パンサラッサの母とは
超ハイペースの大逃げで数々の名レースを生み、令和の逃げ馬ファンの脳を真っ黒に焼き焦がした稀代の個性派名馬パンサラッサは、2023年11月26日のジャパンカップをラストランとして現役を引退した。多くの競馬ファンが、最後まで自分の走りを貫いた彼を讃え、その現役生活の終わりを惜しみつつ見送った。
事が起きたのはそれから2週間後の12月9日。夕刊フジの公式サイトZAKZAKに、一本の記事が掲載された。『ウマ娘 プリティーダービー』でグラスワンダーを演じている競馬好き声優・前田玲奈による、13日の地方JpnⅠ競走・全日本2歳優駿の予想記事である。
その枕としてエッセイ的に記されていたのが、以下の文章である。
2023年の私的競馬ニュースは「うっかり2帯馬券獲得!」がトップに君臨しておりましたが、ここにきて一気に上位に躍り出てきたのは「ジャパンカップを現地に観に行けたこと」です。
私はパンサラッサが大好きなのです。彼の走りは今まで中継でしか観れておらずでしたが、彼のキャラクターの濃さは十分に私を魅了してくれました。好きなところはいろいろあれど、聞かれてもあまり上手に魅力を説明できなかったのが悩みでした。しかし、今回レースを観に行ってはっきりしました。
おそらくなんですが…私はパンサラッサの母です。記憶はないですが、いつの間にか産んだみたいです。そうでないと説明がつかないくらい、姿をみた瞬間から止まらない涙。彼の逃げる勇姿でさらに大号泣…。これはもう私がパンサラッサを産んでないと説明がつかない。
うちの母も私のライブに来て言っていました。「玲奈がステージに出てきただけで、涙が勝手にどわーっと出て止まらない」と。まさにこれだ。同じですよね?私はパンサラッサの母で、つまり私は…ミスペンバリー…??ん?
私もしかして年末でおかしくなってますか?残念ながらパンサラッサは今回で引退となってしまってまだ心の整理がつききっていないのですが、元気なまま種牡馬入りできて本当によかったと今は思えています。次はご兄弟やお子様たちを応援して行くのが来年以降の楽しみです!
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https://twitter.com/renamaeda07/status/1734202810185687104
もちろん上述の通り、実馬パンサラッサの母はミスペンバリーであるし、パンサラッサもミスペンバリーも2024年現在『ウマ娘』には登場しておらず、前田が『ウマ娘』で演じているグラスワンダーの実馬の方もパンサラッサと血縁関係はない。
ただし前田は2016年の『ウマ娘』企画発表時にはグラスワンダーではなく、馬名未発表のままフェードアウトしたいわゆる没ウマ娘のうちのひとり、キングカメハメハと推定されたウマ娘にキャスティングされていた。キングカメハメハであればパンサラッサの父ロードカナロアがキンカメ産駒なので、もしフェードアウト・キャスト変更がなく推定通りだった場合にはパンサラッサの祖父を名乗れていたことになる。
また、もし今後パンサラッサがウマ娘化された場合、ストーリー内でパンサラッサ(ウマ娘)の母親が登場し、それを前田が兼役で演じる可能性自体はゼロではない。というか普通にありそう。
なお、その後にも歌手・声優の亜咲花が「イグナイターの父」を自称しているが、こちらは『ウマ娘』で実馬イグナイターの父であるエスポワールシチーを演じていることにちゃんと由来しており、イグナイターの馬主公認となっている。
また前田玲奈は2024年3月27日に競走馬の(名付け)親になった。但しこちらは川崎競馬場の配信で同席する稲富菜穂と百瀬和己(耳目社)を交えた3人で決定している。
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最終更新:2025/02/03(月) 05:00
最終更新:2025/02/03(月) 05:00
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