剛拳とは、対戦格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズに登場するキャラである。
プロフィール
概要
リュウとケン・マスターズの師匠であり、豪鬼の実兄。かつては火引弾も弟子だったが、破門している。
キャラクター設定自体は初代ストリートファイターから存在していたが、公式のイラストやプロフィールは存在しなかった。上記のプロフィールはプレイアブルキャラクターとして初参戦した4の時の物。
背中に「無」の文字が書いてある胴着を着て首に数珠のようなものをかけている。コミカライズなどでは髪の色は黒だったが、隠しボスとして初登場したストリートファイターⅣでは白髪になっている。
以前の作品では豪鬼に殺された設定だったが、4においては実は長い間気絶していただけというCIAもビックリの狸寝入りを披露し参戦。その経緯から、幽霊と間違えられたりもしている。
リュウが殺意の波動に目覚めそうなのに感づいている様子で、もしもリュウが殺意の波動に目覚めてしまった場合、即座に殺すようにとケンに伝えている。
リュウやケンの使用する波動とは違い、自身は「すべてを無に返す」という『無の波動』を使用する。これは殺意の波動を封じるようなものである以外、具体的にどういうものかは不明である。
キャラクター性能
三方向に撃ち分けできて回転の速い波動拳と、ゲーム内屈指の対空性能を持つEX竜巻剛螺旋を使ったトリカゴ・1ゲージあれば何でも追撃可能なEX閃空剛掌波を組み込んだ高火力コンボが長所のキャラクター。
距離は短いものの前ステップが非常に速く(全キャラ中2位タイ)、百鬼襲も備えているため機動力は中々の物。コンボ・セットプレイには難しい物が少なく、後ろ投げ・EX閃空剛掌波・竜巻剛螺旋セビキャン等、UCを入れられる機会が多い(しかもいずれも簡単な部類)なのもポイント。
しかし通常技・必殺技共に、全体的にリーチが短い・発生が遅い・硬直が長いといった短所があり、特に通常技にその傾向が強い。発生3Fの技は近距離でしか出せない(しかも近距離と認識される範囲が非常に狭い)近中Kか、硬直が長く連続ガードさせるには連打キャンセルを使用しなければならないしゃがみ弱Pしか無く、しかもどちらも波動拳が繋がらない。
ゲージさえあれば飛ばせて落とす戦法や一発刺さった時の火力は高いが、逆に言うとゲージが無ければどちらも貧弱。通常技の弱さ・切り返せる技が無い・バックステップの駄目性能(私見だが、全キャラ中ワースト)から、特に近距離戦では無類の弱さを発揮する。立ち回りの波動拳への依存度も高いため、弾抜けの優秀なキャラクターにも弱い。
良くも悪くもプレイヤーの「読み」に依存して戦う性能のため、中級者以上向けのキャラクターと言える。
必殺技解説
- 剛波動拳
剛拳版の波動拳。発生が遅く、中攻撃以上からでないと繋がらない代わりに硬直が非常に短く、三方向に撃ち分けが可能。更に空中の相手に当たれば何でも追撃可能と、飛び道具としては作中屈指の性能を誇る。ただし威力は若干低い。溜めることが可能で、最大まで溜めると2段ヒットになるが、溜め時間が長いためまず使われない。タイミングをずらし、飛んで避ける相手に当てるのが主な使い方。
EX版は弱と中の波動でそれぞれ一発ずつ飛んで行く。避けにくいため最後の削りには便利だが、モーションが長いため撃ち合いにはあまり強くない。
相手に向かって突進する技。中と強には長くはないが無敵がある。
無敵の発生は遅いが、弾抜けには中々便利。当たれば大体一画面分程吹っ飛ばせるため、剛拳得意の遠距離戦に持ち込める。
EX版は2ヒットし、相手を高く浮かせるため追撃がほぼ何でも入る。これに必要な1ゲージさえあればUCすらもお手軽にコンボに組み込めるため、ワンチャンスの火力は非常に高い。剛拳の強さを支える根本となる技。
- 竜巻剛螺旋
剛拳版の竜巻旋風脚。突進技としては閃空剛掌破があるため、リュウやケンの物と違い真上に向かってすっ飛んでいく。威力こそ高いが、外した隙も非常にデカい。発生が遅く、無敵も無いため対空には使いにくく、しゃがんでる相手には当たらず、特定のキャラは立っていてもスカる状況があるという残念性能。コンボパーツ以外に使用用途はほぼ無い。
EX版ではうってかわって判定の拡大・初段ヒット時にロック・長い無敵時間・高い威力・アーマーブレイク・ガードされてもセビキャンすれば有利と、かなり強化される。対空技としてはゲーム内屈指の性能を誇り、剛波動拳とセットでの飛ばせて落とす戦法が非常に強い。ただし、ガード・スカの際の隙はさらに増え、並のUCよりも大きくなる。
- 金剛身
いわゆる当身技。弱・中・強でそれぞれ攻撃を取れる範囲が違い、それぞれ技の属性(上段や下段)ではなく攻撃の当たる部位によって成否が決まるため、ジャンプ攻撃でも当たり方によっては中でしか取れなかったり、しゃがみ攻撃でも弱当身で取れなかったりと、使いこなすには読みだけでなく、ある程度の知識が必要になる。当たった際のダメージは大きく、ゲージさえあればSCでの追撃も可能なため、期待値は高い。なお、投げやアーマーブレイクには無力である。
EX版では全身に当身判定が出るため、相手が攻撃を出してさえいれば確実に取れる。ノーマル版共々発生が1Fと非常に速いため、詐欺飛びにも強い。
豪鬼の物と大体同じだが、技によって多少の差異がある。
百鬼剛斬:下段技。豪鬼の物とほぼ同じ。セービングに弱く、ガード時に長い不利が付くため気軽に振れる技ではない。リバサで百鬼襲を出すと、これにのみアーマーブレイク属性が付与される。
百鬼剛刃:上段技。かつては中段技だったため剛斬と二択をかけられたが、今では見る影もない。それでも着地硬直が少ないため、起き攻め・詐欺飛び・表裏択など、使い道は非常に多い。なお、豪鬼の物よりちょっとだけダメージが高い。
百鬼剛壁:セービング同様、空中で一発だけアーマーが取れるようになる。このゲーム唯一の空中で防御(の様なもの)ができる技。相手の対空を受け止めて反撃というのが主な使い方。通常技対空を主とするキャラは面白いように釣れるが、セービングと同じく多段技・アーマーブレイクには無力なため注意。
百鬼剛砕:投げ技。豪鬼の物よりも投げ間合いが広く、タイミングはシビアだがしゃがみ状態の相手も投げられる。ついでにスタン値もちょっと高い。これを出そうとして剛斬が暴発するのは剛拳七不思議の一つである。
EX版では各派性に変化は無いが、百鬼襲の上昇時に長い無敵時間が付与され、相手をサーチして飛ぶようになる。
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