ああ、生きてゐる。
何だか酷く男が羨ましくなつてしまつた。
概要
魍魎の匣とは京極夏彦の小説である。百鬼夜行シリーズの二作目であり、シリーズ最高傑作に推す声も強い。
日本推理作家協会賞を受賞している。
2007年11月にシリーズ1作目の「姑獲鳥の夏」に続いて映画化されたが、制作配給も代わり、
スタッフ等大幅な変更がなされた。[1]
2008年10月 マッドハウス制作でTVアニメ化、日本テレビ系で放映された。[2]
キャラクター原案にCLAMPが起用されている。
また志水アキにより漫画化もされている。季刊コミック怪連載、コミックス5巻にて完結。
あらすじ
クラス一の美少女である柚木加菜子は、友人の楠本頼子と共に深夜に最終電車を待つ中でホームから突き落とされ重傷を負う。搬送先として指定されたのは一般的な病院ではなく、四角い匣のような研究所だった。
加菜子の母親は大女優で曽祖父が財閥の人間であり、彼女には莫大な遺産が関わっていた。そして電車に居合わせていた刑事、木場修太郎を含む何人もの警官が病室を見守る中で、加菜子は不可思議な蒸発を遂げる。それを見て何故か恍惚とした表情になる頼子。
一方で巷では、関口巽が匣に手足が詰められた連続バラバラ殺人事件、匣に災難を集め厄を払う霊脳者に関わっていった。やがてこの三つの事件は奇妙なリンクを始める。
なし崩し的に一連の事件に関わることになってしまう中禅寺秋彦は、関口や榎木津礼二郎らが集める情報から真実を導き出す。しかしそれは自らの暗い過去をも含む、奇妙な一致と齟齬で構成されたものだった。まるで、魍魎のような―――
主題歌
映画
アニメ
オープニング
エンディング
関連項目
脚注
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