイタンフォーム(紫の金のクウガ) |
雷の力"ライジングパワー"を得たタイタンフォームで、タイタンフォームの数倍の攻撃力と防御力を誇る。 |
アメイジングマイティフォーム(黒の金のクウガ) |
ゴ・ガドル・バに敗れた五代雄介は更なる雷の力を得た事で常にライジングフォームになる事が出来、更に金の力を発現させた形態。赤の金の状態から装甲の色は黒くなりあくまで基本は赤の金のため目の色は赤、 両足にマイティアンクレットを装備している。 両手の手甲には「雷」、アンクレットには「炎の技よ、雷の力を加えて邪悪を鎮めよ」と刻まれている。 両足から繰り出す必殺技「アメイジングマイティキック」は約75トンの威力を誇りガドルを倒す。しかしダグバにはまるで歯が立たず…… |
アルティメットフォーム(凄まじき戦士) |
聖なる泉枯れ果てし時、凄まじき戦士雷の如く出で、太陽は闇に葬られん 戦士クウガが憎しみの力により変身を遂げると言われる最狂形態であり、破壊神的存在として碑文に警告が刻まれていた。 憎しみの力で変身した際の目の色は黒だが、五代雄介が変身した際は赤い目のままだった。全身が黒く、角状の突起や血管を模した模様が特徴的な外観をしており、クウガの他のどの形態よりもマッシュアップされたボディをしている。 全ての武器・必殺技が使用可能で、発火能力も持つ。 |
※五代雄介自身は、変身を繰り返す事でベルトの霊石「アマダム」によって筋肉や神経が強化されていき、人間でなくなる可能性も作中指摘されていた。全ての戦いを終わらせる為に伝説を塗り替える凄まじき戦士となった五代雄介の体がどうなったかについては不明である。
トライチェイサー2000/ビートチェイサー2000新型白バイの試作機を五代雄介が譲り受けたもの。電気信号により表面の色を変化させることができ、変身前後での偽装に一役買っている。初代がトライチェイサー2000(TRCS2000)で、二台目がビートチェイサー2000(BTCS2000)。 ゴウラム古代人リントがクウガの支援用につくりだした「馬の鎧」。黒いクワガタの様な外観で自我を持ち、現代に復活後はトライチェイサーやビートチェイサーと合体する。クウガが憎しみの力で凄まじき戦士となった際には広範囲移動を制限するため砂となって消滅する仕掛けだったが、五代雄介がやさしさを忘れずに赤い目のアルティメットフォームに変身して伝説を塗り替えた為、ゴウラムが消滅する事は無かった。 トライゴウラム/ビートゴウラム/ライジングビートゴウラムゴウラムと、トライチェイサー・ビートチェイサーが合体した形態。必殺技は、敵に体当たりする「トライゴウラムアタック」「ビートゴウラムアタック」と、ライジングフォームの力を加えた「ライジングビートゴウラムアタック」。なお五代雄介の考案した「ライジングビートゴウラムアタック」の名前は「金のゴウラム合体ビートチェイサーボディアタック」だった。 |
九郎ヶ岳の遺跡に封印されていた古代の戦闘民族。 作中では「未確認生命体」と呼ばれている。 数字のカウントには9進法を使用し、独自の言語「グロンギ語」を使用する。 人間体の基本構造は近代人類とほぼ同じで、クウガのベルトの霊石アマダムと同じ性質のオーパーツを腹部に埋め込んでおり、それを使って怪人に変身する。 独自のルールに従って「ゲゲル」と呼ばれる殺人ゲームを行う。 基本的に誰かのゲゲルの最中は他のグロンギはゲゲルを行うことを禁じられており、それを違えたズ・ザイン・ダがゲゲルから外された事もあった。
名前の最初の1文字が集団の階級(ン>ゴ>メ>ズ)を現しており、ゲーム進行管理役は「ラ」、武器等の製造担当は「ヌ」である。名前の真ん中は個人名を現し、名前の最後の文字は変身するモチーフになっている動植物の分類を表している(バ→昆虫、ダ→哺乳類、グ→飛行生物、レ→爬虫類、ギ→海洋生物、デ→植物)。
なお、彼らが行うゲゲル中の殺人表現については、TV朝日側からの
絶対人間には出来ない殺人方法にしてください。 そうしないとただの殺人番組と受け取られてしまう。
と言う提案をうけて、超人的な能力をもっていないと不可能な様に表現するか、モニタに映るテロップやアナウンス、新聞などでその様子を伝える形となっている。 ゲゲルの意図については、中南米の文明が行っていた「神のいけにえになる為に体を鍛えて闘いを勝ち抜く戦士」的な意味合いなどが提唱されているが真実は不明である。
※グロンギ怪人には、警察によって番号が割り振られている。 また作中の時間経過の表現の都合で、設定のみで本編に登場していない怪人や、ダグバにより処分された大量のグロンギ族が存在する。 また、ゲゲルの権利すら持たない最下級の集団として、「ズ」の下に「ベ」のランクが存在する。
→(※)付の怪人は作中に登場しない。
キャスト | スーツアクター | |
〔クウガ〕 〔グロンギ〕 |
原作 | 石ノ森章太郎 |
スーパーバイザー | 小野寺 章(石森プロ) |
プロデュース | 清水祐美(テレビ朝日)鈴木武幸(東映)高寺成紀(東映) |
脚本・シリーズ構成: | 荒川稔久(井上敏樹、きだつよし、村山桂、竹中清) |
文芸 | 大石真司、村山桂 |
監督 | 石田秀範、渡辺勝也、長石多可男、金田治、鈴村展弘 |
アクション監督 | 金田治、山田一善(ジャパンアクションクラブ) |
音楽 | 佐橋俊彦 |
撮影 | いのくままさお、尾方賢一 |
トライアルアクション | 成田匠、成田亮 |
カースタント | 高橋輝男(タケシレーシング) |
キャラクターデザイン | 飯田浩司、阿部卓也、青木哲也、鈴木和也、竹内一恵 |
造型 | レインボー造型企画、前澤範、蟻川昌宏、山本誠一、浅野桂 |
OP | 歌 | 田中昌之 | ED | 歌 | 橋本仁 |
作詞 | 藤林聖子 |
『青空になる』 |
作詞 | 藤林聖子 | |
作曲 | 佐橋俊彦 | 作曲 | 佐橋俊彦 | ||
編曲 | 佐橋俊彦 | 編曲 | 佐橋俊彦 |
平成ライダー2作目である「仮面ライダーアギト」以降の作品は毎年夏頃に映画作品が公開されているが、一方で1作目である本作の映画は今日に至るまで制作されておらず、平成仮面ライダーシリーズで唯一単独主演の劇場版が存在しない作品となっている。
映画化の企画自体は存在しており、主演のオダギリやチーフプロデューサーの高寺は、番組終了後から映画化に関して前向きな姿勢を見せていた。
また、本編中にも劇場版に向けた伏線がわずかながら用意されており、終盤に一条がラ・バルバ・デのアジトで発見した皮紙には、本編未登場のオオカミ種怪人を示す赤い紋章が描かれていた。
高寺によると、当初はこのオオカミ種怪人率いるグロンギが北米大陸で目覚めて日本に上陸するというストーリーを構想していたとのこと。
しかし、番組終了から時間が経った後に新作映画を制作することは困難を極め、予算集めやスケジュールの確保に苦戦。次第に高寺も映画化に対し否定的なコメントを繰り返すようになった。
そして2006年6月、映画化が実現しなかったことに関する高寺の謝罪メッセージが東映のクウガ公式サイトに掲載され、「劇場版 仮面ライダークウガ」は正式にお蔵入りとなった。
2009年放映の平成仮面ライダーシリーズ「仮面ライダーディケイド」にて仮面ライダークウガが登場する。
なお外見は(マジョーラカラーになっている以外は)同じだが以下の世界観的な違いがある。
クウガ | ディケイド・クウガ | |
変身する人物 | 五代雄介(演:オダギリジョー) | 小野寺ユウスケ(演:村井良大) |
作中の年代 | 2000年 | 2009年 |
戦う目的 | みんなの笑顔のため | 誰かのためじゃなく自分のため(2話) みんなの笑顔のため(3話) |
ペガサスフォーム | 基本的に動かず、肉弾戦は行わない。 | アクションしまくり。肉弾戦しまくり。 |
協力者 | 一条薫(演:葛山信吾) | 八代藍(演:佐藤寛子) |
協力者の携帯電話 | マナーモードにしない | マナーモードにする(iphone) |
クウガの住処 | カレーハウス「ポレポレ」 | 不明。クウガの「ポレポレ」の場所は、 光写真館になっている。 |
グロンギ人間体 | 人間体がある | 人間体が無い(明示されない) ※作中現代人から変化する描写はある |
ゲゲルのルール | 基本的に個人戦 | タッグ有り |
武器使用 | 制限有り | 制限無し |
ゲゲルの管理人 | ゲゲルに参加しない「ラ」族が担当 | 「ラ」族もゲゲルに参加するのでいない模様 |
グロンギのリーダー | ン・ダグバ・ゼバ | ン・ガミオ・ゼダ |
BGM | コロムビア提供 | エイベックス提供 |
変身する人物や運用、周囲の違い等により、いろいろな意味で第一話から人間として完成していた五代雄介に対して、未完成な部分が多い小野寺ユウスケは、伝説通りの究極の破壊者になるかもしれない(ディケイドの1~3話段階にてイメージ映像として「黒い目」のアルティメットフォームが登場している)パラレルワールドのクウガとして描かれているものと考えられる。なので、オリジナルとの細かい設定の差異やメッセージ性、コンセプトなどを気にしても意味が無い。十周年のお祭り企画の側面もあるので、あくまでディケイドの世界の中のクウガとして楽しむのをお薦めする。
ちなみに、「クウガの世界」のボスキャラとして登場するン・ガミオ・ゼダは、前述の劇場版クウガに登場予定だった赤いオオカミ種怪人が元ネタと思われる。何でもデザイナーに「幻のグロンギを」と発注した時点で即座に「幻なら赤いオオカミだろう」というのが決まり、そこからガミオという名前やデザインが決まっていったとのこと。目覚めた際の「俺は二度と目覚めぬはずだった…。」というセリフは、前述の理由により劇場版が作られなかったことへの皮肉であろうか…。また、ガミオの声は原典にて予告ナレーションを担当していた立木文彦が演じている。
もう一つ特徴的なのがライジングアルティメットフォームの存在。アギト以降の平成ライダーではメインとなるライダーに最強形態が確立されていたが、ディケイドでは新たに”アルティメットフォームのライジング版”という、クウガ本編には無い新たなフォームが製作、明確な最強形態として位置づけられる事になった。
クウガ放送終了から13年後の2014年、月刊HEROSにて原作を再構築したマンガ版の連載が開始された。
白倉伸一郎が企画、井上敏樹の脚本により製作、作画は横島一が担当する。
"新生"を謳っているだけあり、TV版から時代背景が変更。スマートフォンやGPSなど、最新の情報技術が登場する世界観へ変更されている。五代の外見もどこかのグリードに似てるような現代風のスタイルへ変貌を遂げており、一条にはクレープ、紅茶好きという設定が付け加えられたりしている。
単行本の発売に伴い、一条薫役の葛山信吾を起用した宣伝動画が作成されている。
公式配信を除き、本編映像を使用した動画は全てゲゲルの対象として殺される(削除される)ため、音楽や玩具関連が基本。
掲示板
3218 ななしのよっしん
2025/01/30(木) 23:48:09 ID: QIJYotEiHf
正直東映が周年で出すスピンオフって当たり外れがあるから25周年おめでとうパチパチ~で終わってほしいって思うところもある。キレイな思い出にケチがつくのは好かない
3219 ななしのよっしん
2025/01/30(木) 23:56:55 ID: paFzdy+idP
20周年でなくこのタイミングなのひょっとして髙寺Pがフリーになったから色々融通が効くようになって企画が通ったのかな
3220 ななしのよっしん
2025/01/31(金) 09:58:34 ID: l9kZReg58D
>>3218
わかる…
オーズとかはケチがついてファンが可哀想だった
そういう意味でクウガ展はスピンオフのクオリティの心配をする必要がないから気楽
東映的にも俳優のスケジュールを考えなくてもいいから楽だろうしな
急上昇ワード改
最終更新:2025/02/01(土) 18:00
最終更新:2025/02/01(土) 18:00
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