本項目ではTwitterの代わりとなるサイトの歴史や課題についても述べていく。
概要
2024年3月現在、Twitterとほぼ同じ感覚で使えるサイトは以下の通りである。
名称 | サービス開始日 | 備考 |
---|---|---|
Misskey | 2014年 | 2023年現在は分散型SNSとして開発されており、最大のサーバーはMisskey.ioである。 |
Mastodon | 2016年 | |
Bluesky | 2019年 | 開発当初は招待制だったが、2024年2月7日から誰でも登録が可能になった。 |
Threads | 2023年 | 登録するにはInstagramのアカウントが必須である。 |
タイッツー | 2023年 |
その他、使い方次第でTwitterの代替となりえるサイトは以下の通り。
名称 | 備考 |
---|---|
Discord | 本来は登録式の掲示板であり、Twitterとは大幅に使い方が異なる。 |
note(作品配信サイト) | つぶやきを投稿できる。 |
実名制 |
各サイトの歴史
2010年代
時期 | 出来事 |
---|---|
2006年 | Twitterが誕生する。徐々に世界最大のSNSとしてFacebookと共に登り詰めていくが、当時にユーザーの不満も高まっていった。 |
2014年 | Misskeyの開発と運営が始まる。 |
2016年 | Mastodonの開発と運営が始まる。この時、主な開発者の一人であるオイゲン・ロッコ氏は「オンラインのコミュニケーションは、商業的利益や社長の気まぐれで左右されてはいけないものであり、脱中央集権型のSNSを製作すべき」という理念の元、開発していた。 |
2017年 | 株式会社ドワンゴなどを始めに多くの会社が次のTwitterになりえるサービスとしてMastodonに注目し、Mastodonのサーバー(インスタンス)を建てる。 |
2019年 | Twitterの創業者の一人であるジャック・ドーシー氏を始めとするチームが新しいSNSとしてBlueskyを発表する。 株式会社ドワンゴが自社のMastodonのサーバー(インスタンス)を閉鎖する。その後もMastodonのサーバーの閉鎖が相次ぐ。 |
2020年代
時期 | 出来事 |
---|---|
2022年10月 | 前々からTwitterの買収の意思を表明していたイーロン・マスク氏がTwitterの買収を完了させる。この事がTwitterの代わりとなるサイトの契機となる。 |
2023年3月 | TwitterのAPIが有料化し、TweetDeckなどを始めとする多くのTwitter外部のサービスが使用不可になる状況となる。 |
2023年4月 | マイクロソフトがXboxのTwitter対応サービスを廃止する。 Pixivが作品投稿時にTwitterへ同時投稿できる機能を廃止する。 |
2023年6月 | 突如TwitterのAPIの使用が制限され、多くの人がTwitterを利用できなくなる。この事により、Twitterの代わりになるサイトへの流入が大量に発生する。 これにより、Misskey.ioへの大規模流入が発生。あまりの流入により、月200万円以上のサーバー代が必要となるという事態に陥った。 これに対し、「一時処置としてPixivFanboxで支援してくれた人のみを新規ユーザーにする」と管理人である村上さんが表明、これでも万単位の流入者が現れたが何とかサーバーを持ちこたえさせることに成功した。 |
2023年7月 | タイッツーの開発と運営が始まる。このタイッツーは「有料APIの機能削減を事前告知無く行わない」というコンセプトの元にわずか1日で開発された。 2023年7月16日にFacebookを運営しているMeta社がThreadsの開発と運用を開始する。 Twitterに多くのサービスを依存しているコミッションサービスであるSkebがMisskeyのスポンサーになる。 2023年7月24日にTwitterがXに名称変更する。 |
2023年8月 | Misskey.ioが株式会社MisskeyHQとして法人化する。 2023年8月からTwitterにて有料プラン加入者に登録の閲覧数(インプレッション数)に応じて収益を得ることができるようになる。これによりインプレッションを稼ぐための迷惑投稿が急増する。詳細は「インプレゾンビ」の項目を参照。 |
2023年11月 | PlayStation 4、PlayStation 5からTwitterへのスクリーンショット及び動画の直接投稿が11月13日より不可能になる(PlayStation Appからの投稿は可能) |
2024年2月 | 2024年2月7日にBlueskyが一般公開され、招待がなくても誰でも登録が可能になった。これを受けてスマホアプリBluesky Socialのシェアダウンロード数が急激に増加し、特に日本によるダウンロード数が急増しアメリカを抜いて世界トップシェアになった。[1] |
2024年4月 | Misskey.ioのユーザー登録数が50万人を突破する。 |
2024年6月 | Nintendo SwitchからTwitterへのスクリーンショット及び動画の直接投稿が6月11日より不可能になる。 6月13日にTwitterのいいねの仕様が変更される(他ユーザーのいいねの非公開化) |
2024年9月 | 政治関連のフェイクニュースの規制にTwitterが応じなかった事が問題となり、8月30日にブラジル最高裁判所がブラジルでのTwitterの利用を禁止した。これにより行き場を失ったブラジルのユーザーがBlueskyに流れ込み、Blueskyのユーザー登録数が1000万人を突破する。 |
今後の課題
上記のようにTwitterの代わりとなるサイトは徐々に増えているが、同時に各サイトも課題とも言える問題を抱えている。
一番の課題になっているのはサーバーの負担と費用の支払いである。
Twitterの代わりとなるサイトの多くは、主に運営費をPixivFANBOXなどによる寄付で募っていたり、新興企業で資金の不安があったりするなど、各サイトの運営費が不安な状態が続いている。さらにクリエイターへの送金サービスとして有名なPatreonが、一切の説明もなしにMisskeyのアカウントを一方的に停止するなど、送金方法も不安定化しつつあるのが現状である。
そもそもTwitterですら赤字続きであり、ニコニコ動画の代表であるくりたしげたか氏も「SNSのマネタイズは非常に難しい」と述べている。
また、Twitterと比べて他のサービスとの連携が進んでいないのも課題である。
例えばMisskeyやタイッツーの投稿はニコニコ大百科に埋め込むことができないし、ニコニコ動画へのシェアボタンもまだ実装されていない。
Twitter漫画の閲覧方法
ちいかわ
ちいかわを閲覧するためにTwitterを使用している方は多いと思われるが、ちいかわはInstagramでも連載されている。しかし、Twitterと比べて更新が遅いなど、様々な欠点がある。
ニンジャスレイヤー
ニンジャスレイヤーはTwitterから始まったウェブ小説だが、2023年現在はNoteに活動の中心をおいている。このため、Twitterを使用しなくても作品の閲覧はほぼ困ることはない。また、ニンジャスレイヤーのほんやくチームはDiscordで連載するという実験も行っている。
関連項目
- SNS
- Twitter / X(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)
- Mastodon
- Misskey / Misskey.io
- Threads
- タイッツー
- Bluesky(SNS)
脚注
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- お客様!!困ります!!あーっ!!
- キンタマキラキラ金曜日
- 慶應義塾大学法学部法律学科(Twitter)
- ○○すぎて××になった
- 生年月日設定が原因でロックされたことがあるtwitterアカウント一覧
- そんなこと皆解って楽しんでんだよ BAKAJYANEENO 第一話「お前は寝てろ」
- X(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)
- ツイ廃
- ツイート
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- #暑いので涼しげな画像を貼る
- パクツイ
- 見て!○○が踊っているよ
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