名神高速道路(めいしんこうそくどうろ)とは、愛知県小牧市の小牧ICと兵庫県西宮市の西宮ICを結ぶ、高速道路(高速自動車国道)である。略称は名神高速(めいしんこうそく)、名神(めいしん)。路線番号は E1 。また小牧JCT〜吹田JCT間は AH1 アジアハイウェイ1号線に指定されている。
概要
日本初の都市間高速道路として建設された道路であり、東名高速道路と合わせる形で東京・名古屋・大阪の三大都市圏を結ぶ日本の道路交通の大動脈である。IC番号・キロポストも東名高速道路の東京ICからの通しとなっている(ただし、開通当初は西宮ICからIC番号・キロポストが振られていた)。
開通に伴う工事の中で、特に難工事であった天王山トンネルの掘削・建設においては、NHKの番組「プロジェクトX」にも取り上げられた。
日本道路公団(JH)の民営化に伴い、現在は八日市IC以東がNEXCO中日本・以西がNEXCO西日本の管理となっている。
車線は、大半の区間が4車線(片側2車線)だが、栗東IC - 草津JCT間、京都南IC - 吹田JCT/IC間は後述する区間を除き6車線(片側3車線)に、草津JCT - 瀬田東JCT/ICは日本の高速道路の中では珍しい8車線(片側4車線)となっている。
また大山崎IC-高槻第二JCT(仮称)間(天王山トンネル、梶原第1、第2トンネル)は、片側2車線x2本ずつの計8車線となり、それぞれ右ルート・左ルートと言われている。
米原JCT周辺は雪害による遅延や北陸自動車道との合流により渋滞が酷かったが、2008年以降、迂回路として新名神高速道路・伊勢湾岸自動車道が開通したため、渋滞は減少方向にある。
しかし、その弊害で迂回路である東名阪自動車道の渋滞が深刻化したり、京滋バイパス、京都縦貫自動車道、中国自動車道の接続などで滋賀、京都、大阪地域で新たな渋滞問題が発生している。
このため、これらを解消すべく建設されている新名神高速道路の全線開通が待たれている。
また、西宮ICと阪神高速5号湾岸線を接続する「名神湾岸連絡線」も計画されている。リンク
ちなみに、路線名の「名神高速道路」とは名古屋市と神戸市の頭文字から取られている。また、高速自動車国道の中で「○○自動車道」ではなく「○○高速道路」と付くのは東名高速道路と新東名高速道路、名神高速道路と新名神高速道路だけである。
歴史
1964年9月 一宮IC~関ヶ原IC間・尼崎IC~西宮IC間が開通。
施設名一覧
廃止された施設
施設名 | キロ ポスト |
備考 |
---|---|---|
岩倉BS | 350.7 | 2007年2月1日廃止 |
上石津PA | 388.1 | 2001年12月20日廃止 西宮方面のみ トイレ無し |
番場PA | 405.8 | 1974年頃廃止 西宮方面のみ トイレ無し |
甲良PA 甲良BS |
421.3 | 2005年9月29日廃止 |
関連動画
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関連項目
外部リンク
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