『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』とは、は三嶋与夢(通称わい先生)による小説。公式の通称は「モブせか」。他にも「モブに厳しい」「モブ」など。出版は「転生したらスライムだった件」「転生したら剣でした」等を出版しているGCノベルズ。イラストは孟達(もんだ)が担当。
コミカライズ(漫画)版も潮里潤作画で「コミックウォーカー」「ニコニコ静画」にて月1連載中
書籍版を購入しGCノベルズWEBアンケートを答えると特典として読むことが出来る本編IFルート「マリエルート」についても解説する
また、2022年4月にはTVアニメとして放送されることが決まった。
わい先生初のアニメ化に加えて、ナイツ&マジック以来の小説家になろう出身作品ロボットアニメ2作目となる。
「イケメン死すべし!」
剣と魔法の“乙女ゲー”の世界に転生した元日本の社会人だったリオンは、その女尊男卑な世界に絶望する。この世界では、男なぞは女性を養うだけの家畜のようなものであった。
例外なのは、ゲームの攻略対象であった王太子率いるイケメン軍団ぐらいである。
そんな理不尽な境遇において、リオンはある一つの武器を持っていた。そう前世で生意気な妹に無理矢理攻略させられていたこのゲームの知識である。
リオンはその知識を使い、やりたい放題の女どもとイケメンに、図らずも反旗を翻すのだった。
世の中というのはゲームのようにはいかない。
やり直しが機会ないのが人生だ。
だが、もし――やり直せるとしたら?
重要な選択肢を選び直せるとしたら、いったいどんな人生が待っていたのだろうか?
もしも、学園入学前のセーブデータがあるとして、リオンが違う道を選んでいたら物語はどう進んだのだろうか?
これはそんな物語である。
三嶋与夢(以降わい先生)が、小説投稿ウェブサイト「小説家になろう」に投稿連載していたWEB連載でありコミカライズ版も含め作者の知名度を大きく上げた作品、今作は長編「セブンス」等を含め書籍4作目である。
主人公であるリオン・フォウ・バルトファルトが生前の妹に無理やりやらされていた乙女ゲームの異世界に転生し、相棒でありヒロインであるルクシオンの力を借りて世界破滅の危機(一応自身の将来のため)を乗り越えていく作品となっており、「異世界転生」「乙女ゲームの世界」「悪役令嬢」「ロボット&SF戦記」などこれでもかと欲張りセット盛り沢山の内容となっている
リオンとは別に主要キャラクターの1人であるマリエ・フォウ・ラーファンは作品内では女性主人公的な役割となっており、マリエ視点の内容も多くなっている、本編の流れもあるが基本的にリオンとマリエは一緒に扱われることも多く、外部出演でも競演することが多い
乙女ゲーという世界とタイトルのため勘違いされがちだがどちらかと言えば男向け作品であり、わい先生の作品の中では比較的オーソドックスで王道展開?でところどころギャグも散りばめられている作風のため初見でも優しめの内容となっている、所謂「ヒドイン」もそこまでいない・・・そこまでは
また所謂「ざまぁ系」ではあるのだがどっちかというと主人公であるリオンが色々な意味で「ざまぁされる」内容である
ちなみに今作のテーマは「因果応報」であり、これは作中でリオンが説明している場面もあるがそれを照らし合わせても非常に皮肉が入ったテーマになっている。WEB版読了すれば尚更。
詳しくは下記で記載しているが、本作は乙女ゲーのルート選択のようにWEB版・書籍版(漫画版含む)・マリエルートと現在3つの別展開が存在する為、内容的には3つのルートが楽しめる仕組みとなっている。
そしてついに豪華声優陣が担当するドラマCDが発売されることとなり、7月30日発売の書籍版6巻の特装版にて同時発売される。
2022年4月にはわい先生初のアニメ化としてTVアニメが放送開始予定となった。
2017/10/01から連載され、2019/10/15にてweb版本編は終了した。
今作の無印とも言える内容であり全7章の176話、1~3章が「王国編」、4~5章が「共和国編」、6~7(最終章)が「帝国編」、基本的には書籍版もWEB版に沿った内容となっている。
WEB版では物語全ての謎は明かされず(リオンとルクシオンの物語としては綺麗に終わる)、書籍版+マリエルートの伏線になっている設定も多い為、WEB版を気に入ったのなら是非書籍版とマリエルートを一読することをおすすめする。
また、作者の各作品の外伝や短編置き場である「三嶋与夢のメモ帳」にてWEB版の短編が度々公開されている。
連載時は各話あとがきに小コントや小ネタが掲載されており(完結した為現在は消滅、このあとがきによるコントはわい先生連載作品の定番だったりする)、( ●)ルクシオンや( ○)クレアーレの他、共和国編以降はブロッコリーの化け物(゚∀゚)苗木ちゃん(後に若木に進化)が主に宣伝として活躍していた(まともに宣伝もしないクセして自分語りばかりする除草剤かけたくなる雑樹だが)
WEB版完結時、コミカライズ版絵師である潮里潤氏による完結お祝いイラストが公開された、WEB版を読了すると非常に感慨深いイラストであると言える
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GCノベルズより発行されている書籍版でありWEB版に比べてあらゆる所に修正や追加が施され、WEB版を読んだ読者にも楽しめる内容となっており、7章制限がない為WEB連載時は尺が少なかった共和国編以降は大幅にボリュームアップしている。
書籍版は「設定の変更や追加」「アンジェとリビアの出番大幅増加」「ディアドリー先輩やルイーゼなどの新キャラの追加」「共和国編以降WEB版とは異なるシナリオに移行」など、WEB版とは大幅に構成が変更されている。
特に書籍4巻以降の共和国編からはそもそもシナリオやキャラ設定までWEBと全く違う内容になっているのでWEB版を読了した人も先が読めない展開となった。
書籍6巻と8巻はWEBにはない完全なオリジナル内容となっており、前記の通りWEBと大幅に展開が異なっている共和国編ラストの7巻もWEB版の内容と比べほぼ別物の内容と結末になっている。
コミカライズ版、アニメ版はこの書籍版を主軸にした内容となっている、基本的にこの項目では書籍版を基準に解説する。
小ネタとして書籍版裏表紙は乙女ゲーのタイトル画面をモチーフにしたようなマリエと5馬鹿のシルエットイラストで全巻統一されており、カバー裏はシルエットになっているリオンとマリエで全巻共通している
そしてこの書籍版を購入すると封入されているWEBアンケートが記載されている帯(電子書籍版だとページの最後の奥付にリンク先があり)のリンク先に飛び、本作3巻以降の各巻のアンケートを答えるとIFルートである「マリエルート」を特典として読むことが出来る。詳しくは下記にて。
書籍10巻で8話が掲載
書籍3巻以降、書籍帯のアドレスから飛べるGCノベルズアンケートページ(電子書籍版ではページのラストの奥付にリンク先が記載)にてアンケートに答えると特典として観覧することが出来る本編のIFルートで、現在も書籍版が発売される度に1話ずつ連載している
ちなみに1話は3万字・2話は4万字・3話は4万オーバーとボリューム的には一般ラノベの半巻分もあるボリュームで特典の域を完全に超えている、というか書籍版を購入すると新作が2本読めるようなものである
ちなみに最新刊が発売されていてもアンケートページ上部の作品選択メニューからモブせかを選択すれば書籍1巻からそれぞれアンケート画面に行くことが出来るので観覧出来なくなる心配はない、特典をもらったらブクマしておくと良いだろう。
本編でマリエが5馬鹿たちと交流するのをリオンが未然に防いでしまったらどうなるのか?という、本編の序盤で分岐した内容で進むIFルート(その為、各キャラの人間関係は本編よりも本来のゲームの形に近くなってはいるが、あくまで本編とは異なる形で秘密裏に物語に介入するリオン達が描かれており、結局はこのルートもゲーム通りには進んでいない)であり、メインヒロインはマリエとなる。
設定は本編と同じだが、本編では明かされなかった聖女の謎や初代バルドファルトについてなどが明かされる展開となっておりマリエルートと言うよりも聖女ルートと言うべき内容で、リオンと交流を深めなかったリビアやアンジェの扱いや本編では出番の少なかったとあるキャラにもスポットが当たったり、展開も本編とは違い「リオンが知らないところで雲行きがどんどん怪しくなっていく」という緊張感がある。
このマリエルートは本編で「最初に~すれば解決してたんじゃね?」ということを実際にやったらどうなっていたのか?「リオンが物語に深く関わろうとしなければ本当に正しい展開になっていたのか?」という一種のメタ要素も含んでおり、WEB版を最終話まで読了した読者にとってはかなり衝撃的な展開で進んでいるため、書籍版を購入するのであれば是非セットで読んでおきたい内容である。
ちなみにマリエルートのみならず、マイクロマガジン(GCノベルズ等)出版の作品はこのウェブアンケートを回答すれば特典SSが読める仕様があるため、モブせかに限らずGCノベルズ作品を購入していた場合、ウェブアンケートページをチェックしてみよう
そんな中、マリエルートの好評を受けて『あの乙女ゲーは俺たちに厳しい世界です』として正式にスピンオフ作品として書籍化。
第1巻は、2022年12月28日より本編書籍(11巻)と同時発売。
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そして、2022年6月よりコミカライズ版がコミックウォーカーとニコニコ静画にて連載開始。
潮里潤氏によるコミカライズ版であり書籍小説版を基本としているが一部設定が簡略化されている、コミックウォーカーとニコニコ静画にて月間連載中。単行本は2024年9月現在、既刊13巻。
書籍版で挿絵がないキャラもイラストが付き、潮里氏がわい先生作品好きである為かところどころWEB版のネタを使っていたりとファンサービス溢れる内容となっている。
単行本にはわい先生書き下ろしのSSが記載されている他、カバーを外すとネタイラストが毎回載っている。 また作者のツイッターアカウントにて書き下ろしイラストなどが掲載されているので、フォローしておくと良い。
キャラが可愛い・リオンの表現・挿絵を再現していたりなど原作読者からも評価は高く度々重版されている為か、コミカライズ版の影響で本作は大幅に知名度が上昇したといえる。
しかしあまりにも画力の高さが心身共多大な影響を及ぼすレベルであったが為に7年間続いた
「王国編」完結をもって作画担当を「勇退」。
続編「共和国篇」からは新たな作画担当に引き継がれる。
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今作モブせかの舞台はリオンやマリエが生前に暮らしていた「現代日本である地球」と、転生した後に「地球に似た乙女ゲー舞台の惑星」となっている。
わい先生の他作品を読んでいる読者なら察しがつくが、他作品とは実は同一世界なのではないか?といった考察がよく行われており、コラボSSを配布した別作品「俺は星間国家の悪徳領主!」とは明確に同世界であると明言されている。
どういうことかと言うと、星間国家側のリアムからすると今作モブせかの舞台である惑星は「宇宙進出を果たしていない未開惑星扱いであり、侵略や接触するのはタブーとされている」ということらしい。
実際にリオンとリアムは邂逅しており、「あくまで舞台となる惑星&銀河帯が違うだけの同一世界」ということである。
またモブせかの最終章の内容や他作品との「神側」の描写をみても「転生させる神々側は全作品共通であり作品ごとに登場&担当している神が違う」「ゲームという媒介を使って下界で実験をしている」という側面も見て取れるようになっている。
神々の描写に関しては「現代ファンタジー世界で最弱戦士は最強を目指すのである」、「幻想と現実のパンドラ」、「俺は星間国家の悪徳領主!」(書籍版1巻は挿絵含めた新規描写も追加されている)などを見てみると興味深いかもしれない。
このように他作品も読んでいるとより一層楽しめる内容であるので興味があれば他わい先生の作品も一読してみよう。
声の出演はテレビアニメ版/ドラマCD版のキャストとなっている。
2022年4月よりdアニメ、ニコニコ、東京MX等にて放送&配信。長らくロボットモノだという内容をアニメ公式側が伏せていたが、3/15日に公開されたPV2弾でルクシオンの紹介と共に公開された。
範囲的には原作書籍二巻までの内容となっている
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アニメ放送終了後の12月26日より二期製作決定が発表された。
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放送局 | 放送開始日 | 曜日 | 時間 | 備考 |
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AT-X | 2022年4月3日 | 日曜 | 22時00分~ | リピート放送あり |
TOKYO MX | 24時30分~ | |||
BS日テレ | 2022年4月4日 | 月曜 | 24時00分~ | |
読売テレビ | 26時59分~ |
配信サイト | 配信開始日 | 曜日 | 時間 | 備考 |
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dアニメストア (ニコニコ支店) |
2022年4月3日 | 日曜 | 23時00分~ | 地上波先行・単独最速配信 |
ニコニコチャンネル | 2022年4月10日 | 第1話常設無料 最新話1週間無料配信 |
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ニコニコ生放送 | 23時30分~ | タイムシフトあり | ||
その他配信サイト | - | 以降順次配信 |
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 動画 | dアニメ |
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01 | 俺はこの世界が嫌いだ | 猪原健太 | 増田敏彦 | 福元しんいち | 宇井川真明/和田祐二 栗原学/柳昇希 |
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02 | そこの彼女 お茶してかない? | 釘宮洋 | 粟井重紀 | 首藤武夫/櫻井拓郎 王敏/周健/姜智慧 劉冬冬/李偉峰 |
|||
03 | 決闘しようぜ、王子様 | 熊野千尋 | 柳昇希/朴明煥 李官雨/金慶鎬 |
||||
04 | 手加減してやってもいいかな? | 山崎茂 | 佐々木純人 | 和田祐二 Min HyunSook Hwang InCheol Choi KyungSeok Moon BongJun Kim JongHeon Shin SangTae Kim JungWoo |
|||
05 | 最高だね | 釘宮洋 | 金澤由季 | Lee Seongjin Lee Eunyoung Kang Hyeonguk Hwang Seongwon |
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06 | 学園祭って初めてなの | 熊野千尋 | Kim Jongbeom Song Jinyeong 王俊/唐軍躍/鄭鋒 |
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07 | 同じイケメン嫌い | 山崎茂 | 山本辰 | 宇井川真明/SAKURA | |||
08 | こっちも遊びじゃねえんだよ | 釘宮洋 | 月野正志 | 羽野広範/臼田美夫 和田祐二/王敏 周曉華/徐超 姜智慧/劉冬冬/李偉峰 |
|||
09 | 都合のいい女子ですから | 増田敏彦 | にわ素彦 | 柳昇希/朴明煥/李官雨 金慶鎬/李英美 |
|||
10 | エセ貴族とは違って | 熊野千尋 | 王敏/趙小川/陳玲玲 姜海華/李偉峰/劉冬冬 姜智慧/周健 |
||||
11 | 今、私にできることを | 釘宮洋 | 内堀雅人 | ||||
12 | たとえどれだけ、 この乙女ゲー世界が厳しくても |
山崎茂 | 福元しんいち | 王敏/周健/姜智慧 劉冬冬/李偉峰/趙小川 王敏/陳玲玲/姜海華 |
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掲示板
469 ななしのよっしん
2024/11/21(木) 11:25:26 ID: JCfjfy+8fj
そりゃ転移する元になったゲームはクソゲーって言ってるからなぁ
470 ななしのよっしん
2024/11/24(日) 13:00:00 ID: jHEB8NZ4+2
>>467
あの作者は煽るイキリ癖=カッコイイと思ってるからそれは多分直す気が無かったと思うぞ。
他でも最後までイキり倒す主人公書いてるし。
あと中身おっさんというかweb版ではその『自分は人生を二回経験してるからおっさんで~』というのが
かなり引っかかったな。
真面目な話そもリオンの前世はどれだけ歳言ってても20代半ばが良い所で
社会の一員として過ごした年数よりも圧倒的に庇護下で子供として過ごした年数が多い。
子供と言う庇護下の期間がどれだけ長くても老成など出来る筈ないのに自分は大人だと言ってるのが鼻についた。
実際問題ここら辺の『自分は前世含めればオッサン発言』は書籍化に当たって削除されてたから
編集にそこら辺を指摘されたんだと思う。
それくらい自分で気が付けよと思うけど。
471 ななしのよっしん
2024/11/25(月) 20:34:08 ID: wnSaHNFR0F
2期は戦争終わってからスタートなんだろうな カップルの点数付けるお笑いイベントとか ゾラや戦争ボイコットする長男が落ちぶれたり、姉の奴隷の首跳ねて死体捨てる爽快シーンとか 友人達に戦力を斡旋して手柄を上げて結婚出来るようになったとか 全部省略か
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/23(月) 05:00
最終更新:2024/12/23(月) 05:00
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